
熊本の峠の中で最も難易度が高い地蔵峠。
28号線の小森(標高197m)から始まる菊池人吉大規模林道で上る7キロが終わって
それからグリーンロード南阿蘇で上る地蔵峠(1079m)までの9キロが今日のコース。
特にグリーンロード南阿蘇は日陰が無くずっと太陽に照らされ続ける。
だから真夏の炎天下がこの峠の旬。

上ってる最中、口の中がジャリジャリする思ってたら阿蘇の噴煙がこっちの方に流れていた。
今から下りる久木野方面が噴煙の真下のように見え、引き返そうかと思ったがそのまま下った。
途中、降灰が顔に感じるほどでまったく楽しくないダウンヒルだった。

28号に出て左に曲がったところにある物産館「 あそ望の郷くぎの」の一角に今年できた「モンベル南阿蘇店」
今日の目的地であり一度見ておきたかったが想像以上に大きな店で多くのシニア客を中心に賑わっていた。
モンベル創業者の辰野さんは、カヌーイストの野田知佑さんや小説家の椎名誠さんのキャンプ仲間で
オカリナの名手としておもしろおかしく本にも紹介されていた。
そんな辰野さんは日本のトップクライマーで趣味が高じて20歳代でモンベルを設立
現在売上高160億円の優良企業グループに育てられた。
モンベル製品は辰野さん自身が開発者であり厳しいユーザーでもある。
豊富な経験と実績に裏付けられた製品に根強いファンは多い。
モンベルは採用活動を一切しないにもかからわず毎年400~500人の入社希望者が押し寄せている。
採用は毎年20~30人の狭き門だが、辰野さんを慕って来るのか、それはわたしにも判るような気がする。
そのような企業が阿蘇に出店されたことがとてもうれしい。
それも南阿蘇という人も風景も穏やかで多くの人も集まる選択眼がモンベルらしくもある。

降灰はこのような状態で滑りやすくとても危険。
それに練習不足のため地蔵峠は堪えた。

よって箱石峠はもちろん、
吉田線で阿蘇山はやめて、
東海大学 阿蘇キャンパスの脇を通り赤水から狩尾峠もやめ、

二重の峠もやめ、俵山もやめ、いわゆるすべての峠道を避け
グランツムートで補給して栃の木温泉経由の平らな道を選んで帰った。
途中、朝通った大津や旭志の各地区で草刈作業が行われていたが、帰りには打ち上げバーベキューに変わっていた。
そんないい匂いに影響されて家での夕食は久し振りに炭を熾して焼肉となった。
峠道&BBQ、これも今からが旬。

東京からお越しのTさん
飛行機で大分入りし翌日やまなみ道路を走って阿蘇に来られた。
今朝は早朝ラピュタを愉しみ、ゆっくりした時間にアウトされた。
それというのも帰りは熊本空港から夜の便なので今日一日阿蘇を走られるから。
自走と言えば荷物は最小限度にしたいところだがリュックには一眼レフ
それも大きな広角レンズ付きということが素晴らしい。

ジェットスターはタイヤの空気を抜かなければならず、大分に着いてから携帯ボンベで苦労したとのこと
これからの方、注意されたし。
ちなみに熊本空港は受付に言えばポンプを貸してくれる。
宿のポンプはサーファスFP200に新調。

Tさんの秘密兵器、ハンディGPS Garmin Oregon450
「ディスプレイは240 x 400ピクセルの半透過型カラーTFT方式を採用、太陽光の下でも視認性を確保
高精細な表示高感度GPSセンサーは高速かつ正確に測位
ビルが建ち並ぶ都市部や峡谷や樹林帯でもGPS信号を素早く受信
3軸電子コンパスと気圧センサーを備え正確な方角と気圧・高度を表示
強い防水・電源は入手が容易な単三電池を使用、USBからの給電にも対応
記憶デバイスにmicroSDカードスロットに加え約1GBの内蔵メモリー
オプションの心拍計とケイデンス計
GPXビューアで記録したデータの管理、Googleマップ・ウォッちずでの閲覧」
だから紙の地図一切不要でも迷うことはない。
勉強になりました。
またお会いしましょう!
FLUCTUAT NEC MERGITUR
--- 漂えど沈まず ---
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- 2015/04/27(月) 17:06:13|
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