コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

山本元喜著「僕のジロ・デ・イタリア」

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「キナンサイクリングチーム」山本元喜選手のジロ・デ・イタリアのレポート本である。
昨年、在籍していた「NIPPO・ヴィーンファンティーニ」のメンバーとしてジロ・デ・イタリア出場し日本人選手5人目の完走者となった。この本は大会中どんなにキツくても当日の出来事を自身のブログで更新しそれをもとに書かれている。なのでありのままの事実を、その時の自分の声として写真で切り取ったような記録でもある。

チームから与えられた一番の仕事は完走すること。よって最終日のゴールを目指すための戦略や駆け引きをしながら、チーム一員としての仕事も果たそうとする。しかし、ワールドツアーチーム選手との体力・経験の差は圧倒的で、その自転車力の違いはどこで生まれるのか、そのようなことも書かれている。

綿密な作戦と豊富な経験に基づいた直感が幸運をもたらし紙一重の差によってリタイヤを余儀なくされる。99回開催の歴史ある大会の模様が、日本人選手の視点により疑似体験できる一冊であり、例えば現在放送されているブエルタの映像を見ているだけで、選手の気持が何となく判るような、読めるような、そんな貴重な体験記である。自分で買ったので自宅の本棚に入れたいところだが宿のラウンジバーに置くので立ち寄られた方はご一読の程。






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2011年「ツール・ド・おおすみ」に参加したときの一枚。
ステージで紹介されているのは鹿屋体育大学自転車競技部のみなさんで、2年連続全日本U23で優勝しチャンピオンジャージを着ているのが山本選手だ。

この大会は鹿屋体育大学自転車競技部がサポートしてくれる大会で、わたしも4回参加したことがあり、卒業生の中島康晴選手や萩原麻由子選手、シマノの選手も一緒に走ってくれたこともあった。コースは鹿屋の選手が練習するコースで車も少なく快適、エイドポイントには地域の特産物が並べられており、蒸しパンのような「ふくれ」や塩ゆでの殻付きピーナッツ、ふかし芋、「休業」の紙を張り出しパン屋さんがそのままエイドになっているところもあった。

先頭は町の広報車が注意喚起と応援要請のスピーカーを鳴らし、地方ならではほのぼのとした雰囲気が良かった。しかし、の開催日が「ツール・ド・おきなわ」に近いため4年前から参加していないのが悔やまれるが、直前だったらそれどころではなく、終わったあとは抜け殻なので仕方ない。今年は11月25日26日の開催ですでにエントリーも始まっているようだ。

「僕のツール・ド・おおすみ2009」

「僕のツール・ド・おおすみ2010」

「僕のツール・ド・おおすみ2011」

「僕のツール・ド・おおすみ2012」





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  1. 2017/08/29(火) 15:30:09|
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トランスポーターという車の選択肢

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ハイエースをベースにしたキャンピングカー&トランスポーターの情報専門誌「HIACE fan 」の取材で、お子様連れのみなさんと阿蘇神社までサイクリングに行ってきた。子供さんと走るのは初めてだったが、18~20km/hのスピードで走れて普通ののんびりとしたサイクリングができた。聞くところによると50kmの距離は走れるそうでちょっとびっくりした。

お話しがあったのは、キャンピングカー・トランスポーターの設計施工販売をされている植木町のオグショー827さんからで、サイスポやチクリッシモも出版されている八重洲出版さんとそれぞれ前泊されての取材となった。





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門前町に自転車で来たときは(それ以外来たことが無い)、テイクアウトできる「ラルーチェ」さんのレモネードが定番で、飲み終わったあと残った大きな氷はボトルの水を冷やすのに便利だ。「たのや」さんの一口大のたのシューも補給にはいい、今日は桃が丸ごと1個使った「桃子」もあったがタイミングを逃して残念だった。和だったら「たしろや」さんの回転饅頭が疲れたときには美味しい。「とり宮」さんの馬肉入ったコロッケ、バロッケも阿蘇らしい。以上が経験ありの店で、気になっていた「向栄堂」さんはまだ暖簾が出て無くて葛ソルベは次回となった。






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「これぞ玄関前での一枚」は撮り損なった。






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いろんな目的に改装できるハイエースだが自転車遠征使用がこれだ。
棚もあって整理整頓できるのがいい。自転車は立てたままステーで固定できるから便利。このようなくつろげるベッドや、背もたれを上げると2段ベッドにもなる。細長く見える室内灯は、豆電球が並んだLEDで間接照明的な豪華な雰囲気になっている。キャンピング専用の車のように大きくないから運転しやすくて改装しても普通のドライブどころか長距離も楽そう。それにこれでも定員は4~5名いけるし、今更ながら家に1台あればと思うと息子がその気にならないか・・・・無理だな。

改装する部品は全国発送できて個人でも取付できるようになっているとか、ハイエースの中古は値が下がらないため、希望の改装を施した新車販売も人気らしい。奥さんは子供さんを乗せて軽自動車でこられたが、それは釣り使用バージョンだった。トランスポーターという車の選択肢も、見れば、ちょっと乗れば、その気になるかも知れない。息子よ。







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  1. 2017/08/27(日) 18:15:34|
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狩尾峠(Kario Pass)

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『野焼きは「草原再生」というよりも「阿蘇の農耕祭事」と捉えるほうが世界観があるようにも思う・・・』昨年の震災前、3月16日にアップしたブログが懐かしい。

この道は震災以降通れなくなったことから狩尾地区の今年の野焼きは出来なかった。野焼きをしないと草原のような山肌は木々に覆われ普通の山になってしまう。平成25年5月「阿蘇の草原の維持と持続的農業」が世界農業遺産に認定された。そのためにも長寿ヶ丘公園からミルクロードまで、野焼きができるよう人が通れる道があればと思う。それは壊れた道の原型となった千年前の道がいい。






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  1. 2017/08/24(木) 07:08:52|
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2017年オートポリス3時間耐久レース第2戦

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13回目となるオートポリス3時間耐久レースにエントリーしてきた。
2007年、この大会に出るために最初のロードバイク、コルナゴCLXを買った。その時は25周、第2戦が27周、翌年29周、第2戦31周、2013年に33周が最も周回できた自己記録で平均するとだいたい31周がいいところだ。この大会は1周3キロのコースを3時間走るレースだが、わたしの場合は休まずに完走して周回を重ねることが目的である。

スタートしていつものことだが最初の1時間は、なんでこんな退屈な大会に出たのか後悔しまくりで、1時間を過ぎても後悔と苦痛が続き、2時間目に入ると走り慣れて終わりの光が見えてきて、あと30分になると記録を気にしてながら「終わる」快感がフツフツと湧き出る。そして、最後の1周はパレードランで達成感に浸りながらゴールして鳥肌ものの最高の気分になれる。このような起承転結が癖になるし、11時前に終わって家に帰っても近いからまだ昼前で、午後から好きな事ができる有意義な大会だと体に染み付いている。







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今回は沖縄の友人が我が家に前泊して参加し、当日の便で福岡空港から帰った。これも午前中に終わるからであり、遠路からも1泊2日でサーキットでレース体験ができる貴重な大会である。ちなみに友人は、わたしの行き付けの居酒屋「菊乃家」で馬刺しや馬のにぎりを前夜に堪能しての参加だった。菊池からだとオートポリスまで30分そこそこと程近い地の利、そして食の利がある。






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6時過ぎに着いたのでゆっくり試走とウォーミングアップが出来た。いつもは時間ギリギリだが20分早く来ると万全の体制でレースに集中できる。20分睡眠時間が長かったとしてもさしたるプラスは何も無い。






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盆明けなのか、猛暑を想像したのか、参加者は185名と極端に少なく知り合いもそこそこ。竜門ダムの朝練でお会いする清水さんは今回初参加







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MTB部門で優勝を狙うのは土橋塾長







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平均気温27度と涼しかったので気象条件は万全、参加者が少なかったので前半の風の無い下りの直線では57キロでカーブに突っ込んで50キロで抜け出すことができた。8%の上りは最後までシッティングのままいけた。メインスタンドには友子さんと友人の娘さんの応援が力強かった。ボトルはCCDとピンクのクエン酸&グルタミンの2本、ジェルはメイタン2種とパワーバーの計3袋補給した。一緒に走ったことがあるフィトコのみなさんには癒やされた。それにこの写真はBaba Seijiさんに撮ってもらっし、田中さんから越されたとき彼の顔から吹き出る玉のような汗を見て自分の失せてゆくヤル気を止めることができた。






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3時間走り抜いて無事ゴールするこができた。1周5分30秒以内を目指したが20周までしか続かなかった。しかし、6分超えは5周だけで大減速は免れた。すべては涼しかったからだし、上りをシッティングだけで走れたからだと思う。わたしの場合オートポリスの上りでダンシングすると大幅にエネルギーをロスする。そんな自分なりの対策をした結果は33周走ることが出来た。4年前の自己記録と同じでよくやれたと思っている。

何を来て走るかジャージを迷った。キッズジャージで走りたかったが「着る資格」に悩んだ。キッズメンバーは納得する練習ができないで挑んだ大会には着ていかない人さえいる。それくらいリスペクトされたキッズの制服だから悩んだ。7月半ばからいつもの練習コースよりハードルの低いコースを考えた。それで少し寝坊しても朝走ることができて、スマホのガーミンのカレンダーにチェックが並ぶようになり今回キッズジャージで挑むことにした。そしてトロフィに勝る日常を離れた3時間をたっぷりと愉しむことができた。

家に帰り昼寝のあと整体に行った。終わってからも家で過ごした。翌日も一歩も外に出ず、本をめくったり、うつらうつらしたりと老人のように過ごした。オートポリスの参加者名簿があったので老眼鏡を掛けて眺めた。そこにはエントリーの際にチーム名を書かなければならなかったが、その時点ではチームキッズとは書けず、酔って本を読んでいたのその主人公の名前にした。あとで後悔したが訂正はできなく、老眼鏡越しににしっかりと意味不明なチーム名が載っていた。自分でみても恥かしくて酸っぱく悔やんだ。右の稿を眺めていると目を疑うチーム名があった・・・・「老人と海」、一緒みたいな人がいるんだと、少し早かったが缶ビールを飲むことにした。






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  1. 2017/08/21(月) 18:11:54|
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パン工房「豆の木」さんの新製品「木の実の阿蘇パネトーネ」

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明日は「オートポリス3時間耐久レース第2戦」に沖縄の伊佐さんとそれぞれソロでエントリーする。
今までの自己ベストは4年前の第2戦の33周が最多で、だいたい31周がいいところ。今回もそのくらい走ることができたらと思っている。

菊池からのルートだが、菊池渓谷を通る菊池スカイラインは7時から19時まで通行できるがその時間帯以外は通行止めになっており、開会式及びライダーズミーティングが7時30分からなのでこの道だったら間に合わない。あとは387号で立門を通り下筌ダムの手前から12号線での40キロ超。もしくは本田技研の横を通りミルクロードを上って北山展望所から左折するこちらも40キロ超となる。菊池スカイライン以外で近いのは立門から左折しすぐに右折し菊池高原CC方面に行く原 立門線・県道205号(写真左上)だが震災以降通行止めになったいた。念のためネットで調べると通行できそう、電話で振興局に尋ねると間違いなく通れるとのことだった。このコースなら菊池から20キロで40分もあれば着くだろう。九州道で来られるなら植木ICから菊池まで20分だから1時間もあればオートポリスに来ることができる。また、この道は夏涼しくて秋もおすすめの車が少なく自転車にはおすすめのルートである。







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8月12日に阿蘇のパン工房「豆の木」さんが新製品「木の実の阿蘇パネトーネ」を道の駅阿蘇で販売された。これは道の駅阿蘇の「新製品開発助成制度」を用いて開発された商品で、デザインも熊本産業支援財団のよろず支援を受けてプロのデザイナーに作ってもらったそうである。パネトーネとはイタリアの伝統的な菓子パンでミラノの銘菓だそうだが、豆の木の泊さんは、阿部牧場の阿蘇ミルクを乳酸発酵させた酵母をつかい、アーモンドクリームにアーモンド、クルミ、カシュナッツ、カボチャの種、クランベリー、チェリーをトッピングし阿蘇の銘菓にされていた。







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泊さんのパンは大好物なので駅の駅阿蘇に買いに行った。
「木の実の阿蘇パネトーネ」はパン売り場から少し離れたところにあった。20センチ程の籠に入ったなかなかの大きさで、自転車で来られた方は2~3等分されるとランチや補給食にもいいし確かに土産にも良さそうである。一口食べてみると甘いのが苦手のわたしでも問題なく、多分本場のはボソボソしているような気がするが、これは日本人好みのモチモチ感があり、独特のなんともいえない甘く濃厚な香りがあって、それはきっと阿部牧場の牛乳を使った乳酸発酵の奇跡かもと思ったりした。ミラノの銘菓の阿蘇バージョンは試食程度だったが、明日の朝オートポリスを走る前に食べるため袋に戻した。もしかしたら31周以上の奇跡も起こるかもしれないし・・・






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  1. 2017/08/18(金) 17:35:34|
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旅するジャージ

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今年、熊本市内でCycle Shop WBLをオープンした10年来の友人である山下君がショップライドの下見を兼ねて宿へ自走で来られた。久し振りに会ったのでいろいろと話したが、転勤で顧客との付き合いを失う自転車販売も扱う大企業を辞め、お客さんと近い距離で末永い付き合いが出来る自営業を選択、裸一貫からのスタートだが好きな道を歩まれている姿がひとまわりもふたまわりも大きく映った。

その後、里帰り中のRaPhaの窪田さんが秋のライドの打ち合わせに来られた。「ロンドン・エジンバラ・ロンドン 」を走られた三船雅彦さんのサポートをされたラファジャパン矢野社長の体験談など貴重なお話を聞くこともできた。

また、自転車旅のジャージについて大窪さんに尋ねると、RaPhaだったらいろんなラインナップのなか、レースフィットのプロチームジャージなどタイトなものよりも、ゆとりのあるクラシックジャージが長時間着ても疲れないし暑さ寒さにも対応できるのでおすすめとのことだった。それに旅するジャージは見た目にも違和感なくて、やはり、Time、Place、はともかく、Occasion(場合)を考えて選ぶことも昭和三十年代生まれのわたしには必要かと思った。






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大分からやまなみハイウェイを自走に到着されたのは東京からお越しのMさん。猛暑と途中雨に打たれながらも、やっと辿り着いた安堵か暖簾をくぐるなり満面の笑顔だった。明日は早朝ライドをおすすめし翌朝5時過ぎに宿を出発、9時に帰って来られるなり幻想的な日の出を大観峰で立ち合い、誰もいない無風のミルクロードを突っ走る快感の体験をお聞きすることができた。立ち話もそこそこに温泉で汗を流し身体を温め、浴衣に着替えて朝食を勧めた。チェックアウトは11時だからゆっくりとくつろいで、最後の1分まで今朝の風景を反芻してもらいたい。

この日は熊本駅近くに宿を取られていた。チェックアウト後は阿蘇山に上ってそれから自走で熊本駅へ行かれる予定。しかし、猛暑のなか車の多い熊本市内は、特別な理由がなければ全く楽しくない。そこで阿蘇駅から1日7便の九州横断バスでの輪行もあるが、予約制ではなく、盆で混み合うこの時期は満席の可能性もあり乗車できないかもしれない。そこで自走で肥後大津駅まで行ってJRで輪行をすすめた。肥後大津駅までは30キロ、二重の峠を上って339号・ミルクロードをではなく、車の少ない県道23号を下り、本田技研の裏を通れば迷わずに着く。







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始めて阿蘇へ自走でお越しの方へ最寄りの駅や空港から上りと距離の参考として

内牧温泉からJR肥後大津駅まで自走ルート 30.8km (肥後大津駅~阿蘇駅間は震災以降不通)
迷わず行ける阿蘇くまもと空港から内牧温泉 36.7km (大津から国道57号迂回路339号・ミルクロードは車が多く自走は不適)







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5年間、自転車旅の方に接してきた結論は、最低2泊以上の滞在型の自転車旅が理想ということ。なるだけ早く着いて、リュック等荷物を宿に置き、身軽になって指すルートを初日に押さえたらどうだろう。翌朝は朝食前に1時間から3時間素晴らしい景色の中を走れば、「遠征に来たのでいろんなコース走らねば」という欲望は完全に満たされ、あとは優雅にひとりバカンスを過ごすという、スイッチの切り替えができるのが滞在型のいいところだろう。1泊だと自分の影が届かないうちに帰らなくてはいけない。

例えばこうだ。2日目の早朝ライドのあとは、朝寝なんか愉しんで、昼前あたりからわたしの行き付けの整体マッサージに行ってみよう。女性整体師が個室でおこなう施術は落ち着いた雰囲気ながら地元価格。日頃からダメージのあるところを60分間揉みほぐし恍惚になることができる。バカンスだからこのくらいはいいのではないか。ランチは「いまきん食堂のあか牛丼」を是非とも押さえておきたい。行列の店だがペア客が多いのでカウンター3席のうち1席はいつも空いている。なので行列にひるまずに受付に尋ねてみよう。即入店の確率は高い。食事のあとは一旦宿に帰り好みの本を1冊選んでもらいたい。そして選んだ本の続きは旅の土産としてアマゾンでポチッと購入だ。

さて、午後のサイクリングは2~4時間愉しんでもらおう。夕景のミルクロードの黄昏感はこのような行程でないと体験はできない。走りながら夕陽を背に阿蘇谷を見下ろせば内牧温泉の灯りがうっすらと漂っている。今から我が家へ帰るんだという安心感、「おかえりなさい! どうでしたか?」と家族のように声を掛ける宿のスタッフ、これこそが滞在型の醍醐味ではなかろうか。

このような自転車旅にわたしがジャージを2セット持って行くなら、現地サイクリング用が茶のこジャージ、移動用がRaPhaのクラシックジャージだ。シューズは輪行でも問題ないSPDがいい。自転車は好みで輪行か、荷物も宅配なら楽。ひとつひとつ万全の準備を整えてゆくのも楽しみである。日常と離れた2泊3日(ひととき)、いつもと違う刺激の中で自分を見つめることも大事なのでは。
孤独な部長、でも誤算にあらず。夕飯前にちょいと走ろうか。







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  1. 2017/08/15(火) 14:18:23|
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夏の八方ヶ岳林道

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6日、熊本震災により途中で通行止めになっていた八方ヶ岳林道に行ってきた。
すでに台風の影響で強い風が吹いており、ミルクロードや河川敷など吹きさらしのところは風にあおられて危ないが、木々に覆われた林道は防風林に囲まれているようなもので風には強い。なのでこのような日には絶好なのだが、まあ物好きのちょっとした冒険でもある。

ルートはあんず丘経由で山鹿市菊鹿町の矢谷渓谷から入ったが、アプローチとして威地区から左に行く本線と、右からキャンプ場の受付を通る二つがありこの日は右から行った。受付の小屋を過ぎると道が細くなり3%以上の上りが続く。杉林の暗いところでは目を狙ってまとわりつくコバエ、メマトイが煩かった。この日、林道の薄暗いところには必ず湧くように出没し、刺したりはしないものの、しつこくてとにかく不快なコバエである。これから逃れる方法は13キロ以上のスピードで走ること、兵戸スーパー林道はアブの襲来だったが、いずれもダラダラと景色を愉しみながら走れない林道はひとりでもいい練習ができる。






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前日は娘夫婦が盆で泊まりに来ていた。
菊池は夏祭りの日だったが、台風の影響で花火大会は中止になったものの、温泉街にある我が家周辺は大混雑、タクシーで逃れるように街外れの自遊亭へ急いだ。






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イサキは今が旬の夏の魚
それを炙る自遊亭
皮の下の美味い脂を溶かす工夫
なので生温かい
淡い独特の旨味に、ほのかな香ばしさ
一手間に納得






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大胆すぎるほど大きく切られたごまサバ
その大きさが口に入れると
たまげるほどの幸せ感に浸れた
漬け具合もちょうど良く
肉のねっとりした熟れ具合もいい
二手間の納得







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秋田の生酒
店が選ぶ酒と料理が素晴らしく合う
この料理あってのこの酒






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自遊亭の濃ゆい味のひとつがレバニラ炒め
これには特製のハイボールと思いきや
今日は熱燗にしてみた
旨いな






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今が旬のシャクの天ぷら
「特有の甘味が、天ぷらの衣の油の濃味と絡まり合ったコントラストがよい」
とは小泉武夫さんの言葉だが、まさに
サクッと噛み込むと、シャクの甲羅や細い脚や
内蔵やミソが甘い肉質と渾然一帯となったコントラストがいい






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久し振りに娘夫婦と飲んだ
馬刺しを美味そうに食べる笑顔の婿
華やいだ夜だった
翌朝は酒が抜けるまでゆっくり走った

八方ヶ岳林道に入るとゴーゴーと山が唸りをあげている
強風に枝や木の葉が飛んできてボヤボヤしていられない
「シャキッ」と気を引き締めて走り始める
大型台風は間違になく近づいている






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いつも下り坂のように体に向かう風は一方向からではなく
四方八方から吹いたり止んだり
木の枝の折れる音や落石や道を塞ぐ木々に
緊張感とスリルを感じ出した






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アップダウンの林道はなかなかタフだが
風が吹き涼しくて思いのほか頑張れた







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震災で崖崩れで通行止めになっていたところは見事に復旧していた
道はアスファルト舗装になっているし
菊池側の終点である穴川まで難なく走れると明るい気持ちになった






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竜門ダムを見下ろしながら小便すると
放物線のおしっこが強風で直角に曲がり宙に消えた
ツールやジロで
いよいよ本格的な風になってきた

乗り始めるとランドナーに乗った見知らぬ40歳代の男性とすれ違った
ヘルメット無しでジャージも着ていない
いろんなものが飛んでくるのにサングラスもしていない
まずこの林道で自転車乗りと会うことは一度もなかったので驚いたが
その無防備な恰好が不思議だった
きっと菊池の方からだったら近いので車載か・・・

道案内の看板がある三叉路があった
上の道は急な上りが2キロほどあり登山道に続いてそこで終わっている
下の道が本道で下るとやがて穴川地区に着き林道の終点となる

下の道を下る






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1キロ先にまさかの土砂崩れ

震災によるものではなくその後の大雨で崩れたのだろう
せっかくここまで来たのに・・・心折れた
残念ながら引き返すしかない






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ペダルの重いこと、向かい風の上りのつらいこと
補給食を食べながら引き返す

ところでさっきのランドナーは何処から来たのか
わたしと同じように引き返していたのか
それにしかないのだが
台風だというのにここを走るか
軽装だしランドナーで走るような道でもないのに不思議・・・
ちょっとゾクゾク、まさかのまさか・・・

道案内の看板がある三叉路によく見ると通行止めの小さな案内看板があった
ここから1キロくらいだろうか一度通ったセメント道がありそこを下る
13%以上の長い急勾配は手の感覚が無くなるほど続き無事竜門ダムに着いた









矢谷渓谷から始まる八方ヶ岳林道は麓に下りる道がいくつもあり
このような通行止めや天候の急変があっても
すぐに集落があるところと結ばれているから安心だ
山の神からは9号線の山の神の看板のところに
あと山鹿側に3箇所あって
菊池側には小木、虎口、それにこの竜門ダムに続く道がある








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家に着くと娘夫婦が帰り支度をしているところだった
休日に走る朝食前のサイクリングはこのところ定番で
昼頃帰ってもまだ時間を使える
台風対策のあと母の実家に届け物をして
主のミッション終了
あとは愛犬ミラノと昼寝を貪った
ウトウトとランドナーの男性の顔が思い出しながら







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  1. 2017/08/08(火) 10:41:36|
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滞在型一人旅大歓迎

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神奈川から2泊の自転車旅でお越しの弱虫ペダルファンのNさんが猛暑のなか熊本駅から自走で到着された。まずはずっしりと重いリュックを置き、身軽になったところでそのまま牧ノ戸峠を目指された。最近は一人旅の方が多くて、それも2泊3泊される方が増えてきた。旅館にとっては理想的な姿で、将来は常に3割の滞在者を目指したい。

また、あまり写真で紹介することがない女性の弱虫ペダルファンの方や、阿蘇を走りに来られる自転車の方を合わせると、今でもほぼ2~3日に1組は自転車関連の方にお越しになっている。貴重なお客さんであり、ありがたいことだと思っている。

弱虫ペダル劇場版が公開されてすでに2年、当時は連日多くの方がお越しになっていた。その頃から比べると下火になったものの、まだまだ根強いファンの方が全国から聖地巡礼のようにお越しになっている。映画のことをスタッフに尋ねられ場合も多い。その際には取材の経緯や絵コンテや登場する部屋などわたしが紹介するようにしている。

それと、これが難しいんだが、尋ねられなくても、何となく雰囲気を読んでから、こちらから話しかけるようにもしている。、その場合、余計なお世話感にならぬようしているが、それが中々難しい。






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翌早朝、ミルクロードへ行かれ幸運にも雲海に遭遇された







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はじめてのミルクロードでの雲海ライド
良き想い出になったことだろう






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雲海を見ながら走ったミルクロード
興奮されて帰って来られた
そのあとは至極の温泉に空きっ腹の朝食
極めつけが朝寝
お帰りの際、時間があったので阿蘇駅まで送ってあげた
九州横断バスで熊本駅から新幹線で帰られ
お礼のメールと共にこの写真が送られてきた









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由布院から自走でお越しの東京のブロンプトンさん
いまきん食堂のあか牛丼は並ばずに食べられたそうだ
理由はカウンターは3席
カップルが多いから1席はよく空いている
一人旅の方は行列を諦めず是非





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上り坂が苦手の改造のキモは





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この中に収まった8速ギア、インター8

帰りは自走で空港へ行かれる計画だったが
最後の空港の上り坂とトンネルは楽しくないので
肥後大津駅から無料で走るジャンボタクシー での輪行を勧めた
それにフライトが遅いとのことから
サッパリして帰れるよう
空港から2キロのエミナースでの立ち寄り湯を勧めた
そこにはレストランもあるし
時間をつぶすには絶好だと思う






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5回目のツール・ド・おきなわ
市民100kmエントリー完了
11月10日よりヤンバルを走る昨年と同じ日程
チーム・キッズのみなさん
また遊んでください






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  1. 2017/08/04(金) 17:05:50|
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夏の兵戸スーパー林道はアブとの戦い

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急に休みが取れたので真夏でも涼しい矢谷渓谷から宿ヶ峰尾峠の林道を走りに行った。
菊池から矢谷渓谷に着くまで物凄い暑さだったので、アスファルトの熱でタイヤがバーストしないか心配だった。渓谷に着いたら勢いよく流れる側溝の水でタイヤを冷したが、今思えばそんなことってあるのか。それとも暑さの妄想か。






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菊池(標高60m)を出て番所(標高350m)までが20km、そこから矢谷渓谷を通り宿ヶ峰尾峠(標高800m)までが8.8km、峠を下って133号までが3.2kmで、穴川峠を下り竜門ダムを抜け帰る予定だったがもうひとつの林道に行くか迷った。






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そのもうひとつ悩ましい林道を行くことにした。
それは穴川峠の手前から左折し兵戸峠までの兵戸スーパー林道12.4km。「悩ましい」というのは、ここはアブが多く、ほとんど襲ってくるといってもいいくらい10匹以上の群れで後ろから追ってくる。知らずに走っていると、足や臀部をジャージやビブショーツの上から刺し体液を吸い1週間も2週間も腫れむず痒くなる。それも複数箇所、体のあちこちだからたまったものではない。だからこの時期は怖くて行くのを避けていた。しかし、この日はちょっとした考えと少し風もあったので試しに行くことにした。

作戦は最深部のアブの生息地である湿った日陰をゆっくり走るとアブに見つかる。
恐らく吐く息や汗の匂い、それに体温を感知し集まるのではないか。よって見つかりにくい陽が射して風の抜けるところはゆっくり走り、アブのレーダー網に引っかかりそうなところは18キロ以上の速さで上るようにした。時々後ろを見て追ってきてたらスピードを上げて逃げるようにした。誰もいない峠道を、後ろを振り返りながら走る様は、人が見てたら怪しく思われそうだが、車もほとんど通らない山奥だからまさに単独レース、緊張感あり過ぎの練習にもなりそうだ。

本番はというと、最初13%以上の坂が100mあり、その後5%から10%の上りが続き2キロほど山奥に入るとアブの生息地となる。危険地域に入ったら気配を察知しつつ、山の開けたところではいつでも全力疾走できるよう力を蓄え上り続ける。後ろを振り返ると何度か追ってくる場面があったが何とか逃げをかわし、刺されることなく兵戸スーパー林道頂上の酒呑童子山の登り口1018mを越えることができた。ここから先は下りなので襲われる心配はなく日田市上津江町兵戸峠に着いた。兵戸スーパー林道はオートポリスまで続くが、すでにアタックのようなアブからの逃げで力を使い果たし帰ることにした。








ある意味勝利者、夏の兵戸スーパー林道で単独レース。黒いアブの集団が追ってくる様は恐怖、体に止まったあの感触、刺される前のコンマ何秒の間に手で振り払うことも。揚げ句力尽きたら引き返せばがいいが、そのスピードが緩んだ瞬間に何箇所か刺される覚悟は必要。なので緊張感に満ちた要所の逃げで12.4キロ愉しめる。標高960m付近で脚が終わり大減速したが生息地を抜けたのだろうかアブは追ってこなかった。8月いっぱいはアブは哺乳類の体液を求め飛び回っている。無防備に近い自転車乗りは格好の餌食となるが、複眼野郎と対決はスリル満点、緊張感溢れる冷汗必至の真夏のライドを貴男貴女もどうぞ。








FLUCTUAT NEC MERGITUR
--- 漂えど沈まず ---



  1. 2017/08/01(火) 10:29:16|
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