コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

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乗れなくなったらフェードアウト

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やや見慣れてきた阿蘇の噴煙だが、北風に乗って降灰している南阿蘇や高森地区では甚大な被害を及ぼしている。そして何度もここで書いている通り、春先からの南風により北阿蘇、こちら側が同じような状況となる。いずれの地域も苦しい生活になるのはそこに住む人、その地が生活の糧となっている人であり、ネットやテレビではモクモクと立ち上がる巨大な噴煙とともにそのことを悲観的かつ「阿蘇は危険」と知らせる。

見方を変えると、「この迫力は何十年に一度の、めったに見られない貴重な大自然の息吹であり、それを普段着のまま、容易にかつ安全に間近で見ることができる」という事実でもある。立ち入り禁止の境界に一番近い阿蘇山西駅で噴煙ライヴを是非目の当たりにしていただきたい。写真に撮るならば草千里展望所が迫力ある阿蘇山とのツーショットでいける。自転車で走るなら天気予報と風向きに注意すれば大丈夫。そんな遠慮無用の楽観的視線もこの際忘れないでいただきたい。








これは火山灰を掃除するロードスイーパーと呼ばれる路面清掃車で鹿児島では降灰対策としてフル稼働している。灰を除去するための極めて特殊な車両で、多量の灰が毎日降る続けるこの地域では極めて需要が高い。鹿児島の友人の話ではロードスイーパーは夜間に作業を行っているという。なるほど、この車両の後には降灰が舞い日中だったらちょっと困る、それにスピードも遅く渋滞の影響も、だから夜間なのだろう。そして朝には歩道以外綺麗になっているらしい。
ちなみに特殊性からたいへん高価な車両で注文しても納車には半年以上はかかるというが阿蘇は万全だろうか。






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さて、最近は同じ酒飲みとして居酒屋を愉しむ本の執筆と、BS放送の「ふらり旅いい酒いい肴」が人気のデザイナー太田和彦さんに視線が集中している。

以前、日経の「おかね私流」というコラムに書かれた考え方にひかれた。
「金を使うのは生活費や事務所を維持するためですね。蓄財には興味がありません。ましてやこの金を元手にもうけてやろう、という発想はありません。世の中には、投資とかお金のため方とかがあるらしんだけど、その仕組みがわりません。日々の生活に不安がなければ、それ以上の金銭的な欲望がありません・・・略・・・引き受けた仕事は、締め切りを守ったうえで、依頼主の求める以上の品質で応えるようにしています。その繰り返しで今があります。すでに68歳ですが、注文なくなったときがフェードアウトしてゆくときです」

実はその太田さんが、椎名誠さんのシリーズ本「あやしい探検隊」のメンバーとしてアウトドア体験に参加されていた。すでにこのシリーズは昭和57年の初版から19冊に及び、カヌーイスト野田知佑さんやカメラマンの中村征夫さんなど、30名近くのメンバーが山や海でキャンプし奇想天外に大騒ぎするというもの、そこにあの太田さんがいたとは最近知って驚いた。





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写真は椎名誠 林正明著 小学館文庫 「あやしい探検隊焚火発見伝」より

右端が太田さん、役柄は日本酒や酒肴の追究に挑むアートディレクターという真面目な視線で、焚き火宴会をクールに考察するというメンバーの中では珍しい存在だったか。

わたしが20代のキャンプに凝っていたときにこのシリーズがスタートし、検隊のアウトドアの愉しみ方にはかなり影響された。主役の椎名さん、親分肌の野田さん、当時は憧れていたな。






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現在は野田知佑さんが77歳、椎名誠さんも70歳になられた。

しかし、あの二人だから、まだまだ頑固に我が道を変えず、きっとあの頃の少年の気持ちのままだろう。

フェードアウトするにはまだまだ、

のんびりカヌーに乗って、プシュと缶ビールを開ける音が聞こえそうな気がする。





FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---


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*Comment

てっちゃん 

お久し振りですね。
「火山との共存が生活の一部」・・・まさしくそれが日常の地域もあり、そこでどうやって生活していらっしゃるか、何が大変で、何は大したこと無いのか、早く見て体験し教えてあげるべきであり、それがやがて来る降灰への一番の対策だと思うんですが。
それと、外国人観光客に対して的確な情報を教えてあげるべきと感じています。せっかく遠くからasoに来て、何も見ず去って行かれるのは残念でなりません。
  • posted by コルナゴ部長 
  • URL 
  • 2015.02/04 14:03分 
  • [Edit]

一番身近な活火山 

こんばんは。阿蘇山の噴煙はこちらにも到達してますが数年前の新燃岳の噴火を思い出させます。その昔の大噴火では噴煙が北海道にまで到達したみたいですね。
以前MTBで桜島を一周した時に途中で激しい降灰に会いまして結構大きな粒子がバラバラと落ちてくるような感じで焦りましたがそんな中でも地元の方々は平然と生活しており(釣り人なども全然気にしていないようでした)火山との共存が生活の一部になってるんだなと感心したことがあります。
降灰の被害は深刻ですが噴煙を上げる阿蘇山の姿もまた貴重なものですね^^
  • posted by てっちゃん 
  • URL 
  • 2015.02/03 21:24分 
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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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