コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

2014年 外輪山の野焼き

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2014年3月16日、阿蘇北外輪山野焼きの本編

午前8時30分に公民館に区民全員が集合し区長さんより出席の確認と注意事項の説明。

その日の風向きによって火の入れる場所が変わるため火入れ担当者とリーダー格の方が入念な打ち合わせをされていた。

狩尾地区の野焼きは午後から火入れする狩尾峠一帯は急斜面や岩場となり火が廻る勢いは恐ろしいの一言。

よって区民以外は絶対立ち入ることはできない。

午前中はミルクロードの北側を焼くがこちらは平原なのでさほどの危険はない。




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隣の区では早くも火入れしていた。

車があるところが防火帯で草を10mほど刈って火がこれより先に行かないようにしてある、

しかし、風が強いと火が飛んでしまう、

そのために人力での火消し棒や消防団が背にからう水の入ったシューター、

それと四駆の軽トラに積んだ水タンクをエンジン式のポンプで消火する。




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平原の草はまだ完全に乾いておらずなかなか燃えない。





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くぼんだところには残雪の塊もあり風が冷たく寒い寒い、

普段は10mほどの炎が立ち上がり熱くて背中を見せないとやり過ごせないのだが、

今年ばかりは「野焼きに来て風邪ひいたら笑わるっばい」とみなさん口々に笑われる。

たぶん「初心者」のように思われるという意味なんだろう。





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撤退。




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最後の丘に火を入れる、




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360度煙が立つ。




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午前の部終了。




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狩尾峠近くで昼食。




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午後の部開始と同時に事前に許可を取られていたけっこう大掛かりなテレビ局の取材も参加




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まずはミルクロード沿いから火入れ




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車やバイクの人も降りて野焼き見物




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ロードバイクのグループも、



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東からの風のため最初に防火帯の2m先を焼く、

それが焼けたらその先2mを焼く、

防火帯の防火帯を広げてゆく、





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それを繰り返し消防団や若者が急な崖のような峠を下まで降り、





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防火帯の防火帯ができたら

最後に下から火を入れたらクライマックス。




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若者以外は狩尾峠の麓に移動、

ミルクロード沿いの担当は次々に火を入れ進む。




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紫煙に包まれるミルクロードを100台の軽トラコンボイが進む。




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狩尾峠、通称ラピュタも火が廻っている。




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野焼きの次の日、ここを走ったのだがとんでもないことになっていた、

次の機会に紹介しよう。




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長寿が丘公苑の先、

杉林との境界から野焼きするため我々は待機。

ヘリも飛び空からの映像を撮っているようだ。

この間ミルクロードから防火帯を作りながら降りてくる消防団と若者グループが下までたどり着いたら

次は下から違う班が火を入れ、

同時に無線が入りここから焼く。




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無線から怒鳴り声が響く

「焼け! 焼け! 焼け!」




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東側から火を入れ、




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一気に燃え広がり、




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焼けたら東に移動し火を入れて行く。




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これを繰り返し進む。




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斜面の萱は背が高く、その炎の勢いは驚くばかり





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燃えた直後は落石が続き、

見上げる数十メーター先から人の頭ほどの石が転がり落ちてくる、

名前を呼んで「来たぞ! 逃げろ!」

「逃げろ!」

まだ煙の上がる黒焦げの石が足元に転がる。





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このとき足元では大騒ぎだった。

茶色の生き物が防火帯の人の合間をぬって駆け上がってくる、

「何!!!」




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ウサギだった。

いくつもの火消し棒で抑えようとするもそれを避け駆け上がっていった。

火に追われて逃げてきたのだろう、やや焦げていた。





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長寿ヶ丘公苑の真上に火が入り終了した。

危険の度合いが尋常でなく、今回与えられた持ち場を離れることはできずこの写真で終わった。

ヘリも飛ぶ取材はどのような映像を残したのだろうか

迫力ある野焼きが伝えられることによって、

毎年縮小する草原の野焼きが少しでも食い止められることが正直な住民の本意だろう。





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2年この地の野焼きに立ち会い村の掟の意味するところも知った。

男性がいる世帯が欠席した場合は罰金

代わりに女性が酒宴の準備などで公民館の作業に参加したら半額の罰金

女性のみの世帯は公民館で可

80歳以上の世帯は参加の必要はない。危険なので参加してはいけない。



彼らは狩尾峠が大好きだ。

どこにでもあるような木々の生い茂る山、

すでに多くの外輪山もそのような姿になってしまっているがそんな山になって欲しくないと思っている。

峠や峠道からの眺めは昔から残る貴重な思い出であり、いつまでも残したい、我々の時代までは残るはずと考えている。

数人に聞いただけだがバイクや自転車の人の通行も今のところそんなに否定的ではない。

逆にワシらの道に興味を示してくれて嬉しいとさえ思っている人もいらっしゃるようだ。

峠で村の人の車が来ると自転車を降り脇に止まり挨拶すると笑顔でかえしてくれる。

そのような付き合い方をしていつまでも今の姿の狩尾峠を見続けたいものだ。



猛火と煤を浴びた証拠に鼻をかんだ真っ黒のティッシュを見せてやろうかと思ったが、まずいだろう、

耳の中も恐らく真っ黒のはずで、煤で黒くなっためん棒を見せようかと思ったが我が家のめん棒はすべて黒、

愛犬用は白いがデカイくて諦めた。

帰ってきた家族から顔が赤いと笑われた。

鏡を見たら鼻の頭も赤くてまるで焼酎焼けのようでみっともない、

しかし、ワシらの仲間入りとなる立派な野焼き焼けである。










FLUCTUAT NEC MERGITUR  --- 漂えど沈まず ---

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  1. 2014/03/18(火) 16:42:55|
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