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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

新郎の父

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3月3日は息子の結婚式だった。
新郎の親としての役目は想像以上で、細々した配慮を得意とする家内にすべて任せて当日を迎えた。家内は早朝より赤飯を炊き、近くに住む息子と嫁に届けたあと、我が家での赤飯の朝食、終わるすぐに食器洗う時間も無く家内と母は行き付けの美容院で着付けのため外出し、残ったわたしは高齢の父を着替えさせ、しばらく待機しながら両家代表挨拶のことをぼんやり考えた。






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迎えのタクシーの乗って会場に着くと、あとはスタッフさんの指示に従いタキシードへ着替え、親族紹介、集合写真を済ませたら挙式、あっという間に披露宴が始まると来席者への挨拶と忙しい。最後に両家代表挨拶でマイクに向かうと緊張のため50点の出来、その後の息子の挨拶は、友人たちにかなり飲まされたにもかかわらず流暢で、来席者を引きつけながら新郎としての挨拶の全体像を網羅した内容は横で聞いて立派なもの、悔しいが相当差をつけられてしまった。自転車に例えるなら、順調に走ってきたレースの最後の勝負どころで失速し、ゴールが見えたところで落車した・・・そんな感じだった。でも、何事もなく、目出度くお開きを迎え、笑顔のみなさんを送賓したあとは、家族一体となった達成感に包まれた。






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わたしから二人へのプレゼントは、娘の披露宴の時と同じく、自転車仲間で写真家のMasayaさん撮影のスナップ写真だ。会場での動きがある薄暗い中での被写体や、踏み込んだり、呼び掛けしないと撮れない披露宴での撮影は、どんなにいいカメラでも素人が撮ると薄っぺらい平凡な写真になってしまう。ビデオは1回見ればいいのでいらないし、写真はいつまでも記憶に残るもの、だから信頼できるプロに撮ってもらうべきである。







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会場は熊本市内の郊外にある緑に包まれたレンガ作りの「マリーゴールド」という披露宴会場だった。もともとレストランだったため料理が良いということで二人で試食をしてここに決めたらしい。確かに美味しくて参列者にも評価が高かったようだ。それと乳児がいる娘にはサッと食べれるよう一口サイズにしてくれたり、高齢の両親にも小さく切って出してくれたりと気遣いが素晴らしかった。送賓が終わると私たち親族にこのように恐縮するくらい多くの接客された方が並んで祝福していただいた。そして二人が最後に会場を車で後にする際には、道路に一列に並び、見えなくなるまで見送ってくれたという。そこが披露宴というサービス業の中で一番大切なところであろう。






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ちょうどこの日は天草下島一周サイクルマラソンの開催日でもあった。自転車をはじめてから、ほとんど参加しているが、この日ばかりはこのような形での参加となった。フジバンビさんが、芦北エイドで人気商品の黒糖ドーナツ棒を提供され、そのポスターに昨年家内が撮った一枚が採用された。先頭の土橋塾ジャージがわたしで、後ろが高巣さんと土橋塾の岩本君だ。






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写真を見立てた吹き出しがおもしろい。






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菊池に帰るとわたしたちは友人夫妻と家内の友人の5人でコントルノ食堂を早めに開けてもらいで二次会をした。
ご主人からお祝いのスパークリングワインを頂戴し、美味しい料理をつまみ、披露宴を振り返りながら大いに盛り上がった。







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一寸先は光
頑張っても実現できないこともある
でも、頑張らないと何も始まらない
一歩踏み出す勇気が、君たちの未来を広げる
今日の感動を忘れずに二人で歩んでください






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 --- 漂えど沈まず ---


  1. 2019/03/05(火) 15:41:29|
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雪解けまでは一番摘み海苔を楽しもう

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今年も佐賀のマの字さんから有明海漁業協同組合の一番摘み佐賀海苔を頂いた。
艶のある黒紫色、火で焙るとサッと緑色に変わる極上品は、磯の風味と甘みを含んだ独特の旨味と、のど越しの良さが特徴だ。それは日本一干満差の有明海ならではの自然の恵みと、塩分濃度や水温などの情報が有明水産振興センターから日々提供されるネットワークが佐賀海苔の美味しさの秘訣でもある。マの字さんは海苔関連の仕事をされており、一番摘み海苔出荷時の現在は昼夜逆転の忙しさと言われていた。自然の恵みと情報の共有、それと佐賀海苔に携わる人の手によって特別の美味しさを堪能することが出来る。






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前回紹介したパオロ・コニェッティの「帰れない山」は、舞台が北イタリアのドロミテ山塊やモンテローザ山麓というジロ旅における親近感が購入の理由でもあったが、読み終わった今はアルプスの情景もさることながら、二人の少年の生涯に渡る山を介した熱い友情の物語は自分にとっての名作となった。
あとがきに著者は、「荒野へ」の著者ジョン・クラカワーを知り、ミラノからイタリア北西部のフランスやスイスの国境のアルプス山中に山小屋でひとり暮らしを始めて「帰れない山」を執筆する一歩を踏み出したという。たまたまこの本は以前入手したもので、ひとりの若者が単身で荒野へ踏み出し、4ヶ月後捨てられたバスの中で餓死死体として発見された実話を、山岳家の著者は、その無謀とも思える精神を同じ山に魅せられたものとして「帰れない山」の山に籠もる独りの男に描いたもののように思えた。





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今朝の通勤は菊池渓谷からうっすら雪化粧となりその先の中央駐車場からは数センチの積雪となっていた。しかし、AWDとスタッドレスなので下りや凍結以外は大丈夫と奥へ進んだ。





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深場の集落で前を行くトラックが停まった。
距離をあけて自分も停まったところ、トラックが再び動き出そうとするも凍った雪道にスリップして車体を制御出来ず滑ってこっちに迫ってきた。慌ててバックしていたらトラックは右車線を滑って橋の欄干に当たる寸前で何とか停まった。運転手が動けないと車から降りてきた。左が空いていたので脇を通り抜けようと進むと、





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トレーラーがスタックして道を塞いでいた。ここで諦めUターン、下りの雪道ではATからマニュアルモードに切り替え、パドルシフトで2速のまま雪が無くなるまで慎重に下った。途中動けない車が立ち往生していたが脇を通れて何とか雪山から脱出することが出来た。どんなに雪道を走る装備をしていても道を塞がれたらどうしようもない。この道は凍結防止剤を巻くとかしない道なので、厳冬期はほとんど車が通らないものだが今までの暖冬だったからであろう。

1時間の出来事だったが、この季節ならでのちょっとした冒険は、緊張しながらもあとでは心地よかった。これで菊池渓谷経由のミルクロードのルートは、日陰の雪が朝夕は凍るためしばらくは通れず、二重の峠のルートになり通勤時間が15分ほど長くなるが、無駄な抵抗をせず諦めて気長に雪解けを待とう。






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  1. 2019/01/26(土) 16:14:09|
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永遠の時を獲得する

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楽曲も、アルバムも
デヴィッド・ボウイそのものといえる傑作、
「”Heroes”」。
アルバムが発売されたのは1977年。
当時19歳だった私は北九州の友人の学生アパートで、
ジャケットに見入りながらレコードに針を落とした。

その頃は成田闘争の真っ只中で
同じアパートに住む活動家が、
毎日郵便受けにガリ版刷りの勧誘ビラを入れていた。
音が漏れないよう、そのビラで窓の隙間を押さえ、
フルボリュームで何度も聴いていた。






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アルバムジャケットの写真は、40年以上ボウイの写真を取り続けた福岡県直方出身の写真家、鋤田正義さんだった。「英語を聞くのは何とかだったが、しゃべることができず、ボウイとのコミニュケーションは写真を通してだった」と日経のコラムに書かれていた。

写真家 ロバート・キャパの「ちょっとピンぼけ」の訳者川添浩史さんのはあとがきにこう書かれている。
「ハンガリーのブタペスト生まれのロバート・キャパは、17歳のとき独裁者ホルティのユダヤ人追放によりベルリンへ逃れた。しかし、その後、ヒトラーのユダヤ人追放によってベルリンからフランスに命からがら逃れ出た。母国とその言葉をもたないユダヤ人のキャパは、世界の言葉として写真芸術に自らの生きる途を発見したのだろう」






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ボウイからマスター(巨匠)と呼ばれた男、
写真家鋤田正義さんに迫る初の
ドキュメンタリーが近々公開される。


「Behind the Mask 」が流れるPRビデオには、
世界的なアーティストがフラッシュバックし、
偉業を賛美する言葉が続く。

御年80歳の巨匠は
世界の言葉、
コミニュケーションとしての写真について
こう語る。

「ボウイとの関係がうまくいったのも、
英語が話せなかったからじゃないかと思う。
しゃべらなくても、写真が代わりに語ってくれる。
目の前に居る相手を尊重して、
瞬間を記録していく。そうやって撮影を続けてきた。」

「残り少ない時の中で
あとどのくらい『永遠の時』を獲得できるか・・・
高校時代、母にカメラを買って貰ってから
今も変わらない僕の思いです。」

伝説のバーマンの物語「シューマンズバーブック」
熊本での上映はなくて残念だが
こちらは6月に上映予定なので楽しみ
Denkikan、ありがとう。






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  1. 2018/04/19(木) 12:18:45|
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「波野が原の奇景」って何?

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2週間前、ミルクロード沿いの牧野で山火事があって、といっても木のない草原なので野焼きみたいなものだが、南風に煽られて内牧温泉から炎が見えるくらい勢いよく燃えていた。消防車や消防団の緊急車両が山に向かい、後からはヘリコプターも上空から水をまいていた。菊池の北側にある竜門ダムでヘリが湖から水を汲む消化活動の訓練をしているが、おそらくこの時もダムから水を汲んで来たのだろう。

3月の初めに阿蘇一帯で野焼きあった。
それから日数が経った今、黒光りした草原は薄い水墨画のようになって、キスレミ、ハルリンドウの群生が一斉に開花し、山野草好きの目を楽しませている。ところが山火事があったここだけはまだ黒光りし、焼け残った草原とその先の遠見ヶ鼻、徳富蘇峰によって命名された大観峰という阿蘇らしい景色になっていた。







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晩年の与謝野寛・晶子夫妻が創刊していた雑誌「冬柏」を見ていたら、昭和7年(1932)に夫妻が大分から阿蘇に豊肥線で来られた際にこのように書かれたものがあった。『霧が多く小雨が降っていたので久住山も波野が原の奇景も見られないのが遺憾でした。』 この「波野が原の奇景」とは何だろう。ご存知の方がいらしたら教えていただきたい。







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フランドーラ・ガニョーレ
ラガードー
バルニバービ
マロウアーダ
ブリストル
ディデュモス
リリパット
ラグナグ
ザモスキ
フウイヌム
リンダリーノ
ガッサンディ・・・・

などなど
とある峠(奇景)に個人的に名前を付けたいんだが
この本に登場するのはもうなさそう


なので正統に
キムロスパス、いや
キムロスベルグ
かな・・・




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  1. 2018/04/09(月) 18:26:15|
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今年も秘かな愉しみを

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深々と雪が降っていたかと思いきや
吹雪になって玄関の暖簾が激しくはためき
露天風呂から立ち昇る湯気は景色を閉ざす
さて、今夜は家に帰れるものやら
念のためパンと飲み物を買い揃え
宿で一晩過ごす準備は整った

今日は脳外科医さんの4年目の命日だ
亡くなられる1ヶ月前
病状が悪化したにも関わらず
「来ちゃいましたよ・・・」と暖簾をくぐられ
予約を見ると確かに奥様の名があった
頭が真っ白になるいきなりの出来事
声も出なかったことは今でも鮮明に覚えている
その夜、酒を酌み交わし言葉を選んで話した
余命のことを淡々と話されると思わず身体が震えた
そんな思い出の脳外科医さんとの最後の夜だった
今夜もし帰れなかったら
その時と同じワインと
彼の最後一杯となった山崎を飲もうと思っている

写真はロンドン留学中のYukoさんが撮られた一枚
新年を祝うセレモニーで
「London New Year's Eve Fireworks」
他にも何枚か賀状と一緒に頂いて
雪景色と一緒に眺めながら一杯といこうか
53歳の脳外科医さんと秘かな愉しみを
乾杯。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/01/10(水) 17:02:46|
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プロフィール

Author:コルナゴ部長
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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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