コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

GIRO D’ITALIA 2018 其の三

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「ビワイチ最初に始めたのは、もしかして僕かも知れへんな」と、琵琶湖近くでサイクルショップを営むフカッチさんは1952年生まれの大先輩でまだまだ走りはお強い。ジロ観戦の熱病で我を忘れるわたしたちを横目に、気に入った風景があれば自転車を降り、リュックからスケッチブックを取り出して水彩画を描かれる光景に、世界中から集まったジロ患者をホッとさせる場面を何度も見ることがあった。峠を目指すばかりがジロじゃないと、お似合いのカトゥーンアニメが描かれたヘルメットやジャージは、ビンテージな大人のヤンキーな嗜みと、ジロ観戦6回の余裕を物語っていた。






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はるばる北西イタリア
フランス・スイスの国境近くまで来たのだがら
自転車以外にも
抱いていた夢を実現する大切さを教えてもらった
情熱を持って生きている限り
身体は老いても精神は現役のまま
フカッチさんのように人は年を取らない

ジロで多くの人が自然と集まってきたのは
そんなエネルギーを発散していたのかも知れない
「夢は持っていた」ではなく、持ち続けるものだと
誰かの言葉にあった
「昔は頑張った」と振り返るのではなく
夢に一歩でも近づくために
今も頑張っていることこそ大切な生き方なのだと
サイクリストが通る脇で書かれたこの絵も
そう物語っているようだった






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ホテルから車で移動し、アルバの街を散策
途中ジロのコースでは
並木をピンクで飾り付けている姿を多く目にした
年配の方は自宅の庭やテラスを花で飾り
古い自転車や風船もピンク色に染まっていた






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このあたりはどこに行っても路地は石畳
ゴツゴツと跳ね返りが連続し
地元の人は普通に走っていたが
濡れているところは滑りやすいだろうと慎重に走った
しかるに、パリ~ルーべの未舗装に敷かれたような
握りこぶし大のパベェ(石畳)に比べたら
舗装みたいなものなのかも知れない






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フカッチさん好みの看板発見
「TARTUFI 」 この地方の名産トリュフの専門店






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今は白らしい
トリュフをソースにしたり、ハムに混ぜたり
いろんな加工品を試食させてもらった
欲しかった白トリュフの塩も確かあったはずだが
モードに入らず躊躇したことに後悔
イタリア最初の土産のチャンスを失った
こんな旅では後で買えることはまず無い






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ルイさんはフンギ、イタリアキノコの王様ボルチーニを購入
パスタやピッツァ、リゾットやスープなど
芳香な香りを活かすイタリア料理にはかかせないという
シーコンのスペースを考えたら軽くて荷物にならず
これも買えばよかった






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もしかしたらアルバの街に初キッズジャージ
石畳の路地の街並みから離れ
次はぶどう畑の丘陵が続く爽やかなサイクリング







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川田さんが途中離脱し、フォカッチャを買ってきてくれた
そこでディアーノダルバ村の入り口にあるベンチでピクニックランチ
ベンチの隙間を利用して
川田さんがナイフを入れ、いろんな種類のフォカッチャをシェアした
こういう楽しみ方ができるのもイタリアの田舎ならではだ






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BSの「小さな村の物語」のテーマ曲
オルネッラ・ヴァーノー二の 「L’appuntamento」が聞こえてきそう
ここはイタリア第一級ワインを産する村





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2014年GiroでBaroro~Barbaresco間の個人TTコース記念の大車輪





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バローロ村のぶどう畑
長期熟成銘柄の最高級品イタリアワインの名産地
ここのぶどう畑には必ず一本のサクランボの木が植えてあり
鈴なりに実ったものもあれば
あぜ道ひとつ離れるだけで、まだまだという畑もあった
どこがどう違うのか、不思議な光景を見るにつけ
このようなことがぶどうの木にもいえることなんだろう
有名なロマネ・コンティを産する畑も
あぜ道1本で天と地ほど違うと聞いたことがある
ちょうどそこが地層とか断層とかの切れ目であり
適当に道を引いた訳ではない・・・








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ピエモンテのぶどう畑の景観が世界遺産に選ばれ、その5地区のひとつがバローロ村のあるランゲ地区。この日は見渡す限りぶどう畑が広がる丘陵地帯や、所々に点在する村も訪ねた。また、ここでは紀元前5世紀のぶどうの木の花粉が発見されており、古代ローマ帝国の遺跡ではない、当時のままの風景を想像できる貴重なサイクリングを楽しむことができた。






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バローロ村の大聖堂
村に響く鐘の音と
隣にある保育園の賑やかな声
子供たちの可愛らしい言い争いと
それを嗜める先生の優しい言葉
こんな会話から
イタリア語のレッスンを始めると楽しいだろう






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大聖堂下のカフェ「Ma.To di Marengo Paolo」のテラス席で一息
エスプレッソをちょっと薄目した、カフェロンゴが定番になってきた





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川田さんが店主と話して、看板にあるドルチェが人気らしい
そこで地元デザート「Bunet」をいただく






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これが濃厚で香りが素晴らしく
甘いものが苦手でも感動するほど美味しかった
それに観光客相手ではないので安いのだ






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店の前での集合
このような楽しみも
フランス語と日常会話に困らないイタリア語が堪能かつ
食を探求する川田さんだからこその旅である
もちろん当然ルイさんはもっと話せるが
我々男は、一歩の押し、場の雰囲気を理由に
食の追求という熱意には欠けるんだな






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Ma.To di Marengo Paolo の店内
お茶とドルチェだけで終わったが
次回のチャンスがあったらランチを愉しみたい






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バローロ村のBorolo Landでワインテイスティング
ONLY TOPの4杯を25€で試飲






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バローロ、Barolo、BAROLO、ばろーろ







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イタリア最高級のバローロ・・・





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10年ものがそこそこのお値段







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この2011年ものは300€
4万円弱

記念に買ったのは15€のLANGHE NEBBIOLO
何かの本で読んだ主人公がLANGHEが好きだったから






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16時前にサイクリングを終え
17時にクネオのクリスタル・ホテルにチェックイン
ちなみにイタリアやフランスなどホテルのエレベーターの表示がこれ
0階が実際は1階で、1階のボタンは2階と不思議な表示が標準
なので311号室は3階のボタンを押すが階段で上がるなら
4階のフロアにあるので、はじめは訳が解らなかった

海外自転車輪行必須が洗濯ネット
川田さんが代表して近くのコインランドリーに行ってもらったが
これがないと駄目
B&Bではママが有料で洗濯してくれるが
やはり洗濯ネットがないと駄目
加えて、ほとんどは自分の部屋の洗面所で洗うから洗剤も必須
ジャージは上下2セットで保険として積雪の峠用に冬用がワンセット
今回冬用は使わなかったが、昨年のステルビオ峠では凍らずにすんだ
ウィンドブレーカーは荷物にならないので2枚重ねれば相当凌げる
綿のTシャツは外には干せず、部屋干しなので1日では乾かない
なので洗え替えとして考えないが無難
乾燥機に入れたとしても100%乾燥すると思っていないほうがいい
特にソックスは完全に乾かないと納豆になるから手に負えない
この辺はまた追々と







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クネオの中心地にあるレストラン「I 5 Sensi」で夕食
地元でも人気の繁盛店で川田さん選択の理由はクチコミ評価
スタッフの特々とした説明を聞いてコース料理28€に
牛のたたき、ラビオリ、パスタもしくはリゾット、子牛、デザート
この地方は米の産地なのでリゾットが有名
食べてみると期待通りの「どうしてこんなに美味しんだろう」と
リゾット好きのわたしは感動の逸品だった






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チーズがいろんな種類があってたまらない







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アニバサリープレート登場






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川田さんの1日早いバースディのお祝い
ほかのお客さんがいるレストランで
一瞬店内を暗くし、スタッフがバースディソング歌いながら
運ばれてくるプレートは感慨もひとしお
何となく日本では個室で
身内だけで・・・というイメージがあるが
他のお客さんの拍手こそ、感動じゃないかと思う






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牛肉のカルパッチョ
ヴェネツィアのハリーズ・バーから始まったカルパッチョ
1950年の秋、食事制限のある常連の婦人が店に訪れ
薄くスライスした生のフィレを出したのが始まり
カルパッチョという画家の描く鮮やかな赤と
よく使われる白の色彩をヒントに
ビーフのテンダーロインとホワイトソースを組み合わせ
その画家の名前を料理名にした






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美味しい料理に舌鼓をうっていると
大久保さんの姿がない






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厨房で発見
もちろん了解を得てのことだが
その熱意は凄い
何処でも
誰にでもツーショットを快く受けさせるのは
ほとんど名人芸だな






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ここでもチャオ~
日伊親善大使は駆け回る






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難解なワインの選択はルイさんにお任せ
フカッチの
パッショーネのようなバローロと






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爽快なルビー色のランゲ

素材の滋味あふれる数々の料理
湯気をたてて運ばれるパスタやリゾット
目にも鮮やかな真っ赤なフィレ肉のカルパッチョ
ロゼ色の子牛
パーティの適正人数が8人である理由は
1本のボトルをを最適な量で注ぎ分けられ
そのため2種類のワインを飲めるからという
僕らはそれを2セット・・・
プラス、食前にビールにスパークリングワイン






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ということで長々とした二日目終了
サイクリングが終わってホテルで食べるなら
たっぷりと時間があるが
高くて美味しいはあるけど
安くて美味しいはあまり聞かない
よって、事前情報をもとに予約し、外に食べに行くことになる

ホテルに着くいやいなや
「1時間後にロビー集合」ということになり
その間、二人部屋なので交代でシャワーを浴び
交代で洗濯をし、慌てて着替えることになる
この日の店もそのような理由で、かつ開店時間を狙う
遅く入ると混み合い、当然料理は遅れ、サービスも悪くなるから
これが川田さんのツアーの哲学
どうでもいいことはさっさとやり
楽しいことに時間をたっぷりとかけるということ
早起きは得で
凝縮した時間を過ごしたあとは早寝をすること
結果、綺麗な花束のような明日が待っている
このような日頃の生活を目指しながら
自分の望みはそっとポケットに隠したい。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/06/09(土) 20:08:57|
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