コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

2016 九州Heaven Ride

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「2016 九州Heaven Ride」ウェルカムパーティは会場いっぱいの盛況だった。そして、本番の大会は終日雨で気温10℃以下の極寒の中、こぶし大の石が転がる荒れた山道やぬかるみをロードバイクで走破する普通では絶対踏み入れない世界のものだった。昨年、初めて真冬の林道や未舗装路を繋ぎ合わせたルートをロードバイクで走るこの招待制の大会に参加した。その時の心境が懐かしい。

「色彩がまだ豊かな初冬の小国に選ばれしかっての少年少女が集結、苦楽と生きる喜びさえ交錯する大人の運動会は準備さえ整えば満面の笑顔で愉しめる。グラベルでさえスラローム、ディストピアはユートピア、『真冬の山にいったい何があるというんですか?』 という曇りのない答えがSNSに溢れている。九州Heaven Rideとは自転車乗りの通過儀礼なのである。」

通過儀礼に喩えたほど、この壁を越えるとそこには新たなサイクルスポーツの楽しみ方があるという発見に興奮した自分がいた。それは世界一ハードなアドベンチャーレースといわれていたラリーレイドであるキャメルトロフィーに現実として体験しているような気分でもあった。ただしエンジンはランドローバーではなく自分の足だが・・・








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写真提供chanokoさん

今年もchanokoチームからエントリーした。メンバーは昨年と同じ今年のTD100k3位、壱岐U49-30k1位の木村くんと3位の松岡くん、それに例年ボランティアで参加の台湾太魯閣エイジ50で1位の上原くんと初めてご一緒する北九州の谷村くんの5名で完走を目指した。








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写真提供chanokoさん

ところがである。わたしの勝手な思いこみにより、満願寺温泉から正規ルートの林道を通らず、ミルクロードまで3キロの地点で迷走に気づき、そこから引き返す誤ちを起こしてしまった。往復20キロ以上のハンディと満願寺の林道での慣れないガーミンで地図が読めず、迷走の迷走でCP1には最終通過チームに45分遅れて到着した。

ミルクロードからグラベルで212号に出た時点でコースクリエーターの宮本さんから草千里のCP2足切りに間に合いそうにないことを教えられ、阿蘇山に登らず一旦内牧に出て国造神社の登りのショートカットルートを選び完走を諦めた。国造神社の登りでは足が終わり、右膝痛と足攣りでミルクロードからやまなみ道路を登って変更となったCP3に辛うじて辿り着いた。そこでリーダーの上原さんに不調を告げ減速に合わせていただいて最短ルートで15時40分にゴールした。








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迷走の103kmの足跡

スタートしてゴールするまでどのチームとも出会うことはなかった。







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濡れて凍えながら走っている最中のチームの合言葉は温泉で凍りついた身体を温めること。その魂は繋がり極上の温泉をみんなで愉しむことができた。今回のわたしの勝手な思いこみは、宿でいろいろと説明して聞いていそうで聞いていない、理解しているようで理解していないシニアのお客と同じもの。一方的な考えだけで柔軟な情報の視野を失った、いわば老化現象。今後は常にアンテナを微調整し右肩下がりの老化の角度を緩めて行かねばと思っている。
家に着いて家内と居酒屋に行った。飲み物を注文する際に凍りついた記憶が抜けず生ビールではなく熱燗で通した。肴も馬刺しや刺し身を避け温かいものにした。ここで反省も終わりご機嫌で店を後にした。行きがけは雨だったが店のドアを開けると止んでいた。数歩歩き出すと右膝痛は確実に残っており傘を杖代わりに帰った。それは足が攣っても、膝が痛くても、限界まで走れた勲章のようにも自分には思えた。家内には今日の失敗は言わなかった。杖をつきながらヨタヨタ歩く後姿を見ても何も聞いてこなかった。2016年、わたしのHeaven Rideが終わった。








FLUCTUAT NEC MERGITUR 
--- 漂えど沈まず ---

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  1. 2016/12/05(月) 18:05:49|
  2. ロードバイク
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