コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

GWが終わって

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5月5日の仕事からの帰り、212号からミルクロードに入って1キロ程で渋滞となり北山展望所まで延々の車列が続いていた。この区間が渋滞するのは初めての経験で、想像するに好天に恵まれたこともだが、熊本地震以降閉ざされていた阿蘇周辺の道や観光地の再開がその要因だったのだろう、それと好景気(メディアでは報じることが少ない失業率の低さ)も知らず知らずに背中を押してくれたのではないかと思った。

宿の方もフル稼働で震災以降少なくなったスタッフの代わりに、英語が堪能な中国の若い女性や、宿の顧客である陸上実業団が合宿するということから趣味がマラソンの鹿児島からの若い男性移住者、それに自転車が趣味の地元の女性に、ハーレー乗りの福岡からの派遣の男性という様々な顔ぶれでGWのお客さんを迎えることができた。

わたしはというと、長きに渡り温泉宿としてお客さんを迎えるには、温泉が枯渇しないよう無駄のない扱い方をしながら、温泉の持つ自然の治癒力を生かし、もっとも気温に適した温度で温泉を提供する管理人が必要で、宿ではそれを湯守りと呼んでいる。その湯守りは現在東京から移住してきた33歳のトーマ君が担当しており、彼が休みの時はわたしが代わって管理するため10日間連続宿に通った。宿の多忙さもあったが、この仕事ができるのは高齢の会長さん(館主のお父さん)だけになるので必然的に出番となったわけだ。

この期間、もっとも印象的で思わずスタッフ全員びっくりの笑顔になったのが中国の家族旅行の方だった。到着されてトランクから出されたのは、薄い紫の新品のランドセルだった。「・・・・」目が点になっていると、「この子のなの、包装箱に入ったままだと運ぶのが大変だし、子供がせがむので背負わせてるの」・・・子供さんへの日本の土産が、高級なランドセルで、中国で今トレンド的に流行ってるらしい・・・スタッフのひとりが呟いた 「あれ5万以上だわ・・・」


阿蘇内牧温泉に外国人の方が来るには、レンタカーや公共の交通機関になり、英語が話せないとまず無理である。宿は大型バスに添乗員付きの団体客が利用する規模や内容ではないので、少なくとも1人は英語が話せるFIT(外国人個人旅行者)がお客さんとしての対象になる。そこでスタッフと外国の方と英語で直接話すことによって、日本のお客さん以上にコミュニケーションが生まれることになり、このような会話の中で親しくなり顧客としてまたお越しになる場合が多い。これはスタッフも楽しいことでありGWの忙しい日々が続く中で大いに息抜きが出来た瞬間だった。

最後の日、軽のレンタカーで来られたフランスの若い女性3人組は、森閑とした杉の間や、野草の活花、スイレンが咲く池、それに利用時間が過ぎた男子の大浴場など一眼レフで撮りまくった挙げ句、片言の英語の会長さんと長いこと話されていた。笑顔が爽やかでスラッと背が高く温厚で、家紋をつけた紋付羽織の出で立ちという日本人が珍しかったのだろうか、そんな宿の日常に触れられだけでメルシーを連発し、満面の笑顔と感動のフランス語をまくしたて、暖簾をあとにされた。今までの経験からいくと、あのフランス人は絶対また来られるに違いないと思って見送った。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/05/07(月) 17:35:56|
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