FC2ブログ

コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走る魅力を紹介します。

真夏の菊池渓谷経由内牧温泉

2018813koIMG_5906.jpg
菊池温泉から内牧温泉まで6年間通う40キロの道を炎天下に往復してみた。
菊池を8時30分に出発、387号と分岐する立門までは日陰もなくすでに猛暑だが、そこから先は川沿いで木陰もあり今の時期でも悪くはない。広葉樹の森が始まる念仏橋を渡ると、通常グッと気温が下がるのだがこの日はそこまで感じない。しかし、ここから先はほとんど木漏れ日が続くから走りやすく、菊池渓谷付近では23度まで下がり濡れたジャージが冷えてゾクゾクするほどだった。深葉の集落から渓趣の里の先までの1.3キロ平均7%の上りが苦しかった。この区間は木陰がなくアスファルトの照り返しで汗がフレームに滴り落ちる。このあと2箇所やや苦痛を感じる坂を上り切ったら平坦になり、森が終わって草原になると2キロの下り基調を快走すると北山展望所の交差点に着く。ここまで25キロ、わたしの一番好きな峠道だ。
ミルクロードに出るとカルデラからの横風が心地よい。いつも見る景色より立体的見える山々、風に揺れ動く生き物ような草原、ペダルを思いきり回せばいつの間にかトップスピード、炎天下でも期待通りだった。
212号のダウンヒルは途中自転車で感じられる凹凸が2箇所あり、内1箇所はハンドルから手が離れるほどバウンドしたので要注意だ。蘇山郷にはジャスト2時間後の10時30分に到着した。





22018813koIMG_5913.jpg
玄関には11時に待ち合わせていた前日から泊まりの北九州のヤマガさん一行がすでに待機されていた。







2018813koIMG_5915.jpg
一行は前日に箱石峠と阿蘇山頂を走られ、この日は朝食前の早朝ライドを楽しまれていた。最後に11時に一旦チェックアウトして、阿蘇大橋までのジオ・ライドを希望されたので、ご案内ということで自宅から車で来るか迷った挙げ句、モノは試しと炎天下の中を自走で来たという次第。






2018813koIMG_5918.jpg
震災の爪痕を訪ねるジオ・ライドは、すでに2年を超え地震を彷彿させる崩れた家屋は撤去され、更地か新築の家になり、地割れや断層は砂利で平らになり、露出していた水道管は地中に埋設し、仮設の送電線の鉄塔は新しくなり、地震の面影はほとんどなくなった。なのでところどころ説明をしたり、ラピュタを麓から眺めたりしながら、東海大学阿蘇キャンパス付近を通り、局地的な被害を受けてほとんど全壊した南阿蘇村河陽の集落と、阿蘇大橋の崩壊現場を訪ねた。






2018813koIMG_5917.jpg
阿蘇大橋の崩壊現場は見て解るほどの復旧はまだまだ、南阿蘇村河陽の集落はほとんど更地で雑草に覆われいたが数軒新築の家も見ることができた。






2018813koIMG_5908.jpg
今回の目的である集落の入り口にある復興猪カレーの店「まどか」さんでカレーを食べ、語り部となられたご主人の佐野さんに当時のお話を聞き、最後に震災のDVDを見せていただいた。「まどか」さんはもともとスナックとして営業されていた。店舗の基礎が頑丈だったため崩壊を免れ、工事関係者やボランティアさんへ飲料水の提供などをされてきた。その後、この地を訪ねる方からのニーズでカレーの提供を奥さんと二人でされている。






2018813koIMG_5910.jpg
中央が語り部の佐野徳正さん

ヤマガさんからお礼のメッセージが届いたので紹介する。
「観光と言っては適切では無いですが、ポタリング的に自転車で巡るジオ・ライドは、風景の中の爪痕も染み込むように見て回れてとても良かったです。帰りの車で(参加者に)感想を伺ったら、語り部さんのところでは、涙が出そうになったそうです。部長さんのおかげで、遊ぶ・飲む・だけじゃなく、今回のサイクリング旅行が一段と内容の濃いものになりました。」

佐野さんのお話は今回で3回目となるが、毎回話題が違うので新鮮だ。いつ・どこで・突然我が身におこるかも知れない天災について、実際に想定外の体験された語り部さんの話を聞き、身構えることは大切なことだと思う。なのでこれからもジオ・ライドの希望があれば続けたいと思っている。





2018813koIMG_5893.jpg
13時30分、ヤマガさん一行と別れて菊池を目指す。内牧で33度、意外と木陰が多い212号を上ってミルクロードへに着くと34度もあり熱中症を心配したが、途中から風が涼しく太陽が雲に隠れると27度まで一気に下がった。北山展望所の信号を過ぎると、あとは下りなので一安心。






2018813koImage-1.jpg
菊池では35度オーバー、結局、我が家の近くが一番やばかった。
菊池渓谷経由のミルクロードは今の時期でも存分に愉しめる。ただし、木漏れ日の道ゆえに後続の車に存在をアピールするテールライトの点灯は昼間でも必須である。ボトルの水は2本用意し、1本は凍らせて首筋や脚の冷却用と、溶けた分だけ飲んで体内を冷やすのに有効である。準備を整えて残り少なくなった夏ライドをまた走りたいものである。では自転車で帰った道を車で帰ろう。







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/08/13(月) 18:08:08|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

雨天のライドこそ阿蘇の醍醐味

2018806koIMG_5874.jpg
最近の休日は早朝から9時まで走ってあとは家の中で過ごしている。
Yahoo JAPANの防災速報で、「菊池地域は熱中症の危険性があり外出を避け運動中止」と警告する環境省発表のメールが連日である。それはけっして大げさではなく、9時以降はとてもじゃないが練習する気温ではない。






kukisan412241.jpg
この日はあんずの丘から9号線を上って矢谷渓谷を過ぎ、左に折れる林道を走って岳間渓谷に抜けるルートを走った。ここは特別に涼しくて、今の時期には山深い林道によくいるアブもいないし、車も通るのを見たことがない最適なサイクリングコースである。特に林道が終わる集落に入る橋付近は涼しいというより寒いくらいだった。岳間の集落から18号を通り9時前に帰ってきた。走行3時間・獲得標高2000m・距離65キロ、朝食前にはちょうどいい練習だった。






2018806kosl02.jpg
自宅に着くとシャワーでさっぱりした後、冷やしたパイナップルを食べて一息、朝食後は寝転んで読書時々うたた寝。
午後から1週間限定公開のラスト・ワルツを見に電気館へ行った。
2001年宇宙の旅、タクシードライバー、ストーンズの『シャイン・ア・ライト』のマーティン・スコセッシ監督の伝説のライブ(1976年)・ドキュメンタリーであり、『ラストワルツ』公開40周年を記念したデジタル・リマスターの鮮やかな映像である。レーザーディスクもDVDも持っているが、やはり映画館だとライブそのものの迫力があり、始まると同時に鳥肌が立った。電気館ではこんな貴重な映画を上映しており、先日は鋤田正義さんのドキュメンタリー映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』が公開されたが見逃して残念、9月1日から『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』が公開となる。今の時期の暑い休日の過ごし方として、話題の映画に群がる雰囲気とは真逆の、ひっそりと名作を公開する映画館は冷房も気持ちよく特におすすめである。






2018806koDSC_2966.jpg
先週の事、窓からぼんやり暖簾の先を眺めていると、輪行袋を担いだ若い女の子が二人、笑顔で話しながら玄関に近づいて来た。庭先で輪行袋を置くと、スマホで写真を撮り始めた。久し振りの「走る弱虫ペダルファン」だと一目で確信した。





2018806koDSC_2965.jpg
東京と福岡からお越しの二人は、阿蘇駅までは九州横断バス、宿までは路線バスで午後一番に来られた。チェックインは15時と承知されていたので、浴場の脱衣所でジャージに着替え、不要な荷物を預けて、2日間のおすすめのサイクリングコースを案内した。バイクはキャノンデールとリドレーだから当然ながらの聖地巡礼であり、初日は軽く9キロ先の阿蘇神社へ足慣らし、ボトルには氷満タンに阿蘇の水を入れてあげて、『阿蘇でも猛暑だから門前町に着いたら、まずは「ラー・ルーチェ」のレモネードをテイクアウトして、木陰で飲んだら美味しいよ』と教えてあげた。

夕刻、軽ワゴンが着き降りてきたのはさっきの二人、運転席からは・・・『ナオズベース』のナオ君じゃないか。ということで話を聞くと、門前町の『はなびし』で食事をしていたら雷雨になり、雨宿りするも止む気配もなく、はなびしのご主人がナオ君を呼んで回収を頼んだという経緯、阿蘇のチームワークに二人は当然ながらの感激の喜びだった。

チェックアウト後は荷物を置いて登山バスで草千里まで輪行し、そこからサイクリングで阿蘇山西駅へ。残念ながら火口は見れなかったようだが、帰りの豪快なダウンヒルを楽しんで、途中気持ち良く雨に打たれながら宿に着き、温泉でさっぱりして阿蘇駅からバスで熊本市内へ行かれた。初めて雨の中を走られたそうだが、子供のような気分になって気持ち良かったそうだ。





2018806koDSC_2961.jpg
宿には読売の英字新聞を置いていたが、スマホでニュースを見る時代ゆえ読まれた形跡もないので止め、代わりに新刊や英語の本を毎月数冊ライブラリーに加えることにした。現在、自転車本も数冊あって雨の日の自転車乗り用であったが、雨でも暑い日中は走るべきなので、そのあとの楽しみとしていただきたい。






tanno20180806_093610.jpg
友子さんが毎月買っている『シティ情報くまもと』6月号にたまたま目を通していたら、連載中のフォトグラファー丹野篤史さんの作品『阿蘇自転車百景』は季節からして雨の中を走る写真はとっても新鮮だった。以下丹野さんの阿蘇ライドの質を高めてくれるエポックなコメント。時空の境界に佇む視線がいい。

『阿蘇ならではの青い空と緑の草原が大パノラマで広がる景色を楽しみながら、穏やかな光と爽やかな風の中を駆け抜ける晴天のライドが気持ちいいのはもちろんのことだが、阿蘇のジオライドに関して言えば、実は雨天の中のライドこそ、その醍醐味があるのではないかと個人的には思っている。路面状況が悪いからこそライダーの神経はより研ぎ澄まされ、雨音とチェーン音以外は自分と地球や宇宙がまるでひとつになったような一種独特な感覚を楽しむことができるのだ。だからこそ、この梅雨の季節にしか味わえない阿蘇の自転車旅はボクを魅了して止まない。今年も楽しみだ。』







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/08/06(月) 18:05:40|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハムスタースピンin阿蘇

2018731koko001.jpg
この度、熊本輪事国会に参加され、即席講習会まで行っていただいたハムスタースピン代表の福田昌弘コーチを招いて、効率的な筋肉の使い方を探求する研究会を阿蘇で開催します。座学&ライドレクチャーによるトレーニングプログラムは、貴重な体験になるのではないかと思いますので興味ある方はご検討ください。 

申し込み&詳しい情報は道の駅阿蘇のサイトにアクセスください。





           
FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---


  1. 2018/07/31(火) 16:47:12|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

オール九州3時間耐久ロードレースinオートポリス 2018

2018728koIMG_0300.jpg
オートポリスサーキット(大分県日田市上津江町)を会場とするオール九州3時間耐久ロードレースを走ってきた。
この大会は一周3.022 kmの特設コースを7時45分にスタートし、3時間走ってゴールするので表彰式を含めて午前中に終わり、午後をゆっくりと過ごすこともできる大会だ。

カテゴリーはロードソロ、ロードチーム、ロードチーム混合、MTBソロ、MTBチーム、ファミリーがあり、それぞれの部門で表彰台を狙ったり、わたしみたいに周回数に挑戦したりとそれぞれの目的でエントリーすることができる。初めて参加したのが自転車を始めた2007年で、このときは第1戦(4月)が25周、第2戦(7月)が27周だった。最高周回は2013年に33周(3時間01分)と、2017年に同じく33周(3時間04分)であり、今回は32周と1周及ばなかったが3時間足をゆるめることなく走り通せて満足だった。






2018728poIMG_5861.jpg
今回はエントリーの締切が延長されたので参加者が少ないと思いきや、302 チーム(ソロ含む)の参加があり多くの自転車仲間と久し振りに再会することもできた。





2018728poDSC_2923.jpg
走行中の気温は最近の猛暑とは別世界の
平均24℃と気持ちがいい
集団は平均時速40キロ弱でイン側を走り抜け
わたしはマイペースで邪魔にならないようにアウト側を走る
メインスタンドから平坦と下り基調となるが
最終コーナーまでの600m5%の上りをいかにサクッと行くかだ
最初からペースが早くするとあとで減速してしまうし
慎重になりすぎると取り返しがつかない
今回は残り45分の攻めが足りなかったことが敗因
レベルは低いが補給を含めて
いろんな作戦を考えるのもこの大会の魅力だ

3時間走って応援に来ていた友子さんと
出産間近の娘が待つピット前にゴール
さすがに11時前になると30度を超えてきたので
娘を気遣い速攻で帰った






2018728koDSC_2954.jpg
オートポリスを終え
事前に決めていたその後の完璧な予定

①部屋を開けるとクーラーがバリバリに効いていること
②シャワーの後は、缶ビール2本とスペアリブ4本
③欲望を満たしたら部屋を暗くして、寝る
④その後の予定はなし

3時間耐久したので6時間のケアが必要
このメリハリが快感
極端な動と弱は非日常のグルーヴを生むんだな






FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/07/29(日) 16:43:01|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

トラック一杯の薬より一台の自転車

fra37322704_102170045137243.jpg
ジロ遠征で一緒だった「スポーツサイクル フカダ」のオーナー深田宏(フカッチ)さん。店舗入り口に書かれている深田さんの座右の銘であり、店の理念 「トラック一杯の薬より一台の自転車」 が素晴らしい。とてもインパクトのある方だったのでブログにも書いたが、ジロで7日間ご一緒させていただいた深田さんの印象が以下である。

『「ビワイチを最初に始めたのは、もしかして僕かも知れへんなー」と琵琶湖近くでサイクルショップを営むフカッチさんは1952年生まれの大先輩。GIRO観戦の熱病で我を忘れるわたしたちを横目に、気に入った風景があれば自転車を降り、リュックからスケッチブックを取り出して水彩画を描かれる光景に、世界中から集まったGIRO患者がホッとする場面を何度も見ることがあった。「峠を目指すばかりがGIROじゃない」と、お似合いのカトゥーンアニメが描かれたヘルメットやジャージ姿は、独自路線を歩むビンテージな大人の嗜みであり、GIRO観戦6回のパッショーネをも物語っていた。』






118ff-34818942_176263260384.jpg
「バスクの巨人」と言われたミゲル・インデュラインの6連勝を阻んだビャルヌ・リース(2015年までティンコフ=サクソの監督)が優勝した1996年のツール・ド・フランスにも行かれ観戦記録を名刺代わりにメールで送っていただいた。この大会では日本人初の参戦となった今中大介さんを応援されたが、第14ステージでタイムオーバーとなり残念ながら完走はならなかったと話されていた。





17ff-34817426_1762633803843.jpg





16ff-34810772_1762632573843.jpg






14ff-34745534_1762633793843.jpg






16ff-34752166_1762632597177.jpg






19ff-34882941_1762632570510.jpg






12ff-34701197_1762651833841.jpg





719lpIMG_0291.jpg





719lpIMG_0292.jpg






ff10-34675004_1762654793841.jpg
深田さんのショップを訪ねるとこのようなツールやジロの遠征の貴重な記録を見ることができる。





fra37350841_102170045128843.jpg
ジロに一緒に行った岐阜の大久保さんが
深田さんのショップを訪ね、その写真を見せてもらった
選択にはコルナゴしか残らなかった私としては目が点
さりげなく42年前のスーパーメキシコ・・・





fra37308398_102170045122443.jpg
名機「マスター」生誕30周年記念モデル






ff24-7279742_10216990741660.jpg
MASTER X-LIGHT
宿に乗って来られた方が何人かいらした
そんなに重くなくて
独特のカラーリングには惚れぼれして
乗ってみるとスーッとまっすぐ進んで
これが伝統のクロモリの走りかと感動した

 




fra37364796_102170045126843.jpg
店の奥にもフレーム






fra37307378_102170045135243.jpg
海外遠征の際のスケッチ





frafragen37343280_102170045.jpg
人生のピークは過去ではなく
未来にあるからね
自転車に乗ることは大切
ただし、服や靴のように
自転車も身体に合わせないと乗れないからね
なのでネットではなく
ちゃんとした自転車屋で
自分に合ったサイズを選んでもらって
それだけじゃなく、いろんなところを調整して
ジャストサイズの自転車を手に入れよう
トラック一杯の薬より
一台の自転車を







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---



  1. 2018/07/20(金) 14:16:29|
  2. ロードバイク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

Author:コルナゴ部長
コルナゴ部長のブログへようこそ!


自己紹介
阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

最近の記事

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー

07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数: