コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

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二百十一日の阿蘇

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今朝、国道57号で通勤していると大津を過ぎた当たりから猛烈な噴煙が視野に入った。

いつもは北側に位置する内牧から、北風に流れる噴煙を見るため、その太さ・幅だけしか判らないが

大津からだと噴煙の流れる全体像が見えて、爆発したんじゃないかとさえ思ってすぐさまFMに聴き入った。

宿に着いてその話をすると館主のお父さん(会長さん)が早速見に行かれてこの写真を撮って来られた。

会長さんの口癖は、「ヨナ(降灰)が降ると雨樋を詰まらせ腐らせて(腐食)しまうから度々掃除しなくちゃならん」

聞けば20年、30年のサイクルで今の阿蘇山のように火山活動が活発になりヨナが降ってくる。

それは日中でも陽が霞むほど、パサパサと聞こえるほど、そんな歴史を懐かしむような口癖のようにも感じる。

ヨナが降るとやや仕事が減速した会長さんの出番でもある。





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写真右下にある建物が登山バス終点の阿蘇山西駅とロープウェイ乗り場、

そこから上っている道が阿蘇山公園道路で、自転車でも火口まで上ることができるが今は立入禁止となっている。

勾配のきついこの道を何度と無く、誰彼誘って上ったが、すでに懐かしいとさえ感じる。

火口より半径1キロ圏内が立入禁止となっている。

西駅やロープウェイ乗り場がちょうどその境界でロープウェイは休止してるが食堂や売店は営業している。

だから見に行けばとは言わないが、このようなチャンスはまたとない、ということも事実である。

阿蘇を走る場合、風向きに従ってコースを決めれば今のところは問題ない。

しかし、今は寒くて私は冬眠してるが、1キロ圏内の規制が解除されたら誰より先に自転車で火口に行くと決めている。



阿蘇山(中岳)上空の風情報
http://www.jma-net.go.jp/fukuoka/tsushin/aso/



阿蘇を愛した夏目漱石は、明治32年内牧温泉に逗留した。
阿蘇の圧倒的な存在に自然の畏敬を感じた漱石はその時の旅をもとに明治39年小説「二百十日」を著し
その中で主人公に阿蘇をこう語らせている。

『「雄大だろう、君」と云った
「全く雄大だ」と碌さんも真面目に答えた
「恐ろしい位だ」暫く時をきって碌さんが付け加えた言葉はこれである
「僕の精神はあれだよ」と圭さんが云う』

そして最後の一文は、

『「そこでともかくも阿蘇へ登ろう」
「うん、ともかくも阿蘇へ登るがよかろう」
二人の頭の上では二百十一日の阿蘇が轟々と百年の不平を限りなき碧空に吐き出している。』





FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---

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*Comment

カルキさん 

最初の始まりがカルキフーズ納入先のいまきん食堂辺りだし、

第4章の冒頭の、

『「おいこれから曲がっていよいよ登るんだろう」と圭けいさんが振り返る。

「ここを曲がるかね」

「何でも突き当りに寺の石段が見えるから、門を這入はいらずに左へ廻れと教えたぜ」』

なるほど、西巌殿寺へ行く「これから」がカルキ邸前ですか・・・

ほとんど境内、さすが由緒あるところに御住まいですね。

阿蘇一族のオーラというか普通の人と違うと思っていました・・・
  • posted by コルナゴ部長 
  • URL 
  • 2015.01/11 11:12分 
  • [Edit]

 

ちなみに第4章の冒頭はうちの家の前だと思います。
  • posted by カルキくん 
  • URL 
  • 2015.01/11 10:18分 
  • [Edit]

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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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