コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

常識という「壁」

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見事な庭をさわらせてもらっています。
蘇山郷の杉の間と日本庭園はいつも見てるのにため息がでるほど素晴しいです。




















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90年前、内牧城にあった大杉一本で造られた杉の間のことを女将さんから聞きしました。
以前、東京の大手企業の方が、自社のパンフレット用に杉の間を撮影させて欲しいと連絡があり3名お見えになったそうです。2泊され撮影が終わり、お礼として撮影料を払いたいと云われましたがご利用頂いた上にそのようなものは不要であるとお断りしたところ、無理に封筒置いていかれ、中には30万円が入っていたそうです。























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このような窓ガラスですが一度も割れていないそうです。
台風でサッシ窓が何十枚割れたときでも無事でした。
明治時代の波打ちガラスが強いということもありますが、適度の遊びというか風に負けないではなく、風を受け容れる武道のような大工さんの技術にも強さの秘密がありそうです。

そんな話しを訊くと無性に誰かに教えたくなり、お客さんを掴まえては講釈をたれています。






















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この宿の常識は別世界のようにも見えます。





















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近くの宝泉橋の横にある、中華料理の「あおい」さん、
宿のスタッフおすすめは太平蒸
あっさりして美味しく、一見ぶっきらぼうなご主人も話してみると内牧温泉の復活を願ういい方でした。





















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蘇山郷もそうですが、外見にひるんではいけない。
開高先生のウンチクは忘れましたが何事も中身が大事なのです。
見かけで判断しては損しますぞ。




















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節穴・・・・・






















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杉の間の引戸
何と杉の一枚板でできています。
よって節穴もあって当然、それが美であり本物の証明です。
しかし、奥まった目立たないところにあるためこれを移設することを提案しました。

ですが先代が守ってきたものを「壊す」ことでもあり無理は云えません。
「変わらなければ替えられる」を合言葉に宿の常識を改めていますがそんな壁もあります。





















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守るべきと変えるべき、光を当てるべきと隠すべき、
ちっぽけな自分の経験を今試しているところです。






















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今年、就職し新入社員研修中の長男が久し振りに帰って来て一緒に飲みました。
見かけによらず英会話を勉強をしなかったことをしきりに後悔していました。

文藝春秋、楽天の三木谷さん
楽天の社内の公用語を英語にするプロジェクトについて、単にコミュニケーション能力を高める以上の目的があったそうです。

「わたしが楽天市場を立ち上げたのは1997年でした。当時は誰もが「インターネットでモノは売れない。日本では普及するはずがない」と言ったものです。しかし結果としてわたしたちは、非常に大きな成功を収めました。

その理由は、わたしたちが時代の先を読んでいたこと、未来への視野を阻む「壁」の向こうを見通すことができたことだったと思っています。多くの人は常識という「壁」に囚われ、その外側を見ることができなかったのです。

ところが、こうした「壁」は、往々にして日本国内に固有のものです。だから海外に出ることで、その「壁」の外に出ることが可能になり、「壁」の向こうを見ることができるようになるのです。

国際化することで世界の動きが目に見えるようになる。世界中の人々とコミュニケーションできれば、未来を多様な角度から見ることができるのです。

携帯電話に顕著なように、日本の製造業は韓国に遅れをとっています。それは日本国内の「壁」に囚われて、未来を見通せなかったためです。わたしたちはそんな風に取り残されたくはありません。時代を先取りするのです。

新しいものをつくり続けたい。世の中に新しい価値を提供したい。既得権益を変えていきたい。そしてそれによって、この二十年間にわたって日本を覆っている漠然とした閉塞感を打破したい。これがわたしたちの基本的な想いなのです。」






















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野焼きのあと焦土と化した阿蘇の大地に、やがてフキノトウがびっしり芽生え、ツクシがちょこんと生えてきます。
毎度のことながら自然の力を感じる季節です。
今日の女将の一献はそんな気持ちのようでした。


さて、フキノトウは食べ物以外にもこのように活花にも合います。
そして、熱い湯を掛けたほんのり香ばしいフキノトウの湯も趣があってよいものです。

穏やかになりますよ。
この凄まじい両極端が阿蘇なのです。
壁を乗り越えられるか、蘇山郷!








日々是好日

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  1. 2012/03/23(金) 15:36:24|
  2. 宿のこと
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

浮世雲さま

いつもありがとうございます。

自分の目には、少しづつ、少しづつ、
美しくなってゆく庭に見えます。

純日本庭園ですから木々にはおいそれと触ることはできません。
息子が英会話に悔しんだように、昨年の一年庭師に修行にでも行けばよかったと後悔しています。
ただ一年程度では剪定できるような木ではありませんがね。

名木と向き合っていると時間を忘れます。
チラチラ眺めながらまずは一人占めの草取りです。
  1. 2012/03/24(土) 15:59:03 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

アインシュタインの宿

常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことを言う
-   アルベルト・アインシュタイン
『アインシュタイン150の言葉』より
宿の話を読ませていただくたびに
何故か アインシュタインの名言が出てきます

アインシュタインが定宿にしていそうですね

もう一つ

遺伝子の宿かなと

野焼きの後の 春の芽吹き

女将の遺伝子に残ってるんでしょうね
無で 生ける
憧れです
何故か懐かしい
遺伝子が喜ぶ宿ですよ

ワクワクしてきました

  1. 2012/03/24(土) 00:10:38 |
  2. URL |
  3. 浮世雲 #-
  4. [ 編集 ]

サルトさん

ありがとうございます。
この宿は前職のすべてにおいて10/1です。
しかし、魅力は数倍、人の手のぬくもりのある宿です。
先のことはわかりませんがレールは敷かれていたようにも感じます。
また会える日を楽しみに庭仕事に励みます。
  1. 2012/03/23(金) 19:40:59 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

NoTitle

経験は大切な財産です。でもたまには経験の壁を取り払い、そして同じ土俵で壁を愛でる。すると壁が壁でなくなったり越えなくともぐるっと回る道が見えたりするものです。
杉の間の空気を吸うのを楽しみにしております。それと女将の生け花も。
  1. 2012/03/23(金) 17:20:54 |
  2. URL |
  3. サルト #YCdeWPgQ
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