
5回目の挑戦となるツール・ド・沖縄市民レース100kmに行ってきた。
那覇空港に着くとレンタカー会社の送迎バスでフジレンタカーへ行った。この店の隣がいつもお世話になっているバイスクルキッズさんなのでとても便利だ。今回はガソリン満タン返しが不要のプランで3日間9000円と安くて時間も節約できた。輪行袋から自転車を出すと左のブランケットが内側に曲がっており他にも異常が無いか大城店長に点検してもらった。

取り置きしてもらっていた店のカレンダーをいただき、阿蘇遠征に来られたキッズメンバーの忘れ物を預けた。輪行袋を店に置かせてもらって今日から2泊する国頭村のやんばるくいな荘を目指した。途中、道の駅おおぎみで島の果物を自宅と友人宅に送り、
自分用には食べ頃のドラゴンフルーツがあったの買ってみた。
宿に着くと荷物の仕分けをした。明日は名護で受付したあとレンタカーは駐車したままになるので、2日間の身の回りの品と明日朝走るジャージや本番に必要な物以外は車に載せたままが荷物が少なくていい。いつもはこのあと名護から国頭村の宿まで35キロ自走するのだが今回は沖縄の自転車仲間が送ってくれる。
レースは沖縄本島の真ん中あたりにある名護がゴールでスタートは北端の奥。宿から2キロ自走し、オクマリゾートホテルのシャトル発着場で名護で受取る荷物と、奥まで運んでもらう自転車をトラックに預ける。スタートまでの補給食や防寒着等持参しシャトルバスに乗り込み27キロ先の奥へ、着いたら3時間以上の待機時間をやり過ごす。スタート直前に不要な物を預けてゴールしたらそれぞれ預けた荷物を受け取り、名護の港に置いているレンタカーに乗るというかなり面倒なスケジュールとなる。

夕食のうな丼は美味かった
豚肉と冬瓜のソーキ汁も滲みた
カンパチの刺し身とオリオンビールの組み合わせも絶品
夕方は蝉の鳴き声、少し暗くなると虫の音
国頭村の静かな星が見える夜
やんばるくいな荘はタイムスリップしたような沖縄が愉しめる

部屋に戻って夜風に涼みながら
たっぷり絞ったシークワーサーの残波で一杯
肴は女将さんから頂いたパパイヤイリチー
共同販売所で買ったチラガーなんぞもわるくはない
ドラゴンフルーツはこの日は眺めるだけにした

翌朝5時30分、真っ暗な中、奥まで往復50キロのサイクリング
沖縄本島を縦断する国道58号線はちょっと行くと街灯もない
ここで失敗したのは、ライトをいつも使っているVOLT800ではなく
まだ自転車に慣れないとき買ったVOLT100を持ってきてしまった
これでは薄暗くてほとんど道路状況が判らず
明るくなるまでゆっくりと走った
本番前に危ないことはしたくなかったが・・・
磯のにおいがしない海岸線
鳥が住みついて鳴き声がする明々としたトンネル
仕事の準備をはじめたお年寄り
徐々に明るくなって海が見えてきた
雲は黒くて赤くて黄色くて、なんか不気味な感じだった
海の遠くを見ながらスピードを上げた
叫びたくなるほど気持ちがよかった
阿蘇だったら早朝のミルクロードか坊中線のダウンヒルのよう

海岸線から畑の平地になり、やんばるの森へ入る
車も通らず野鳥の声が森にこだまするだけ
ヤンバルクイナかノグチゲラに遭遇するのか
そんな期待をしながら濡れた路面に注意し下り続ける

奥のスタート地点に到着
明日になると700名以上の選手で賑わうこの地に
今朝は誰もいない
写真を一枚撮って宿の朝食に間に合うよう帰った

今年は見やすいよう関門の足切り時間と距離をフレームに貼り付けた
与 那 22.0km 11時30分
普久川 33.7km 12時00分
宮 城 61.0km 12時50分
安 部 83.3km 13時35分
川 上 100.6km 14時00分
スタート時間は210kmの選手通過後の10時15分頃
名護のゴールまで107.7km
給水ポイントの慶佐次まで65km
平均時速の目標は27km

7時30分過ぎに宿へ到着
ジャージ類を洗濯機に放り込んで
シャワーを浴びたら国頭村のお母さんの朝食
待ってましたと湯気が立ち昇るご飯と味噌汁がたまらない
ご飯はけっして新米のような味ではないが、美味しい
2杯めは卵ご飯にしてかき込んでご馳走さま

名護で仲間たち落ち合い安田さんの案内でオリオンビール工場へ

歴史と製法を学びオリオンビール格上げ
工場見学の最後は出来たて生ビールとクラフトビールの試飲
クラフトビールが印象的な飲み心地だった

名護市屋内運動場で受付を済まして

ひがし食堂で昼食

上段が食事のメニュで
下段がかき氷(ぜんざい=かき氷)

ラーメン丼で盛られたのは
沖縄風ちゃんぽんで具材の下はご飯

安田さんは別メニュ表にあった「たまごやき」を注文

わたしは沖縄に来て初めてのそば
出汁が旨い!
人気店らしくみるみる行列ができていた
安田さんに国頭村まで送ってもらって
わたしと高巣さんはやんばるくいな荘へ
井上くんはすぐ近くのホテル国頭へ
岩本くんはここから自走で奥の民宿へ
それぞれ別れて明日のスタートの準備に取り掛かった

大城店長も来られて8名の夕食
明日のこともあるので
やや静かに、穏やかに過ごした
其のニへ続く
FLUCTUAT NEC MERGITUR
--- 漂えど沈まず ---
- 2017/11/16(木) 12:18:18|
- ロードバイク
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0