コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

『世界』ジオパークを目指すなら

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霧のなか久しぶりに通勤で立ち寄った狩尾峠の降り口にまたひとつ新しい看板があった。




























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狩尾峠は熊本県発行の阿蘇観光ルートマップの表紙に掲載され公に初めて観光スポットととして紹介された。

写真は「ここに車で来ると凄い景色が見れますよ!」と語っているものだから当然観光客来る。

しかし、馬車の時代から牧草を運ぶことを目的とした道ゆえ慣れない観光客が車で下るには危険過ぎるというか無理。

しかし、そのことには触れず「スピード落とせ」ではいつか自爆もしくは地元農家を巻き添えにした事故の危険性を孕む。

とりあえず喚起を促す看板が立てられるとは予想はしていたがその辺で見る看板では風景には馴染まないと私は思う。




「ココロを動かす、世界に誇る、ニッポンの遺産、阿蘇ってこんなにすごい!」

このコピー「阿蘇」ではなく「富士山」なのだが似たような文言で使える可能性もある。

世界ジオパークを目指す阿蘇は8月に日本ジオパーク委員会が推薦すべくその判定を控えている。

仮に日本で推薦が取れれば9月に世界ジオパーク委員会に提出され本拠地パリより判定の視察団がお越しになる。

そして、目出度く世界に認定されれば、来年夏にも阿蘇は待望の「世界ジオパーク」の冠を頂くことになるのだ。

かって二度のチャレンジに失敗したものの3度目の挑戦の阿蘇、果たしてこの看板でいいのか。




























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この先は無事
























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欧州ではスポーツのなかでも一、二の人気を争うサイクルロードレース

今や日本のサイクリストのベストロードにも選ばれる狩尾峠はパリからの視察団にも好印象ではなかろうか。

この世界級の峠から眺める阿蘇、見下ろせば昔は馬車で牧草を運んでいた道が辿るように見えこのインパクトは大きい

サイクルロードレーースの頂点とも言うべき第100回大会となるツール・ド・フランスは明日からスタートする。

日本で6番目となる世界ジオパークを目指すなら、

欧州の山岳の美しさと喚起を促す看板のバランスなど参考になるのではないだろうか。

目指すのが世界ならそんなプレゼンテーションもあるはず。













Festina Lente - 悠々として急げ

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  1. 2013/06/28(金) 18:13:07|
  2. ロードバイク
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おだやかなることを学べ

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大観峰の近くの乗馬クラブグリーンバレーで厩舎に帰すのを忘れられたのか数頭の馬が月明かりのなか草を食んでいた。
車を停め木製のフェンス越しに近づくと、すぐ目の前で動きながら草を食む自然の姿は優雅で美しく轟々と吹きさらしの草原で見とれていた。

乙姫の草原で馬に乗って夜空を見ながら散策するという体験ツアーが旅館組合により開催されている。草原の夜という究極の神秘さのなかで人なら誰もが恐怖心に震えそうなところ、雄大な自然のなかで頼り甲斐がある馬と接することは昔からの人と馬の関係だろうと思った。それに星空を眺めることも素晴らしそうだが、心を交わす馬と過ごす時間が貴重な体験のようにも感じた。

やはり物事は自分の目で判断しないといけない。でないと記憶のなかの事例がフラッシュバックし「そんなのやめよう」とか「値段が高かそう」とか「行くまでが大変」とか、トムとジェリー的に天使が悪魔に追いやられ挑戦欲がしぼんでしまうのだ、私の場合。だからそんな非日常的体験を提供するにはもっとリアルに目の奥まで迫るように魅力を伝えなければいけない。





























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とりあえず宿の魅力のことは写真と



























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只今製製作中のパンフレットで

今の時代とも考えるが、やはりシニアの方にはそれなりのものが必要。






























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さて、いよいよ開催まで20日となったオートポリス3時間耐久レース

レース志向の選手は集団となり風のようにコース内側を走り抜ける。

その歴然とした体力の差を目の当たりにしながら私みたいに自分の目標の周回数を達成したいものは外側を走る

チームとして交代で走ったりファミリーでも外側を走れば安全に楽しめる大会だ。

いずれにせよ3時間を完走したあとの達成感はやってみないと判らない。






























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来年の熊本城マラソンは2月16日に開催と発表されエントリーは8月1日から





























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マラソンの報道はメディアでもにぎやか、これらの記事は全部日経新聞でいろんな側面から取り上げられている。

理由は購読者がそんな人達なのだろう。

東京マラソンをきっかけとしたランニングブームによりジョギング・ランニング人口は1000万人を越えた。

多くの大会では開催費が、大会スポンサー・選手・地元自治体のそれぞれが3分の1づつ分担する構図となっている。

よって開催地における経済波及効果も発表されている。



「経済波及効果は、あくまで推計値であり、各自治体の大会運営のために支出した額と比較すべきものではない。むしろ大会によってもたらされる各自治体の税収の増加と比較することが適切だと考えられるが、これもいくつかの仮定条件を置いた上で分析する推計値でしか計算はできない。したがって、マラソン大会の効果を見る場合には、単純に金額の比較ではなく、マラソン大会を実施した場合と実施しない場合の地域にもたらす影響を多面的に検証することが望ましいと考えられる。つまりは、プラスの効果と共に、マイナスの効果もできるかぎり把握する必要がある。
例えば、京都市の場合、市内を訪れる観光客は、年間5000万人で、京都マラソンが行われた3月だけでも450万人が訪れている観光都市である。単純計算でも土日の2日間で最低30万人の観光客が訪れており、京都マラソンを開催しなくても観光客による経済効果が生じていると考えられる。また、マラソンの開催によって、その日の市内観光を取りやめた人も存在したかもしれない。したがって、マラソン開催した週末と開催していない週末と市内のホテル稼働率がどのくらい変化しているのか、市内各観光地や商店街の人出は増えているのかなど、比較して見ることが重要である。

中略

ランナー初心者は、フルマラソンを完走することが第一目標となる。そして、フルマラソンを完走して、中級者のレベルに到達したランナーは、次のステップとしてフルマラソン以外の別の領域に参加する傾向がある。具体的には、フルマラソンよりも長い距離を走る「ウルトラマラソン」、水泳、自転車、ランの三種目で競う「トライアスロン」、道路ではなく山道を走る「トレイルランニング」の三つに大別される。中でも「トレイルランニング」に関しては、「山ガール」という言葉も流行して、女性の参加人口の割合が増加している。また、「トレイルランニング」は、オフシーズンのスキー場のゲレンデや宿泊など各種施設を活用することができ、スキー・スノーボード人口が減少の一途をたどる中で、観光刺激策の一つとして有効である。

「ウルトラマラソン」、「トライアスロン」、「トレイルランニング」は、開催場所が都市部から離れた場所で、自然豊かな場所で行われることが多く、交通規制をかける必要がないケースが多い。また大会自体、通常のマラソン大会以上に長時間を要するため、参加者は必然的にその土地に宿泊することが必要で、宿泊需要を見込めるイベントともいえる。」

以上 株式会社 価値総合研究所  パブリックコンサルティング第二事業部 丸山 智由氏
市民マラソン開催による経済効果と今後の課題より抜粋



まさしくその通り。

熊本城マラソンは縁遠くうんぬんの立場ではないが、

阿蘇カルデラマラソンの前日と当日、内牧温泉の宿はランナーで賑わう。

これだけのマラソン人気のなか地の利を生かして何か形にしたいものだ。



























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うっとおしい梅雨におすすめは懐かしのボズのバラード

スローダンサーを絶唱しよう。

すると、おだやかなることを学ぶ。

「STUDY TO BE QUIET」

アイザック・ウォルトン「釣魚大全」の最後の一行、釣師のバイブルであり最近の日常の心得でもある。













Festina Lente - 悠々として急げ


  1. 2013/06/26(水) 19:46:43|
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梅雨が空けたら

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「えっ、こんなところで!」という菊池の山奥の辺鄙なところで数人の自転車乗りとすれ違った。やはりみな考えることは一緒で「今日走っとかないと次はいつ走れるやら」ということだろう。
私たちも同じように昨日は雨の合間をぬって走ってきた。「私たち」とは自遊亭のご主人と阿蘇のカルキさんでこのメンバーで走るのは2週連続となる。

自遊亭のご主人は最近こんな台詞を口にする。「このブログで紹介されている以上、それなりに走れるようにならないといけないし、その実力を試すためにもレースやサイクルイベントにも積極的に参加してみたい。そのような自転車に関わることを生活の一部に取り入れることが店の価値を高めることになるに違いない」と夫婦で仲良く朝錬を愉しんでいる。

同じ日に大分で全日本自転車競技選手権大会ロードレースがあり新城選手が他を圧倒しての優勝となったようだ。実はこの大会に出場された女子選手がラピュタを走りたいと前々から連絡があり今日お越しになる予定だった。しかし、あいにくの天気で阿蘇サイクリングは中止となり熊本市内観光となった。
私は日頃よりいろんな自転車乗りの方が宿を訪ねたられたり立ち寄っていただくことは何よりも嬉しいことであると思っている。それは普段なら会うことができない方々と気軽に話すことができるなんて凄いチャンスだと考えていることと、地元と皆さんとの間に入ってお互いが幸せになれるよう行動できればと現在の居場所に立っている。

梅雨が明けるであろう7月6日と7日の2日間に沖縄からTeam KIDS OKINAWAのみなさん5名が「阿蘇サイクリングツアー」にお越しになる。2名の方とはご一緒したことあるがうちお一人は昨年の壱岐のU-39部門2位、同年英彦山Bクラス5位に入賞されている方だ。だから曲がり角では待ってもらうことになるが景色を存分に愉しんで欲しいものだ。

Team KIDS の方からはご一緒されたい方は是非走りましょうと言われている。ツール・ド・沖縄なんか視野に入れている人は、情報収集や沖縄で300名以上のビッグチームの方々と一緒することはめったにないことだから参加されたら如何だろう。何しろ自転車は「一度走ればお友達」だから。現在参加者は私を含めて9名となっている。





























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話題の本、一読の価値あり。

奥深い反面タイラー・ハミルトンの葛藤のなかでついメモしたくなることもある。



ランスと一緒のチームだった「USポスタル」の教え

1.チョコレートムースを食べるのは禁止(汗をかきやすくなる)

2.道路の縁石に座るのは禁止(足が疲れる)

3.ビッグレースの前夜に脚の毛を剃るのは禁止(体毛を再生しようとして身体のエネルギーを消耗してしまう。















Festina Lente - 悠々として急げ


  1. 2013/06/24(月) 19:16:16|
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80年前のこと

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雨が降り阿蘇山には霧が立ちこめた憂鬱な日が続く。
80年前、与謝野寛 晶子夫妻が阿蘇に来られた際にも同じような天候だったようだ。そのときも台風の影響で阿蘇登山もロープウェイ乗場までで火口へは行けず早々に引き返し宿で過ごされのではなかろうか。ということで当時を振り返ってみる。

まずは近藤晉平著「寛と晶子 九州の知友たち」より九州における与謝野寛 晶子夫妻の足跡を辿り阿蘇内牧温泉に来られた経緯を紹介する。
二人で最後に九州を旅行されたのは昭和7年(1932)だった。
この時、寛氏59歳・晶子さんは53才、それに六女の女学校に通う末娘の藤子さんを伴っての旅だった。7月31日に東京を発ち8月1日別府に到着、以後二人とも国文学講習会の講師を務め、8月11日豊肥線の列車で別府から阿蘇へ来られた。

阿蘇は二人にとって格別の思い出があったのではないかと著者は推測されている。
「寛には、明治40年(1907)弟子の北原白秋・平野萬里・木下杢太朗(太田正雄)・吉井勇らと福岡から天草へ、いわゆる「五足の靴」の旅をした際に阿蘇へ登った若い日の思い出があり、晶子は大正7年(1918)の福岡・熊本・長崎へ寛と共に旅行した際に阿蘇へ行って麓の阿蘇神社を参拝した後、戸下温泉で一泊しただけで頂上へは登っていないので夫が若いころに歩いた場所を自分も体験してみたいと思っていたのかもしれない」

二人は坊中駅(現 阿蘇駅)で降り熊本県庁の車で阿蘇山の中岳へ向かわれた。
しかし、台風の影響で霧が深く山頂まで行けず、念願の山頂の噴火口を見ることなく下山し当館に一泊された。

このときのことを『冬柏』に晶子さんが記されている。
・・・「波野駅へ来ると、熊本から後藤是山氏が再び来て待受られ、共に乗って坊中駅へ下りました。此処は既に阿蘇の外輪山の内部です。町村長達が出迎へられて居ました。熊本県庁の国立公園課から東道の吏員と共に自動車を差回されていたので、其れに乗って直ぐに噴火口のある中岳へ向ひました。二十五年前に良人が木下杢太朗、平野萬里、北原白秋、吉井勇諸氏と登山し、十四年前に私が良人と共に宮地まで来た時とちがひ、今は完全な自動車道路が開けているのですが、今日は霧と雨が降っていて、全く展望が遮られ、しばしば七尺の先さへ見えなくなる有様なので、町長達の自動車は途中で危険だと云って引返されたにも関らず、私達は山に精通している吏員の方と運転手とを信頼し、行かれる所まで行こうと云って、終に山上の茶屋にまで達しました。今日は一人の登山者も無く、どの茶屋も戸を鎖していました。茶屋に休んでいると、濃霧が下から風に吹き巻かれて奔騰し、急雨が其れに白い銀線を斜めに入れています。是れでは三町先の噴火口へは行かれないと云うので断念しました。茶屋では中島夫人が竹田から携へられた煎餅を手づから焼いてお茶菓子に出されました。」・・・

※七尺は約2.1m 三町は約327m 山上の茶屋は現在の阿蘇山西駅・ロープウェイ乗場

お泊りになられた昭和7年当時、蘇山郷はまだ旅館ではなく現経営者の曽祖父の自宅であり昭和29年に旅館として創業した。当時の主の永田巳平は、知人から与謝野夫妻が阿蘇に来られるので宿泊させて欲しいと依頼をされたが、個人の家に高名な歌人夫婦を泊めるにはあまりにも不相応と苦慮した。
その時たまたま部屋を新築中だったがまだ畳が入っておらず、急きょ完成を急ぎ出来上がった部屋が内牧城趾の大杉で建てられた自宅の座敷である「杉の間」になる。

主のもてなしにいたく感動し、杉の香の漂うゆったりとした部屋で二人は心ゆくまで旅の疲れを癒し、阿蘇山頂へ登れなかった心残りも窓から見える雄大な阿蘇五岳の眺めに十分満足されたことだろう。

床の間には寛氏と晶子さんの自筆歌幅がある。

大いなるひと木の杉を阿蘇に斫り君がつくれる萬年の家   寛
いとひろく山の夕映入りてきぬ阿蘇氏びとの軒たかき家   晶子
                        (与謝野寛・晶子自筆歌幅) 
  
また、宿から眺めた阿蘇山や大観峰の景観に感動して歌をつくり、たんざくと色紙に書いて同宅に残され、その後30年を記念して庭に歌碑が建立された。
歌碑は阿蘇の自然石二つににイタリア産の大理石に歌が刻まれている。

大きい方に与謝野寛氏の、
「霧の色ひときは黒しかの空に ありて煙るか阿蘇の頂」

小さい方に晶子さんの、(与謝野晶子自筆色紙)
「うす霧や大観峰によりそひて 朝がほのさく阿蘇の山荘」の歌があり、その時の阿蘇は濃霧におおわれていたため夫妻の歌にも霧が印象強く詠われている。

ここ杉の間は建物や内装など一切手を加えず当時のまま残っている。






























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今日と同じく廊下の庭越しに霧に煙る阿蘇を眺められたのだろう。





























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文壇でも有名な方だったので蘇山郷に泊まられた際にもとっておきのご馳走を振舞われたはず、ならばどんな献立だったのか興味があるところ。宿には古い資料が数多く残っているので何かヒントになるものを捜せだせないだろうか。せっかくここにいるのだから歴史に基づく当時のご馳走を再現してみたいものである。













Festina Lente - 悠々として急げ



  1. 2013/06/21(金) 17:28:27|
  2. 宿のこと
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雨に走るGIANT人

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アルミフレームの中で技術力と質の高さで人気が高いのがキャノンデールのCAAD10。それに肩を並べる上質な乗り心地でよく走ると言われるのが職人が磨き上げる溶接痕のない美しいフレームDEROSA TEAM。

なんとその完全なロードバイク仕様で日本各地を旅する方がお越しになった。コンポはデュラエース、ホイールがフルクラムゼロ、それにチャリ旅には珍しいビンディングシューズ。




























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仙台からお越しになり次なる宿泊地は高千穂。




























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補給食にと陣太鼓をあげたら「頑張ります!」と笑顔が素敵だった。

聞けばりアバッグは16キロ、上り坂では前輪が浮かないよう重心を前にしなくてはならないそうだ。

雨降るなか何度も頭を下げ宿を発たれた。




























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そして昨日、台湾から12名の自転車乗りがお越しになった。

この方が全員の荷物と輪行バッグに自分の自転車を入れタクシーで阿蘇駅から先に着かれた。

その後、阿蘇駅からレインウェアーのシニアの方々が続々と到着。





























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まずは温泉に入り一息、その後は洗濯したりライブラリーの自転車の本を眺められていた。

明日は阿蘇に上るそうだ。

距離や高低差など質問攻めにあったが雨なら絶対走らないと口を揃えて言われた。

余程阿蘇の雨は懲りられたようだ。





























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昨晩は宿に泊まった。

朝、台湾の方に見送られて狩尾峠の麓、長寿ヶ丘公園まで走った。

帰るとちょうど雨が降り出し台湾一行は自転車を諦め定期観光バスで阿蘇山に行かれたが、

帰って来て元気なシニアは雨のサイクリングに行かれた。

こちらに置いている私のCLXを見て「いい自転車じゃないか」と写真なんか撮られた。

「フレームはメイドインタイワン!」と言うとハイテンションに喜ばれた。

少し日本語が話せる方に私用の名刺を渡したら「この写真見たことある」とびっくりされた。

それは3年前にfunrideに取材されたのだが、その雑誌を持っていると言われこちらはもっと驚いた。


台湾では子供からシニアまで自転車人気が凄いらしい。それにサイクリングロードも整い自転車の市民権は高い。


何しろGIANTの国だから。

このような台湾からの自転車旅の方々は大歓迎、

GIANT企画&スポンサーの阿蘇サイクリングツアーなんてできないものかと夢は大きく持ちたいものだ。













Festina Lente - 悠々として急げ


  1. 2013/06/19(水) 17:19:46|
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合わせ湯の効果

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スカッと晴れたらロードで阿蘇を走るしかないと六月の風をたっぷり愉しんできた。


























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菊池発竜門ダム経由で立門から暑さ知らずの205号でオートポリスに行ったのは自遊亭のご主人と阿蘇のカルキさんと私の三人。
二人は初めてのオートポリスの峠に苦労されたようだが、その先にある達成感は人生を折り返した者にとっていい父の日になったようだ。



























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阿蘇外輪山北山展望所へ到着

車やバイクの人で混む草原の先にヘリが降りてきた。そういえばオートポリス上空でも飛んでいたがここが離発着場かと思っていたら見覚えのある受付の女性にヘリからは堀田さんが降りてきた。そう、ここはバーテックスヘリクラブが今日から移動して体験フライト始まっていたようだ。

ヘリはワールドベストセラーのアメリカ・ロビンソン社製R44型ヘリコプラーでパイロットを含め4名まで搭乗できる。体験フライトはすぐ近くのラピュタ(狩尾峠)も最安で行けてロードやバイクの趣味の人たちだったら是非一度体験されたらどうだろう。



























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涼しい風と好天により時間を忘れゆっくり景色と会話を愉しんだ。

ここから南小国や満願寺経由の放牧牛と競争する草原の道も考えたが、早めに帰って温泉でさっぱりし、そのあとは優雅な休日を過ごそうと菊池渓谷経由で帰った。



























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遅めのランチは菊池温泉街にあるスリランカ料理の「コロンボ」に行った。























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さっぱりした味ともたれない程度のボリュームは走行中の食事にもおすすめだ。何でもルーに小麦粉を使わず香辛料や漢方だけで身体にもとてもいいそうだ。辛さも聞いてくれてウコンもたっぷりなので私はとても気に入ってヌードルカレーを定番にしている。






























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ランチタイムと夕方からの営業、
ラーメン屋跡にオープンした小さなこの店には駐車場がないので物産館や市民の広場に車を置いたらいいだろう。
自転車は店の前に止められた。

スリランカレストラン コロンボ
電話 0968-25-2774


























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自遊亭のご主人は3ヶ月前から朝錬しているそうで以前とは比べようもないくらい強くなっていた。7月のオートポリス3時間耐久レースはソロでエントリー、9月の英彦山ヒルクライムもエントリーの予定だそうだ。

「自転車に乗ると頭の冴えが違う」とは勝間和代さんの言葉だが、まさしく自遊亭もアイデアが料理やサービスにグッと反映されているそんな風に感じている。

合わせ湯というものがある。あるお湯に入ると古い体の奥のほうに潜んでいる病気やら古傷やらというのが浸っているうちに表面へ出てくる。それから次に表面に出てきた病気やら傷やらを治すお湯がある。つまり、体に効くのにまず入って、次に表面に効くのに入って治すことを合わせ湯という。

自転車も同じことが言えるような気がする。走ったあと達成感に浸り静かな考える時間を過ごすと前向きな行動や新たなアイデアやヒントが手でつかめそうなところまで湧いてくる。あとは自身の能力でアウトプットすれば形になるではないだろうか。私の朝錬は今朝休んだのでまだ5日間である。明後日から3日間天気が悪るそうなので明日は走りたいものだ。自遊亭の例からすると夏を過ぎたら気の利いたことが浮かび何やら面白コトが始まるかも知れない。少しだけ期待して頂きたい。
















Festina Lente - 悠々として急げ


  1. 2013/06/17(月) 16:38:04|
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自遊亭!

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壱岐のレースの翌日は休養というか普通に仕事に行ったが、次の日から今日までの4日間、毎朝竜門ダムまで走っている。別にレースの準備とか何か思い立ったこととかではなく、5時過ぎたら時計に起こされることなく自然に目が覚めてしまうのだ。白髪や顔の皺、遠視になるなど老化現象のひとつかも知れないが、ならば愉しもうとサッと起きてジャージに着替え外に出る。するとしめたもので爽快なサイクリングがそこにあった。

自宅から2キロくらいは平地だが以後手頃な上り坂となり11キロ地点が標高380m竜門ダム入り口となる。ここまで300m上ることととなるのだがあとは湖畔を走る快適なコースとなり大橋を渡り県道に出てトンネルをくぐり来た道をトップギアで下り帰ってくる。数日間試してみて往復40分の朝錬というかサイクリングは一日の過ごし方に刺激を与える日課にしたいと考えている。

そして今朝は車での通勤の寄り道に大観峰に行ってきた。


























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いつもは車と人だらけの駐車場なのに朝は誰もおらず一台の車もいない。そこで突端まで走って(RUN)みた。しかし、自転車のようにはいかずすぐに息が切れて途中でやめた。歩きながらあたりを見廻すとヒバリや、それよりひとまわり大きい鳥が草原に飛び交い、今朝は霧がかかって景色が愉しめないものの、ここもいい刺激が得られるところだ。ただ走るのはたまにで好いだろう。


























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駐車場から大観峰の突端までの入り口には、手洗いの案内板が、英語・韓国語の他に中国本土の簡体字、台湾・香港の繁体字が書かれ新しくなっていた。その下に古いままの「進入禁止」の案内板があり、手書きで自転車が加えられていた。以前にもちろん自転車を降りて押して行ったことが何度かあるがそれも「いかん」となっていた。

大観峰は有名観光地だから初めて来た自転車乗りは是非眺めのよい突端まで行きたいだろう。しかし今は自転車を人ごみの中に置いて行かねばならない。売店には「ヘルメット(バイク)盗難に注意」と張りなんかもあり、休日は100台くらい車が押し寄せ貸し切りバスもひっきりなしに来ているからその物騒さは想像できる。
ゆえに駐輪は怖い。


























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夜は自遊亭

























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ここの夫婦も毎朝ロードであんずの丘まで走っているそうだ。
お蔭で身体も気持ちもスカッとして仕事にも艶が出ているような印象だった。例えばこの新メニュの「ごまカツオ」は絶品だった。「オオッ!」という「!」がつかないとこれからの満足度は得られなだろう。

























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タコはもちろん美味しい。
だがそのものの旨さの想像の域止まりで「!」までには至らない。























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ところが新メニュの「釜揚げしらすたっぷりサラダ」、タイトルの長さもいいではないか。村上春樹のベストセラーの新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」なん今凄く売れてるらしい。料理名ももっと長くても面白いかも知れない。
この「釜揚げしらすたっぷりサラダ」は旨い! もちろん「!」が付く美味しさで想像越えの逸品だ。



ヤフーの社員むけ標語というものがあり、携行が義務付けられているという新聞の記事があった。

それは、

「課題解決って楽しい」

「フォーカスって楽しい」

「爆速って楽しい」

「ワイルドって楽しい」

一見風変わりな標語を行動原則として社員に叩き込むことで宮坂社長が目指すのは「!(びっくり)」だ。ヤフーのロゴにある「!」にちなみ斬新なサービスを世に送り出すということらしい。やはり今は「良かった」「美味しかった」から「!」の時代なのだ。



























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「馬ヒモたたき刺し」

これも「!」

























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「しゃくの天ぷら」は今や名物の看板メニュじゃないかな。
うちの娘も大好物で、エビとカニ味噌に、しゃく独特の風味を天ぷらで閉じ込めた有明海の「!」だ。
島らっきょうの天ぷらとの組み合わせがおすすめだ。
ただ季節ものだらいつまで食べれるものやら・・・



















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「レバニラ炒め」

味もさることながら全体の黒が潔い

なので「!」


























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自遊亭の一人息子、高校生となった「コウヘイ」が帰って来た。
今年から書家を目指し熊本市内までバス通をしている。学校が慣れたらロードで途中まで走ると言っていた。
コウヘイは「父ちゃん」「母ちゃん」と呼び、夫婦は「あきちゃん」「るみちゃん」と呼び合う。とても懐かしさと愛着があり、「父ちゃん」に相談することと「パパ」に相談することでは次の言葉から違ってきそうであり、「あきちゃん」とお願い事を頼まれたら断れないだろう。そう考えると呼び方って大事だ。
そして「るみちゃん」に相談していい「コト」があった。

















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仕事が忙しい父ちゃんが次のオートポリス3時間耐久レースに出ることになった!

もちろん私も自己記録更新に挑戦する。

8時スタートの11時ゴール、午後からは多彩な休日の過ごし方ができる。

迷わず自分との戦いのためにソロで3時間走ってみることをおすすめする。

エントリーの締め切りは6月24日

7月15日開催 「オール九州3時間耐久ロードレース in オートポリス 第2戦」

とりあえず二人だがチームラピュタで走る。

戦いが終わると、もちろん「!」が待っている。
















Festina Lente - 悠々として急げ


  1. 2013/06/14(金) 18:32:49|
  2. おすすめ食事処
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第25回壱岐サイクルフェスティバル 其の二

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第25回壱岐サイクルフェスティバル50キロスタート前の最前列




























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やはり雨。
雨には何の役にも立たないウィンドブレーカーと雨天には必需品のヘルメットの下にキャップをかぶってスタート地点の壱岐文化ホールへ走った。たった1キロ足らずでずぶ濡れとなりおまけに寒くて寒くて、スタート順を得る出走受付はいつものように長蛇の列はなく天候を見ながら出遅れて集まっているようだった。
しかし、建物内には早くから並んだ有力チームの面々が座って時間をやり過ごし、いつもは試走やウォーミングアップで忙しいがこの日ばかりはという雰囲気だった。






























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レガシーkazさん率いるチームGINRIN熊本のみなさん
地元紙では自転車の安全利用の推進やマナー向上運動などチームとして社会に対する行動が紹介されている。
現在ではスポンサーも付き熊本代表する有力チームだ。






























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パラボラ イワイ シーガルの加藤君は今回総合2位































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熊本河内みかん生産者である中川さんのチームOrange Fellow

ジャージのデザインが素晴らしい!

その証拠に阿蘇の吉田線を一緒に走っているとき、

セミがジャージポケットにデザインしてあるミカンにとまり、草千里までジッとしていたくらいだ。

それにしても第一次産業生産者のチームとは素晴らしい。

農業に対するいろんな問題があるなか農業の魅力が伝わるような気さえする。
































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私の友人のチーム SSX-CSC

スーパースポーツゼビオのサイクリングチームだ。

今回は大会パンフレットに10%割引券付き広告も掲載






























13iki_DSC0604.jpg
スタートの時間が違うカテゴリー別に長崎県警の白バイが先導する。

白バイは壱岐には配備されておらず本土からフェリー来ているそうだ。

そんなことも参加者は知っておかなければならない。






























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スタートグリッドに5人づつ並ぶ。いつしか雨も止み曇りの好条件。だが大会事務局から道路が濡れて滑りやすく大変危険である旨説明があった。私も下りは絶対に飛ばさず安全第一と心に決めた。落車したら半年1年棒に振るはめになる。この年でそれはきつい。だからこそ上りを必死に走る。そのために準備も私の範囲で整えたつもりだ。

8時50分号砲とともに50kmのスタート。ローリングスタート方式により壱岐文化ホール前からセレモニースタートとなり郷ノ浦大橋までの区間はパレードスタート。先頭の選手が郷ノ浦大橋に来た時点でアクチュアルスタートとなる。パレード区間内は追い越し禁止で違反者は失格。

郷ノ浦大橋を渡り下ったら上りが延々と続く。ここで団子状態の集団が安全に分断されるという見事なコースだ。ただ完璧なレースなので始まったばかりのこの地点では参加者の興奮は最高調、全員アドレナリンが溢れ交感神経が興奮し闘争本能剥き出し状態だ。知人や仲間追い越したり抜かれたりするも声を掛ける余裕もない。上り詰めるまで孤独の戦いだ。





























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スタート後1時間10分地点

ここまで来ると同じレベルの選手が集まり不慣れなローテーションで廻して行く。

後ろの選手のように遅れると一人で風を受け体力を消耗し徐々に離脱することになる。

もうひと頑張りしてグループに付けば一息いれられるのだが。





























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力の揃ったグループ走行が基本だが、遅いと感じたなら前を行くグループに合流して行く島取りのような方法もある。

だが追いつくまで今まで以上に走らねばならなく体力が消耗する原因にもなる。

我々のレベルは着順ではなく時間だからグループでゆっくりしていたなら短縮は望めない。

その判断が難しいところでレースの面白味でもある。

何しろ顔が歪むほどだから。
































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白バイと先導車両が30キロ組の集団が近づくこと知らせると、すぐに凄い勢いで集団グループが通り抜けて行く。

そのあとも集団からちぎれた選手から抜かれてゆく。

この当たりに来ると50キロ組から抜かれることはなく30キロから抜かれていることは判っていてもテンションが下がるものだ。





























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勝負と決めた最後の上りではすでにダンシングの力はなかった。

今まで走っていたグループも散り散りとなり沿道の応援だけが目に映るもすでに反応する余裕はない。

声援のなかに自分の名が呼ばれているのは聞こえた。

それと「もう一人抜け!」と若い声がすると右側をスルスルと追い越していた。

反応する力はどこになく、もがこうとする意志も消えた。






























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「早かったよ!」と家内の叫ぶ声が聞こえた。

息も絶え絶えに上りゴールのゲートをくぐった。

ほとんど同時に右にゴールする選手がいた。

何か声を掛けられた。

「お疲れでした」とかそんな言葉だったはず、彼はずっとグループいた人で常に前を引いてくれていた。

ローテーションするときも後ろを見ながら常に安全に対する配慮をしてくれていた。

だから赤いトレックの炎のデザインは忘れない。

たぶんゴールは譲ってくれたんだろう。






























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体育館で弁当を食べながら抽選会が始まると待っていたかのように雨が降り出した。

少し早めだがジェットホイルに乗るため郷ノ浦港まで自走したらびっしょり濡れシャワーを浴びたようにすっきりした。

すぐに家内もレンタカーで着きリュックもらい港のトイレで着替えた。

こんなとき乾燥したタオルや下着は夢のように有り難い。

濡れたジャージを洗面所で直していると港の職員さんだろうか「お疲れ様」と声を掛けてくれまだ選手なんだと思った。

いつもは仲間がやってくれる輪行袋入れはグラグラの下手糞でサドルを持って運ばなくてはならない適当さだった。

東京の友人は呆れていたがフェリーに積むだけだからこれでいいと思ったものの次回の課題だ。

家に着き輪行袋から自転車を出すとサドルの後ろのゼッケンプレートがまるで濡れたダンボールのようになっていた。

プラスティクとばかり思っていたが経費節減だろうかそれもよしだ。

部屋の壁に押しピンで張った昨年のプレートの横に汚れてブヨブヨの114番を飾った。

「汚い」と娘も言ったが、私の勲章だ。






























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壱岐が終わった。

いろんな事情で参加できなかった人のためにも自分が体験した感動を伝えたく記憶を辿った。

特に今は病に臥しておられるが復活を目指す方の力にでもなればとも思ったいる。

来年、ゴールして欲しい。

















Festina Lente - 悠々として急げ-


  1. 2013/06/11(火) 17:23:04|
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第25回壱岐サイクルフェスティバル 其の一

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9時55分、30キロカテゴリーの集団に追い越される寸前の一枚。

抜かれるのがいつもより早いとは感じていたが

ここまで順調に走ってきたので今までの自己記録更新の確信はあった。

エントリーしたのは今年で4回目となるサイクルロードレース50キロ

09年が1時間41分、11年が1時間40分、そして12年が最後の5キロで足が攣り1時間45分と遅れた。

今年こそはと挑んだ大会だった。

最後の3段坂は全力で上ると覚悟を決めていた。ダンシングでグイグイ上るはずだった、

が、その力はなかった。

でもゴールしたときかなり早かったと家内や応援のメンバーたちも言ってた。

1時間40分を切る手ごたえは十分にあった。

大会会場で記録証が配られると、

まさか!!!

なんとまさかの今まで最悪の1時間46分・・・

なんてことかとレース振り返ると、
スタート直前までの雨で路面は滑りやすくタイヤの空気圧を落として大会に挑んだ。絶対落車しないよう下りは慎重に走ろうと決めていた。実際に数人のグループで走っていると、平地で並走し、上り坂で追い越し、下りでかなり追い越され差をつけられるというパターンだった。まあ、サイコンのタイムを見なかったのが一番の失敗だが、ただ全力を出し切ったことは満足この上ない。

孤独になれる帰りの車の中では贅沢な達成感に浸ることができた。自分の抜け殻を見るようなあのシーンこのシーンは、思い出すたびに鳥肌が立つほどだった。もったないほどの得がたい1時間46分、ただゴールを目指すことだけに集中し他の思いは一切の無い研ぎ澄まされた時間だった。記憶は薄れやがて消えてゆくが、今この瞬間は数時間前のレースが再現されるドキュメンタリー映画を見ているようだった。





























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東京の友人や福岡の自転車仲間と10時福岡港発フェリーで壱岐を目指した。

今年から自転車は輪行袋でデッキなどに持ち込むのではなく、車を積む船倉にそのままの状態で積み込むことになったが特に問題はなかった。帰りは次なる予定のためジェットホイルだったが、こちらは自転車積み込みの予約のみ大会事務局が窓口となり1便当たり30台に限定されていた。その予約形態の変更をのちに知った東京の友人は人の予約はできても自転車の積み込みができず宅配便で現地に送りつけることになった。ボランティアたる大会事務局の方々は大会運営で手間隙一杯なのにこんな手のかかることで苦労されたことは想像できる。いろんなやりとりがあったにせよフェリー予約に関しては、何らかの形で当局に届け出られている運賃表に自転車1000円也の記載がされており、ネット・船会社の営業所・旅行代理店と契約当事者たる参加者が決めることであり、契約の当事者ではない事務局が契約のボトルネックになることには基本的に無理がある。また運賃に関しても正規の運賃等を知らしめ、船会社の《ご厚意》は黙認(あるようにも聞き及んではいる)にとどめておかないと整理がつかないのではないだろうか。大会事務局は本来の仕事に線を引き肩の荷を降ろして笑顔で次年度も大いに大会を盛り上げて欲しいものである。





























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多少不安はあるものの「我々が貸し切ったフェリー」でない以上、船会社の裁量に従うべき

一般の方も乗船されていることを忘れてはいけない。





























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このような状態で壱岐に着いたが自転車は何の問題もなかった。






























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フェリーから出るときは車が全部出てそれから自転車を押して人が出る。































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初めて見る光景なのでみんな興味津々





























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車両が出たら次は我々。係員の指示従い整然と搬出。






























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壱岐到着。

自転車部隊は一斉に島に散る。

私たちは東京の友人がレンタカーを借り次はクロネコヤマトで自転車の受け取り。

営業所の駐車場で組み立てて大谷体育館で車検と受付を済まし相方女子2名は車で我々は自転車で勝本を目指した。

結構アップダウンがあり自転車には実にいい道だと友人が言っていた。

街を外れると緑が濃くなり野鳥の声も聞こえてくる。

ここでやっと壱岐に来たと感じた。





























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毎年通う勝本にある大幸物産の食事処大幸

目の前が漁港で名物うに丼が絶品だ。

かじめの味噌汁も刺身もサザエの造りも壱岐らしく島に来て最初の食事に迷いはない。

来年こそはこっちに宿を取り離島本来の環境でゆっくりしたいものだ。

レース当日はスタート地点まで12キロほどあるがウォーミングアップとしていいだろう。





























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昼食後、清華園からレースコースに入り試走する。

ここからゴールまでは20キロ、1年ぶりだが風景や道の状態など走り出すとどこも記憶に新しい。

なかでも猿岩入り口からの坂は懐かしくもやっぱりきつい。






























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郷ノ浦に着いたら明日の準備をしボラの子が川に湧き出した頃居酒屋で乾杯した。

その後、まる辰さんに寄ってみたがいっぱいで女将さんと挨拶だけで終わった。

時間も早かったのでコンビニでビールと壱岐焼酎とつまみを調達しホテルで飲んでいたら10時前だというのに眠くなった。

今日はいい日だったが明日は雨である。

私たちは天気予報通り、雨対策は皆無で家内はコンビニで折りたたみ傘を買って安心したのかすぐに寝た。

その黄色の傘を見ていると手にしながらも家に置いてきたパールのレインウェアを思い出した。

明日は確実に雨である。















Festina Lente - 悠々として急げ-


  1. 2013/06/10(月) 18:59:51|
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壱岐を我が手中に

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「外側は焼き色だけれども、中は妖しいほどの桃紅色のレアの状態。さては最初のひと口。少し厚めに切り分けたステーキをぎっつと噛むと、そこからジュルルとうま汁が湧き出してきて、さらに噛むとジュルルジュルルと続けて出てきて、口の中はそのうま汁で溢れんばかりとなった。鼻孔からは、焼かれた肉から食欲をそそる野性的な香ばしさと、かすかなコショウと醤油の匂いが抜けてきて、その香味の全体が、肉の真味とはこれだ、と教えてくれるほどのものであった。
どうしてこんなに味が濃いのにさっぱりした味なのか知りたくて、ネットで調べてみてわかった。それは、牛の本来の食べものである牧草やそれを発酵したサイレージをたっぷり食べているからで、和牛本来の赤身のうまさがギュっと肉に詰まっているからだ。
次に二切れ目の肉片に醤油をちょんと滴らし、それを炊き立ての真っ白いご飯の上にのせて食べた。噛むと、やわらかい肉からまたまたジュルルジュルルとうま汁が出てきて、それがご飯の耽美な甘みと融合し、それが醤油のうまじょぱさが介在するので絶妙で、もはや我が輩の大脳味覚受容体の容量は満杯に達したのであった。」

発酵学者・文筆家 小泉武夫 「あか牛のステーキ」より抜粋






友達が来たので「いまきん食堂」の「あか牛丼」を食べてきた。
この店は「あか牛丼」目当てに平日でも1時間待ちはざらなのだが運良く30分待ちで入れた。店内の客は「脂ぎった男性や若いお兄ちゃん」というイメージだが、意外や若い女性でいっぱいで間違ったところに来たような雰囲気だった。
内牧温泉では女子は肉食となるのだ。
食べたあか牛の感想は表現力豊かな小泉さんと寸分の狂いもない。





























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六月は日の出が早く日の入りが遅く朝夕の自転車にはもってこいだ。

最近は夕方6時から一時間ほど実業団のトレーングコースの湯浦走るのが愉しみだ。

大観峰やかぶと岩展望所など外輪山に陽の落ちるのを眺めるのは贅沢な気分になる。

しかし、ときどき猛然と走る。あの電柱までと目標を立て力の限り走ったりすると実に爽快な気分になるものだ。





























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阿蘇を横目に突っ走る。

ときどきだが自分の影とスプリントなんて可笑しなこともする。





























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良質はたんぱく質を補給し、1回だけだが朝40分間走り、

夕方4回もスリッパ履ながらもたまに全力で走ったりもした。

私のなかでは準備万端

壱岐の扉は開かれた。

天空の峠ラピュタを制した戌年の男、コルナゴ部長よ

いとも易々、壱岐を手中にしてみせよ。















Festina Lente - 悠々として急げ-


  1. 2013/06/07(金) 19:21:34|
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休日の過ごし方

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壱岐のための準備ではないが、後悔しないよう体を整えるため地蔵峠を走ってきた。

久しぶりに湿度もなくカラッと晴れ、絶好のサイクリング日和りだが、平日でもあり100キロ走っても自転車乗りを見ることはなかった。

西原村の万徳交差点から阿蘇望の逆コースの上りをグリーンロードまで走ると汗がフレームにしたたり落ちた。でも嫌になる汗ではなく心地よい汗とでも言おうか走る勢いに比例するそんな汗だ。それは体ができているからではなく機材、今乗っているM10にある。

納車後、半年間阿蘇を走った感想として、ダンシングが凄くしやすいのが第一印象でヒルクライム向きの自転車に仕上がっていると思う。もちろんフレーム自体に特性があるのだろうが練習不足のオートポリスでも8%の坂は今まで以上に楽に走れたのは不思議なほどだった。

購入先のイワイスポーツサイクルさんにはフレームとサドルだけ自分で選びあとは「阿蘇仕様」としておすすめのパーツを組んでもらった。結果、「嘘だろ!」と思うほど阿蘇を堪能している。

2007年はじめてロードバイクを買うと決めたとき、ネットや雑誌の情報とそのデザインに惚れ「コルナゴCLXの赤黒」を選んだ。すぐに県内の自転車店に電話して尋ねるも当然ながら取り寄せで3ヶ月待ちとかそんな返事ばかりだった。電話先は県内から福岡に飛んでイワイさんに実車があると知ると待ちきれず翌日にはショップを訪ねた。私にとっては生まれてこのかた2軒目のロードバイクショップであり恐る恐る入店した。応対されたのは店長の岩田さんで、ボディサイズ測定器で計るとまだダンボールの中のCLXはサイズもぴったり、1ヶ月後のオートポリスのレースに間に合わせてくれるおまけまで叶えてくれた。イワイさんとはそんな偶然に出会ったショップだった。

先週、壱岐に向けてM10購入後初の点検にイワイさんを訪れた。昨年の英彦山タイムトライアル総合2位の加藤君にたっぷり時間をかけて仕上げてもらいレース参加に不安はない。これは大事なことで「信頼できる自転車」を「信頼できる人」に定期的に安全を確認(メンテナンス)してもらうことは、2センチ程度のタイヤに、ほとんど防御できるものがないむき出しの体で「命を預ける」ものだからこそ、私のような趣味の人は専門店から購入すべきと日頃から思っている。






















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静かな地蔵峠の上り標高900m超えると今までの暑さはなくなり涼しさから寒さに変わっていった。1000mから灰色の雲の中に入った。そこは霧に包まれ湿気があり体も濡れ真冬のような寒さになった。最も高い1070mから勢い下り始めるとガタガタと震えウィンドブレーカーを羽織ろうかと思ったが下ったら暖かくなるだろうと我慢して下った。


























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アスペクタ付近まで来ても寒さは落ち着いたものの体は芯まで冷えている。さてこれから吉田線で阿蘇へ登ろうか、いや雲がかかっておりまた震えるのは御免だ。箱石峠まではチト遠いし、午後4時ぐらいに帰って買いだめた本も読みたい休日だし・・・結局最短で帰ることにした。ただその前に冷えた体を暖めたいとカフェくえびこさんに立ち寄ることにした。


























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店の前にはバイクスタンドも出来てすでにロードバイクも1台・・・

なんとオーナーのバイクでつい最近購入されたとのことだった。

店ではあたたかいスープとホットケーキをいただき心機一転プラス志向にギアを入れ替えることができた。

暖かさと塩気がこんなにもやる気が復活するものか、施術は実に簡単なものだった。



























64hasiruIMG_0287.jpg
下りは早い早い、

イワイさんにM10の下りはスピードが出るので注意するよう聞いてはいたが半年間走ってまさしくそうだと思う。

でも怪我するのは決まって下りのときだから要注意。

さて、ロードバイクを始めた理由は人それぞれだろうが「健康」というキーワードの人も多いはず

ならば価格と引き換えにをその手段で怪我せぬようずっとメンテナンスをしてくれる専門ショップを選んだが良い。
























65newsIMG_0002.jpg
そんなニーズの証がこれ




























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阿蘇の峠を一人で走ると、

感動と修行と名案と苦行と歓喜と鍛錬など

数時間で人生の集約された出来事を味わうことができる。

そしてこの時とばかりに恥ずかしさを捨て、

ぐちゃぐちゃの塩が噴いた汗まみれで顔から鼻水を流し、よだれを垂れ、おぞましい形相になる、

家に帰ったら一転して風呂でさっぱりし、清潔な服に身を包み、好きな音楽を聴いたり、読みかけの本でも開く、

この両極端な休日の過ごし方が気に入っている。

ごくありふれたことかも知れないがこんな風に仰々しく考えると休日は長くなる。














Festina Lente - 悠々として急げ-




  1. 2013/06/05(水) 14:11:09|
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足跡を残した阿蘇

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「巷に雨の降るごとく 我が心にも雨ぞ降る

 かくも心ににじみ入る この悲しみは何やらん?」





カルデラスパーマラソンは雨だった。

100キロは朝5時にスタート、しばらくしたら雨が降り出し

50キロは雨のなか11時にスタートした。

ポツポツ、シトシト、パラパラ、ザァーザァー、雨の世界を走る1500人・・・





「やるせなき心のために おお、雨の歌よ!

 やさしき雨の響きは  地上にも屋上にも!」



























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「消えも入りなん心の奥に ゆえなきに雨は涙す。
 
 何事ぞ! 裏切りもなきにあらずや? この喪そのゆえの知られず。」





「笑顔を見せて」と子供も言っているが

でもそれは無理だろう

標高900mを超える雨の原野は寒いゆえに霧また霧

農道は水溜り

じゃぶじゃぶ走るミルキーウェイ

やまない雨はないと言うが、この日はやまなかった・・・






「ゆえしれぬかなしみぞ げにこよなくも堪えがたし。

 恋もなく恨みもなきに わが心かくもかなし。    

 巷に雨の降るごとく 我が心にも雨ぞ降る」




















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奥さんと一緒に来た東京の友人は50キロ走り帰って来た。

昨年より10分早い5時間18分!

その時100キロのタイムは11時間18分!!


























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この人もゴールを祝い駆けつけた!



























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すべては歓喜のこの瞬間

足跡を残した阿蘇はこれから何度も反芻することができることだろう。



このくらいのタイムでゴールする人はそれなりの疲労感の「人間」だが

以後はまるで「ゾンビ」



多くの人がゴールするのは16時以降、

その後風呂で汗を流したり身体のケアとか考えると遠来の方はゴール後に帰ることができず泊まらなくてはならない。

だから金曜前泊の土曜が大会で日曜アウト、となる。

よってゴールする阿蘇内牧温泉は宿泊者で賑わう。

スポーツイベントは地元に経済効果を与えることが基本。



5時間も10時間も走ったずぶ濡れの人が宿に帰ってくると膝が曲がらなくシューズを脱ぐのが一苦労のようだった。

でも心配ない。実業団も雨をもろともせず練習する。宿は20年以上そんな選手たちのもてなしの経験がある。ひとつに玄関にはバスタオルが敷かれ選手は腰をおろしシューズを脱ぎ置いてある新聞紙を詰め乾かす。

疲労が激しい人やシニアの方には、部屋に戻らないでいいようにその場で着替えの浴衣を渡し、そのままお風呂に直行し疲れをほぐし生まれ変わってもらうようにしている。そのような歴史もあってか2泊・3泊される方は常連が多くなかでも連れの方と一緒の仲睦まじい夫婦が目立つ。そのような方は宿のルールも承知されているので、スタッフも阿吽の呼吸で送り出し、受け入れ、奥様の一人観光の案内にもお手伝いする。





















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そんなマラソン参加の方に混じり福岡からお越しなった自転車乗りのM夫妻

曇りになった翌朝、二人でラピュタに行かれた。


























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夫婦で共通の趣味を持つことが人生にどれだけプラスをもたらすことだろう。

例えばこのお二人が楽しく過ごす時間は自転車によって作られているように感じた。

それは霧が晴れるのを期待しやっと見えてくる景色を愉しむためではなく、あの山を越え念願のラピュタに行くことであり、そこが晴れているか霧なのか雨なのか、それはどうでもよいこととであり二人で同じ体験をすることに価値があることだ。

午後を過ぎて宿に帰って来られた。

残念ながらラピュタは霧で景色は見れなかったそうだ。

でも見えない霧の世界でも感動したと満面の笑顔で話された。

「モノ」から「コト」へ消費の流れが変わってきているように

家族とのつながりのための投資は「コト」のための「モノ」である。

うっとうしい雨も霧も家族と一緒だったら感激するほど楽しめることがあるということだ。















Festina Lente - 悠々として急げ-
  1. 2013/06/03(月) 08:49:36|
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