コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

ラピュタを考える

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雨の合間に
























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雲が一瞬消え、顔を出した天空の峠ラピュタ

地元ではラピュタは、「狩尾坂」「狩尾峠」「狩尾牧野道路」と呼ばれており牧草を運ぶ農道です。
人が通るだけだった道を、昭和40年代に「原野を管理する道路」として今の道幅に拡張され、草刈りや清掃など維持管理は狩尾地区の方々がされています。

ミルクロード一帯の牧草を、梅雨前から秋までの間に4回刈り取り、ロール状に巻いた1個200キロから400キロの牧草を運ぶ農耕車両が往来します。牧草は雨で濡れたものは使えず、乾いた状態で刈り取るため、今の時期晴れると日曜祭日連休に関係なく多くの農耕車両が頻繁に行き来します。

また、道路の目的により一般の車両の通行は想定されていません。
断崖絶壁を縫うように走るこの道は、ガードレール、・カーブミラーは限定された上、舗装は荒れ、落石により小石が散らばり、下ることは最も危険であり上りのみ走れる峠道と認識したが良いと思います。
ちなみに錆びたガードレールが印象深い峠道ですが、ところどころに新しくなっていますが、いずれもそれはガードレールを突き破って谷底へ落下した事故の証です。

私も経験が浅い頃、何も知らず下ったことはありますが危険です。手が痛いほど痺れこわばります。危ないと察知しブレーキをかけてもロードバイクの細いタイヤでは急には止まりません。危険を回避することばかりに集中し景色を見る余裕なんてなく辛いだけです。
よって、ここはゆっくり景色を愉しみながら上り専用の峠道であり、農耕車両が来たら左脇に一旦自転車を降り、すれちがうようにすべきと思います。もしくは、ミルクロードから300m降りるとこの撮影スポットになりますので、マイカーの方などは上らず下らずここから見るだけもありかと思います。

多くの人数で下るグループがあると聞きます。きっと愉しくなかったはずです。
事故がありラピュタが通行禁止になる前にルールを決め安全走行を心がけたいと考えます。ミルクロードから阿蘇谷に下らなければならないなら、ここから最も近く安全な道は10キロ先の212号になります。

この峠道は地元の方にもいつまでもこのままの姿で残したいと耳にします。私も地元として、自転車乗りとして、日本ばなれしたロケーションのラピュタを是非上って欲しいと思っています。

そのためにも今後、地元としてラピュタを紹介する際には必ずこの文言を付記して注意を喚起します。


          「ラピュタは上るところ!下り転落事故多し!農耕車両最優先!」


さて、時を同じくして自転車専門誌からラピュタの取材がありました。喚起する文言を入れてくれるならとの条件に了解を得ましたので迷いましたが協力することにしました。

またこれにはもうひとつ理由があります。現在もラピュタはいろんな雑誌紹介されていますが、今後配布される阿蘇の観光パンフレットにラピュタが大きく紹介してあるとの情報を知りました。何も知らない方が来られると地元の方々の仕事に影響を及ぼすことになるかもしれません。無秩序になる前にまずは自転車乗りからルールを発信することができればと考えた次第です。


ラピュタに暗雲立ち込める今、一筋の光に期待しております。




日々是好日


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  1. 2012/07/06(金) 18:58:15|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
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コメント

いも天さん

いも天さんのおっしゃる通り。
健康の維持、都市交通における手段として、時代に沿う「自転車」が見直されているのはご存知の通り。
そのための法改正とか専用道路を作るとか、そういうのろしより、ここでは地元と自転車乗りとの二人称の関係を成立させることになればと思っています。
  1. 2012/07/12(木) 10:07:12 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
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サイクリストのこころを揺さぶる場所

いつも楽しく拝見しています。(^-^) 長い梅雨も、もう間もなく明けようし、阿蘇も夏の訪れが近づいて来てることかと思います。良い景色には言葉がいらない!そう思わせるものが阿蘇にはあると言えます。それだけに一人一人が、もう一度この場所に対し譲り合う気持ちをもって行くことが大事ですね。
  1. 2012/07/09(月) 21:45:29 |
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  3. いも天 #-
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Kenさん

平均勾配は8%、荒れた路面は10%に相当しますね。
景色を愉しみ、ここでは振り返ることも忘れてなりません。「オレもたいしたもんだ」と自分を褒めましょう。
地元の方々とすれちがう際の挨拶、大事ですね。
苦しくて、辛くても、笑顔のラピュタ。
貴店付近に居たのは間違いなく家内です。実家の近所ということで興味津々のようです。
  1. 2012/07/08(日) 10:56:31 |
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  3. コルナゴ部長 #-
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サルトさん

風渡るナウシカの谷
天空の峠 ラピュタ

今後のフレーズはこれで!

散々紹介してきたので人のことは言えませんがラピュタが危うい状況になっていることは間違いありません。
遙か彼方からのラピュタファンも多く、いつまでも愉しめる天空の峠道として地元民と共に守って行きたい、と同時に阿蘇の営みと共生し得る自転車乗りとして責任ある行動を興し、お互いナウシカの谷に恋したことに運命を感じましょう。
  1. 2012/07/08(日) 10:31:34 |
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  3. コルナゴ部長 #-
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ラピュタ登り

ラピュタは距離は短いですが、けっこうな勾配が続くので阿蘇の登山道よりも足に来る感じがします。一気に登らず止って来た道をふり返って眺めたり、周りの絶景を楽しみながらのんびり登らないともったいないです。トラクターは車幅があるのでエンジンの音が聞こえたら立ち止まり、軽トラのおじさんたちにも挨拶して脇によけ譲ります。接触事故など起きてしまったら途中にゲートができたりで二度とラピュタに登れなくなりますからね!

夕刻にうちの前を通られた紺色のFIATは奥様ではなかったでしょうか?
  1. 2012/07/07(土) 19:13:05 |
  2. URL |
  3. Ken #Szz/4ZYk
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物語を紡ぐラピュタ

森林帯を抜けると断崖絶壁を覆い尽くす牧草が風になびき煌めく、そこはラピュタというより風渡るナウシカの景色か。その先の錆びついたガードレールが平和を物語っていたとは流石ラピュタ。真新しいガードレールやカーブミラーが増えないことを願いつつクルクル・ポタポタ上りましょう。そうする方が兜山or北山展望所での補給がラピュタの魔法で更においしくなること間違いなし。
  1. 2012/07/07(土) 18:48:16 |
  2. URL |
  3. サルト #YCdeWPgQ
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きーさま

ご意見の通りです。
景色もですが野草も稀少なものがあります。
今、ラピュタではゆうすげが咲き始めました。夕方花開き、朝しぼむ黄色の花です。
阿蘇を走るとはこういう楽しみもありますから。

玄関でのツーショット、自転車旅販促用に使わさせて頂いております。
非常に効果的な写真だと思います。
いつの日からご結婚の周年祝いにでもとお待ちしております。
ありがとうございました。
  1. 2012/07/07(土) 12:48:20 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
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ラピュタは登りながら景色を楽しむところ、本当にそう思います。
変わっていく景色を楽しみながらゆっくり登って、たまには止まって写真を撮ってもいい。
あんな素晴らしい場所を一瞬で通りすぎるのはもったいないですね。

 春に新婚旅行でお邪魔した夫婦より
  1. 2012/07/07(土) 12:18:10 |
  2. URL |
  3. きー #-
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ごもくやす さま

食べ物作りご苦労さまです。

先日はじめて地区の方と時間をかけて話しました。
今後はより多くの方と交流を深めたいと思います。また行動を伴うお付き合いも積極的に参加したいと考えます。
宿においてもたかが40キロほどしか離れていませんが、習慣や物事の考え方など予想する答えとは違うことが多く、思うように伝わらないことも徐々に判ってきました。
まあ、これからだと思っています。

道路のこと、まさしくそうだと感じます。ラピュタ地区は年配の方が多くそのような意識で成り立っているようです。
危うい状況のラピュタ、変えるのは人であり変わらなければ替えられる意識で一役を投じたいと思っています。

さて、再開のこと、愉しみにしています。
ミラノが覚えてるでしょうか?
  1. 2012/07/07(土) 11:38:53 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
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さてさて。

いつもがっちりたのしく拝読しています。

ところで、ラピュタ周辺の地元の方との交流はありますか?

もうぶちょうも地元に入られているし土地の方々の様子もわかると思いますが、受け入れてもらえそうな土地柄なら、ラピタの道路の改修整備などの地元の人築に参加してみてはいかがでしょう?

なかなかよそ者が田舎の事業に関わるのは普通難しいですが、野焼きボランティアなど受け入れる土壌が阿蘇地域にはありそうな気が・・・

田舎では道路とてみんなのものではなく、管理整備している地元のものという意識が強い気がします。

コミュニケーションが取れていないといずれ本当に立ち入り禁止になりそうな。

田舎移住者として感じたものでつい。

出過ぎました。

PS.再来週お忙しいときですがお世話になります。

  1. 2012/07/07(土) 10:42:15 |
  2. URL |
  3. ごもくやす #SFo5/nok
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ヘボーネンさん

ラピュタ広報用後姿の写真、使わさせていただいています。
走り始めたらすぐにポタポタ汗が落ちる季節はもうすぐ、梅雨で一旦休止の阿蘇ライドが再開ですね。

お付き合いしますよ!
  1. 2012/07/07(土) 10:11:46 |
  2. URL |
  3. コルナゴ部長 #-
  4. [ 編集 ]

NoTitle

「ラピュタ」は登り専用・・・そう、登りも急がずマイペースで行こう!

汗で目がしむと、よくジャージでぬぐうんだけど、その時に見える景色に、一瞬すべてが無になる時があるような気がする。

梅雨が上がればまずはここへ、、、、そうだね22日は泊まろうかな

阿蘇望前にぶくぶくデブってしまったが、頑張って走ります。
  1. 2012/07/07(土) 00:31:54 |
  2. URL |
  3. ヘボーネン #mQop/nM.
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