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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

出雲から菊池へ親子の自転車旅 其の2

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日本茶鑑定士 木屋康彦さんの星野村「茶房 星水庵」に自転車旅を終えた大久保さん親子を案内して八女茶のフルコースを愉しんできた。水出し煎茶はリーデルのワイングラスを使った新たな飲み物として、八女伝統本玉露は濃縮した旨味をすすり茶で、香貴の陶器に包まれた焙じ茶は和らぐ癒しの一杯として、そのような様々な飲み方でお茶の真髄にふれてきた。





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菊池温泉の旅館をチェックアウトして桜が見頃の菊池神社を初めて訪ねた大久保さん親子は、菊池に来たら必ず足を運ばれる正観寺の菊池武光公の墓前で手を合わせたあと我が家に来られた。この日は友子さんも一緒に大久保さんの2つ目のリクエストである八女市星野村の木屋芳友園さんの「茶房星水庵」に八女茶の体験に行ってきた。




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茶房星水庵は販売と試飲と、こんな居心地のいい喫茶コーナーもあって八女茶のすべてを楽しむことができる。事前にネット予約すれば私たちが体験したプランも体験出来るので本来のお茶の魅力を知るためにもおすすめしたい。急須で入れたお茶を飲む家庭は減り、ペットボトルのお茶が一般的となった現在、コールドブリュー、「水出し」と呼ばれる抽出方法は簡単にペットボトルのお茶より安くて美味しく飲むことができる。リーデルのワイングラスで飲む煎茶もまったく同じ方法で抽出されており、水と茶葉を専用のフィルターインボトル(2000円くらい)に入れると翌朝には美味しいお茶になっている。(木屋芳友園HPより 750mlのボトルに20gの茶葉)また、お湯で抽出したお茶は菌が繁殖しやすい温度帯を通るので痛みやすいが、水の場合容器さえ清潔ならそのリスクは減り日常的に持ち歩ける飲み物になる。





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では八女茶の真髄を始めよう




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玉手箱を開けたような木屋さんのお茶の話に引き込まれる。





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水出しの煎茶は、木屋さんの祖父の名を冠した茶葉「茶ノ匠 芳友」と星野の水によりフィルターインボトルで抽出、リーデルのリースリングタイプの中でも一番薄いグラスに注がれる。木屋さんは口当たり重視されて、ほかのタイプのグラスも磁気や陶器も器の口縁が薄いタイプを選ばれている。




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気品ある爽やかなお茶の旨味はこれぞ日本、
会話もはずむ食事しながらの飲み物に最適。





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農水省の「地理的表示保護制度」に登録された八女伝統本玉露、熟成1年の星野しずく





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この数滴に濃縮された香りと味の圧倒的な存在感、
まさに奇跡のような玉露の一滴を
飲み口を極限まで薄くした磁器で戴く




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ニ煎目にはマイルドな美味しさになり
五煎目まで味わえ
最後は茶葉を糸島の塩を掛けて食べる
おひたしみたいでとても美味しく
何も残さない日本の文化である。
ノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんが提唱するまさに「MOTTINAI」。





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ここでお茶菓子、前日に特別なお茶会があり、その際に木屋さんのイメージを菓子職人に伝えてできた美しすぎる逸品。翌日に私たちが来るので、その分まで揃えていただいたと感謝するしかない。こだわりは菓子を乗せる漆塗りの銘々皿にもあり、逆さ富士ならぬ菓子が映るように出来ている。時代の流れで需要が減った友人の仏壇屋に特注で作ってもらい、もう少し大きなサイズは寿司を乗せるゲタにも使えるよう提案したと言われた。





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それぞれに色も異なるこの菓子に
大久保さんも絶句するのみ





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「メニュにはありませんが少しお遊びをしましょう」、と出されたのは炭酸水を作るソーダマシンに入った煎茶





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まさにスパークリングワインだった。
以前来たときはペリエで割られていたが煎茶によっては星野の水で作った炭酸水が美味しい言われた。これはレストランのノンアルコール飲料の極致じゃないだろうか。世界中の人がお茶の真髄に寄り添うことができるはずだ。





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最後は焙じ茶 星之音




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これも特注の陶器で薄くて丸く整った形が包み込まれるようにお茶の香りも高めてくれる、
添えられたお茶菓子は・・・





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これも木屋さんのアイデアで菓子職人に作ってもらった上用饅頭。ツクシが描かれたすりおろした大和芋と米粉の厚めの皮に包まれているのは、今が旬のタケノコにフキノトウ味噌、それにカライモ、究極はイタリアの代表的なチーズのゴルゴンゾーラだ。試行錯誤の結果、ブルーチーズの独特の風味と塩味が、厚めの、少し甘味がある皮と玄米のお茶の香りにぴったりと合ったといわれた。茶葉と水と器と茶菓子のジグソーパズルだ、





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星野村の帰りに菊鹿ワイナリーによって見たらゲートが閉ざされていた。貼られた紙には週末は営業自粛にて休館とあり、坊の野外学習を兼ねて五郎丸のブドウ畑を見学に行った。




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千三百年前に築かれた古代山城 鞠智城も坊の野外学習





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菊池公園は満開の桜だが自粛要請に応えて人がチラホラいるだけで飲み会する人はいない。




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空港に送って別れた。大久保さん親子は飛行機輪行にも関わらずエンド金具も不要でジャージのポケットやボトルゲージにも収まるモンベルの「コンパクトリンコウバッグ」で来られた。知らなかったがFDAは直接予約すると自転車を収納する段ボールを貸してくれるそうだ。なので定番のオーストリッチ OS-500など、自走の場合到着したらロッカーに預けるしかないものではなく、簡易的な輪行で飛行機に持ち込むことができる。FDAは関東の路線はなく関西は神戸となるがその他の地方から熊本に来られるならとても便利だろう。

さて、木屋さんのお茶体験は、3回目だったのでそこまで身構えてはいなかったが訪ねる度に確実に進化していた。今回もお茶の極楽の世界に吸い込まれ、甘く濃厚な旨味に酔い、似合わない言葉で喩えるならば、「心が洗われお茶の真髄に寄り添うこと」だった。お茶に詳しい大久保さんも、この濃縮された味と香りを、思いもよらぬ手法で提供されることに圧倒されたのでないだろうか。友子さんも気品あふれる日本の味を初めて知ることになった。ジョエル=ロブションが生前最後に認めた食材「八女伝統本玉露」、素晴らしかった。木屋さんの手のひらでコロコロ転がされて、感謝、感謝。


木屋芳友園
https://www.horyouen.co.jp/

緑茶のインフルエンザウィルス対する効能
https://horyouen-online.com/hpgen/HPB/entries/9.html





FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2020/04/02(木) 11:54:16|
  2. ロードバイク
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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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