コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

高尚な芳香が鼻孔を撫でる

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先日、木村屋酒店さんにて仕入れた酒がとても旨かったので紹介しようと思うも言葉が見つからず頭の隅においていたところ、日経「食あれば楽あり」にて発酵学者・文筆家の小泉武夫さんの「さとこの吟醸酒」の文章がまさしくぴったり表現でしたので引用させて頂きます。

小泉さんが心を奪われた「さとこの吟醸酒」とは、青山学院大学理工学部出身28歳の長谷川聡子さんが大学卒業後すぐに南部杜氏の下で修行し、母の実家である和歌山の酒造蔵で造られた酒です。

では、その一節、

「手に入れたその酒を、大きめの盃に注ぎ、まず匂いを嗅ぐと、とても高尚な感じの芳香がやさしく鼻孔を撫でる。メロンやリンゴ、ラ・フランスのような爽やかな果物風の匂いで、「吟醸香」と呼ばれる幻の芳香だ。そして、その酒を口の中に入れ、コロコロと転がすようにして味わってみると、酒は舌の上や頬の内側に優雅に広がり、そこから丸い感じの上品な甘味と微かな酸味、アルコールの滑らかな辛みなどが湧き出てくるのであった。

その怪しいほどの妙酒をコピリンコと飲み込むと、酒は喉をスーッと降りて行って胃の周辺に達し、その辺りがしんわりと温まってくるが、その時ややっと驚いた。何と口の中にあった酒の味が一瞬のうちに消えているのだ。つまり、誠にもって見事な「切れ味」を持った酒なのである。

こういった切れ味の鋭い酒は、次の一盃もその次の一盃も美味しくいただけるもので、幻の酒と言われる所以なのである。

よしよし、この酒にはひっとしたらカマンベールチーズが合うぞと思い、冷蔵庫の中にあったものを出してきて、それを小さなさいころ状に角切りした。
そして、、そのチーズの一個を爪楊枝でとり、口に入れて食べると、口の中はねっとり、まっとりとした重厚なうま味と微かな苦味が広がる。そこに「さとこ」が醸した吟醸酒を静かに含み込むと、カマンベールチーズのクリーミーなコクに切れ味のよい酒の甘辛酸味が重なり、絶妙の美味を鑑賞することができた。

こうなると、もうどうにも止まりませぬ。気がつけば四号瓶の「さとこ」はもう残り少なく、カマンベールチーズは跡形も無くなっていた。」
















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私はこの記事を読む前、「桜花」と「ゴルゴンゾーラピカンテ」で心奪われました。

取り合わせは違えども、

見事な「切れ味」に、

酔いました。


明日は前の会社の時に、阿蘇に案内した方がもう一度と、有難いリクエストに阿蘇に行きます。
6名でお越しになり、ミルクロード、かぶと岩、マピュタ辺りを走ろうかと思っています。天気も良さそうだし、いい景色を見せて、頂上を制した達成感を味わってもらい、その宵はそれぞれ一人で四号瓶を空けてもらおうと考えます。

乾杯!

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  1. 2011/04/16(土) 19:36:03|
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