コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

大好きな林道は最後の数キロで閉ざされていた。

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内牧から三久保の交差点を内牧駅・8mの農免道路方面に左折し、しばらく進むと「段差あり」の看板があります。その段差は1m以上もあり、勾配をつけて片側走行で通れるようにしてありますが、最徐行しないと車の腹を擦りますので注意が必要です。この地盤沈下というか異常な断層の変化は今回の地震の凄さを垣間見る個所でもあり一度目にしてみるものいいかも知れません。そのような生々しい状況ながらも近くには節句祝いのこいのぼりが泳いでいます。農家では被災の片付けをよそに田植の準備も進んでいます。子供の成長も、梅雨も、待ってはくれません。






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正面から見た狩尾峠

一昨日、二重の峠を下っていたら何台もの大型バスとすれ違い、それには「中部電力」さんの名前、最後に見たバスには11号車とあり、中に乗っていらっしゃるのは200人から300人の方でしょうか、その数にびっくりしました。100台を超える電源車により被災地に電気が通り、その後、赤水から新たな鉄塔を立てて送電線から先日安定した電気が供給されるようになりました。10日を超える復旧作業、ご苦労さまでした。

昨日は多くの自衛隊車両が任務を終え峠を下っていました。インフラ整備が終わり、残るは避難所への炊き出しと、お風呂や水の配給をされる隊員さんが残られています。





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5月1日と2日は休みを取り、家の片付けと久し振りに家族と一緒に過ごします。今日1日は、おはようサイクリングで菊鹿町のあんず丘を経由し八方ヶ岳林道に行ってきました。林道の麓の集落には一軒たりとも屋根をブルーシートで覆った家はなく道路の崩壊も見ることはありませんでしたが林道は相当やられているはずなので行けるとこまで行こうと思いました。ところが阿蘇で見るような景色はなく、崖崩れは一ヶ所道の半分まで砂で埋まっているだけで、あとは野鳥の鳴き声と新緑を愉しみながら快適なサイクリングでした。ただ、あの震度でしたから、林道の所々に落石がありますが、まあ呪い師が念仏を唱えながら石ころをパアーっと散りばめる、そんな程度、この林道にとってはいつもの風景でした。






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菊池市の境界に入ると崖崩れの個所と規模が多くなりましたが、この道路地図があるところまで来ると、あとは下り一辺倒で林道の終点穴川地区に着くjことができます。腹も空いてきたし、炊き立てご飯と味噌汁に焼き魚あたりで朝飯を楽しみに家を目指しました。






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ところがあと数キロというところで完全に道を覆う崖崩れ。通行止めの案内は一切なかったので安心していたんですが、この震災で人がほとんど通らない林道の道路告知は仕方ないところ、諦めて引き返すことに。しかし、ここからの上り返しは心が折れ、朝飯は諦めて補給食を取り迂回路を捜しながら来た道を進みます。するとセメント道があり竜門ダムの文字、舗装面はツルツルではなく敢えてざらついたようにしてあるくらいの急勾配でした。握力を失うくらいの下り坂が続くとダムと集落を結ぶ旧道に出て、これから先は道路崩壊がないことを祈りながら無事竜門ダムに着くとこができました。あとはいつものコースで自宅に着き、朝飯前の林道はややサバイバル的な緊張したサイクリングになりました。

3日は営業を再開した土橋さんでさっぱりしに行きます。5日は上原さんと小国ライド、そして7日8日はどっぷり小国に浸ってきます。こんな時ですがいつものルーティング通りに減速することなく進みたいと思います。

蘇山郷は水道管の配管修理中にバルブを壊し、部品が届くのが9日になり、それまでずっと水が無い日が続いています。支援物資により飲み水の配給に行く必要はありませんがトイレが大変です。それと賄食が作れず住み込みのスタッフが離散した状態です。温泉の復旧の目途が立たないため救済をメディアに訴えようかと思っています。しかるべき行政は、もっと困っている方を優先するのは当然であり、一企業の営業再開に手を差し伸べるのはまだまだ先のことでしょう。ただしスタッフの不安はぬぐいきれません。その狭間の立場であるわたしは、行政や近くの旅館との協調よりも現実的な視線に目を向けるべきと考え、災害ボランティアとして温泉の専門家に地下の状況を推察してもらい、何百メーター再掘削すれば温泉が湧出する可能性があるのか、その診断により館主の決断の一助になればと思っています。出過ぎた行為と知りながらも苦悩のスタッフのためにわたしにできることをしたいと考えます。







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
--- 漂えど沈まず ---


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  1. 2016/05/01(日) 18:00:25|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こちささん

よかったですね、また遊びにきてください。
少しつづ元の阿蘇になっていきますので、走れるところから自分の足で復興具合を確かめにお越しください。
  1. 2016/05/04(水) 14:56:02 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

今日のお昼に内牧温泉入口から三久保の交差点で曲がって赤水方面に走り二重の峠を登ってからミルクロードに入りスタート地点に戻るという45kmほどのコースを走りました。
熊本に近くにつれて沢山の自衛隊の車や作業中の車とすれ違いました。
多分一枚目の写真のところですが既に両側通行出来るようになっていました。
沢山の方の力で日々復旧されていっているのだなとか色々考えさせられました。
ニュースではわからなかった地震の凄さを垣間見ることが出来ました。

そして熊本の自然が所々に地震の爪痕がありましたが想像以上に神秘的で素晴らしかったです。
写真もいっぱい撮りましたがやはり生で見ないとこの素晴らしさを伝えれないのがもどかしいです。
是非色んな方に見てもらいたい。
ただ残念だったのがラピュタの道を見ることが出来ませんでした。
警備員さんが立っていて中の方に全く入れない状態になっていました。

今日走ってから帰りに阿蘇神社を見に行き交通安全のお守り等を買いました。
どちらでも観光客の方が思っていた以上に多かったです。
ロード乗りの方も数人見ましたがバイク乗りの方が多かったです。

そして地元の方にも挨拶やら声をかけてもらい内牧温泉入り口では小中学生の団体に元気な大きな声で挨拶され凄くほっこりしました。
自然の素晴らしさに人の温かさにまた絶対に来るぞと思いました。


二重の峠でだいぶやられ足を着いてしまったので山向けに脚を鍛えて次こそは反対側からミルクロードを走りたいですし蘇山郷に泊まり早朝ライドで雲海を観にリベンジをしに行きます。
他にも走りたい場所がいっぱいありますしね

ギリギリまで悩んだんですが本当に行ってよかったです。
これもコルナゴ部長さんのブログのおかげです。
色々教えて頂いてありがとうございました。
  1. 2016/05/02(月) 21:48:23 |
  2. URL |
  3. こさち #-
  4. [ 編集 ]

ブラッキーさん

憶えていますよ、帰りに確か212号を小国の方に行かれてハンガーノック気味になって帰って来られたお二人ですね。
とっても有り難いコメントに助けられます、お気持ちは十分伝わってきます。
ここに書いたことはあんまり言いたくないのですが、温泉が出ないことには営業再開はできません。その現実を受け止めて、今できることをする、できたいことは頼む、恥より現実で進みたいと思います、
  1. 2016/05/02(月) 07:10:14 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
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  1. 2016/05/01(日) 22:59:59 |
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