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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

お役に立てれば寒締めでも走る

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「阿蘇山に自転車で上りたいからご一緒していただけませんか?」と、お誘いを受けお話を聞くと単にサイクリングを楽しみたいということではなく、障がい者や心の病を持たれいる方に対して就労の支援をされている異業種のみなさんで、自転車を活用してリハビリ的なことができないか模索されており、多少なりともお役にたてることがあればとご案内することにした。

コースはルートラボで「コルナゴ部長」で検索してもらい、「内牧温泉から草千里」のコースを選ばれたので氷点下の極寒対策(ウィンドブレーカーは下り用にもう1枚)で案内しお越しいただいた。宿泊当日は朝から来館されたが、あいにくの雨でお話をしたあとは車での散策となった。翌朝は風が強く、結構な寒さだったが、それにもめげずスニーカーにフラットペダル、グローブは一般的な冬用、想定気温は5度~10度の出で立ちで挑戦された。

阿蘇駅前から坊中線を上ると観光バスもバイクもなく車も少ない。完全なオフシーズンのパノラマラインは自転車で走るには快適過ぎる。イノシシの親子も堂々と道を横切り、放牧の牛も道まで出てきている。気温は杉林を抜けた先の大曲りで3度、上りにはちょうどいい。風はやや強いがそれでもマラソンの旬が冬のように自転車で峠を登るにはこの時期は快適だ。ただし、暑くなったらウィンドブレーカーを早めに脱いだり、ジャージのファスナーを開けたりと、下りを想定して絶対汗をかかないよう頑張り過ぎずに走ると良い。なのでマイペースで走り、遅れても気にしないようにとみなさんに案内する。






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ファームランドへ降りる阿蘇公園下野線が合流するところから勾配がきつくなるので1枚脱ぐかファスナー全開で暑さ対策をする。カーブを5回曲がるとやがて草千里展望所に着くが、ここは吹きさらしになるので風の強いときは危険なほど煽られる。この日は強風プラス極寒で気温はマイナス3度、早々に下のレストランへ温かい飲み物とトイレに急ぐ。






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ニュー草千里と書かれた建物の1階に阿部牧場の直営のカフェがありここのミルク系の飲み物は美味しい。カップ麺のアベックラーメンもあって、お湯ももらえるので手軽に食事をとって温まりたいならおすすめだろう。
外を見るとどんよりしてきたので下ることにする。山の天気はみるみるうちに変わるので、雪でも降り出したらすぐに積もって自転車だと走行不能になり、運良く時間が合えば日に6便の登山バスに乗せてもらうしかない。(年に何度か宿泊の自転車旅の方で見かける)

ここから草千里展望所まで500mほどの上りだが勢いよく登って体を温めて平均斜度5.1% 12kmの下りに備える。わたしも下り用のウィンドブレーカーとベストを着てアンダーグローブをはめて下る。4キロ下り、多分みなさんはブレーキの操作ができなるなるくらい手がかじかんでいるだろうと休憩する。手に温もりが戻ってきたら再スタートし、旧いこいの村の前を通り阿蘇神社経由で帰ろうかと思っていたが道の駅阿蘇まで一気に下ることにした。.本来は壮大な景色を堪能しながらのダウンヒルだがこの時期は装備がゆるいと修行に近い。

道の駅阿蘇で休憩したら内牧まで一直線の国道212号を通らず、集落の中や畑の中を走って、地震でまだ段差がある道を体験してもらい内牧へ。裏道を通りいまきん食堂の行列を眺めて、ナオズベースでマウンテンバイクにさわってもらい、ナオくんからその魅力も話してもらって宿へ到着、冷えた体を温泉で温めて終了した。このあとみなさんは阿蘇市役所で自転車への取り組みなどを訊ねに行かれた。





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障がい者の方々が作られた心温まる品々を
お土産にと頂戴した
参加されたみなさんは弱虫ペダルのファンでもあり
例えばそういったつながりで
蘇山郷やわたしでお役にたてることがあったら
できる限り応援したいと思っている






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さて、身体の芯まで冷えたであろう今回のサイクリングの最後の感動が温泉であったことはみなさんの様子から間違いない。
寒くなってくると、標高が高く一段と冷え込む阿蘇は、地域全体として平日はゆっくりした日が多くなる。自転車の方はもちろん、多くの方が寒さを敬遠されているのかも知れないが、冠雪した阿蘇山はそれはそれは美しいものだし、温泉は寒くなるほど旬を迎える。湯気に包まれた大浴場はサウナのように暖かく、木漏れ日や間接照明によって浮かび上がる湯気は宝石のように輝き幻想的ですらある。
浴槽には地下にあるままの、一切手を加えない源泉が、豊富な湯量で満たされ、夜通し、惜しみなく溢れている。泉質は九州には数少ない硫酸塩泉で、温泉の持つ自然の治癒力を楽しむこともできる。深く息をして、金気臭のミストを身体に取り込み、翡翠色の湯と共にじっくりと芯まで温まり、水圧により圧迫された腹部は、マッサージ効果もあり、朝な夕な幾重にも阿蘇の恵みを愉しむ贅沢が魅力である。数泊の滞在でなくとも、このように温泉に集中するのであれば身体の休養となる湯治になるのではないだろうか。家族風呂もあるが、温泉を堪能するなら冬の大浴場がおすすめ、この日のように、なるだけ寒に当たると、より濃厚な体験とともに、男性はよりたくましく、女性は美しくなること請け合いである。





FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/12/18(火) 16:42:26|
  2. ロードバイク
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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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