コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

阿蘇ジオ・ライドの象徴、中岳火口見学は3月上旬

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今年のミルクロード一帯の野焼きは3月4日(日曜)の予定、雨天の場合(当日晴れていても以前に降った雨で草が乾いていない場合も)は、3月11日(日曜)、18日(日曜)、21日(水曜・祝日)25日(日曜)に順次延期される。例年、3月中旬もしくは下旬に実施される場合が多いようだ。野焼きが始まると燃えた煤が雨のように降って、洗濯物はおろか家中の窓を閉めていないととんでもないことになる。直線距離で15kmから20km離れている菊池の我が家にも風向き次第では舞い降りてくるから洗濯物は要注意だ。

阿蘇の野焼きは、草原を焼くことによってダニなど人畜に有害な虫を駆除し、牛馬の飼料となる新しい草を育てるためである。独特な草原の美しさも地域住民が危険をともないながら千年の歴史ある野焼きによって保たれている。このように阿蘇に住む人々にとっての野焼きは春を告げる風物詩でもあり、宿の活花にもこの時期には「草原の野焼き」が凝縮されている。







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同じ3月に嬉しいニュースがある。阿蘇中岳の火口見学が3月上旬に再開される予定だ。火口見学は中岳の火山活動が活発になった2014年8月30日から中止されており再開されると約3年半ぶりとなる。遊歩道の一部は復旧が遅れるらしいが規制前と同様に火口広場や展望所などは利用できるという。 阿蘇ロープウェーは、再開のめどが立っておらず、代行バス(阿蘇山西駅 ⇔ 火口西駅)の運行が予定されている。

写真(以下の写真も)は2012年撮影、この道は阿蘇山西駅(阿蘇ロープウェイ乗り場)から1.3kmの山頂を結ぶ阿蘇山公園道路で車は有料だが自転車は無料だった。道が見えなくなっている当たりから勾配がキツくなり、確か16%、18%はあったと記憶する。






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中岳の噴火警戒レベルは昨年2月に1(平常)に引き下げられ、火口 1 km 圏規制は解除されるはずだったが、この火山ガス警報機システムの故障(光ケーブルの断線と聞いていた)や、噴火の際の避難壕などが被災しているため半径1キロ以内の入山規制のままだった。






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この「火の国橋」は噴火により大きく壊れて、すぐには復旧が難しいため仮橋で対応されるという。









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この景色が噴火によりどのようになっているのか自転車で上って確かめたい。







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爆発から観光客を保護する退避壕も修復されこのようになっているのか。






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柵の真下が中岳火口






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『砂千里ヶ浜』の散策ができるようになり、砂千里ヶ浜を経由する登山道も立入り可能になるため、阿蘇高岳・中岳の登山が3年半ぶりに実現することになる。このルートを歩くのが欧州の観光客の目玉で、「世界中でこんなに簡単に火口直前まで立ち入れて、異星のような岩や砂の荒涼とした中を歩き回れるところはない」と口をそろえて言われいた。みなさんは宿を訪れると荷物を置き、リュックを背負いトレッキングシューズに履き替えて、さっそうと行くスイスやフランスの方の後ろ姿が懐かしい。







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2012年だったか、沖縄の安田さんと沖縄から福岡に転勤したばかりのカメちゃん、山頂の寒さを知らずに半袖だったのでウィンドブレーカーを貸してあげた。





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2010年、鹿児島の和田さん
わたしの職場が菊池だった最後の月にサルトさんと三人で上った





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和田さんが撮っているのはこんな風景
白い蒸気や色の付いた火山ガスが風でなびくと、沸々と煮えたぎる火口の中も見ることができた。
3年半振りとなる阿蘇火口ライドは、ラピュタが絶望的になった今、「阿蘇ジオ・ライド」の象徴のように映る。何万年という時間軸の火山活動による1000m規模の地殻のギャップにより形作られたカルデラ大地。その上に1000年に渡る人の営みが合わさって出来上がった阿蘇平野。地球からすれば、ほんの小さな手のひら上の皺のような僅か数メートルの断層に驚かされる人間。点を線に、更に面に、そして視線とズームを変えると、全く違った景色とパラダイムを見ることが出来る「阿蘇ジオ・ライド」。熊本震災後2年近くなり、風化した震災の跡と蘇った阿蘇山、それに千年の歴史をもつ野焼きの跡をやがて目にすることができる。






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---<



  1. 2018/02/22(木) 18:21:11|
  2. 観光情報
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  4. | コメント:2
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コメント

ありがとうございます。
今日、10時30分より火口見学が再開されるとのことでしたので、岡山からお越しのコルナゴ乗りの方と行ってきました。天気予報では午後から雨、その下には「強風注意報」の文字がありましたが 「午後から雨」ばかりに視点がいきました。東登山道を登リ始めると徐々に凄まじい風となり、草千里展望所でこれ以上無理と断念しました。火口もその時間には濃霧によりゲートは開けられなかったそうです。今日は阿蘇の自然に跳ね返されましたが、次回の挑戦に闘志が湧きましたね。
  1. 2018/02/28(水) 14:45:09 |
  2. URL |
  3. 原山台ヘルスセンターさん #-
  4. [ 編集 ]

中岳火口見学復活おめでとうございます!

いつも楽しく拝読しております。大阪府堺市在住のアラフィフのおっさんチャリダー、愛機はANCHOR RL8です。
一年前、熊本への出張に被せる形で阿蘇にも愛機でお邪魔いたしました。、ロードバイクで走るには最高の場所ですね、しまなみよりもぶっちぎりで上です(笑)それと共に復興がまだまだ道半ばであることも思い知らされました。微力ですが阿蘇の素敵さを引き続き多くの人に知ってもらえるよう阿蘇の伝道師としてがんばります。次回阿蘇にお邪魔する時にはぜひ蘇山郷さんでお世話になれればと思います。その時にはよろしくお願いいたします!
  1. 2018/02/28(水) 12:07:48 |
  2. URL |
  3. 原山台ヘルスセンター #-
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