コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

第11回 ツール・ド・おおすみecoサイクリング大会 其の二

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かのやバラ園をスタートした。
例年に比べると暖かい朝だったが、いきなりの下り坂なので渋滞の上寒くて平地になってからやっと一息つく。
この大会は黒川監督のプロデュースによるもので、先頭は鹿屋の選手が無線で指示された速度で走り、エイドポイントでの到着・再スタートの時間もすべて管理された運営面、安全面とを両立したサイクリング大会である。

ならば退屈かというと、鹿屋の選手の練習コースであることからしてタフであり、先頭を引く選手は上りも速度は落ちないので、常に先頭について行くのはある程度のレベルじゃないと難しい。ゴールのあとは、黒川監督チョイスの巧みなコースと、歴然としたプロとの差を魅せつけられ満足感に浸れるに違いない。



















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この大会はエイドポイントでの補給食が面白い。

「これは何んですか」とおばちゃんに訊くも、

方言が聞き取れなかった・・・




















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本場のカライモ




















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鹿屋の特産品の塩ゆでのピーナッツ、

ほかにもバナナ、レモンの蜂蜜漬、茶色の饅頭、黒糖、梅干など楽しい。




















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市街地を抜けたら山岳になり、

「これでもかッ!」という坂のあとに、

「まだあるの?」とホトホト厭きれるばかり、


















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山本選手は腹が出ている。

鍛えた腹筋だ。

ファンライドの小野口カメラマンから以前聞いた話しでも、風呂で一緒になった新城選手は想像以上でびっくりしたという。

筋肉の塊が坂をダンシングすると強烈なタイヤの摩擦音が響く。





















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山を抜けると太平洋!!




















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断崖絶壁の雄大な景色、

しかし、豪快な下りゆえ見過ごした感多し



















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目の前は激しい上り、横を見ると青過ぎる海、

ここは一人旅、昼食会場はまだかと、

まだか、まだか・・・と




















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やっと着いた昼食会場の宇宙空間観測所、ここまでの心境・・・「なめてはいけない大隈半島」

昼食は豚汁とばかり思っていたら、後で訊いたらイノシシ汁だったらしい。
同じ地域でマラソン大会があっており、ここで1時間以上の時間調整、13時スタートとなる。




















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午後からのスタートは山本元喜選手の後ろに並ぶ。
彼のふくらはぎは異様な形で、力を入れるとフレームに当たるくらい内側に発達したものだった。

































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最後のエイド、焼きたてのパンが並ぶ。
テントの先はパン屋さん、店は休日の札、職人さんが取り分けてくれ、スゴく旨かった。







さて、ここから頑張る。
しかし、先頭集団にはついて行けない。
が、全力で駆ける。
足が攣りそうになって、いい具合の人の後ろに付く。
その人も判ったようで引いてもらう。
ちょっと走ったら回復し、一緒に走る、
下り坂から平地になった時、彼のギアが・・・・落ちた、
やばいと右へ回避し並んだ瞬間、それは悔しそうに、
「ここでなんでえー!」と叫び、そのあと、笑った。
彼は「ごっこ」から離脱した、もう追い着くことはできない。
僕たちのレースは終わった。

バラ園の坂が見えるとBコースの数人が自転車を押している。
力がなさそうには見えない人が座り込んで喘いでいる。
その坂はけっこうな勾配だった。
一番急なところを過ぎ、誰か抜いてやろうと思ったが、みんなヨロヨロなので普通にかわして上った。
一旦ゴールした鹿屋の選手が下りてきた。

「あとどのくらい! アタックしていいか!」と訊くと、

「もう遅いです」と目を細くして答えた。

さすが鹿屋体育大!

機転のよい返事に、笑えた。





















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鹿屋が終わった。

だが、

僕の上り坂も、終わらない。










日々之好日



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  1. 2011/11/29(火) 15:16:40|
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第11回 ツール・ド・おおすみecoサイクリング大会 其の一

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『戌年の男、コルナゴ部長、鹿屋を駆ける』

ツール・ド・おおすみに行ってきた。今年で5回目、07年が初めてで、ブログは08年からになる。
振り返れば、

08年
09年
10年 

総じてこの大会が素晴らしいのは、「本土最南端の辺境の地で、美しい心に接することができること」なのである。
想像するに、当地にも過疎化、高齢化の波が直撃し、経済も、人の気持ちも、豊かではないはず、なのに実行委員会及び市民の皆さん方により九州最後のサイクルイベントとして、私達自転車乗りは1年の締めくくりの儀式にすることができる。
黒川監督のつながりによりプロで活躍する選手が華を添え、鹿屋体育大学自転車部の選手20数名が一緒に走り、献身的にサポートしてくれる。こんな大会、めったにあるもんじゃない。人の心で成り立つ価値をもったサイクルイベントである。




















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11回目となる今年の大会は、3コース合わせて565名の参加があった。
おおすみ半島南回りコース110kmエントリーしたが非常なタフなコースだった。




















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大会へはいつものように前泊し海の幸で楽しむ。
今回は家内とへボーネンさんの三人でホテルの近くにある魚市場隣接の魚采丸に行った。
刺身はヨコワ以外、初めてだった。ヒダリマキという名の魚や、バリに一仕事したもの、クロの炙り、地元ブランドのカンパチ「海の桜勘」など地物にうっとりと、奥の深い夢のある魚たちであった。




















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どれも旨かった。

しかし、3回通い、昨年の大会の数日前に亡くなった居酒屋錦の親父さんとは比較してはいけないが、その差は「心」だった。残念である。非常に残念である。この日も鹿屋に着いて真っ先にそこへ行ったが、破れかかった貸店舗の張り紙があるだけ、手を合わせて来たことを報告するだけだった。




















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大会の日、天気良し、

笑顔良し、

雰囲気、非常に良し、

黒川監督の司会も冴えわたる。



















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鹿屋の選手も勢ぞろい、
そして、2年連続全日本U23ロードレースチャンピンオンの2年生山本元喜選手はチャンピオンジャージ姿だ。




















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鹿児島といえば、今や全国区の青いジャージの志士とも再会、




















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女性サイクリストにして、俵山を庭とする、えちゅこさんもチームメンバーに守られて参戦。
私の直感として、母なる視線で鹿屋体育大学に将来お子様入学のための下見ではないかと推察した。その理由はスタート前、誰しも緊張するではないか、そこでアンパンを食べる余裕は母なる力であると見抜いた。





















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ニタリ顔の我々、

いかに楽しいかの一枚




















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喩えればボウヤの気持ちと変わらない。




















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今回は地元FM局が、大会を生放送するため、選手の掛け声で番組もスタートした。らしい。
今までの大会への感想など当日放送するので募集がありメールを送った。
どうやら番組で放送されたようだが家内も聞き逃し詳細ははわからなかった。

定刻にスタートする。
『戌年の男、コルナゴ部長、鹿屋を駆ける』 明日へ続く





日々之好日




  1. 2011/11/28(月) 13:21:49|
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準備が揃って明日から鹿屋

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湯気立つアツアツのギョウザ、普通より倍は大きく武骨とも思える。
熱い汁があふれるたっぷりの具は、荒く切ったキャベツやニラが詰まり、
作り手はどう見ても職人ではなく、母のギョウザを思わせる。




















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菊池の温泉街にある「小料理なごみ」、ギョウザが旨い昭和の小料理屋だ。
ここが選択されるときは、一人か二人でカウンターでおかみさんと話しながら飲み、食べるのが良い。
または、最後の〆の店としてギョウザを一皿おさめてその日の終止符とするのも良い。




















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こんな飲み屋、行かなくなったし、少なくなった。
これとこれとか、串も焼いてくれる。
肉じゃが、南蛮漬、玉子焼き、普通の家庭料理を思い出したらここだ。




















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昨日は土橋塾塾長の店で髪を切ってきた。
奥さんは先月出産され元通りで、塾長はブリーチへヤーで果敢に自論の研究を自ら体験されていた。
これは自動車会社がF1に参戦するようなもので、理容店として常に前進する志しには私は共感がもてる。

自転車の話が楽しい。1時間近くいるなかで半分寝て、その半分の半分ウトウトして、残りが自転車のことだ。
塾長は基本的に365日金峰山に上る。朝5時30分から1時間、毎日だ。積雪凍結しない限り冬も行く。
そこで冬の朝連対策を訊いた。なるほど、そういうものがあれば真冬にロードで山を上れる訳だ。

1対1の接客だから予約してどうぞ。
必ず似合う髪形、普通だけどちょいオシャレ、多くはない髪が豊かになって、元気になれる床屋さんだ。
自転車やって、こんな年になっても一花咲かせる気持ちになるじゃないか。土橋さんとこはそんな気分になれる店だ。

さて、スッキリして準備も整い、明日から『ツール・ド・おおすみ(ゼッケンA-62)』のため鹿屋へ前泊する。
カンパチ喰って、小鹿飲んで、鹿屋の学生と南の地を走り、今年はのんびり景色を見ながら楽しもうと思っている。
しかし、最後のエイドからは全開で走り、最後のバラ園の上りで燃え尽きようと考えている。


『戌年の男、コルナゴ部長、鹿屋を駆ける』



日々是好日

  1. 2011/11/25(金) 13:17:49|
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朝連すると強くなる科学的根拠

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鞍岳の中腹を横断する菊池人吉大規模林道。
静かで、車が少なく、道もよく、アップダウンも適度で、何度行っても、良い。何より景色が素晴しい。
菊池渓谷の麓、念仏橋渡ってすぐ右、もしくは伊牟田の集落を抜け合流したところが起点となり、四季の里旭志の前を通り45号へつながる。そこから橋を渡りしばらく行くと339号ミクルロード、聖フランシス森の教会の手前に出る。距離は30キロ、これを練習コースにしたら強くなるだろう。




















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今日の新聞だが、マラソンにおける補給の記事があった。ロードバイクでも本格的に走ると運動強度(METs)は変わらないので目を通した。


「マラソンは糖(グリコーゲン)と脂肪を燃やして走る競技といっていいが、脂肪は燃えにくいため、先にグリコーゲンが枯渇してしまう。・・・・・・人が蓄えている筋グリコーゲンは400グラム、肝グリコーゲンは100グラム。しかし、2時間走り続けるには700~800グラムのグリコーゲンが必要になる。」

「グリコーゲンが枯渇すると血糖値が低下する。血糖値が下がると脳は危機を感じ、運動を停止させるシグナルを出してしまう。そのシグナルによって体に力が入らなくなったり、脚が重くなったり、意識がもうろうとしたりする。」


2時間でハンガーノックになってしまうのだ。低血糖はランナー・サイクリストの最大の敵なのである。


「血糖値が下がると脳が偽の情報を出して悪さををする。初心者が走ると横っ腹が痛くなるのはその一つだと思う。横っ腹が痛くなると、速度を落とさざるを得ないので、糖の消費が減り、脳は危機を脱する。すると、いつの間にか痛みは治まる。」


だから補給なのである。昨年だったか、春のクラシックでコンタドールが失速したのも低血糖症、ハンガーノックだったのは記憶に新しい。


「レース中の補給が記録短縮の要素になることはまず間違いないが、トレーニングできちんと体をつくっておくことが、その前提になる。その点を忘れてはいけない。しっかり走り込むことによって、体が糖を節約しながら脂肪をうまく燃焼させるようになる。糖をムダ使いせず、エネルギーのやりくりがうまくなる。」


さて、これからが本題、朝連すると強くなる科学的根拠は、




















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福島さんも土橋塾長も、セカンドウィンド鹿児島のメンバーも、朝飯前の練習の成果なのである。
そして、丸腰で勝負してはいけないのである。






日々是好日

  1. 2011/11/24(木) 19:12:07|
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馬料理専門店「うどう」

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菊池の馬料理専門店に「うどう」という小さな店がある。
カウンターが5席、小上がりに2卓、小柄で元気のいいミイケちゃんがきりもりしているが、店の斜め前にある「有働」という肉屋の経営でミイケちゃんは雇われである。
「有働」は馬肉専門の肉屋である。だから、馬の稀少な部位や上質な馬刺しなど、この店でいつも食べることができる。




















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馬刺、レバー刺、心臓刺、ビッシュ、王道の馬刺身部位が食べられる店は菊池でも少ない。




















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お通しには、おでん、
薄口の味に、煮込んだ深い味わいは、この季節だからこその一品。
地味だがこういう手の込んだものには、ついグラッときて、寄り添ってしまうのだ。




















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いくつか注文した。
柚子こしょうがないと食べられないものがある。もちろん自家製じゃないと駄目だが、























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レバー刺とビッシュ、
ビッシュとは馬の腸、ホルモンの刺身でコリコリと歯ごたえが楽しい稀少な部位である。
ここのビッシュはためらいなく大きく切ってあり、さすが専門店のなせる技である。胡麻とネギがふりかけてあり、甘口醤油と自家製の柚子こしょうで食べる。噛めば噛むほどフワリとした旨味が鼻孔をくすぐり、コリコリホクホク、胡麻と柚子こしょうが溶け合い、また一杯と酒が進む。

贅沢過ぎるほど大きく切られたレバー刺は胡麻油に浸し、好みの塩をパラッと振り、いただく。ゴリッとした食感のあと胡麻の香りと、ほのかな塩味に引き出さた旨味が凝縮したレバー肉は、甘さを残し知らないうちにスルリと喉を通ってしまう。
さっぱりした後味だけが残り、自然と盃に手がいってしまい、言葉にならない感嘆の声を発してしまうのだ。

このあと生野菜とホルモン炒め、最後にネギを焼いてもらい店を後にした。
いつものようにミイケちゃんはちょっと酔って見送ってくれた。素材勝負だろうが彼女がいないと駄目だ。甲高い山手の方言が響いていないとこの店じゃない。通い客のひとりとして、いつまでも元気にカウンターに立っていて欲しい。

菊池の自慢の店である。
「なぜ菊池に泊まりに来たのですか?」という問いの答えに、
選ばれるひとつであることは間違いない。






日々是好日

  1. 2011/11/23(水) 15:36:00|
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LEGONの皆様も阿蘇へどうぞ

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阿蘇をご主人と走ってみたいと、東京からLEGONのくぅーさんが帰省の合間にお越しになった。
きっかけは、09年のホノルルセンチュリーライドのブログをアップした際、たまたまお二人が写っていたのがご縁、自転車をしているとひょんなことから出会うことが多い。


















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ご主人は熱病のように阿蘇を走りたいと云われているらしいが、こんな景色の中を走る訳だからそれは仕方がないだろう。




















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あの火口の縁、50mまでロードバイクで行くことができる。そこから歩いてグラグラ煮えたぎる活火山を見れるなんて世界でも稀だろう。

くぅーさんは、鶴見辰吾さんの奥さんや宮澤選手の奥様さんとも親しいとか、阿蘇へお越しの際にはとっておきのコースを案内しますよ。LEGONのクラブライドも大歓迎、お気軽にどうぞ。

しかし、LEGONのメンバーは3000人越えというから凄いな。




日々是好日

  1. 2011/11/22(火) 17:57:54|
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地味なものにも価値がある。

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ここは私の山。
椎茸の原木栽培と、今年亡くなった愛犬の墓、それに柿の木が2本ある500㎡ほどの小さな山林だ。柿は渋で今日は両親のたっての希望で柿ちぎりとなった。はしごは持ってこれないので、高いところは長男のランクルの屋根に登り獲ることにした。

今年の柿は当たり年のようで、近くにもたわわに実った柿の重みで、枝が下がり、丸い樹形になった柿の木を多く見かける。それはほとんどとられず、鳥に食われるか、自然落下して道を汚すだけになる。

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるように柿の栄養価は高い。ネットで調べると、レモンやイチゴに決して負けないビタミンCや、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン、ミネラルなどを多く含んでいるという。「二日酔いには柿」といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげであると知った。
そのほかにも、高血圧、脳卒中、むくみ、腹水、発熱性疾患の効能もあり優秀な健康食材なのである。

ならば、飲み過ぎときは柿を忘れず、今の旬のうちにぜひ手に入れておこう。




















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帰ったら両親が仲良く皮をむき、あっという間にベランダのアルミの手すりに乾されていた。
ちょっとワイルドだが干し柿は携帯食にもいいいかもしれない。できあがったらジャージのポケットに忍ばせて試してみよう。干し梅に干し柿、日本の気候風土には合うのじゃないか。種はプッと吐き出したがカッコいいが、まあその辺は誤解ないようにしよう。梅丹本舗にドライパーシモンで開発しないか教えてあげようか。




















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自転車のことでいろんな方と知り合える。

江頭 実さん、1954年菊池市生まれ、菊池高校を卒業後九大から富士銀行(現みずほコーポレート銀行)入社後、国際企画部門で24年間のうち16年が海外勤務。スイス富士銀行社長、ニューヨーク、ドイツ、ロンドン支店長等歴任、その後国際文化交流プランナーとして日本と欧米を文化の架け橋でつなぐプロジェクト構想者として活躍。
2011年度より九州大学院芸術工学研究院藤原惠洋研究室による「菊池文化資源総合調査研究」顧問となり、今回お会いすることになった。

つながりはロードバイク、江頭氏曰く、欧州ではごく一般的なスポーツであるが日本にも数年前か根付いてきたサイクルスポーツ、阿蘇の景観は本場と比べてもけっして引けをとらない。むしろ活火山の山岳コースは世界に通じるものがある。その麓に位置する菊池は余暇を過ごす素材、日本的風景・良質の水・温泉・農作物が見事に揃っており格好の起点であり基地となり得る・・・・・・・・
今現在の菊池の町興しではないが、近い将来、丸い地球にのろしをあげることができると理解した。


なるほど、ツール・ド・ASOは、やはり価値があるのだ。「ごっこ」がいつの日か化けるかもしれない。






日々是好日

  1. 2011/11/21(月) 11:39:31|
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ツール・ド・ASO なんて・・・・

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明日、11月19日(土)2011年Jプロツアー総集編が、「J SPORTS(J SPORTS 3)」で19:00から(解説:栗村修 実況:永田実)で放映される。

その翌日の20日は、「世界レベルの選手から一般市民まで、幅広い層が「参加して」、「観て」楽しめる、世界初の複合的都市型サイクルスポーツイベント」という『ツール・ド・フクオカ』が開催される。


この大会に参加する宇都宮ブリッツェン監督の栗村修氏がは自身のブログでこう紹介している。

【今週末は、福岡県の『アイランドシティ中央公園』で開催される『ツール・ド・フクオカ』に出場(辻・初山・若杉)します。
公式戦としては先週の『ツール・ド・おきなわ』で2011年シーズンが終了していますが、『ツール・ド・フクオカ』のプロクリテリウムの賞金総額が70万円ということもあり、選手たちのモチベーションは強制的に維持される仕組みとなっております。
今回参加する『ツール・ド・フクオカ』ですが、我々が出場する『プロクリテリウム』は実は大会全体でみると一つのイベントに過ぎず、他にも福岡の街を巡る『シティライド』や、多くのブースが出展される『ベロタウン』などで構成される市民参加型の総合自転車イベントなのです。
これまで、九州地域に於ける自転車レースの開催はそれほど多くありませんでした。
多くの美しい自然が広がり、また、潜在的なサイクリスト人口も決して少なくない九州という地は、これからの可能性を秘めた新たな地域として考えられています。
その先導役的な存在として開催がはじまった『ツール・ド・フクオカ』ですが、いずれ宇都宮にとっての『ジャパンカップ』の様な存在に発展していき、同じく昨年発足した地域型チームの『VC福岡』と共に時間をかけて成功していって欲しいものです。
今回、私もレース解説などでこの大会の盛り上げに貢献してきたいと思います。
地域型イベントやチームをきっかけとした、スポーツバイク文化の発展を切に願います。】




















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石垣島アースライド、北海道富良野アースライド、東京アースライド、京都アースライド、越前加賀アースライド、そして2012年 3月18日宮崎アースライド、と地元が応援するメジャーな大会が時代を象徴するかのように日本各地で目白押しだ。

熊本といえば、チャレンジ阿蘇がこのところ開催されず、大きな大会は、天草サイクルマラソンとサイクルマラソン阿蘇望のふたつだけである。それに今年は3年目にして熊本国際ロードが開催されなかったのが惜しい。UCIアジア1.2のグレードを与えられ、日本国内ではジャパンカップに次いで2番目となるUCIワンデイレースという冠が惜しくてたまらない。

大会が流れたのは、予算、現地の受け入れの問題など噂には聞くが、明確な理由は私を含め地元の自転車仲間は知らない。

ツール・ド・ASO なんて不可能なんだろうか。とりえず仲間内で『ツール・ド・ASO 』ごっこでも始めようか、そのうちホンマもんができるだろう。そのときは大会名は譲ることにしよう。




日々是好日
  1. 2011/11/18(金) 18:17:49|
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悩みがあるなら地蔵峠へ

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北山展望所やかぶと岩からの景色と同じように見えるが、ここはその裏の阿蘇南外輪山、地蔵峠から見た南阿蘇だ。
雲ひとつない秋空に誘われて11時から阿蘇へ行った。




















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いつものコースは菊池から時計回りで阿蘇を回遊するが、反時計回りの大津から白川を渡り西原から地蔵峠を目指した。




















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役場のチャイムが鳴ってちょうど12時に西原の小森の交差点をまっすぐ進む。この道は菊池人吉大規模林道、そうあの鞍岳の麓の林道の続きになる。

12時30分、グリーンロードの入り口に到着、久木野へ通じるだけの山越えのこの道は交通量は皆無、たまに大型バイクが通る程度で自転車には最適のコースだ。

この時期の阿蘇のサイクリングで曇りはつらい。しかし、今日はヤル気も出てくる快晴のぬけるような青空、背中から太陽を浴び10%の坂を3キロ上り、8%、9%、10%の上りが続き頂上はここから8キロ先になる。今年のサイクマラソン阿蘇望のコースのように、久木野から上ると木々に覆われ、夏はいいが今はもう寒くて寂しい。西原からは陽が射し暖かく、背中から太陽を浴びると押してもらっているような気分だ。




















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13時25分地蔵峠頂上の南郷橋へ到着。14度。
ここまで車とバイクは数台だけ、ひっそりと静かな山中を、ひとり黙々と見えない頂上を目指すことは、頭の「デスクのクリーンアップ」、昔使っていたMACだったら「パラメタラム/ピーラムのクリア」のようだ。断片化した事項を階層的に整理し、今までの軌跡からこれからの進む方向を決定する思考の場にはもってこいだ。

誰もいない山のテッペン、闇から脱した60分のあとにはこんな景色が堪能できる。





















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右から根子岳、高岳、うっすらと火口の噴煙が立つ山の先がいつも行く北山展望所やかぶと岩になる。
以前、久住の三股山の北峰に登った時、頂上の岩の上から見た眼下に広がる光景は鳥の眺めだった。叫びたくなった。今日の景色も同じだった。誰かに今見える景色のことを、伝えたくて、電話しようかと思った。
「悩みなど馬鹿馬鹿しい、下界の君たちの小さな出来事に過ぎないじゃないか、ここから見るとそれがよく判る」





















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下りはウィンドブレーカーを着たが凄く寒く、次からグローブは指全体にしなくては。
久木野に下りる、信号があり、車が通り、いつの間にか仙人の気分がどこかへ消えた。




















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静かな俵山を上って、小森の交差点から同じ道を帰った。
この前、阿蘇を走るのはもう飽きたと書いたが、それは今日みたいな周りに何の注意を図ることがない環境で、ひとりで長時間走ることに飽きたということで、悶々としたサイクリングは今のところ嫌になったということだった。

家に着き小腹がすいたので冷やしそうめんを食べた。この時期なぜに思うが食べたくなったのだ。走っているときそう決めたのだ。家族はせめてにゅうめんにしたらと言うが断じて冷やしそうめんを求めた。
ひと口食べて旨くなかった。ひとりで走ると考えはまとまるが、偏屈になってはいけない。





日々是好日

  1. 2011/11/16(水) 09:11:54|
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あか牛の魅力

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「オーストラリアに出張すると『日本人は健康に悪い肉ばかり食べている』と言われる。肉を常食とする彼らは、脂の多い肉にマイナスイメージを持っている。」今年6月、阿蘇草原再生千年委員会における松尾新吾九州経済連合会長の意見である。

阿蘇をドライブやサイクリングといえば美しい草原が目に浮ぶ、ラピュタもミルクロードも、スカイラインも大観望も、箱石峠もパノラマラインも吉田線も俵山も、大草原である。

阿蘇の草原は千年の昔から、農業を営む人々が牛馬を飼い、その餌となる牧草を利用するために野焼きをし維持してきた自然環境である。そこには阿蘇でしか見ることができ景観があり、それを維持していくための固有の文化が育っている。

今、問題になっているのはこの草原の維持である。野焼きをせず放置すれば雑木が生い茂り広大な緑の草原は消滅する。阿蘇の草原はこの半世紀で半分以下の2万2千ヘクタールに縮小した。原因は野焼きを行ってきた畜産農家が減ったことだ。県の統計によると1989~2008年の約20年間で4分の1に減った。畜産農家が減った原因はあか牛の価格の低迷、すなわち脂肪の混ざり具合を基準に牛肉を評価しているため黒毛和牛に比べあか毛和牛の評価が低くなったこと、それに農業全体の衰退、農家の高齢化、後継者難である。野焼きの作業は急傾斜地が多くたいへんな重労働で危険を伴うことも一因となっている。現在は作業の担い手不足をボランティアが支え、09年度は延べ約2千人が派遣されたという。


そこで、これまでのように阿蘇の景観を楽しむために私たちにできることは、ボランティアに参加すること、それとあか牛を食べることである。




















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九州沖縄農業研究センターによると、放牧地の牧草の改善でより低脂肪になり、健康増進に効果がある機能成分を多く含み、食糧自給率の向上につながる国産飼料で育つあか牛となった。

健康増進に効果がある機能成分を多く含むもの(畜舎で輸入穀物を与えた牛との比較)
1. ベータカロテンなどのビタミン類やコラーゲン
2. 脂肪燃焼効果が期待できるカルニチン
3. 疲れの原因となる乳酸の蓄積を防ぐカルノシン


このあか牛を普及するため「飼っている環境が消費者の目に浮ぶ基準にしたい」とは、神内良一財団法人全日本あか毛和牛協会長、神内氏はプロミスの創業者で自ら牧場も経営、5年前に熊本に来た際にあか牛のせいろ蒸しを食べて「目からうろこが落ちた」と感動、同協会の活動に数億円の資財を投じることを決意した人である。

ではその美味しい食べ方として、赤坂プリンスの元総料理長の土山憲幸氏は「かめばかむほど健康的なうま味があふれ出す。放牧で良質な草を食べて育ったためミネラルが豊富なのだろう」、素材のよさを引き出す食べ方としてステーキ、ソースはわさび醤油が合うが、肉のうま味を味わうために控え目に。

県畜産農業協同組合連合会は「あか牛は、かみしめたときに真価を発揮するので少し厚めにカット。ステーキは2センチ、焼肉だったら5ミリ 」


あか牛・・・・・・

草原を守り、水を守り、健康を守り、農業の意識を高める、今の時代はほおっておかないだろう。

あとはその価値を伝えるだけである。




日々是好日


  1. 2011/11/15(火) 18:28:57|
  2. こだわりの逸品
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阿蘇へ行くと、やっぱり元気が出る

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どっちかいうと今日はあんまり走りたくなかった。
阿蘇はもう走り尽くした、というか、一人で5時間、6時間走るの、飽きた。
でも週一回は走ろうと決めているので目的地決めないまま行くことにした。

取り合えず北山展望所を目指し立門から渓流沿いの205号でオートポリス経由で行く。
紅葉はほとんど終りかけだったが、落ち葉を踏みながら渓流沿いの静かな林道のサイクリングは、欲しかった新しい自転車で走るような気分で、真っ白だった画用紙に段々色がついてくるようだ。























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道端からの景色。
流れの緩やかな瀬は藍色にも見える。ルアーで攻めたいところだ。将来はパックロッドをフレームにつけて奥山へ釣行サイクリングとも思うが、履物とか荷物がかさばるからそれは無理だろう。






















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滝の落ち込み、淵、釣人の視線で見てしまう。こんなところは以外と場荒れしてるので、こっそり音がしないよう、自分の影が映らないよう、静かに第一投が肝心だ。きたら尺物の予感・・・・・ああ、しびれてきた。

以前、この川の下流、水の駅の下で47cmの山女魚が釣れた地元紙の記事には驚いた。
その人の知人を知っていたので話す機会あり、
釣れるのは日が沈む頃、
餌は・・・・
ポイントは・・・・
仕掛けは・・・・
「そいつを引き寄せていると4~5匹、尺サイズが追ってきたからなあ、まだまだデカイのがおるよ」




















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今でも瀬音が聞こえてきそう。車はないし、平らな道はいろんなことを考えられるし、何も考えないことも嬉しい。ジャージのポケットに文庫本一冊忍ばせて、気にいった陽だまりで読む、そんな楽しみ方もいいかもしれない。

やがてオートポリスが近づくと強烈なエンジンが鳴り響く。最後の坂を上れば45号に合流し北山展望所に着く。




















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この日9時15分、北山展望所から涅槃像が見れたという地元紙の記事。
私が行ったときは11時過だったのですでに雲海は消えていた。冷え込んだ雨上がりの風のない朝か・・・・
条件が揃ったら行ってみよう。

菊池阿蘇スカイラインもまっすぐ進み、やまなみハイウェイに出たら右折、エルパティオ牧場を過ぎ三叉路を右に行くとアップダウンの草原の道、今日は風がもの凄く強くてヤル気が失せてゆく、57号に出たらそのまま下ろうかと弱気になった。波野の田舎道は目印がなくていつも迷走するも根子岳がチラチラ見える方角へ進み265号に出る。





















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上って下って高森の色見から広域農道に入り南阿蘇側からの根子岳の麓に出る。
リンゴ園の脇の眺めのいいところにシニアの方が数人絵を書かれいた。ちょっと止まって見ると、つばの広い帽子をかぶり、イーゼルにキャンバス、絵の具が染まったパレット、ポカポカ陽気に筆を休めポットからコーヒーだろうか逆光に湯気が立ちのぼるマグカップを手に談笑されていた。そこには山の中なのに懐かしい絵の具の匂いが漂っていた。




















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らくだ山、この辺は好きな景色のコース、しかも325号を越えて白水、長陽までずっと下りだ。





















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南阿蘇鉄道沿いを走り、栃の木温泉の集落を過ぎると一変して豪快な景色出くわす。
先に見えるのは阿蘇長陽大橋、





















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谷の底は白川、紅葉の山は国の天然記念物に指定されている阿蘇北向谷原始林、南阿蘇鉄道はこの山の中をトンネルで走り、写真中央の赤い橋(第一白川橋梁)を通る。
しばらく見とれていた。こんなに人家に近い原始林も珍しいらしいが、うっそうとしたウラジロガシ、ヤブツバキ、シイ、モッコク、タブノキなどの群生は、スポンジのように降った雨を徐々に徐々に少しづつ川に流してゆく。このような山があれば水害もないだろうし、その行き着く先の有明海ももっと豊かなになることだろう。人が作った杉山、根が浅い杉は保水力は弱い。豊かな水の恵みに山は大切な役目がある。



















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南阿蘇鉄道立野駅の手前の立野橋梁、ここをトロッ列車が通る。
しかし、3/5~11/27の毎週土・日・休日の2往復だけ。




















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ところがである。
橋梁付近の道端に三脚立てた人がズラッと並んで、お立ち台の撮影スポットにはまさに今にも列車が来るような気配。
ニコンのおじさんに尋ねると「立野が14時19分着、あと3分でトロッコ来るよ」
「エッ!、じゃ横で撮らせてもらっていいですか」とカメラをジャージから出すと、
「あんた、ラッキーやね、ここに来てる人、みんな一日がかりで来てるんよ、ワシは北九州からよ」

みんなと同じように橋梁にカメラを向ける、ちょっと望遠してアングルを決め、待つ・・・緊張!!




















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谷にこだまする警笛が聞こえた。
ゆっくりと、ゆっくりと乗車客を楽しませるためだろう、トロッコ列車が来た。
橋梁の中途くらいで一斉にカメラのシャッター音が鳴り響く、息を止め私は2枚だけシャッターが切れた。

この一瞬に感激した。勢いよく沸き立つものが感じられた。

三脚を片付けるニコンのおじさんが、

「良かったねェ、気をつけてなと」と苦笑しながら見送ってくれた。




日々是好日



  1. 2011/11/14(月) 09:06:14|
  2. ロードバイク
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漂えど沈まず

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ミユキ自転車さんより借用

私は年俸200万円~
エース不在のところがあれば活躍は約束します。





漂えど沈まず。
新しい作品の題をそうきめ、原稿用紙に書きつけたけれど、それきりである。一歩もさきへでられない。かれこれ一年にもなるのだが、一語も書き出せないでいる。毎日、ただ寝たり、起きたり、沈んだ大陸のことを書いた本を読んだり、推理小説を読んだりするだけである。正午すぎと夕方に駅前の大衆食堂へ食事にでかけるほかは、人にも会わず、パーティにもでず、酒場にもいかない。会いにくる人もないし、電話もかかってこない。この一年間にしたことといえば部屋にこもって読んだり寝たり、寝たり読んだりで、原稿用紙は机にひろげたきりである。しばらくほっておくと薄く埃りがたまったり、日光に焼けて黄ばんだりするので、新しい紙に表題を書きなおし、古いのは丸めて捨て、それだけすると何か一仕事したした気持ちになって、またよこになる。
書きたいことが何もないから書けなのではない。たくさんあるのに書けないのである。それは凝視するとこっそり遠ざかっていきい、無視すると足音をしのばせて近寄ってくる。東に陽炎がゆらめき、西に逃げ水が輝いているといってもいい。近寄ってきた気配を感じて体を起し、机にむかうと、たったそれだけの動作なのにたちまち消えてしまい、私はしなやかに痺れてしまって、万年筆をとりあげることもできなくなる。新しいウオッカの栓を切るときとか、夜ふけに便器にすわったときなど、ふいに一言半句があらわれることがある。ついで衝動がやってくる。朝露のキラキラ輝やく広い草原がひろがるのを感じたり、港をめざして進んでいく上潮の深くてゆったりとしたうねりを感じたりする。それにそそのかされて一言半句はあッというまに根を伸ばし、幹をたて、枝をはびこらせて、一つの短編ができあがるのである。・・・・・・・・

開高健 『花終る闇』の冒頭より




日々是好日


  1. 2011/11/11(金) 18:15:32|
  2. ロードバイク
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初めて知ったので

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photo by ミユキ自転車

今年のジャパンカップ、




















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真ん中がクネゴに続いて今年5位だった畑中選手、昨年は13年ぶり日本人3位入賞となり喝采をあびた。
その年開催のツールー・ド・おおすみには、例年参加の中島選手のほか多くのプロも参加、なかでも入賞して一気に注目されている畑中選手も駆けつけ、前夜祭ではサイクルライフナビゲーターの絹代さんがMCで大いに盛り上がった。

翌日の本番では一緒に来たへボーネンさんが走っていると、「ちょっと音してますね、見ましょうか」とわざわざグループを離脱して畑中選手がみてくれた。ハキハキして素直で、トークも上手で今からこんな若い人が世界で活躍するんだなとその2日間で思った。




















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2週間も前のことだが、なんと畑中選手絹代さんが12月23日に結婚式を挙げると報道されていた。そういえば昨年の前夜祭、そんな雰囲気も伺えた、ような、気もしないわけでもない。

頭脳明晰な奥さんと一緒にジロやツールでの活躍を祈りたい。





日々是好日


  1. 2011/11/10(木) 18:10:42|
  2. ロードバイク
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御馳走さんの店、居酒屋自遊亭

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これはモロキューではない。
もろみとキュウリの秋の装い胡麻風味とでも。青い香りと、ほど良い熟成のもろみの取り合わせは、酒の肴にも優秀だが、炊き立てのご飯でかき込んだらどんなに美味しいだろう。
前菜でまずがガツンとやられた。




















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もろみポークの玉子とじ。カツ丼の旨いとこ取り。
よだれ垂れるタフな逸品、こいうのがあると嬉しい。万人向きでリカバリーにもよし。




















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さて、今夜は自遊亭。今日のおすすめに目を通し、アレとあれと、これと、それね、とりあえず注文する。




















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貝柱ビラぽん酢、ご主人はこの類いが上手、有明海沿岸の語り継げられた下処理が味の秘密だ。妙なものがとんでもない媚薬に化けるのだ。

瞬く間に熱燗お替り!




















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家内と娘と行ったのだが、
二人とも食欲旺盛で、
プルッとしたサクサクのカキフライに、タルタルソースをベロリンチョとねたくりつけて口に運ぶ。
私は最初の一切れはポン酢で、最後に残った一切れはウスターソースをちょっとかけて食べるのだ。




















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続いて二人は手羽唐揚げに夢中で格闘する。最初は箸など使うが面倒くさくて、というより”むしゃぶりつく”仕方ない、そうさせる美味しさである。
両手を汚して一皿三切れに感動して、もう一皿といっても「終ったよ」と言われるので、来店したらすぐに「最後に二皿ね」と念をおして注文するのが我が家の流儀。




















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常連の証、ご主人黙って、そっと、

「ウマかですよ!」 と自ら持ってきて頂く

「・・・・・・・・!!」(笑)

この辺で思っていたが、


















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出羽の桜花持ってきて!


一人で行っても、(行ったことはないがカウンターがある)

家族と行っても、

友と行っても、

行っても、行っても、通いたい、自遊亭は御馳走さまの店である。

おごちそうさまでしたの店なのだ。






日々是好日


  1. 2011/11/09(水) 12:22:54|
  2. おすすめ食事処
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居酒屋 菊乃家で心が震えること。

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居酒屋 菊乃家に久し振りにお邪魔した。

顔を合わせるなり「宮城の牡蠣が旨いよ」、ならばと酢牡蠣二人前とやっぱりフライも注文、アツアツのホカホカの熱いやつをフウフウいいながら口に放り込むと、サクリとパン粉の軽快な音、続いてジョバッと旨味溢れるジュースがアッチッチとほとばしる。潮の香りと磯の匂いが押し寄せて、生々しいほどの上手な揚げ加減から芳香が鼻孔に到達すると・・・・・・・

心が震えた。





家内には一緒になったときから呪文のように、
「牡蠣、蟹、雲丹」が好物であると宣言しているが、「ホントに好きなのねェ」と旨そうな食べ方に毎度ほめられる。




















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蟹と雲丹の次には魚だったら、サバもいいな。
胡麻醤油だ。
だらしなく並べるより、いっそ高く盛り付けると旨さも倍増する。




















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家内はここの揚げトンソクが好物、コラーゲンがと毎度目を細くする。

???

と思うが口にはださず笑顔ですり抜ける。


















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最後はバッテラ、菊乃家の主は寿司職人だったので、最後の〆には巻いてもらうと良い。
いつ来ても旨い。次は熱燗で白子でも。




日々是好日
  1. 2011/11/08(火) 18:16:04|
  2. ロードバイク
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静かな山の道

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重い雲が垂れ込めていたが阿蘇を目指した。
しかし、菊池渓谷の麓で雨が降り出した。本降りではないが先を見上げると黒い雲に覆われており、外輪山は雨と霧で視界がないことは確実なので引き返し鞍岳麓の林道に行くことにした。

正式には菊池人吉大規模林道といい、菊池水源の登り口の念仏橋から右に行く、もしくは203号を登った三叉路がこの林道の起点になる。林道といっても2車線のりっぱな舗装道路で標高400~500mの山腹のアップダウンが続く。「四季の里」の前を通り23号(菊池赤水線)まで25キロ、そこから橋を渡ると339号(ミルクロード)の森の教会の手前につながる。

この林道は車もバイクもほとんど通らない。付近には人家がないため音もない。シンと静まり返った山の中でのサイクリングは怖いくらいに心地よい。喩えるならば深夜の自分の部屋のようなもので、考え事をしたい時、もしくは何も考えたくない時に自転車に乗って瞑想しているようなものだ。




















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こんな眺めが見れる
左から金峰山(665m)、ニノ岳(685m)、三ノ岳(681m)、うっすらと雲仙の普賢岳(1359m)





















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鞍岳を菊池平野から見ると中腹に高圧線が通っているが、その一番高い鉄塔がこの撮影ポイントになる。





















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こんな下りも楽しめる。




















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23号に出ると紅葉がチラホラと




















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二重の峠に着く。霧、雲で何も見えない。しばらくすると一瞬阿蘇平野が見えたが阿蘇の山々は雲の中なので諦めミルクロードを下って本田技研から合志川沿い河川沿いの道へ。




















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下界は打って変わってポカポカ陽気、さっきまでの緊張感は消え果てた。引締まった山の空気はやはりよい。
泗水から2キロほどの沿道にコスモスが咲く。町主催のマラソン大会の名残か、川沿いを走り植木から水辺プラザへそれから普通の道を帰った。

父の昔話がある。昭和20年代頃、菊池に初めての信号が花房の坂の麓にできた。見物に来る人がいるほど珍しいものだったそうだ。父が初めてそこを通ったとき赤だったので停止したが車もいないので発進したらちょうど巡査がいて信号無視だと免許証を取り上げられた。それは困ると言ったが得意げに明日から車に乗るなと言われた。仕方がないのでそのまま自動車学校に行って次の日には新しい免許をもらった。しばらくして警察から連絡があり免許証を返すから取りに来いと言われた。父は新しく免許を取ったのでそれは捨ててくれと言ったそうだ。そんな時代もあったらしい。

川沿いの道から水辺プラザの前の国道に出ると信号待ちの車が並んでいた。今日はやけに視線を感じた。




日々是好日

  1. 2011/11/07(月) 08:58:27|
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インド食堂

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アントニ・タブッキの『インド夜想曲』より

『インドで失踪する人は
たくさんいます。
インドは
そのためにあるような国です』

「インドで自分探し」とはよく言われることで、故スティーブ・ジョブスもアップルを設立する2年前にインドに旅行し、自己を探求するために林檎の木の下で瞑想していたころがあり、だから apple という名前にこだわったのだという説もあるいらしい。他にも音楽家や画家や写真家、いろんな人たちがインドで自分探しに行った。

私はインドには行ったことがないがそんな旅に出会いたいと思わせる小説だった。
始めはミステリータッチの物語のようでもあったが、「人が失踪するためにあるような国」、「何が起こってもおかしくない国」そんなインドの混沌とした深層に潜っていく不思議な、幻想的な内容だった。





















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インド食堂のご主人と奥さん、二人とも自転車乗りだ。
ご主人がインドの災害復旧のボランティアから帰った日にあの震災が起こった。惨状を見て、いても起ってもおられず、そのままボランティアに行かれたという。食事の合間にちょっとだけお話させて頂いたが、インドを愛し自分の確固たる哲学を持った方のように感じた。




















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インド食堂はインドの大衆料理専門店、おすすめはベジタリアン向けと、肉類を使ったノンベジタリアン向けの日替り定食で、私はゴーシュト・キーマ(羊の煮込み)、家内はシャラガム・マサラ(カブの煮込み)定食を注文した。

後から来た若い男性客がベジタリアンを注文していたが客層による店の雰囲気を感じた。
カレー(煮込み)は素晴しい。元来好きなので多くの店で食べたが私のベストだ。辛さは後半にジワッとくるがとても爽やか、少しだけ味がついたタイ米はルゥーによく馴染む。食事中に水1杯と食後にラッシーを飲んだだけで、手抜き料理にあるしつこい喉の渇きは一切なかった。牛肉や豚肉などのエキスを含むものは一切使用していないと明記してあったがよくわかる。今また食べたいと思うのは、インドでは毎日食べる料理であるその理由がわかったような気がした。






















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インドの片鱗が見える店で嬉しかった。

道向かいは市立図書館前だ。「インド夜想曲」も読める。馴染みの店がまたひとつ増えた。

インド食堂
熊本市大江5丁目12-11
Tel 096-371-6528



日々是好日

  1. 2011/11/04(金) 19:11:27|
  2. おすすめ食事処
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友からの贈り物

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玄関に大きな荷物が届いた。
アマゾン以外予定がないのだが宛名を見ると名前はないが友達の会社の住所だ。
小学校、高校、予備校、自動車学校まで一緒だった悪友で、高校のときはマージャンに明け暮れていたが彼はもの凄く強くてぜんぜんかなわなかった。頭の回転は人一倍優れていたヤツだった。

ロードバイクするようになったのも彼のキャノンデールに乗ったのがきっかけで、強烈な欲望にかられネットや雑誌で情報を収集して悩み悩んだあげくに買ったのが今のバイクだ。ほとんど同時に彼も2台目のバイクを買いオートポリスのレースで顔合わせたらびっくり!

何と同じコルナゴCLX、それも赤黒のカラーも同じだった!!

そんな彼から何だろうと開けるとこれだ!




















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ミノウラの3本ローラ!
でもなぜ? 
プレゼント?
手紙とか何かメッセージのようなものを探すも何もない。

紙が一枚あった。



















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ミスコピーに何か書かれているが・・・・・

何?


















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箱の中はこの紙だけ、縦にしたり横にしたり、
裏返すと・・・・・・・・




















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コゲ?



















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コゲって、漕げって言うことね!!

アイツらしい!(謝)

固定ローラーと入れ替えて、さっそく漕ぎます。


日々是好日

  1. 2011/11/03(木) 18:26:26|
  2. ロードバイク
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My Life With・・・・・

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家内の会社の方が高校生の息子さんに五冊ほど本を貸してもらえないかと相談があった。

けっこう何でも読む子らしく、ならばと本棚に向かいわずかな本の中から選ぶことにした。
高校生のための本・・・・純文学は本屋で選べるから、自分の進む道を選ぶことができるようになること・・・・かな。

故スティーブ・ジョブ氏の伝記作家ウォルター・アイザックソン氏がジョブスから学べきことしてこう書いていた。
「できる限り物事を完璧にこなす情熱を持つこと。そして、難しい問題に立ち向かうときは、みんなと違うふうに考えて、創造的な反抗者となることだ。」

野田知佑さんは、
「若いうちに急いで生活を安定させる必要はないのではないか。自分のやりたいことが早くから判っている人はその道に行けばいい。しかし、判らない人はあれこれやって、たくさんヘマをし、失敗を重ねているうちに、自分に一番合った穴に収まっていくものだ。
今、日本は世界でも一番幼稚な管理社会になっていて、青年たちに受験勉強以外は何もさせず、青年たちが何かやろうとすると、アブナイ、アブナイといって止めてしまう。現代の日本の青年たちは失敗することすら許されない不幸な境遇にある。もっとたくさん失敗していいのだ。」

同郷でもあるし、野田さんの本は選ぼう。ジョブスのは出たばかりなのでお母さんに買ってあげなさいと。
あと星野道夫の「旅する木」、植村直己の「青春を山に賭けて」、へミングウェイの短編と竹内真の「自転車少年記」は念のため。

とまあ、自分に足らなかったもの、その頃読めばよかったと思うものを選んだ。



















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「風に訊け」の中で読者から著者の開高健さんにこういう質問があった。
「ずばり先生の膨大な著書のなかで一冊(若者に)何を推薦するか」開高さんは、
「朝読むなら『流亡記』、夜読むなら『夏の闇』」と答えた。

いずれも名作である。「夏の闇」は以前紹介したので「流亡記」について一言。

















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「流亡記」はカフカの「万里の長城」をヒントにして友人である菊谷匡祐氏との雑談から着想を得たもので、始皇帝の万里の長城建設に動員される住民の過酷な労働が空虚な徒労であるという全体主義への風刺、流亡の話である。


この作品ができる逸話が菊谷さんの「開高健のいる風景」の中で書かれている。以下抜粋


















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『そのころのある日、「批評」の同人会が始まる前に、新宿駅前の二幸裏の武蔵野茶廊という喫茶店で開高さんと落ち合ったとき、わたしはふと、手にしていたカフカの断片集のページを開いて、開高さんに見せて言った。

「この万里の長城に関する覚え書きみたいな断片、ちょっと面白いですよ。短編になりそう・・・・・」
そのわずか1ページほどの断片に目を走らせると、開高さんはいきなり言った。
「なあ、君、これ、オレに書かせてくれ」

このカフカの断片を基に、わたしは三十枚ほどの短編を書けるかなと思っていた。が、開高さんがあまりに勢いこんで言うので、果たしてこの題材をこの芥川賞作家がどういう形で作品に仕上げるのか、生意気だがお手並み拝見するつもりになった。

「どうぞ」
「ダンケ」

これが後に開高さんが「若い友人との雑談から生まれた」と『開高健全作品』の「貢の背後」に書いた『流亡記』である。
夏が過ぎ、秋が過ぎて暮れのころであったか、「中央公論」の別冊文芸特集に『流亡記』が載った。一読、わたしは衝撃を受けた。あのカフカの断片は、三十枚ほどの短編になるとわたしは思った。が、開高健はそのざっと四倍もの中篇に仕立てあげたのはいいとして、その文体の精緻、思考の密度の濃密なことったら・・・・・!!

『パニック』を読んだときには、凄い作家が出てきたものだと思った。『裸の王様』が発表されて、才気に感心した。しかし、わたしはそれで打ちのめされたわけではない。開高さんと知り合って、人柄に魅かれ、同じ時間を共有することを愉しんでいたが、小説を書くのを開高さんに断念させられたわけではかなった。が、『流亡記』を読んで、わたしは開高健を鑑賞する側にまわろうと決心した。三十枚の短編のはずが、百二十枚の中編になった。わたしにとってそれは、そのまま自分と開高健の構想力の決定的な差に感じられたのである。

「あの断片が、こんなになるとはね。疲れたでしょ」
「作品の話は、よそや。お前のいま垂れたウンコ、こんな色しとるやないかと言われてるみたいな気ィするわ」

数ヶ月後か、電話で呼び出された。新宿・紀伊国屋の喫茶店で落ち合い、末広亭近くのバーに赴いた。開高さんがカウンターの上を、封筒を滑らせて寄越した。

「何です、これ?」
「カフカの使用料や、今日、原稿料もろた、半分こにしよ」
「滅相もない、要りませんよ。第一、ぼくは何もしていない」
「やったら、奨学資金や思たらええわ。父なき子に恵みあれ・・・・・」

一年前に父を亡くし、卒業したら就職すべきか初志通り大学院に進むべきかわたしは思い悩んでいたが、開高さんからはこう言われていた。

「オレは、本だけは手当たり次第に読みまくったけど、とてもまっとうな勉強する余裕がなくてな。ちゃんと学校通えるやつが、羨ましかったぜよ。だから、君、どんなに苦労しても大学院に行け」・・・・・・』




大学院まで行って勉強する道もある。

しかし、こういう道もある。


















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本の帯裏には、

『自分の欲するもの
欲しくないものを
はっきり知ること
不正なもの
邪悪なものが
身近かに現われた時
断固として闘うこと
これが人間の条件であり
カヌー式生活である!』




自分の進むべき道を自分で選び、勉強する意味がわかってもらえればと願う。

日々是好日
My Life With Bicyele

  1. 2011/11/02(水) 17:02:18|
  2. その他
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ロビンソン・クルーソーののろし

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一昨日の朝も、昨日も今朝も、せわしいカラスの鳴き声でまだ暗い朝に目覚めた。
海岸沿いの高い空でほとんど羽ばたかず、上昇気流に乗って輪を描きながら上空へ舞い上がり、「ピーヒョロロロロ…」と心地よい音色で聞こえてくるトンビの鳴き声で目覚めるとのは大違いだ。
うとうととまどろみながら昭和の情緒が残る牛深や長島の景色をついまだ思い浮かべてしまう。

そんな思い出も後になると「行ったかなあ」程度になってしまう。せめて「確かキレイな海だった」とぼんやりとした記憶しかわたしには残らない。その点、ブログという写真付きの日記は便利である。以前は勤め先の告知的な要素と、運営する側の考え方を知ってもらう役割だったが今は完全な日記だ。だからある時期から「です・ます」という特定の人に私的に呼びかけることから、不特定の人に公的に書く「だ・である」に変えた。
その方が正直な気持ちを表わせると思ったし、何しろ日記だから気軽でいい。

レポートにしろブログにしろ、書くということは、自分とは価値観が違う相手に向けて情報を発信することであり、同じ体験をしていない相手に向けて、自分の体験を伝えることである。そのためには見る奥行きが変わってくるし、異なった価値観の人の気持ちも判ってくるように思う。

「日記」だけの役割だけだったらは内向き気持ちで書くのだが、ブログのいいところは不特定多数に読まれる発信ツールなので、そのことに目を向けて書くとやりがいも出てくる。ただ現在、結構な人達に見てもらっているので逆にプレッシャーとなることもあるが、それは幸せなことである。




















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父と山に行った。簡単な整備だが天気のいい日には椅子と本でも持って行けば別荘気分だ。収獲はわずかな椎茸と柿だった。

家に帰ると農家の親戚が新米を置いていた。白菜、キャベツ、ネギ・・・・・いろいろな野菜の採りたてを届けてくれる。物々交換とは言わないも、代わりに捨てきれずにいた子供の小さいときの服や、私達のいつか着るだろう思いながらタンスに眠る服をあげるとたいへん喜んでくれる。
農家の親戚は買いに行く時間がないし、服を選ぶと言うことがどうやら面倒らしい。服を買うという楽しみの都会の人には解からないことだろう。

ブログを更新してそれを見てもらうことは、元気を貰えることとの物々交換のようなものでもある。
まだしばらくは時間があるのでこのまま週休二日のペースで更新していきたい。



日々是好日

  1. 2011/11/01(火) 14:26:36|
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