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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

アルプス小説とコントルノ食堂

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以前紹介した『帰れない山』の著者パオロ・コニェッティは1年の半分を北イタリアのアルプス山麓で過ごし、『荒野へ』の著者ジョン・クラカワーもイタリア北西部のアルプス山中の山小屋でひとり暮らしをしながら執筆活動をしている。そして、この本『雷鳥の森』のマーリオ・リゴーニ・ステルンは、2008年に亡くなっているが北イタリアの山里に暮らしながら執筆活動していた。御存知ヘッセは、コモ湖にほど近いアルプス南麓の村モンタニョーラの自宅に43年間過ごして死去した。モンタニョーラは昨年訪ねたギッザロ教会から車で1時間30分の距離で、コモ湖畔をサイクリングした経験から、この本で描写される多くの人が移住したくなる風景や、伝統的なイタリア北部の料理にはとても親しみがあり、アルプスを舞台にした小説はまだまだ続きそうだ。







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悶々と北イタリアの本ばかり読んでいたら
無性にその地の料理が食べたくなって
自宅から歩いて5分の
イタリア家庭料理の店「コントルノ食堂」へ行った







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しばらく振りに行ったら店の雰囲気が変わっていた
以前、メニュが書かれていた黒板が店の紹介になって
希望に叶うスタッフが集まらない、長続きしない
ならば時代の流れに逆らわず
路線変更・・・




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菊池シェフ一人で迎える店になっていた
お客も料理が出てくるまで待てる人で
あまり時間を気にせず
ゆったり構えられる顧客を中心に
おまかせコースにワインを含めて
1万円くらいが想定





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少し遠回りだったが
あるべき店の姿にたどり着いたらこの笑顔
益々心地良い店になっていた






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最初の一品が出来るまでは
名刺代わりの定番
自家製パンに走る豚のパテ






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おすすめワインは
イタリアの長靴のかかとにあたりに位置する
プーリア州のタートル・プリミティブ






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前菜
柔らかくボイルしたブロッコリーはパセリソースで
塩トマトとイタリアンサラダは濃縮の味わい
自家製走る豚のボイルハムと生ハムは
小さな経験だがイタリアで食べたものより格上
モッツァレッラチーズは安定の旨さ
菊池の生産者は素晴らしい






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自家製パンの歯ごたえは硬さと適度のモチモチ感が絶妙。香り深い不思議な美味しさは自家製粉有機小麦粉にある。生産者の東君はかって菊池の将来について語り合った仲。彼の生まれ育った菊池市旭志は鞍岳の麓にある集落でその名も「麓」。有機栽培の会社「ろのわ」を興し、25年以上農薬・化学肥料を使わず生産し加工販売まで自社内でされている。






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菊池川産鮎とじゃがいも
鮎は昨シーズンのものだが
良い状態で保存されていたので仕入れ
1時間、じっくり弱火で焼きながらも
水々しさを残してあり
鮎独特の香ばしさが楽しめる逸品







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パスタ料理はコルツェッティという直径5cm~6cmほどの平べったい円形のイタリア北西部発祥の珍しいパスタ。
スタンプして模様をつける円形の手打ちパスタ専用木型は、知人の職人の方に作ってもらわれたという。依頼されたスタンプの模様は、菊池家の家紋である揃い鷹の羽と、もう片面は麦を描いてもらった手掘りである。
そしてお味の方はパスタのもちもち感と小麦粉の風味に菊池産猪肉がこれも絶妙に絡み合う品だった。最後は自家製パンで皿をい綺麗に拭き上げたのは当然のこと。





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続いてのワインはピエモンテのア・ユート!ビアンコ・トリンケーロ
果皮ごと浸漬することで赤ワインのように仕込まれた琥珀色の白ワイン






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メインは走る豚のロースステーキと自家製ソーセージにポレンタ添え
走る豚とは菊池渓谷近くの「やまあい村」のブランド豚でその名の通り山を切り開いた広大な土地で放牧で育った豚。

11年前にやまあい村に走る豚を見学に行ったときの感想
「さて、走る豚ですが、山を切り開いた広大な《運動場》がいたるところにあり、それぞれ10数頭飼われていました。奥さんに案内され、山を少し登ったところに行くと、いました、鼻で土を掘り返す豚を発見、近づくと突然奇声を上げ、一気にすごいスピードで走り去りました。まさしく野生の豚だ! しばらくすると我々《侵入者》を安全とみたのか近寄ってきました、今度は愛らしく、ブヒブヒと鳴きながら《野生の豚》が《ペット豚》に変身しおねだりしたりします。そして、予想していたあの獣臭が全くありません。体も綺麗だし、これは豚の別物ですね。皆様も一度見学に行かれる価値はありますよ。ほんと、犬みたいに走ってますから。」

イタリア家庭料理によって、菊池の生産者が追求する食材を、できるだけシンプルに楽しめるステップアップしたコントルノ食堂。シェフの話を聞きながら、厳選したワインと素朴な料理に舌鼓、今夜幸せになりたかったら、是非足を運ばれたし。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---




  1. 2019/02/02(土) 15:17:34|
  2. おすすめ食事処
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

武藤さま

コメントありがとうございます。
撮影中は道路沿いに軽トラックがいっぱい停まってましたので地元の方も出演されているんだと思ってました。永山はジブリ作品に出てくるような趣ある風景が素晴らしいです。農村カフェなんかあったら最高だと思いますね。
ブログを書いてたらやまあい村さんを11年前に訪ねたときの感動を思い起こしました。武藤さまには是非お会いしたいと思っています。
  1. 2019/02/08(金) 12:15:20 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

いつもありがとうございます

いつもありがとうございます。走る豚の生産者、やまあい村の武藤と申します。コルナゴ部長さんがお訪ねになられた永山地区に叔母が住んでおり、農民役(というか農民なのですが)で出ておりました😅私も時々、コントルノ食堂さんに卵や肉の配達、まれに飲んでいたりするのでお会いできたら嬉しいです😊
  1. 2019/02/08(金) 11:41:43 |
  2. URL |
  3. 武藤 #-
  4. [ 編集 ]

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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
ロードバイク歴は12年ですが同時に始めたブログと旅館業がミックスして多くの自転車乗りのみなさんと接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツを発信していています。

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