コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

長崎の離島、青島へ

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親戚というより、ほとんど実家のように毎年通う長崎の小さな島、青島の民宿へ行ってきた。
両親を連れて行くのが当初の目的だったが、寒くて家を出たくないということで、一転してカルキさんと二人で封印していた釣り熱を押さえつつ前回のような鯛の大物か青物を狙いに行ってきた。

それと大切なミッションがあって、実は来年の夏に孫が出来ることになった。そこで青島に安産祈願の伊勢神宮の分宮である姫神社南市御前宮から御札を授かってくることにある。また、偶然にも数日前、全国放送で一枚の大きな観音像が映った写真から、どこにあるものなのかSNSに呼びかけて探し出すことが出来たという番組があっていた。それが青島の昭和9年に建立された「青島子安観音」という子供の成長と安全を願う観音像だった。しかし、高さ16mの大きな観音像は昭和60年の台風で倒壊し、現在は島民のみなさんなどの寄付により小さくはなったが島を見渡す同じところに建立されている。






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これが昭和9年に建立された子供の成長と船の安全を守る青島子安観音。
テレビの番組には民宿の女将さんや娘さん、フェリーの切符売りのおばちゃん、それに貢のお母さんなど知り合いがインタビューに出ていた。不思議だったのは撮影された場所、観音像から急斜面になっているので、このアングルだったら10m以上の櫓を組んで撮るしかないように思う。





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現在の青島子安観音、このような港の高台の山の斜面に建つ。







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そう言えば娘が高校受験の時には島の北側にある七郎神社で合格祈願した。今回は西側にある青島子安観音に安産祈願をし、南側にあるここ南市御前宮(南市神社)で安産の札を授かった。






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南市御前宮は無人で山のひっそりしたところにあり、島の女性が維持管理をされている。年に何度かここに集まって、作業が終わると海岸から採ってきた小さなニナ貝を食べる風習があると民宿の女将さんに聞いた。お宮の横の空いたところに案内してもらうと貝塚のようになっており、言い伝えでは元寇襲来の際、ここに隠れて簡単に取れるとニナ貝を食べて飢えを凌いでいたという。







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社殿には奉納された人形があり、それを持ち帰って安産祈願をし、無事生まれたあとに新しく人形を納める慣習と習い女将さんから人形を選んでもらった。






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さて、釣りのこと。
寒くて水温が下がり食い渋る中、カルキさんは筏竿に3号の通しで鯛やチヌを掛けていた。わたしは青物狙いの太仕掛けで粘ったが、当たりは数度あったものの一瞬で糸を切られ型の良いアジ一匹に終わった。

青島での舟釣りは、島の生活体験のために民泊する修学旅行生のためのアクテビティのひとつで、養魚場がある島に近い穏やかな湾で体験することができる。なので餌も撒き餌も要らず気軽に日帰りで釣りという遊びができる、という訳ではなく、あくまでも青島での宿泊を兼ねた漁業学習の一環であることが前提である。

この日は島民あげて湾の養魚池のブリを年末に向けての出荷と、島の収入源のために禁漁区となっている漁場で素潜り漁の人たちがアワビやサザエを採りに続々と船が出ていた。そのような慌ただしい中にも関わらず、多くの島のの皆さんとお会いすることができ夜の会食も大いに楽しむことができた。

それに民宿の女将さん(通称母ちゃん)から、帯祝いの時にアワビを食べさせると目が綺麗な子どもが生まれると教えてもらった。隣でお茶を飲んでいた70歳をとうに過ぎながら、昨年まで現役の素潜り漁をしていたおばちゃんも口を揃えてそう断言していた。ということで御礼参りに春には来なくてはならないわけで、春と言えば鯛の乗っ込みの時期と重なり釣りも大いに愉しめそうである。

追記:文藝春秋11月号を読み返していたら、日本現存最古の医学書「医心方」(国宝・東京国立博物館所蔵)について書かれていた記事があり、そのなかで 『海女による鮑の素潜り漁が行われている伊勢志摩地方では、「妊婦さんが鮑を食べると目の綺麗な子どもが生まれる」といい、妊婦に鮑を食べさせているそうです。』と青島で言われたことと同じことが書かれていた。他にも近視や白内障などの効能も紹介され、鮑の目に対する効能が呪いではなく語り継がれているまさに医食同源であるようだ。






FLUCTUAT NEC MERGITUR
--- 漂えど沈まず ---




  1. 2017/12/22(金) 10:44:30|
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