コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

今年も秘かな愉しみを

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深々と雪が降っていたかと思いきや
吹雪になって玄関の暖簾が激しくはためき
露天風呂から立ち昇る湯気は景色を閉ざす
さて、今夜は家に帰れるものやら
念のためパンと飲み物を買い揃え
宿で一晩過ごす準備は整った

今日は脳外科医さんの4年目の命日だ
亡くなられる1ヶ月前
病状が悪化したにも関わらず
「来ちゃいましたよ・・・」と暖簾をくぐられ
予約を見ると確かに奥様の名があった
頭が真っ白になるいきなりの出来事
声も出なかったことは今でも鮮明に覚えている
その夜、酒を酌み交わし言葉を選んで話した
余命のことを淡々と話されると思わず身体が震えた
そんな思い出の脳外科医さんとの最後の夜だった
今夜もし帰れなかったら
その時と同じワインと
彼の最後一杯となった山崎を飲もうと思っている

写真はロンドン留学中のYukoさんが撮られた一枚
新年を祝うセレモニーで
「London New Year's Eve Fireworks」
他にも何枚か賀状と一緒に頂いて
雪景色と一緒に眺めながら一杯といこうか
53歳の脳外科医さんと秘かな愉しみを
乾杯。






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 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/01/10(水) 17:02:46|
  2. その他
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今はじっと春の訪れを待つ

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国道57号線の二つ目の迂回路となる長陽大橋が昨年8月27日に開通しミルクロード・二重の峠は渋滞することはなくなった。しかし、トレーラーなど大型車両はこのルートを通るので自転車で行くには危険(路側帯が無い)であり、震災後この道を450回往復している経験上、阿蘇への自走だったら以前として県道23号や菊池渓谷経由が無難である。

大津方面から赤水に抜ける新たな国道57号線のトンネル工事は、年末年始は休みだったもののずっと夜間も行われているようだ。掘り出された土砂はダンプカーで山越えの工事用道路から一旦ミルクロードに出て森の教会の下の谷に運ばれている。
阿蘇平野を縦断する農免道路(通称8m道路)に沿う送電線は仮設のものから新しいものになった。また、道路の端に露出していた水道管も地中に埋設された。阿蘇西小学校前の震災を象徴するかのような断層はずっと工事をしている。その先の信号機がある交差点から内牧へ行く途中の激しく陥没した箇所は、なだらかになりバスも行けるようになった。このように震災を思い出すような光景は目にしなくなったが、阿蘇を訪れる人はまだまだ震災前にはほど遠い。








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狩尾峠、ラピュタ一帯は、道路が崩壊したため昨年の野焼きは中止となったが、今年は道路は以前として通れないものの従来通り行われる。日程は3月4日(日)午前9時からの予定。野焼きは草原が完全に乾燥しないと燃えないので阿蘇も来て6年になるが予定通り行われたことはない。よって予備日も設定されており、3月11日(日)・3月18日(日)・3月25日(日)となっており(阿蘇北外輪山一帯・大観峰周辺等含む)、わたしも狩尾2区で参加の予定だ。





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野焼きの後
真っ黒な山肌に咲くキスミレの黄色い絨毯には目を奪われる
焼かれたことにより病害虫が駆除され
灰のアルカリとリン酸成分により草原は美しく芽吹いてゆく
やがて青々と成長し風が吹くとまるで生き物のように波打つ
そして年に4,5回、牛の飼料として刈られ白いサイレージにパックされる
やがて枯れていくさまも美しい






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今年も天草を走る
(野焼きの初日と重なるが仮にあってもこっちを優先)
サイクリングシーズン到来を告げる天草下島一周
田植えの準備が始まる田舎の景色
牛深の浜に着くといりこを蒸す芳ばしい香り
ハイヤ大橋を渡り峠を越え羊角湾が見えたら
いよいよ天草灘沿いのサンセットラインだ
妙見浦の紺碧の海を期待しながら
ロザリオラインが終わるまで向かい風を突き進もう
賑やかに、楽しく、早春の風を感じながら走りたい







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 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/01/09(火) 12:34:29|
  2. ロードバイク
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鞍岳林道を越えて

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今年初めてのサイクリングに行ってきた。
コースは菊池から菊池人吉林道へ、四季の里から鞍岳林道を上ってミルクロードに出て、ラピュタ・かぶと岩展望所の前を通り、北山展望所の交差点から菊池渓谷経由で帰ってくる73km。上りは旭志の麓から四季の里までが3.7kmで平均勾配8.4%、四季の里からの鞍岳林道が6.7kmで平均勾配が7.7%、8%の坂が10キロ続く今のオフの時期にはタフなコースである。






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鞍岳頂上から牧場を通り抜け5.3kmでミルクロードに出る。以前はグラベル区間もあったが立派なセメント舗装に変わっていた。ミルクロードは正月もあってか車がいつもの10倍は走っており、立入禁止が解除されたかぶと岩展望所には車が溢れカフェは行列、お陰で楽しみにしていたジャージコーンスープとホットドッグのランチが補給食に変わった。

北山展望所からオートポリスの前を通り車の少ない林道で帰る予定だったが、温かい物を早く食べたくて菊池渓谷経由で帰った。ミルクロードでは快晴もあって寒さは感じ無かったが、気温零度で渓谷麓まで10キロ続く日陰の下りでは手の感覚がなくなった。

15時に自宅に着いたら即温泉、解凍するまで15分はかかった。風呂からあがると友子さんにステーキを焼いてもらって缶ビールをプシュ、食べ終わると炬燵の気持ち良さもあってかそのまま爆睡という最高の正月休みとなった。この時期には寒に打たれる嗜みも必要。温泉も、料理も、酒も睡眠も、確実に上質になる・・・と、いつもこの時期に走ると同じようなことを書いているような。







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 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/01/04(木) 17:33:16|
  2. ロードバイク
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恭賀新年 2018年

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あけましておめでとうございます
仕事は元旦、ブログは二日、自転車は三日より始動します
昨年は多くのみなさまに蘇山郷にお越しいただき感謝申し上げます
元旦より宿の宝である翡翠色の湯を責任をもって提供しております
今年もよろしくお願い申し上げます。






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北出恭子さんの「九州絶品温泉 ドコ行こ?」より
「蘇山郷の自家源泉は浴槽に程近い場所から自噴しています。(現在はポンプも補助)あえて露天を造ったり大きくしないのは、湯量と浴槽のバランスを考えて源泉かけ流し100%にこだわりたいから。湯量豊富で泉温も適温という条件も重なり、浴槽には惜しみなく源泉そのままの湯が注がれて新しいお湯で満たされ、ドバドバとあふれ出しています。






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陽光が差し込み、湯を照らして宝石のように鮮やかに輝き、光のスポットライトに浮かび上がる湯気もまた幻想的。
泉質は九州では少ない硫酸塩泉。美肌泉源で肌に保湿力を与え、ハリや弾力を回復してくれるアンチエイジングの湯です。余分な皮脂が取れてさっぱりサラサラになるので、ニキビ肌にも良し。鉄分や硫黄を含み、金気臭のするお湯の浴感はまろやかで、肌触りはさらっとしていながらも、手のひらで肌に触ると硫酸塩泉特有の張り付くベタベタ感が、湯上がりはとてもしっとりして温まります。」






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村上春樹さんの「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」より
「どのような旅にも、多かれ少なかれ、それぞれの中心テーマのようなものがある。
四国へ行ったときは死ぬつもりで毎日うどんを食べたし、新潟では真っ昼間からきりっとした彫りの深い清酒を存分に味わった。できるだけ数多くの羊を見ることを目的として北海道を旅行したし、アメリカ横断旅行では数え切れないくらいのパンケーキを食べた。トスカナとナパ・ヴァレーでは、人生観に変化が生じかねないほど大量のうまいワインを胃袋に送り込んだ。ドイツと中国ではどういうわけか動物園ばかりまわっていた。
今回のこのスコットランドとアイルランドの旅のテーマはウィスキーだった。スコットランドのアイラ島に行って、その名高いシングル・モルト・ウィスキーを心ゆくまで賞味し、それからアイルランドに行って、あちこちの町や村をまわりながらアイリッシュ・ウィスキーを楽しもうと。それはじつに素晴らしいアイデアだねと多くの人が褒めてくれた。」

温泉を中心テーマにお越しください。





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--- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/01/02(火) 16:32:08|
  2. 宿のこと
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泊まって楽しむ阿蘇サイクルツーリズム

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阿蘇サイクルツーリズムの普及促進を図る阿蘇市をはじめとする行政や民間が連携した「コギダス協議会」の主催のもと、NPO法人ASO田園空間博物館(道の駅阿蘇)の協賛により、サイクルツーリズム定着モデル事業の第一弾となる「阿蘇サイクルツーリズム2017 Vol.雲海と遭遇」を11月25日から1泊2日で行った。最初の事業ということもあり、自転車乗りの対応に慣れている蘇山郷をベースに、草千里や早朝の大観峰をサイクリングするツアーを、参加者と地元の自転車乗りと一緒に走って夜は交流会という貴重な体験をすることが出来た。






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数少ない阿蘇市在住の自転車乗りのみなさんも一緒に走ってもらい走る人の生の声を聞くという体験も今回の目的とした。







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今年になって自分で呼びかけたサイクリングが2回あったがそのようなグループで走る早朝ライドは初めてだった。






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ロードとマウンテンとフットバイク所有の宿の温泉を守るトーマ君も参加、彼は東京からの移住者で内牧にひとりで借家住まいをしている。宿には寮や近くにアパートも借りているので、通常の仕事以外にも自転車を愉しみながらの短時間のアルバイトなどスローライフを希望する人も歓迎だ。

阿蘇のいいところはその環境と生活費が安いこと、それに温泉好きには極上の阿蘇の恵みを堪能することができる。トーマ君は朝10時から7箇所の浴場の清掃をし浴槽に湯を溜め13時に終了、それから1時間、今日のお客を完璧に迎える準備が整った温泉を身体の芯から愉しんでいる。まさに現代の湯治であるかのようだ。








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地元の自転車乗りとの交流会となった阿蘇自転車探求懇親会
貴重な意見もたくさん聞くことが出来た






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カルキさんは極め付けの阿蘇人
ラファのライドやヘブンライドではボランティアをされた夏子さんとトライアスロンのあやかさんは共に移住者






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大観峰での早朝ライドでは残念ながら雲海は出なかったものの
サポートカーに用意された熱いコーヒーと
乗せてきたダウンジャケットで快適に過ごせた





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この背景には雲海の予定だったが・・・残念
しかし、早起きして走ったお陰で温泉が最高に気持ちよく
その後の朝食が美味しいこと
チエックアウトの11時まではまだたっぷりと時間があり
ゆっくり過ごされたようだった






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写真はすべてサイクルスポーツさんより

山村カメラマンさんは自転車撮影の仕事もされているので
魅力ある記録が残せた
取材された栗山さんにはサイスポ2月号に詳細に紹介してもらった
また、道の駅さんの手配でドローンを飛ばし動画も後日見れそうだ

実体験することによって得られた反省点は
今後の糧として第2弾に反映させたい
次回は3月下旬に野焼きの後の風景を楽しんでもらう予定
宿泊施設は阿蘇市のキャンプ場(バンガロー)でBBQ
予算は食事込(飲物別)で7000円くらいを想定している
詳細が決まったらここでも案内する

阿蘇を自転車で楽しむために
予算や目的に応じてホテルや旅館だけでなく
公的な宿泊施設や公民館・キャンプ場など
安心して宿泊できるように受け入れ体制を確認し
来年度は自転車乗りにおすすめの施設として
直接予約できる仕組みを整えたい








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これが今年最後のブログとなる
一年間、誤字脱字、意味不明の文章にお付き合い頂いて感謝している
来年も引き続き自転車に関連した内容を中心にアップしていきたい

このブログを開設したのが2007年12月
そして10年目となる今年の1月に100万アクセスに到達した
やはり一歩づつ前進する継続は力なり
来年も仕事頑張って
遊学の資金を稼ぎたい
漂えど、沈まず






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  1. 2017/12/29(金) 13:53:52|
  2. ロードバイク
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長崎の離島、青島へ

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親戚というより、ほとんど実家のように毎年通う長崎の小さな島、青島の民宿へ行ってきた。
両親を連れて行くのが当初の目的だったが、寒くて家を出たくないということで、一転してカルキさんと二人で封印していた釣り熱を押さえつつ前回のような鯛の大物か青物を狙いに行ってきた。

それと大切なミッションがあって、実は来年の夏に孫が出来ることになった。そこで青島に安産祈願の伊勢神宮の分宮である姫神社南市御前宮から御札を授かってくることにある。また、偶然にも数日前、全国放送で一枚の大きな観音像が映った写真から、どこにあるものなのかSNSに呼びかけて探し出すことが出来たという番組があっていた。それが青島の昭和9年に建立された「青島子安観音」という子供の成長と安全を願う観音像だった。しかし、高さ16mの大きな観音像は昭和60年の台風で倒壊し、現在は島民のみなさんなどの寄付により小さくはなったが島を見渡す同じところに建立されている。






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これが昭和9年に建立された子供の成長と船の安全を守る青島子安観音。
テレビの番組には民宿の女将さんや娘さん、フェリーの切符売りのおばちゃん、それに貢のお母さんなど知り合いがインタビューに出ていた。不思議だったのは撮影された場所、観音像から急斜面になっているので、このアングルだったら10m以上の櫓を組んで撮るしかないように思う。





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現在の青島子安観音、このような港の高台の山の斜面に建つ。







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そう言えば娘が高校受験の時には島の北側にある七郎神社で合格祈願した。今回は西側にある青島子安観音に安産祈願をし、南側にあるここ南市御前宮(南市神社)で安産の札を授かった。






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南市御前宮は無人で山のひっそりしたところにあり、島の女性が維持管理をされている。年に何度かここに集まって、作業が終わると海岸から採ってきた小さなニナ貝を食べる風習があると民宿の女将さんに聞いた。お宮の横の空いたところに案内してもらうと貝塚のようになっており、言い伝えでは元寇襲来の際、ここに隠れて簡単に取れるとニナ貝を食べて飢えを凌いでいたという。







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社殿には奉納された人形があり、それを持ち帰って安産祈願をし、無事生まれたあとに新しく人形を納める慣習と習い女将さんから人形を選んでもらった。






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さて、釣りのこと。
寒くて水温が下がり食い渋る中、カルキさんは筏竿に3号の通しで鯛やチヌを掛けていた。わたしは青物狙いの太仕掛けで粘ったが、当たりは数度あったものの一瞬で糸を切られ型の良いアジ一匹に終わった。

青島での舟釣りは、島の生活体験のために民泊する修学旅行生のためのアクテビティのひとつで、養魚場がある島に近い穏やかな湾で体験することができる。なので餌も撒き餌も要らず気軽に日帰りで釣りという遊びができる、という訳ではなく、あくまでも青島での宿泊を兼ねた漁業学習の一環であることが前提である。

この日は島民あげて湾の養魚池のブリを年末に向けての出荷と、島の収入源のために禁漁区となっている漁場で素潜り漁の人たちがアワビやサザエを採りに続々と船が出ていた。そのような慌ただしい中にも関わらず、多くの島のの皆さんとお会いすることができ夜の会食も大いに楽しむことができた。

それに民宿の女将さん(通称母ちゃん)から、帯祝いの時にアワビを食べさせると目が綺麗な子どもが生まれると教えてもらった。隣でお茶を飲んでいた70歳をとうに過ぎながら、昨年まで現役の素潜り漁をしていたおばちゃんも口を揃えてそう断言していた。ということで御礼参りに春には来なくてはならないわけで、春と言えば鯛の乗っ込みの時期と重なり釣りも大いに愉しめそうである。

追記:文藝春秋11月号を読み返していたら、日本現存最古の医学書「医心方」(国宝・東京国立博物館所蔵)について書かれていた記事があり、そのなかで 『海女による鮑の素潜り漁が行われている伊勢志摩地方では、「妊婦さんが鮑を食べると目の綺麗な子どもが生まれる」といい、妊婦に鮑を食べさせているそうです。』と青島で言われたことと同じことが書かれていた。他にも近視や白内障などの効能も紹介され、鮑の目に対する効能が呪いではなく語り継がれているまさに医食同源であるようだ。






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  1. 2017/12/22(金) 10:44:30|
  2. 旅行
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我らのエネルギーチャージ

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今朝、菊池渓谷を過ぎると雪が舞っていた
深葉の集落まで来ると積雪しており
野鳥の森を過ぎたら銀世界になって
今年初めての雪道を走った





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ミルクロードでは凍結剤を撒いてあり
車の通るところだけは雪が解けていた
宿に着くと池が凍り、軒先にはつららが下がっていた
玄関の気温は終日2度を越えることはなかったが
香港やシンガポールからの旅行者は
寒さを楽しんでいるかのようだった

ヘブンライド以降自転車には乗っていない
走るという運動は体に良いはずだが
こう寒いと多分寿命にはよくないだろうし
凍える苦痛の先にある快楽までは欲しくはない

今年、一緒にジロに行ったサルトさんは温暖な淡路島へ
浮世雲さんは沖縄へ
それぞれ週末を利用して遠征している
そんな変化球的な楽しみ方こそ我らのエネルギーチャージである



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わたしはというと明日から釣りに行ってくる
凍えないし面倒なこともない殿様のような釣りだ
馴染みの民宿に泊まって冬の海は幸は旨いだろうし
島の人達に会うのも楽しみだ
来季も素晴らしいシーズンにするために
あれこれとエネルギーチャージしなくては





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  1. 2017/12/17(日) 18:13:55|
  2. その他
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東京へ行ったこと

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同い歳の従兄の御見舞のため東京に行ってきた
重たい病気と聞いていたが
ほぼ完治で拍子抜けするほど健康体になって
彼の趣味の写真旅で十数回遠征したドイツの話で盛り上がった

夜は矢野顕子さんのコンサートに行ってきた
東京は実に3年振り
この時までは地下鉄と目的地に行くのが複雑で面倒だったが
グーグルマップとSUICAのお陰で迷うことなくサクサク行けた
支払いも交通機関のすべてで財布は必要なかった
当たり前のことだろうが
車移動のみの辺境の阿蘇に居ては
目から鱗の新鮮な体験だった

同じように外国人も券売機の前に並んでおらず
駅から出て地図見ながらウロウロする人もいなくて
東京に来てやっと今の時代を感じられた








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神保町の古書店を巡って開高本の検索、ジョン・レノンの老舗眼鏡店も難無くたどり着き、従兄のドイツ話に触手が動いて、ドイツビールが飲めるビアレストランに直行、アイスバインを肴に大ジョッキのエルディンガーヴァイスや、ケストリッツァー、陶器のジョッキで飲むビットブルガーなど堪能、訪ねたかった神保町を満喫した。






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青の洞窟という渋谷のイルミネーションは、人の多さと、聞こえてくる言葉からして、今年社員旅行で行った夜景見物の香港のようだった。NHKホールはミカ・バンドの復活ライブ以来10年振りだったが、狭く感じて紅白歌合戦があるところにはみえないと友子さんが話していた。コンサートはドイツ・ハンブルクで作られた矢野顕子さんオリジナルのスタインウェイのピアノの弾き語りのだったので、たった半日の喧騒、喩えれば都会から輪行ではアクセス困難なはるか遠くの阿蘇を訪ね、自己の内面との対話に迫る自転車乗りの気分で心地よかった。

翌日は開店の時間にH&M渋谷に行ったら、ちょうど本社からの視察だろうか外国人スタッフが店の日本人スタッフを連れて店内チェックの最中でレイアウトや照明の変更があっていた。当然すべて英語だし客も外国人が多いからスタッフの英語力はそれなり必須の採用条件だろうし、ファッション雑誌そのままの外国人スタッフの服装や髪型、それに感性も本場ならではだろう。それらに負けない個性やセンスがなければここでは仕事ができないだろうと、世界中に展開する企業の迫力を私を接客した両手タトゥーの幼顔の店員に感じた。







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  1. 2017/12/13(水) 06:53:51|
  2. その他
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サイクリングのトランスポーター

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菊池渓谷経由ミルクロードは、昨日までは通れたが、今朝は濡れた路面が間違いなく凍結しているはずなので二重の峠経由の通勤となった。積雪ならAWD&スタッドレスなので怖くないが、凍結している朝夕の峠越えは下りが怖くてそこまでリスクを負うのはほとんど冒険、しばらくは面白みのない国道57号の迂回路を通るしかないようだ。





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八重洲出版社から届いた「HIACE Fan」、キャンピングカーなど改装の専門店をされている滿木さんの紹介で取材があって、「一車種に限定したコアな本があるもんだな」と思っていた。当日、サイクリング用に改装されたハイエースを、見て、さわって、LEDの細長い照明を付けて、収納箱を空けて、座って、横になってみると、まさにサイクリングのベース基地となるトランスポーターにぴったりの存在に、おおいに感心した。





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当日は阿蘇神社までモデルとなるご家族とサイクリングに行った。
今までの経験の中で、子供さんと走るのは初めてのことだったが、それはそれで楽しくて、女性や子供用のレンタサイクルがあれば、より深く家族で阿蘇を楽しめそうだと思った。本来、ロードに乗っている人は、走ってみたいところには輪行や車載で自転車を持って来ることができるが、それができない女性子供さんのことを考えてみるのも面白いかもしれない。






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この時期、土橋塾のレーシングサーモジャケットは暖かく有難い。これのもっと防寒性を高めたのがプレミアムサーモジャケットだ。九州Heaven Rideのときは、わたしも、塾長も、潮崎君も、レーシングサーモだったが、ヨウスケ君はプレミアムサーモだったが走り始めてすぐに暑くなり、下は半袖のアンダーだけでも暑くて仕方ないと言っていた。まあ若くて耐寒性があるんだろうけど、わたしも持っているがまだ着ていないので一段と寒くなった日に試してみようと思う。







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--- 漂えど沈まず ---



  1. 2017/12/10(日) 10:59:43|
  2. ロードバイク
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2017九州Heaven Ride を走って

22231723_1548556128569623_7.jpg Photo by chanoko

12月3日は今年も1年の区切りにふさわしい素晴らしい特別な日になった。
冷たい雨に打たれながら、まるで獣道ような道を走ることもなく、自転車を降りて雪原や濃霧の中歩くこともなかったが、身体中に充満していた毒素はすべて吐き出すことができたようだ。

サイクルイベントの詳しい知識はないが、特別な練習をせず普通の人でも自転車遊びの極限に迫るような大会は日本には無いと思う。もちろん阿蘇くじゅう国立公園という恵まれた環境で走ることもだが、主催する茶のこ代表松崎猛さんやクロスロードバイシクル代表宮本利徳さんの運営における想像力と企画力、それに情熱は誰も真似できるものではないし盗まれるものでもない。








224294154_1548564035235499_.jpg Photo by chanoko

そのような希少な大会を今年も参加させてもらったことに心より御礼申し上げたい。いろんな所を走って、いろんな大会を経験したが、違いを追うお二人のトリップ感は遊びの濃縮率が高くて、すでにわたしたちの財産のようにさえ感じる。また、大会スタッフのみなさんには、気持ちがフリーズしそうなところを笑顔で向かえてもらい、新たなプレステージに酔い続け、日常と離れたスタートからゴールまでの9時間を堪能することができた。







224067864_1548568278568408_.jpg Photo by chanoko

最後に参加者のみなさんと、一緒に走った土橋塾みなさん、それに群馬グリフィンの狩野智也さんには、待ち受けるグラベルや、壁のような坂にも挫けることなくココロを動かされ、最高のパフォーマンスを発揮し、今年最後の締め括りに相応しい走りができた。しかし、みなさんとお会いしたしたとき、気の利いたことが話せないので無愛想に見えたかも知れないが、実は久し振りの再会と、いつもお世話になっているから感謝の気持ちで一杯だった。ここであらためて感謝申し上げたい。

牧野道を上って大観峰に向かう茜色に染まる草原の輝きは、明らかに時間と疲労の感覚が変わる圧倒的な美しさだった。
それを見た時、知らないうちに、「いい生き方している」と、どこからか声が聞こえてくるようだった。







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--- 漂えど沈まず ---



  1. 2017/12/04(月) 17:55:50|
  2. ロードバイク
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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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