コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

菊池無双誕生。

20101183
南北朝時代、後醍醐天皇の皇子である懐良(かねなが)親王を征西将軍として足利幕府と戦い、遂に
九州を統一した菊池氏第十五代菊池武光公の騎馬像、軍配は征西府の拠点の大宰府を指している。

押せる。押せるはずだ。征西府を畏れるな。

背後で地鳴りがした。

「お館様、ここは落ちのびてくだされい。顕景がお供します」

馬のむきを変えられていた。なにが起きたのか、頼尚にはよくわからなかった。ただ、見方は総崩
れになっている。

「馬鹿な」

悪夢でも見るように、頼尚は戦場に躍りこんできた旗を見ていた。並び鷹の羽。菊池武光だった。

そんなことがあるのか。あっていいのか。
















20101182
「怯むでないぞ」
武光の声が、全軍に響き渡った。

「菊池の力を見せてやれ。武時公以来の無念を晴らすのは、いまをおいてない。城武顕。行けっ」
先鋒の騎馬槍隊から、土埃とともに鯨波(とき)があがった。槍の穂先を揃えた騎馬槍隊が、魚鱗
の中央の旗にむかって突撃していく。

「騎馬一番二番、右翼。徒は、城武顕に続け。恵良惟澄、左翼より迂回」
武光の下知は、その場の戦況を見て下すものだった。判断の速さに、いつも唖然とさせられるほど
だ。阿蘇外輪山の原野で、鍛えに鍛え抜いた精兵である。下知を受けた時の動きは素晴しかった。

「雑兵には眼をくれるな。狙うは大将の首のみ。征西府と、菊池の命運を賭け戦ぞ。生きて帰ろう
と思うな。」

武光は太刀を抜き放った。

「御所様、参りますぞ」

ひときわ高く、武光の叫び声があがった、二百五十の騎馬が、一斉に走りはじめた。先頭に赤星武豊
以下十数騎。それに忽那重明の十数騎。次にはもう、懐良と武光と頼治が並んで続いていた。

                                      北方謙三著 武王の門より














20101181
「菊池無双Tシャツ」できました。
背中と胸に描かれた家紋こそ菊池一族が使っていた「並び鷹の羽」

菊池夢美術館にて好評販売中 2000円
スポンサーサイト
  1. 2010/01/18(月) 18:52:26|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<春のおもしろ自慢☆鎧兜・女官の着付け体験♪ | ホーム | 正八の原木椎茸のこだわり>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/tb.php/402-0bc26f5c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Author:コルナゴ部長
コルナゴ部長のブログへようこそ!


自己紹介
阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

最近の記事

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数: