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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

今年最後の草原ライドはE-bikeメーカーさんの取材

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阿蘇シェアバイク導入実証事業で使用しているMTB E-bikeのパナソニックサイクルテック株式会社さん(以下パナソニックさん)が自社製品のプロモーションを制作するため阿蘇にお越しになり、現地ガイドが案内するという設定ということで道の駅阿蘇の下城さんと二人で参加した。
パナソニックさん側から来られた3名は大阪から商品企画やスポーツバイク推進が専門の方と、西日本プロモーションチームでカメラマンの方、それとびっくりしたのが同じく西日本プロモーションチームの福岡の方はRaphaや正屋さんのイベントで何度も一緒に走っており趣味の自転車を生かして転職されての再会だった。

取材は2日間行われ草原ライドの他に瀬の本を基点にしたE-bikeのバッテリーの許容範囲の60キロのコースを巡るというもので、リクエストされた中から選ばれたスポットを実走するには時間が足りなくMTB E-bikeを車載して取材して回った。

天気予報と降灰の風向きを見ながらまずは箱石峠の上にある町古閑牧野の草原ライドに行った。現地に着くと広大なフィールドに圧倒されている3人と走り始めた。すぐに自社製品「XM1」のポテンシャルと草原ライドとの相性の良さを、開発に関わった立場として熱く感じられていたようだった。また、100時間以上のフィールドテストをしている下城さんと私の体験談と一緒に走った初心者から上級者までの参加者の感想は、もしかしたら今後の商品開発に役に立つのかもしれないと思った。





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草原ライドはゴルフ場のフェアウェイのような牧草を刈った草原(採草地)がフィールドで、小高くなったところや丘は草を刈る機械が使えないため、枯れた1m以上のカヤに覆われ立ち入ることはできない。しかし、そこには幅3~4mほどの輪地切りといって、野焼きの際に延焼を防ぐ防火帯として草を刈られたところが道のようになっており、起伏のある草原と組み合わせると複雑なコースとなるはずだ。パナソニックの方3名のうち2人はシクロクロスをされており面白いコースがいくつも作れると言われていた。





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このように起伏のある広い草原と高低差のある輪地切りされたところが草原ライドのフィールドになり、ゴルフの際にカート道で次のホールに向かうように、農耕車両が通る舗装された牧野道で次の草原に向かうことになる。このような移動の際にも電動アシストのお陰で参加者は坂道でも遅れることなく一緒に走れるし、草原ライドの時も自分に適したところを楽しむことができる。




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ここは急勾配で段差がある難所で「奥村坂」と呼ばれている。
名付けたのはトリムカンパニーの橋本君で最初に登ることができた人の名前だそうだ。まだこのような難所が専門の人から見ればいくつも町古閑牧野には秘めているようだ。





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子供のように走り回って草原ライドの撮影は終了した。




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立ち寄りスポットの最初は阿蘇神社と門前町へ。
阿蘇神社は19日に熊本地震で全壊した国重要文化財の楼門の復旧現場を報道陣に公開されたばかりで、高さ約9メートルの耐震補強用の鋼管柱(鉄骨材)4本が設置されるなど組み立てが本格化していた。





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門前町では食べ歩きの取材となり、立ち寄った「お菓子工房たのや」では快く取材に応じていただき有り難かった。
散策しながら近くにある明治時代に建てられた洋裁学校跡地のカフェや雑貨屋をも訪ねていい映像が撮れたようだった。





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最後は大観峰へ。





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ダウン二枚重ね着しても凍るように寒いが景色は特別。
パナソニックさんも満足で初日取材終了。






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2日目はトリムカンパニーの草原ライドで付加価値を高めるソフトグランピングでスタートした。これは草原を走るだけではなく親しむことで草原の価値を提案するプログラムだ。






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今回は取材用に橋本君の前職だった「シェ・タニ」の黒糖のバームクーヘンを用意してあった。黒糖の香りが豊かで、甘さを控えグランピングに最適なコーヒータイムのシーンが撮れたようだった。





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このあとパナソニックさんのリクエストで黒川温泉を訪ね、食のミシュランガイドと呼ばれている国際味覚審査機構(iTQi)において、2019年の優秀味覚賞認定を「果菓坂」というケーキで受賞された「パティストリー麓」さんにお邪魔した。お忙しいにも関わらず気持ちよく対応してもらい「塩麹シュークリーム」をいただいた。パリッと焼き上がった生地に軽い塩味のカスタードクリームがたっぷりで、甘いのが苦手のわたしでもとても美味しくて、次回からサイクリングでみなさんを案内する際には是非こちらを訪ねようと思った。





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エル・パティオ牧場の取材ではこちらもお客さんが多いにも関わらず丁寧に応じていただいた。





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慣れない馬との撮影にいろんな提案をしてもらったお陰でこんな写真も!





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こちらのレストランで初めて食事をした。ウェスタンということもあって、メニュはハンバーガー系かステーキ系でチリコンカンバーガーを食べたがとても美味しかった。飲み物はディスペンサーでお茶系、コーヒー系、スープ系まで揃い、水分と塩分補給がしたい自転車乗りには嬉しいサービスだった。草原の中の牧場だから自転車を停めるのも気を使わなくていいし、牧場のレストランということもあって比較的お客は限られているし、待ち時間やある程度の人数だったら制限もなくサイクリングの途中のランチにはおすすめだ。





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エル・パティオ牧場の後は城山展望所に行った。
阿蘇谷を見下ろす展望所は、西から二重の展望所、かぶと岩展望所、北山展望所、スカイライン展望所、大観峰、そしてここ城山展望所があり、震災以降改築されて2階からはこのような景色が見られるようになっていた。風景を閉ざしていた樹木を伐採したら素晴らしい展望所になり、北山展望所もだがラピュタ風の景観が楽しめるようになっていた。





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阿蘇神社と道の駅阿蘇の間になる自噴する湧水で有名な「役犬原ポケットパーク」。もちろん水は飲めるのでボトルの補給と暑い日は水をかぶることもできる。





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最後に草千里まで行ったが雲で噴煙は見えず、猛烈な突風と火山灰直撃で早々に引き上げた。

12月25日の熊日新聞に中岳の噴火で被災した「阿蘇山ロープウェー」の再建を断念し建設工事を中止する記事が一面に掲載された。火山活動の影響で安全な運営が困難と判断されたという。火山噴火予知連絡会長の九州大大学院理学研究院の清水教授は「活動がかなり活溌化しており防災上注意が必要」とコメントされている。

阿蘇の人にとってはネガティブなニュースだが、これまで散々噴火活動の動向だけで阿蘇全体が危険なイメージのようにされていたので、阿蘇の観光はすぐ近くで見る火口見学だけではないと戦略上シフト変換するいい機会かもしれない。
実際、草千里やパノラマライン、ミルクロードの草原景観は九州随一の観光資源である。草原の先に噴煙を上げる阿蘇山の景色が加わるとよりいっそう見応えがあり、他の地域では絶対見ることができない風景になる。

草原をフィールドとする「草原ガイドツアー」は火口から8キロ離れた町古閑牧野と17キロ離れた下荻の草牧野なので噴火の影響はあまりない。2018年12月に「草原ライド」として商品化しサイクルツアー会社で販売を開始、告知はロードバイクのサイクルイベントに取り入れたり、サイクルブロガーを招いたモニターツアーの開催やサイクル専門誌やサイクルメディアに記事として紹介してもらった。12月には台湾・高雄のサイクルブロガーやユーチューバーを招いたファムトリップを行いインバウンドに向けに始動した。

そして今回はMTB E-Bikeを作り販売するパナソニックサイクテックさんが、「XM1」開発のエキスパートに草原ライドを試乗させ、阿蘇の魅力的なスポットを訪ねて自社製品をプロモーションするという、今までにはない切り口で阿蘇の魅力を紹介してもらえることになった。

噴火活動が激しい現在は「遠くから見る阿蘇」を、静まれば「近くから見る阿蘇」を、いずれもちょっと距離をおいた方がより阿蘇の雄大な自然に触れ合うことができるはずだ。時として猛々しい自然に敬意を払い、その分ちょっと離れてもっと楽しむ。無事に想い出を持ち帰ることが自転車乗りの心得である。今後とも阿蘇山を活かして阿蘇サイクルツーリズムに挑戦し続けてたい。






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  1. 2019/12/30(月) 18:01:47|
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MTB E-Bikeによる阿蘇ファムトリップ

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日本一広大な草原農地である阿蘇の牧野において、トレッキングやマウンテンバイク(MTB)を楽しむ人たちに開放し、観光資源として有効活用しようと道の駅阿蘇(NPO法人阿蘇田園空間博物館)が取り組みを始め、「草原(牧野)ガイドツアー」として専門の講習を受けたガイド付きのトレッキング(草原トレイルウォーク)や自転車(草原MTBライド)による草原をフィールドにした阿蘇のアクティビティを2018年12月から商品化した。





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商品化の背景として、阿蘇の草原は千年以上前から人々が放牧や採草、野焼きを行いながら利用されることで守られてきたが、農業の変化とともに減少し続けていることだ。
阿蘇の草原景観は九州随一の観光資源であるとともに、九州の水がめであり6本の一級河川の源流域にあたり約500万人もの人々の暮らしと多くの産業活動を支えている。環境省発行「いざ草原へ」によると草原を守る取り組みは三つあり、第一に草原の利用を増やすため阿蘇に牛が増えること、次に草原に親しんでその価値を知ってもらうこと、最後に野焼き作業の人手不足を補うボランティア活動や草原を守る取り組みへ支援するための募金にある。草原ガイドツアーは阿蘇サイクルツーリズムとしての提案であり、阿蘇に来てもらい農産物を食べて、草原に親しみ阿蘇の人々と交流し、ツアー費用の一部は草原を管理する牧野組合に使用料として支払う草原を守るための取り組みである。





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当初、MTB草原ライドは九州内のサイクルショップオーナーが牧野ガイド養成講座を受講されガイドとしてショップのメンバーと走りに来られた。観光用には阿蘇でサイクリングツアーを主催するトリムカンパニーと道の駅阿蘇によって阿蘇のサイクルアクティビティとして商品化し、モニターツアーを開催しSNSやサイクルメディアに紹介している。





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今回はインバウンド向けの第一歩として、世界一の自転車産業を有しサイクリング愛好家が多い台湾第二の都市高雄から、有名なサイクルブロガーやMTBプロライダーに実体験を発信してもらうファムトリップとして阿蘇に招いた。高雄は熊本空港から直行便が週3便運航し2時間30分で行けるという交通の便の良さと、サイクルツーリズムの先進地でもあることから今回のプロモーションをきっかけに双方向の観光交流への展開を図っている。





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ファムトリップは影響力のある外国人の目線で実体験したツアーやサービスをすぐに情報発信してもらい、意見交換することで適切な評価や対象とする人の視点を知ることができる。また、雑誌やメディアの広告と違い継続的な広告費を必要とせず、地方において海外まで情報が届きにくい特化した情報がインターネット上に残り続ける持続性も効果的である。




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台湾側の参加者として今回の窓口であり通訳の高雄市駐在で熊本・高雄交流促進アドバイザーの朱(しゅう)さんと、ブロガーでサイクリストの黃(こう)さん、それに女性ブロガーでサイクリストのLaLaさん、ブロガーでMTB女子プロライダーのペニーさんにお越しいただいた。体験するプログラムは電動アシストマウンテンバイク(MTB E-Bike)による草原ライドと、ロードバイクでの阿蘇サイクリング、それにエル・パティオ牧場での乗馬、阿蘇中岳火口近くの原野を全地形対応型車両で走る阿蘇アドベンチャートラックである。




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阿蘇市では「阿蘇シェアバイク導入実証事業」という3つのタイプのE-bikeに無料で乗れるサービスが8月から始まり11月一杯で終了したが、牧野ガイドからの要請があれば12月中は貸出可となっており、将来有償の観光サービスにつながる検証を目的としている。今回のMTB E-Bikeによる草原ライドはこの事業のインバウンド向けの実証でもあり、活発な火山活動が続き不安定な阿蘇観光の戦略の見直しをも視野に、地理的にも火口から8キロ離れた冬季のみ利用できる町古閑牧野と、17キロ離れ年間通して利用できる下荻の草牧野をフィールドとしている。




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阿蘇側の受け入れ責任者として道の駅阿蘇マネージャーの下城さん、阿蘇市担当者武城さん、ライド担当道の駅阿蘇サイクルアドバイザーの私し中尾とトリムカンパニーさんで同行した。
来熊2日目に町古閑牧野でMTB E-Bikeによる草原ライドを体験してもらった。気温10度を切る阿蘇用にダウンジャケットとフリースをユニクロで購入され防寒対策をされていた。厳冬季用のグローブは持参されていなかったため道の駅の方で用意したが写真や動画の撮影をするために必要ないと言われた。確かに時間をかけ凝りに凝った撮影をされていた。その多くがスマホでペニーさんはGoProで動画撮影をされていた。撮られた写真を見せてもらうと「定番のいい写真」というよりも「独特の伝わる写真」という印象で三人それぞれがモデルになりカメラ目線でないものが多かった。




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北外輪山のミルクロード付近の牧野は平坦な丘の上を牛の飼料として採草するが、地形の違う町古閑牧野は谷の底が採草地である。そこはなだらかな谷がいくつも連続するためMTBで走るには絶好の起伏のあるフィールドとなり、ゴルフ場のようにホールを代えながら楽しむことができる。MTBの最も楽しいのはダウンヒル、下りなので上ることが必然となってくる。この上りがMTB E-Bikeの利点でありアシストにより上りのキツさや苦労は皆無でスキー場のリフトのように谷を上ることができる。よって脚力がない初心者や女性の方でも上級者と同じコースを走れてサイクルスポーツを一緒に楽しめるユニバーサルな自転車である。
また、電動アシスト機能により自転車が重くなる分ダウンヒルは安定している。ブレーキも油圧式のディスクなので握力に関係なく軽く指で引くだけで確実に減速することができる。





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トリムカンパニーの草原ライドには草原にテントを張り、そこをベースにライドしてコーヒーやランチが楽しめるプランも用意され、草原ライドをより長く別の視点から満喫することができる。ちょっと驚いたのがスノーピークに統一されたキャンプグッズに大いに感動されていたことでブランド品として台湾でもよく知られているようだった。




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午前中のコーヒータイムは原則として草原は火気厳禁なので保温ポットのお湯のインスタントコーヒーだが、ケトルとシェラカップで雰囲気は十分、ゆったり寛げるローチェアの包み込まれる座り心地も相まってスノーピーク最大容量のランドステーションは撮影会場となった。(※阿蘇田園空間博物館で貸し出すボンベ式消火器を持ち込むことを条件に牧野ガイドのみ火気の使用ができる)




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ランチは阿蘇の草原と言えば放牧のあか牛ということで道の駅阿蘇でも一番人気の「二種類のあか牛丼」。部位の異なるあか牛が丼に埋め尽くされ、温泉玉子を割って食べるとみなさん満面の笑顔になられた。




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午後のティータイムは道の駅阿蘇用に作られた阿蘇のパン工房豆の木の「木の実の阿蘇のパネトーネ」だ。イタリア・ミラノの伝統的なパンでドライフルーツやナッツ類を混ぜ込んで焼いてあり、本来形はドーム型だが食べにくいので横長にしたそうだ。国産小麦と阿部牧場の阿蘇ミルクを乳酸発酵させた天然酵母使用のこだわり逸品をフィールド・ブレッド・ナイフで切って取り分けるとテーブルや椅子を持ち出して外での撮影会となった。
これと同じことを何度か取材やツアーでやってきたがピクニック気分程度でこれほどの感動はなかった。奥深い阿蘇の草原の中で、自然とのつながりを優しくするソフトなグランピング風な体験は、価値を重視するインバウンドの方にとって草原ライドが単に走るだけではなく、よりインパクトあるアクティビティに価値を高めたようだった。





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本来の草原ライドもそれぞれ大いに楽しまれたようだが、女性プロライダーのペニーさんの安定した走りは完璧で、丘のてっぺんから斜面を猛烈なスピードでスラロームしながらのダウンヒルや、マッドな上りのセクションをいとも簡単に駆け上がるテクニックはさすがプロの技、GoProの動画も迫力満点のことだろう。このようにMTBに慣れた人や激しく走りたい人は、よりアグレッシブに草原を駆け抜けスリル感溢れる走りができる。このように上級者と初級者が混在して楽しめるところがMTB E-Bikeツアーの利点である。




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また、たとえ落車しても草原は柔らかいので公道のアスファルトとの危険度とは雲泥の差である。それに最大の危険な相手となる車両もなく参加者全員の安全性は高い。ライドのグランドルールの周知も簡単で、日本の交通法のコンプライアンスも必要なく、外国人を対象とするアクティビティとしてはとても適しておりターゲットする人も幅広くなる。




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三日日はロードバイクで草千里や阿蘇火口近くまで走る予定だったが寒くてちょっとだけ走って米塚、草千里、阿蘇山西駅、大観峰、北山展望所での写真撮影のみになった。やはり冬の阿蘇の寒さは厳しくロードバイクの季節ではない。




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最終日はエル・パティオ牧場で乗馬体験と阿蘇火口近くの原野を走るアドベンチャートラックの体験をした。初心者の乗馬はどちらかというと静かな癒やし系で馬とのふれあいには感動されていた。乗馬中は手綱と鞍を持つため写真撮影が厳禁で体験をリアルに伝えることができなかったことが少し残念だった。





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阿蘇ネイチャーランドのアドベンチャートラックは、火口から2キロほど離れた山の斜面をロシア製全地形対応型車両で爆走するもので、縦横無尽の走行性と陥没箇所も急角度で走破するパワーに私たちも絶叫しっぱなしだった。





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また、眺めの良いビューポイントでは運転する方が斜面を駆け上がり写真を撮ってくれるサービスはとても好感が持てたし、いい画像により告知もできたようだった。この二つの体験は小雨程度ならエントリー可能なので草原ライドと組み合わせると年間通して楽しむことができるようだ。





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草原ライドでもっと寒くなると草原に積雪しスノーライドが出来るようになる。阿蘇の草原が白銀の世界となったときMTB E-Bikeは旬を迎えるのではないだろうか。その時が来たら是非取材し写真や動画で伝え、冬の阿蘇のブランディングとしてインバウンド向けにポジションを確立できるのではないかと思う。




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放牧や採草、野焼きを行いながら千年という歴史の中で育てられた阿蘇の草原は「草原ガイドツアー」により今後の観光資源の発掘を秘めたものである。ガイドを伴うことにより管理された利用となり草原を保全することが可能となる。ツアー料金の一部は草原の維持管理費に企てられ草原ガイドという仕事により雇用が発生するとともに環境保全意識の向上が民間にも広がり、しいては阿蘇観光環境の向上につなげていく。また、阿蘇山の噴火活動に影響されない「安全に離れてから阿蘇を楽しむ」という阿蘇観光の狼煙でもある。このように環境・社会・経済の三つの観点から持続可能にしていくサスティナビリティが草原ガイドツアーの取り組みの目指すところである。





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台湾のみなさんと3日間交流し自転車に乗れる人なら誰でも駆け抜けることができるMTB E-Bikeによる草原ライドの手応えは十分感じた。是非阿蘇の地へ導入していただきたいものである。すでに4ヶ月あまり実証してきたので一過性の取り組みにはならないが大切なことは土地に根付かせていかなければならないことだ。

私は2016年に台湾花蓮市で開催された「MAXXIS太魯閣国際ヒルクライム」という国際的にも有名は大会に参加した。そこで感じたのはサイクル愛好家の年齢の幅の広さと女性の多さもだったが日本人ライダーに優しいことだった。大会のエイドポイントでの接待や一緒に走る選手からの声掛けも嬉しかったが、大会の前後に海岸線のサイクリングロードや街中を走っているときに、すれ違う人や食堂の人など出会った人が自転車乗りに優しくて、花蓮市の風景にとけこんだような気分になれたことだった。

以降、サイクルツーリズムの原点は、受け入れるその地の人がサイクリストを歓迎することだと思っている。そのことは私がいた二つの旅館においてスタッフによるサイクリストへのもてなしによって集客することができたことにも確証は持っている。今後はまずは台湾のみなさんと相互交流を深めながら道の駅阿蘇が草原のグランピングのような存在になり、少しでも多くの阿蘇市民を巻き込んで迎えることができればと思う。





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  1. 2019/12/26(木) 11:08:28|
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阿蘇ライドバックステージメンバーの 忘年会

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毎月開催する阿蘇ライドでガイドで走ってもらっている井上夫妻と道の駅阿蘇の下城さん、それに「ツール・ド・おきなわ」で一緒だったタジリ君の4人をゲストに、カルキさんに会場をセッティングしてもらい友子さんも同席してサプライズ忘年会を楽しんだ。





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会場は当日は着くまで秘密にしようとカルキさんのアイデア。なので「サプライズ忘年会」。18時30分に坊中のカルキさん宅に集合し、てっきりいつものカルキバーかと思いきや、車に乗って真っ暗な道の移動が始まり、阿蘇神社近くの100年前の洋裁学校跡地にある「Tien Tien」に到着。車から降りるとランプの光に浮かび上がるノスタルジックな白壁の旧校舎、以前カルキさん企画でここで開催されたジプシースウィングジャズギターリストの手島大輔さんのライブを思い出した。 
http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/blog-entry-1355.html





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通常、夜の営業をされておらず、カルキさん企画で貸し切りという贅沢




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オーナーのマユミさんは、熊本震災後阿蘇に客足が途絶えたので、東京でカフェのプロデューサーをされた。その際、たまたま自転車仲間の東京の松澤さんが立ち寄り、料理のクオリティの高さが評判だったと聞いた。




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まだまだたくさん上質な料理はあったが忘年会ということで盛り上がって以降の写真はなし。





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道の駅阿蘇で販売中の阿蘇のパネトーネ柚子バージョン
新商品紹介のため下城さんが持ってこられたものでもっちりと柔らかく仕上がっていた。




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オーナーのマユミさんに感謝、
阿蘇ライドバックステージメンバーの良き締めくくりとなった。





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タジリ君はカルキバーを楽しみにしていたので二次会ではカルキさんにまたもやお世話になった。




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阿蘇山の麓、西巌殿寺の境内横で、手島大輔の師匠であり、ジャンゴ・ラインハルトを崇拝するカルキさんのギター演奏が聞けるとは知り合って7年になるが、奇跡だと思う。




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bbbg7_DSC0967.jpg2014年9月、ここで開催された手島大輔トリオのライブ





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カルキさんプロデュースのジプシースウィングを「Tien Tien」でもう一度、
教室の窓の外からでもいいから、聞きたい。





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  1. 2019/12/23(月) 12:27:16|
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10年後がゴール

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昨日の夕方はあんずの丘に上って、菊鹿ワインのブドウ畑、「シャルドネの丘」と勝手に呼んでるが、この丘を上る早朝の練習コースを50日振りに走ってきた。モガくところが二つあって、ストラバの「選抜ロード、ゴール前」になっているあんずの丘の上りとシャルドネの丘の上りだ。この丘を上ってブドウの成長を見るのが毎朝楽しみで、沖縄が終わったらこの畑で作られた「菊鹿シャドルネ」で乾杯して「お疲れさん」としている。

だから今はオフ期。11月の「ツール・ド・おきなわ」が終わったら毎年早朝の練習も終了で、来年は3月からゆっくりと始めようと思っている。当然鈍った身体ではじめる春はとてもキツくて、ペースを落としてでも年間通して練習すればいいとは分かっているけど、来年も再来年もずっと続けていくにはメリハリという刺激は大事だと思っている。

欧米では一定年数ごとに社員に長期休暇を与える制度「サバティカル」を導入する企業が増えていると聞く。同じ環境に長くいると思考がワンパターンになるため、本業以外の活動や非日常的な体験をすることで視野が広がり、創造力や感性が高まって、新しい発想が期待できるというものだ。サバティカルの語源は旧約聖書で7年ごとに休耕して大地を休ませ再び肥沃な土壌するという意味。わたしは時間がたっぷりあるので仕事の発想や創造力については別として、趣味の自転車も年に4ヶ月ほど「休憩していいよ」という期間は気分を変えることができて、また挑戦しようという気持ちが湧いてくる。それと仲間との遠征や家族旅行、一番大切な自転車仲間との出会いもフレッシュな気分になれることでずっと続いている。

今年5月の退職以降は自転車に関連することが仕事に加わって家族とささやかに暮らしている。ただし、今の趣味を全部満たす期間、言わば最終ゴールは予定では10年後と考えている。根拠は2018年の厚生労働省の健康年齢の資料だ。介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳と発表された。来年わたしは62歳になるので残りは10年なのである。95歳の父は一緒に住めない少し痴呆で施設へ、92歳の母はちょっとその傾向もあるがまだまだ同居は可能。いずれもたいへん元気だが身体の先に脳が弱っていくことを最後に親から習っている。人生何が大切かということを学んでいる。

さて、毎月2回主催する阿蘇ライドは今月はお休みとした。理由は阿蘇が寒いこと。山やミルクロードは当然ながら阿蘇平野も吹きさらしなので想像以上に寒過ぎる。でもこんなに暖冬になるとは思わなかったので、やろうかなと思ったが先月右手親指を痛め、そのままHeaven rideを走ったり、MTBで草原を走り回ったりと激しく遊んだ結果回復せず、しばらく安静ということで結果良しであった。今夜は阿蘇の自転車仲間とパーティをするのでそこで1月の予定を決めてみなさんとは来年お会いしたいと思っている。





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  1. 2019/12/21(土) 08:34:41|
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「九州Heaven Ride」最終章

bb119121478047026_2643331742425384_1460618137127878656_o.jpgPhoto: @t_chanoko
2013年から始まり今回で最終章となり幕を閉じる「九州Heaven Ride」が12月1日に開催された。九州を中心に全国から集まった23チーム106人は、“過去最凶”となる未舗装路に悪戦苦闘しながら完走した達成感と、グラベルで落車した痛みやアザとともに記憶に残る“ラストライド”になったようだ。




bbb2hv001hv220191209hvh4.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
この大会はRaphaが主催する「Gentlemen’s Race」を参考にしたロードバイクイベントで、熊本県阿蘇郡南小国町で「Tea Room茶のこ」オーナーの松崎猛さんが主催し、運営はすべてボランティアで開催される招待制のイベントだ。同じサイクルウェアーを着る1チーム4~5人のメンバー(推奨男女混合)は、毎年変わるグラベル区間を含むコースをメンバーと協力しながらパンクや機材トラブルから回避し、サイクルコンピューター等の地図を見ながらルートを探し、チーム全員で規定時間内にチェックポイント走破してゴールを目指す九州には数少ないジェントルマンズレースである。




bb3hv003hv20191209hvh1.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
わたしのメンバーはロードレース元アジアチャンピオンでKinofitを主宰する木下智裕さんと、遠征でご一緒する東京の松澤一さん、それに道の駅阿蘇の下城さん、弱虫ペダル新聞の取材で知り合い以後もお世話になっているCyclist編集長澤野健太さんの5人で「チームコルナゴ部長」として参加した。大会にはゲストとして5回目出場となるマトリックスパワータグの狩野智也選手や、シマノドリンキングの白石真悟選手が参加され九州の有力アマチュアチームも多く参加されていた。大会前日の11月30日は午後6時30分よりウェルカムパーティが木魂館で開催された。ゲストライダーも参加し各チームの自己紹介や自転車仲間との交流で大いに盛り上がった。





bb4hv004hv4F7E908A-2CE1-4955-825C-E96AD98144B0.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
九州Heaven Ride最終章となる朝は山間部としては寒くもなく爽やかな天気に恵まれた 翌朝の朝食は6時30分から提供して頂き、温かいご飯とお味噌汁で元気にスタートラインに立つことができた。





bb5hv005hv20191209hvh8.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
女性だけのグループ「チームKamome Squad」と狩野智也選手 


bb6hv002hv77376913_2643341825757709_5489195919159066624_o.jpgPhoto:@t_chanoko
木魂館を出発する「チームコルナゴ部長」。左から松澤さん、わたくし中尾、木下さん、下城さん、澤野さん。
 午前8時より3分置きにスタートし、第1・第2のセルフチェックポイントは通過するものの、それ以外は自由にコースを選べるフリー区間となる。これは小国といえども比較的交通量が多い第1CPまで集団とならないよう分散して走行するという良く考えられたものだった。




hv008hv20191209hvh11.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
私たちは地元である下城さんを先頭に朝陽を浴びながら小国の町中を抜けて静かに山へ分け入った。第1CPから川沿いの林道に入ると黄色や赤色の落葉の絨毯に目を奪われた。静かな里山の道、木漏れ日のなか朝露に濡れた落ち葉をタイヤで踏む音が心地良よかった。初冬の美しさと気持ち良さに感嘆の声が曲がり角ごとに聞こえていた。静かな林道は車が通ることもなく話をしながらゆっくりサイクリングを楽しめる。




bb8hv010hv78660261_1051363675210596_1843620772006854656_n.jpgPhoto: Kenta SAWANO
いよいよグラベルに突入。最初は走りやすいシングルトラック、朝陽を浴びながら気持ちのいい山の道が続く。




bb920191215kouukouu.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
しかし、そうは甘くない。ずっと上りが続き出す。木下君が汗をかかないようメンバーに注意を促した。汗をかくとどんなにいい素材のジャージを着ていても汗冷えで体力を消耗する。特に長時間の山間部のライドでは、上りや下りごとに面倒でも頻繁にウェアーを脱いだり着たりする必要がある。




bb9hv012hv220191209hvh23.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
そこで手っ取り早い方法を木下君が教えてくれたのが、ジッパーを止めたまま下までおろして、長袖ジャージの腕だけ脱いで腰のところに縛って走ることだ。これだとすぐに着ることができるし、脱がないので荷物にもならない。厳しい坂が続くと木下君は見た目アンダーウェアーだけのようにして走っていた。





hv013hv22IMG_1281.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
ウィンドブレーカーは暑いが脱いでしまうと寒い場合は、襟の部分を内側に織り込むことで温度調整ができるなど欧州の厳しい自然のなかで走った経験を教えてくれた。




bb10hv014hv20191209hvh30.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
Heaven Rideといえばグラベル、今回は第1回からコースディレクターをされているクロスロードバイシクル宮本利徳さん渾身の九州Heaven Ride史上「最凶」のグラベルセクションと聞かされていた。距離は6.5km、走ることが困難な押し区間も数カ所もあり、視界を妨げないように草刈りをしたと聞いていたので相当荒れた山道と覚悟はしていた。





bb1120191215kokocolnago2.jpgPhoto: @t_chanoko
そのためいつも乗っているコルナゴ M10は控えて、あまり乗らなくなった2006年モデルのCLXで走った。しかし、古いフレームのため太めのタイヤは装着できず、いつも付けているコンチネンタルGP4000 23Cにチューブは新品のIRCに祈りを込めていつもの空気圧7barで挑んだ。





bb11hv017hv79257240_1051363718543925_3830261008622944256_n.jpgPhoto: Kenta SAWANO
木下君も普通装着しているタイヤで空気圧はパンクリスク解消のため通常6.5barを8barに上げたそうだがいずれも幸運にもパンクすることは一度もなかった。




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bb12hv015hv20191209hvh12.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
荒れたグラベル区間に突入すると早々にパンク修理をするチームが続出していた。杉林では枝がディレィラーに挟まり深刻なダメージを受けた選手やチェーンが曲がった選手を見かけた。タイヤで踏んだ枝が浮いてチェーンやスポークに絡みスピードを出していると一瞬で壊れることがある。また、落車の危険が高いのは走行ルートを探しにくい薄暗い下りや落ち葉に埋もれた岩や石があるところだ。こんなところはゆっくり最も安全なルートを探しながらの走行になる。水溜りやぬかるみは逆に思い切って一気に通り抜けないと立ち往生し泥の洗礼を受けることになる。





bb14hv016hv20191209hvh39.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
ヘブンライダーは次々の展開する極悪ステージに笑顔で歓声をあげ突入していく。不快な顔する人やキレる人なんていやしない。すべてを受け入れて苦痛の先にユートピアがあるかのようにみんな楽しんでいる。これが選ばれし招待制のいいところではないだろうか。




bb12hv020hvIMG_1282.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
まず普通ならロードバイクでは絶対立ち入らないグラベルでは、大小の石がホイールやフレームに当たり悲しい音を響かせ、激しい凹凸区間ではチェーンが暴れフレームを叩く。あまりの激しさにパンクするのは時間の問題かと覚悟する。前日、ちょっと落車して右手親指を痛め、固定するため厚手で小さ目のグローブをしていたのでブレーキが思うようにできなくて、躊躇したところは無理せず自転車から降りて進んでいった。





bb14hv021hv20191209hvh35.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
6.5kmのグラベル区間をセクション分けすると、明るくて見やすい堅く締まった平坦な砂利道の☆1つから急勾配の荒れた上りや道が雨に流されて凹凸になった押し区間の☆5つまで地形を生かした難易度が次々に展開し、機材トラブルや落車にめげずチーム全員で助け合う姿が目に入った。私たちのチームは木下君や澤野さんの存在感からして参加者と話しながら走ることが大切であり、比較的バラけて走行しチェックポイントごとに集まるようにしていた。



bb15hv025hvIMG_1358.jpgPhoto: @t_chanoko




bb16hv028hvIMG_1286.jpgPhoto:@t_chanoko
長いグラベルの終わりを告げる植林を伐採した陽当りの良い荒れた上りガレ場になった。





bb17hv029hv73308916_1051379571875673_8560669217421000704_n.jpgPhoto:@t_chanoko
乗ったまま走破する人もいたがほとんど押して上っていた。ここまで立ちゴケは3回していたが身体も自転車も無事だった。




bb18hv027hv76922070_2643348069090418_5126178514432688128_o.jpgPhoto:@t_chanoko
昨年チームに参加させてもらった土橋さんがパンク修理をしていて尋ねると2回目だそうだった。




bb19hv031hvIMG_1360.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
釈迦岳真下の第CP到着。エイド食は参加者やHeaven Rideを応援する方が持ってこられた九州各地のお菓子などが並べられていた。どれも美味しくバラエティに富んだもので、逆に一般的なバナナがないところがHeaven Rideらしかった。





bb20hv032hv91098311-F7B8-4AF0-B04B-A22FE922A6C2.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
補給して走り出すと鯛生金山の第4CPまでの長い下りが辛かった。段差の度に痛めた右手親指に激痛が走り、強いブレーキができずリアブレーキに負担がかり何度か後輪をロックさせてしまった。古い78デュラということもあるが、MTBで知った油圧式ディスクブレーキの手軽さが身にしみた。




bb22hv033hv20191209hvh13.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
兵戸スーパー林道の長い上りではグラベルだけを視野に太いタイヤを履いた人は辛そうだった。これも松崎さんと宮本さんの周到な「罠」に違いない。道の駅上津江のCP5から迷走し南小国のグラベルはパスすることになった。すでにグラベルはお腹一杯でもあったしで苦渋の判断もなく迷走も味方となった。




bb23hv034hv77202466_1051379778542319_4832873814809378816_n.jpgPhoto:@t_chanoko
フォトスポットの「Tearoom Chanoko」で記念写真。それがチェックポイントにもなる。ここからは最短の国道を走ってゴールを目指した。そして木魂館に左折した瞬間、先頭を走る下城さんのバイクが大音響で「パーン!」、最後の最後にチームで初めてのパンクだった。段差も無いのに実に不思議だが威勢のいい終わり方だった。





bb2520191214heavenride-100.jpgPhoto: Tsumuri KAGURAZAKA
日が暮れかかる午後5時21分、木下君のウィリーとともに「チーム コルナゴ部長」はDNFだったが全員無事にゴールした。




bb26hv035hv5D05AB3B-D044-4C57-98E7-2FE360E92D60.jpgPhoto:Koichi Hirowatari
澤野さんが乗っていたグラベルロードを見て、頑丈なフレームやハンドル、それとグラベル専用のコンポが付いて輪行袋に入れて移動できる手軽さはとても魅力に思えた。戦後植林された杉や檜が伐採の時期となっているそうだ。木を切り出すためだけの林道の役目以外にも、走行許可を取った未舗装林道が今後サイクルスポーツの新たなフィールドとして活用される可能性を考えるとグラベルロードに熱い視線を送らずにはいられない。




bb28hv036hv220191210koko.jpgPhoto:Koichi Hirowatari 
今回走った近くには川沿いの山間部に小さな温泉宿が寄り添う黒川温泉がある。各旅館には露天風呂があり密集しているため露天風呂は里山にある樹々で風呂を取り囲むように覆われている。これが川の淵にいるようで自然の風景に閉ざされていることが温泉に集中できて長い時間入浴していても飽きることがない。逆に絶景の露天風呂の風景は意外と早く飽きて、温泉の質もあまり感じられないのではないだろうか。林道ライドも同じで風景が閉ざされている分、走行に集中することができて、楽しめる理由はここにもあるのではないかと思う。

「冬の小国の山にいったい何があるのですか?」という問いに、「究極の大人の遊び」という曇りのない答えがヘブンライダーから溢れている。「九州Heaven Ride」は一旦休止となったが、来年の冬には九州のどこかでまた集うことが出来ればと願う。松崎さん、宮本さん、運営されたスタッフの皆様、それにヘブンライダーみなさん、ありがとうございました。

Teamコルナゴ部長 中尾公一





FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---




  1. 2019/12/15(日) 09:46:10|
  2. ロードバイク
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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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