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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

「いだてん」と「ねじまき鳥クロニクル」

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寒いのが苦手で冬はロードでめったに走らないが「走らずにはいられない暖かさ」に誘われて菊池渓谷経由で冬のミルクロードを眺めてきた。途中にある雑木林の林道は、落葉して景色が開けていい眺めだし道の脇の草もないので走る視界も良い。それとアブやハチや、特に目の周りにまとわり付くハエもいないので深い山でも気持ちよく走ることができる。

ただ、ひとりだと、いつもひとりだけど、猟犬や多分いないと思うけど野犬と出くわさないかと心細いときがある。だから知らない林道は。ちょっと入っては引き返し、奥へはほとんど行くことがない。でも行かなかったことに後悔しなくて、それはいずれ読もうという本みたいなもので、その時が来たら行ってみようと楽しみをとっておくようなものだ。





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昔よく走っていたコースだったので懐かしかった。
25キロずっと上ってミルクロードの北山展望所に到着。そこからかぶと岩展望所、ラピュタの前を通り二重の峠手前の四差路から旭志方面に下り、村の中を通って帰ってくる60キロだ。旭志を過ぎて菊池川沿いを山鹿方面まで足を伸ばすと100kmw超え沖縄の練習にもなる。




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元旦の地元紙熊日新聞に掲載された肥後銀行の新年の挨拶は雲海のラピュタの写真だった。
昨年、肥後銀行はサイクルツーリズムの取り組みの一環として、熊本県サイクリング協会主催の大会に40名、50名とか歩哨のボランティア等に参加された。そして2020年始まりの日に、サイクリストとして象徴的なラピュタの写真を採用された幹部の方の考えに、自転車乗りのひとりして「いつかはこの景色の前に立つ」という夢への第一歩、悠々として急げという言葉を感じた。





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昨年のNHK大河ドラマ「いだてん」が始まったときに、菊池渓谷の下流にある永山橋の集落が金栗四三の実家になったのはラピュタを見た時と同じくらいびっくり仰天、驚いた。ここは中学生の時に友人の家があり、眼鏡橋の下の刺すように冷たい川で、唇が紫色になるまで泳いだり、鱒や山女魚を突いたりして遊んだところだ。その川遊びの風景が現実に放送されて、金栗四三役の中村勘九郎や後に妻となった春野スヤ役の綾瀬はるか、それに四三の兄役の中村獅童が熊本弁を話しながらそこにいるものだから、一気に46年前にタイムスリップしてしまい毎回欠かさず友子さんと見ていた。





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視聴率は良くなかったそうだが、その視聴者の対象は歴史上有名な武将の生まれて死ぬまで物語を期待する人や、「いだてん」の二人の主人公である金栗四三や田畑政治がいずれも敗者であったこともその要因だったのではと思う。でも初めて大河ドラマ全編を見て熱狂的したものの一人として出演したすべての俳優の演技にはワクワクされた。もちろん構成も良かったし、間近に迫った日本におけるオリンピックの歴史、世界観がある人たちにより戦後復興のエンジンとなったことも初めて知った。

それと音楽がよかった。担当したのは大友良英という人で独特の曲構成が更に番組を盛り上げたと思う。サウンドトラックのCDも発売されてちょっと欲しい気もする。三味線と太鼓の「富久マラソン」が印象的だったし、明治神宮外苑競技場で開催された学徒出陣で戦場に行った小松勝が、戦後満州から帰れなく、古今亭志し生役のビートたけしの落語「富久」を見て歓喜し、思わず走り出したところソ連兵に銃殺されたシーンの音楽は胸に響いた。のちに同じ会場で東京オリンピックが開催され戦争と平和の祭典の二つの行進の足音のようなズシリと重いドラムの音には涙した。





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年末年始に村上春樹の長編小説「にじまき鳥クロニクル」を読んだ。久し振りに感動した本だった。その前に読んだ「騎士団長殺し」は友子さんにも勧め面白いと今は第2部を読んでいる。「ねじまき鳥クロニクル」を勧めるには一抹の不安があって、それは戦時中ノモンハンでの虐殺シーンが耐えられるか心配、でもこれが「いだてん」で小松勝があっけなく銃殺されるシーンと同じ戦争の実態じゃないかと思うので読んでもらおう。





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2月に「ねじまき鳥クロニクル」が舞台化される。そして音楽が「いだてん」を担当した大友良英だからどんな音楽になるのか物凄く楽しみだ。ただ独特の複雑な内容を舞台化というがどうなるのだろう。演出・美術・振付がイスラエルのインバル・ピント、脚本・演出をアミール・クリガー、舞台というのがあまり見たことがないのでわからない。でも「ねじまき鳥クロニクルの舞台化」には興味をそそられるし、知らない林道みたいな、あとの楽しみにはしたくないな。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2020/01/13(月) 17:21:41|
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  1. 2020/01/23(木) 10:40:21 |
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zen.seoさん

博多公演希望したいものですね。
あまり本を読まなくて、読んだしても偏った作家ばかりだったので今更ながらの村上春樹さんです。
  1. 2020/01/22(水) 13:23:51 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

ねじまき鳥・・・

村上春樹、門脇麦さま、徳永えりサン、吹越満氏・・・

是非、博多辺りでも上演して欲しいです

村上春樹は、30代中頃まで、ハマって読破しましたが・・・

これを機会に、また読み返してみたいと想いました

  1. 2020/01/22(水) 11:42:10 |
  2. URL |
  3. zen.seo. #-
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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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