コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

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阿蘇は雪、いまきん食堂の秘密

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小雨混じりの日曜日、家内の買い物のついでにいつも走る阿蘇のコースを車で逆廻りしてきた
南阿蘇からの山越えは阿蘇登山道の吉田線(111号)で上り、火の山トンネルを過ぎると一段と寒くなり道路の端には雪が残っていた。遊覧へリコプター乗り場付近まで来るとあたり一面銀世界となり、火口は雲に覆われたように白い噴煙に包まれていた。
ちょっと暖かくなると「もしや」と阿蘇山の方角に目がいくが、まだまだ自転車で来るには程遠く助手席の家内も自然の厳しさと距離感にあきれていた。

大津から西原村へ行き、まずは「アメリカン農場」で野菜の購入。
この先にある「俵山交流館萌の里」は地元の野菜を販売するいつも大賑わいの道の駅だが、アメリカン農場は田崎市場のB級品、いわゆる規格外の野菜だと聞いたことがある。確かに安くて客は多いが萌の里とは客層が違うような気がする。店も新しくて明るい萌の里に対し、古めかしく巨大な工場跡のようで空調もない。高い天井と広々と開けっ放しのサッシの出入り口からして青空市場と変わりない。
ここではみんなアメリカのマーケットのように大量に買うため、レジの後ろには無造作にダンボールが置いてありそれに入れて持ち帰る人が多い。隣には丸勢鮮魚店がありこの付近では珍しく魚が買えるのも人気のひとつだ。

俵山はトンネルで通過し、久木野のパン屋「グランツムート」で家内が好きなスモークベーコンのパンを目指すが残り1個だけ、この前来たときは売り切れだったので買えただけでもと思うが休日は午前中に来るべきだ。




















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寒風吹き荒れる草千里の前、

道路に凍結はないが最高気温は2度、

早々に車に戻る。




















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草千里展望所より中岳方面




















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草千里で遊ぶ子供達の歓声もここには聞こえず轟々と風の音だけ、
強風に耐えるような格好じゃなく長居は無用、
パノラマラインを下り内牧温泉に行く。




















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「いまきん食堂」
営業中の札に「ホッ」とし、店に入ると5組待ちとのこと。
たかが昼飯食べるのにどんなに人気店でも「並ぶ」ということは絶対しないがここでは禁を破る。
前回、張り倒させるように旨かった『あか牛丼』、今日は双璧の看板メニュ『チャンポン』を何が何でも喰う。
待つのは隣の雑貨屋、のれんをくぐると居心地のいい店内で、席が空くと店から順番に呼びにきてくれる穏やかなシステムだ。

10分くらいで呼ばれて雑貨屋の係りも「お待たせしました」と非常に愛想もよい。
店内はカウンターに数名、テーブル席が二つ、小間上がり4箇所、それに前回の記憶で2階には炬燵が5箇所。
営業は11時30分から14時30分、定休日は水曜。
創業明治43年、看板を継ぐ店主は若く、スタッフもみな若い。とても活気のある礼儀正しい老舗食堂だ。




















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客の注文は、あか牛丼7割、残りがあか牛定食とチャンポン、あか牛味噌にぎりめしもよく出ていた。
古いレーコードプレイヤーからバチバチ、ブツブツと雑音に混じり鶴田浩二が流れていた。
とても食事の際のBGMではないが、しばらくするとこれも「いまきん食堂」だと思えてきた。
忙しく料理を運ぶ若い店員さんは愛嬌もすごく良く、ちょっと田舎の感じが可愛い。




















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来たぞ! いまきん食堂のチャンポン!

第一印象、デカイ!
それに普通の3倍はあろうか巨大なレンゲが立っている、というかチャンポンに突き刺さっていた。
スープの表面には油が浮いているがあっさりとしており絶妙の味はひと口ふた口と止まらない。



















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そうこうしているとあか牛丼が運ばれる。
丼の蓋を空けると、ミディアムレアのあか牛のミニステーキに家内もびっくり!
まずはワサビをつけて肉を一切れ、ご飯にのせて一切れ、温泉玉子くずしてハフッとかきこむ。
肉汁、ワサビ、温玉が渾然一体となって口の中全体に旨汁が溢れ、あか牛の歯ごたえのある食感に思わず感嘆のウメキとなる。そのあと「ウムッ」と歯ごたえの異変はご飯に混ぜられたシャキシャキの大根、それに肉味噌も所々に隠されて脳天直撃の波状攻撃に完全にやられてしまった。

一息入れてチャンポンをすすり、家内と交代にあか牛丼と食べ廻す。単品の連続味よりこの組み合わせが妙に気に入った。二人だったらおすすめは、ちゃんぽん二つにあか牛丼がひとつ、これで決まりだ。

チャンポンは食べても食べても具材とスープでやっとのことで麺が出てくるボリュームだ。
しかし、あっさりとしつこくなく久し振りにスープまで完食した。
ここを後にする客はみな笑顔だ。それに聞こえてくる声からしてリピーターが多い。若い人から熟年まで客層は広く阿蘇に来たらここを目当てに時間を組んでいるようだ。




ちょっと寂れた温泉街のなか、
光り輝く創業102年目を迎える昔ながらの大衆食堂は、
阿蘇の若者達に正しく受け継がれていた。

さて、次はホルモン煮込み定食にするか、冬季限定だご汁定食か・・・・






日々是好日



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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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