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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

雪解けまでは一番摘み海苔を楽しもう

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今年も佐賀のマの字さんから有明海漁業協同組合の一番摘み佐賀海苔を頂いた。
艶のある黒紫色、火で焙るとサッと緑色に変わる極上品は、磯の風味と甘みを含んだ独特の旨味と、のど越しの良さが特徴だ。それは日本一干満差の有明海ならではの自然の恵みと、塩分濃度や水温などの情報が有明水産振興センターから日々提供されるネットワークが佐賀海苔の美味しさの秘訣でもある。マの字さんは海苔関連の仕事をされており、一番摘み海苔出荷時の現在は昼夜逆転の忙しさと言われていた。自然の恵みと情報の共有、それと佐賀海苔に携わる人の手によって特別の美味しさを堪能することが出来る。






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前回紹介したパオロ・コニェッティの「帰れない山」は、舞台が北イタリアのドロミテ山塊やモンテローザ山麓というジロ旅における親近感が購入の理由でもあったが、読み終わった今はアルプスの情景もさることながら、二人の少年の生涯に渡る山を介した熱い友情の物語は自分にとっての名作となった。
あとがきに著者は、「荒野へ」の著者ジョン・クラカワーを知り、ミラノからイタリア北西部のフランスやスイスの国境のアルプス山中に山小屋でひとり暮らしを始めて「帰れない山」を執筆する一歩を踏み出したという。たまたまこの本は以前入手したもので、ひとりの若者が単身で荒野へ踏み出し、4ヶ月後捨てられたバスの中で餓死死体として発見された実話を、山岳家の著者は、その無謀とも思える精神を同じ山に魅せられたものとして「帰れない山」の山に籠もる独りの男に描いたもののように思えた。





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今朝の通勤は菊池渓谷からうっすら雪化粧となりその先の中央駐車場からは数センチの積雪となっていた。しかし、AWDとスタッドレスなので下りや凍結以外は大丈夫と奥へ進んだ。





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深場の集落で前を行くトラックが停まった。
距離をあけて自分も停まったところ、トラックが再び動き出そうとするも凍った雪道にスリップして車体を制御出来ず滑ってこっちに迫ってきた。慌ててバックしていたらトラックは右車線を滑って橋の欄干に当たる寸前で何とか停まった。運転手が動けないと車から降りてきた。左が空いていたので脇を通り抜けようと進むと、





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トレーラーがスタックして道を塞いでいた。ここで諦めUターン、下りの雪道ではATからマニュアルモードに切り替え、パドルシフトで2速のまま雪が無くなるまで慎重に下った。途中動けない車が立ち往生していたが脇を通れて何とか雪山から脱出することが出来た。どんなに雪道を走る装備をしていても道を塞がれたらどうしようもない。この道は凍結防止剤を巻くとかしない道なので、厳冬期はほとんど車が通らないものだが今までの暖冬だったからであろう。

1時間の出来事だったが、この季節ならでのちょっとした冒険は、緊張しながらもあとでは心地よかった。これで菊池渓谷経由のミルクロードのルートは、日陰の雪が朝夕は凍るためしばらくは通れず、二重の峠のルートになり通勤時間が15分ほど長くなるが、無駄な抵抗をせず諦めて気長に雪解けを待とう。






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 --- 漂えど沈まず ---


  1. 2019/01/26(土) 16:14:09|
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乗らない冬眠謳歌中

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『帰れない山』 パオロ・コニェッティ著
ミラノ生まれの著者は、幼い頃から父親と登山に親しみ、現在は1年の半分をアルプス山麓で、残りをミラノで過ごしながら執筆活動を続けている。イタリア文学界の最高峰ストレーガ賞受賞、メディシス賞外国小説部門、英国PEN翻訳小説賞を受賞した国際的ベストセラーとなったこの本の舞台は、北イタリア、モンテローザ山麓で二人の少年が山を通じて成長してゆく感動の物語だ。

モンテローザといえば、昨年ジロ第20ステージのゴールとなるチェルヴィニア(マッターホルン)まで自走したすぐ近くの山なので親近感が湧いたのも購入の理由。加えて文中には、「少年の両親が育ったヴェネト州、人生で最初の登山も初恋もすべてドロミーティ山群だった。二人の会話にはそんな峰々の名前が随所に織り込まれいた。カティナッチョ、サッソルンゴ、トファーネ、マルモラーダ・・・」と、一昨年ジロに行ってドロミテ山塊(ドロミーティ山群)を走り回って来た。ドロミテは世界遺産にも登録された北部イタリアの名所でスイスとオーストリアに近く標高3000m以上のアルプスの山が18峰もあり例年ジロの山岳コースとなっている。その勇壮な山々、爽やかな風、牧草の匂い、教会の鐘の音、川のせせらぎ、などなど小説に出てくる風景はとても親しみのあるもので、わたしの旅の記憶が活字となって呼び覚ましてくれるのだから買わないわけにはいかない。全部読んだら宿のライブラリーに加えることにしよう。





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御存知マッターホルン、
イタリア語ではチェルヴィニア。
マッターホルンの右後方に位置するのがモンテローザ、
イタリア語で薔薇の山。
夕日で赤く染まることからこの名がついた。







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コルヴァラの北にそびえるドロミテ山塊、サッソンガー山の壮大な景色。
ドロミテはアクセスのしやすく舗装された道はロードで、山を縫うように白い砂利が敷かれた幅50cmの道はマウンテンバイクで楽しめる。山歩きではヨーロッパならではのハイキングルートがいたるところに整備され緩やかな坂道を短時間で上ることができる。またドロミテ山塊の有名処にはロープウェイも運行しているため絶景ポイントまで楽に到達することができる。あとは何といってもスキーの本場であることだろう。






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ジロのコースの常連、ジアウ峠は北側から上った。後ろの山はグセラ峰。ステルヴィオ峠、ガルデナ峠、そしてジアウ峠もe-bikeに乗った友子さんと初めて峠道を一緒に走ることができた。これがe-bikeの素晴らしいところである。年配の方や女性、それに脚を痛めた方にも20キロ・30キロ続く峠を上ることができる。これが一昨年と昨年ジロに行って、見て、体験したe-bikeというユニバーサルな乗り物である。






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今年2回目となるカルキさんのヒルクライムレース
なぜ16時スタートかと言うと
この時期は阿蘇山に登る車が多いため
少なくなる時間帯を選んだという地元ならではの選択
スタートは坊中線の民家が終わったところからで
ゴールは米塚から上ってきた298線と合流する地点
そこから先は見通しが悪くて
勾配がきつくカーブも多く危険なため
ゴールしたらカルキ亭まで下り
特製カレー食べながら表彰式






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宿の使わなくなった大広間のステージに
3本ローラーとCLX
結婚してアパート住まいの息子の部屋に
固定ローラーにシートポストを上げた友子さんのArte
そして嫁いだ娘の部屋には
GT-ROLLER F3.2 にM10
いずれも鑑賞するだけで乗らない

どこかでメモったこと。
「トゥゲザー・アンド・アローン(Together and alone)、積極的に周りの人々付き合い(トゥゲザー)ながら孤独(アローン)でいること。人間関係と孤独は両立できる。コーラスをイメージするといいかもしれない。他者のメロディーに流されてしまうと合唱は成立しない。個々の旋律の総和が美しいメロディーを生んでいる。日本語で言えば「和して同せず」、他人と触れ合うなかで、自分が唯一の個性なのだと感じる。ここに真の「孤独」が生まれる。独りでいるのは「孤立」であり「孤独」ではない。日本人は本来、深く孤独を愛する民族だった。平安から鎌倉にかけて貴族階級では”隠遁」が流行し、将来を嘱望された逸材が世捨て人、風流人となって独りで気ままに生きていたのだ。「孤独な生き方をする人」は当時、人びとの憧れだった・・・」すでに嘱望の時期は過ぎ、誰からも憧れられはしないが真の孤独は性に合っている。ロードバイクも独りで走るのが好きだが、寒い時期は修行の域で身体にも悪そう、なので朝は5時半に起きてるけど乗らない冬眠をまだまだ謳歌中。







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  1. 2019/01/19(土) 18:17:12|
  2. ロードバイク
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草原の中を走る~2箇所目の牧野調査

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阿蘇北外輪山の東部の滝室坂と箱石峠の間に位置する町古閑牧野に続いて、牧野内の立ち入り許可(自転車・歩き)が検討されている下荻の草牧野の調査に同行してきた。場所は大津・菊池方面からのミルクロードをやまなみハイウェイに出て、九重方面に3キロ行った道沿いのうどん屋が境界が含まれ、交通の便と食事や休憩にとても便利なところだ。






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牧野内の立ち入りには口蹄疫予防のため自転車のタイヤは石灰による消毒が必須である。







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スタートしてしばらくは一切視界をさえぎるものがない。
フラットな未舗装路の牧野道は
心地良さが体の芯から湧き出て、
仲間と並走して走ったり、
左右構わず路肩を乗り上げたり、
思わず子供のようにふざけることが出来る。





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しばらく走ると大根畑が広がり、ごく稀に通る農耕車の往来はここまでで、その先は野焼きされたまま草は刈られておらず牧野道は使われていない。ということは自転車遊び放題である。わたしたちは草をかき分けこのまま進んだが(これもまた楽しい)、許可が下りたら主催する道の駅阿蘇さんが整備される予定だ。






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阿蘇・くじゅうを拠点に、山道を得意としたサイクルツアーを提供するトリムカンパニーの橋本君にも手応え十分の牧野道だったようだ。専門家の視点でコースも検討された。







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牧野を下るとやまなみハイウェイと南小国を結ぶ県道40号沿いの下荻の草集落に出た。
ここはほとんど車も通らず、人も見受けられない寒村であり、何もないと言えば何もなく、見方を変えれば昭和の薫りがいたるところに残されている。







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鉄製のポールで作られたこの囲いみたいなものは牛や馬をつなぎ止めるもので、すぐ横にはお宮があることから、参拝したあとに草原で草を食べさせたり、もしかしたら牛馬を売りに行くためお参りしたのだろうか、想像は尽きない。
地元の高齢者の話によると、子供の頃に親や祖父母に連れられて、この道を歩いて先程走った牧野道を進むと現在の木落牧場に出て、国造神社や阿蘇神社へ参拝に行っていたと言われていた。となると南阿蘇と阿蘇神社を結ぶ日ノ尾峠と同じく、国道等ない頃の巡礼の道であり貴重な生活道だったのかも知れない。移動手段が徒歩だったことから地図上からはいずれも最短なルートでもある。







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うどん屋で昼食のあとは橋本君のお客さんのツアーに参加させてもらい黒川温泉方面へMTBを車載し移動した。
ツアーには山までバイクを車で運んでもらうプランと、橋本君と一緒に自走で山に上ってダウンヒルを楽しむプランがある。この日は自走でいい運動になった。






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山の中でのチェーン切れ、これも当然想定内、数分で修理完了のトリムカンパニーのツアー。







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下荻の草牧野はフラットなコースだけでなく、こんなところもあって楽しめる。加えて年間通して立ち入りことが出来るが、町古閑牧野と同じくASO田園空間博物館よりこの地専用のガイド講習会を受講し、下荻の草牧野組合長より認定を受けたガイドの案内が条件だ。参加料の一部は牧野組合へ使用料として支払われ、野焼き等の費用となり草原再生の資金となる。年々縮小している草原のために牧野を走ってみてはどうだろうか。道の駅阿蘇からエントリー受付中で、草原ライドのほかに草原トレイルウォークもあるので自転車なしでも楽しむことが出来る。詳しくはこちらをどうぞ。https://www.aso-denku.jp/bokuyaguide/








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  1. 2019/01/12(土) 17:18:41|
  2. ロードバイク
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プロフィール

Author:コルナゴ部長
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自己紹介
2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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