コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

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観光振興や防災教育のための断層

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二重の峠はよく焼けていた。
外輪山の野焼きは3月の第一日曜となっているが、草原が完全に乾いていないと燃えないので、この時期はよく天気が崩れて例年翌週へ、好天が続いても直前に雨が降って翌々週へと順延となっていた。しかし、今年は天草に行っていた最初の日曜日の3月5日に実施され野焼きに参加することができなかった。狩尾峠ラピュタ付近は道路が崩壊しているため、今年は火を入れることができなかったようだ。野焼きしないと雑木が生え草原の山にはならず荒れてしまう。来年こそは期待したいところだが、道が開通しなければ無理なので普通の山になってしまうのか・・・・






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野焼きが出来たところは雪が積むが、草原のままだと多少の雪では白くはならない。集落に近い低いところは戦後植林され杉山となっている。普通の杉山と、野焼きしたところ、していなところの絵、解りやすいのでは。







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熊本震災で赤水から阿蘇平野を横断する農免道路沿いの送電線の鉄塔が崩壊したため当時阿蘇一帯は暗闇となっていた。そこで阪神淡路大震災の経験がある中部・関西・中国電力の各社が、四国からフェリーで高圧発電機車を運んで本震の4日後には国道212号沿いの歩道や宮地の自動車学校の敷地内のコースから停電中の配電線から応急送電をされた。それは24時間体制で行われ、電力会社の方は車の横でキャンプし、高圧発電機車の燃料は自衛隊のタンクローリーがl給油していた。そんな見事な緊急対応で余震でおののくわたしたちは普通の生活をすることが出来た。

同時に仮鉄塔の建設が一斉に始まった。これは基礎工事がいらずに骨格をワイヤーで固定するもので、作業員の方は余震が来ると抱き合いながらの降りずに懸命の作業されているのを車の中から見たことがあった。いつだったか、二重の峠を下っていると観光バスが見えた。まだ団体旅行を受け入れるところなんて無いはず、フロントガラスを注意して見たら「中部電力様」と書かれていた。その列は2台3台と続き13台もあった。仮鉄塔が完成し数百人の電力各社の応援派遣が終わった日だった。

今、この道路沿いでは新たな送電線鉄塔が建設されている。細長い梯子のようなものが仮鉄塔で、人が上っているのが新たな鉄塔。この高さで震度4の恐怖は如何程であったろうか。






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筑波大学を今年卒業する田中君。前日は天草を走って熊本市内泊。翌日、寒風の中、自走で宿に来られ温泉宿を愉しまれたようだった。翌朝は吹雪のような強風と雪が舞う中、雪化粧の大観峰・やまなみハイウェイ方面に向かわれ、どこかで引き返し熊本空港から発たれるとのことだった。リュックを背負う後ろ姿には言い訳や泣き言なんて微塵もないように感じた。

今朝の日経に、熊本県は熊本震災で被災した南阿蘇の東海大農学部阿蘇キャンパスで露出した断層を県が主体となって保存する方針と示し、観光振興や防災教育に活用するのが狙いであるという記事があり、わたしたちのジオ・ライドも多少なりとも意味がある認識を得た。いいタイミングだが今度の日曜は復旧が進む阿蘇と、まだ震災のままの阿蘇を見て、野焼きの跡の焙煎された草原を走ってくる。お父さんたちも老眼だけど澄んだ目で愉しんで来るよ、今後もジオ・ライドは継続する。







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
--- 漂えど沈まず ---



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サルトさん 

カメラと言葉で阿蘇の遊牧民になれればと。
12日ライドのリポートお楽しみに。
  • posted by コルナゴ部長 
  • URL 
  • 2017.03/10 11:03分 
  • [Edit]

大地のパッチワーク 

野焼きの後の雪まだら素敵。ちょうどASOシルクロードギャラリーの遊牧民の絨毯ギャベのパッチワーク模様のよう、匂いと一緒に見てみたい景色ですね!
  • posted by サルト 
  • URL 
  • 2017.03/09 17:35分 
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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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