コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

草木染め遊牧民絨毯 ギャッベ

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阿蘇を訪れたとき、特にお奥さんやお連れさんと一緒だったら九州に一軒だけのギャッベ専門店なんておすすめだ。

南阿蘇の俵山の麓にある「ASOシルクロードギャラリー」
5年前、オーナーの鳥越さん夫妻がイランに赴き、ギャッべを取り扱うZOLLANVARI(ゾランバリ社)と契約、眺めの良い阿蘇が一望できる場所に店をオープンされた。以後、現地に直接買い付けに行かれ豊富なギャッべを揃えられている。


























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ギャッべ(GABBEH)とは、ペルシャ絨毯の原点と言われる絨毯で、イラン南部ザグロス山脈一帯で遊牧生活を営むカシュガイ族の女性が織る絨毯だ。ペルシャ羊の原毛を手で紡ぎ、山に自生する植物や果実など天然素材で草木染の糸を作り昔ながらの手作業で織る。その技術はユネスコ無形文化遺産に登録されている。草木染された糸は色あせることが少なく美しい風合いは時を重ねるごとに増しこの世に一枚だけの価値ある絨毯となる。






























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ぺルシャ絨毯との大きな違いは、ほとんどの絨毯に下絵が無く古代から受け継がれる文様や、大自然の中で感じ取った空想の絵柄を数ヶ月から数年かけて一本一本結んでいく。






























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伝統の模様には遊牧民の祈りが込められている。

木の文様は「生命の木」を表し
四角の文様は「井戸や水場」
菱形の文様は「トランジと呼ばれカシュガイ遊牧民にとっては非常に大切な文様」
羊・ヤギの文様は「大切な財産」
オオカミの足跡の文様は「家畜を襲う恐ろしい悪役を織り込むことで防御する意味」
ライオンの文様は「知恵と財力、それに強靭な肉体と権力の象徴」を表す。





























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この店のギャッべは、カーペットオスカー賞を2度受賞した世界でも有名な「ZOLLANVARI社」製だ。ギャッべの芸術性に気づき世に広めたのもこの工房である。また、ギャッベを作る遊牧民が年々減少し、本物は減る一方で贋物と区別するため2010年春より「ZOLLANVARI」の刻印が絨毯裏に押されている。




























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ロードバイクほどの価格のギャッべ選びは、山のように積まれたなかから時間をかけて自分たちの部屋に合う一枚を探してゆく。
出したりめくったり、絨毯の織り目で色艶が変わるので、あっち行ったりこっち行ったり、直接肌に触れるので、さわったり撫でたり、納得するまで吟味するのは段々熱が入り楽しいものである。
しかし、どっちにするか悩んだ場合、数枚の候補を一度自宅に持ち帰り実際敷いてみて確認することも紹介者を介せば可能だ。

奥にはサービスのカフェスペースもあり、気分転換に阿蘇山を眺めて穏やかになることもできる。



























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とっても温厚で気さくな鳥越さん夫妻と二人の娘さんが交代で接客されている。ギャッベは稀少なものだが店の敷居は高くない。ギャラリー感覚で気軽に立ち寄ってもいいだろう。

店の言葉にはこうある。
『遊牧民の女性が感性で織り上げた世界でひとつしかないギャッベ絨毯、出会いは一期一会、それはあなただけの模様です。私たちがこの目で見て感じたイランという場所は、ニュースで見るようなイメージとは違い人の優しさ、温かさに触れることができる場所でした。カシュガイ族の女性たちが、ギャッベを通して私たちに教えてくれた家族の大切さがそこにありました・・・・』

























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5年前こちらで出会った一枚のギャッペは我が家に居心地のいい空間を作ってくれた。お蔭で私たちは見かけは経年劣化するものの心はさびてはいない。もちろん我が家のギャッベも輝きを失わず昔のままだ。ローンの対価は生き方の方向性を決めてくれた。毎朝見るたびにファンファーレを聞かされているような元気な気分にもなる。















Festina Lente - 悠々として急げ-


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  1. 2013/05/10(金) 17:40:30|
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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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