コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクで走るの魅力を紹介します。

夏の八方ヶ岳林道

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6日、熊本震災により途中で通行止めになっていた八方ヶ岳林道に行ってきた。
すでに台風の影響で強い風が吹いており、ミルクロードや河川敷など吹きさらしのところは風にあおられて危ないが、木々に覆われた林道は防風林に囲まれているようなもので風には強い。なのでこのような日には絶好なのだが、まあ物好きのちょっとした冒険でもある。

ルートはあんず丘経由で山鹿市菊鹿町の矢谷渓谷から入ったが、アプローチとして威地区から左に行く本線と、右からキャンプ場の受付を通る二つがありこの日は右から行った。受付の小屋を過ぎると道が細くなり3%以上の上りが続く。杉林の暗いところでは目を狙ってまとわりつくコバエ、メマトイが煩かった。この日、林道の薄暗いところには必ず湧くように出没し、刺したりはしないものの、しつこくてとにかく不快なコバエである。これから逃れる方法は13キロ以上のスピードで走ること、兵戸スーパー林道はアブの襲来だったが、いずれもダラダラと景色を愉しみながら走れない林道はひとりでもいい練習ができる。






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前日は娘夫婦が盆で泊まりに来ていた。
菊池は夏祭りの日だったが、台風の影響で花火大会は中止になったものの、温泉街にある我が家周辺は大混雑、タクシーで逃れるように街外れの自遊亭へ急いだ。






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イサキは今が旬の夏の魚
それを炙る自遊亭
皮の下の美味い脂を溶かす工夫
なので生温かい
淡い独特の旨味に、ほのかな香ばしさ
一手間に納得






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大胆すぎるほど大きく切られたごまサバ
その大きさが口に入れると
たまげるほどの幸せ感に浸れた
漬け具合もちょうど良く
肉のねっとりした熟れ具合もいい
二手間の納得







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秋田の生酒
店が選ぶ酒と料理が素晴らしく合う
この料理あってのこの酒






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自遊亭の濃ゆい味のひとつがレバニラ炒め
これには特製のハイボールと思いきや
今日は熱燗にしてみた
旨いな






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今が旬のシャクの天ぷら
「特有の甘味が、天ぷらの衣の油の濃味と絡まり合ったコントラストがよい」
とは小泉武夫さんの言葉だが、まさに
サクッと噛み込むと、シャクの甲羅や細い脚や
内蔵やミソが甘い肉質と渾然一帯となったコントラストがいい






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久し振りに娘夫婦と飲んだ
馬刺しを美味そうに食べる笑顔の婿
華やいだ夜だった
翌朝は酒が抜けるまでゆっくり走った

八方ヶ岳林道に入るとゴーゴーと山が唸りをあげている
強風に枝や木の葉が飛んできてボヤボヤしていられない
「シャキッ」と気を引き締めて走り始める
大型台風は間違になく近づいている






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いつも下り坂のように体に向かう風は一方向からではなく
四方八方から吹いたり止んだり
木の枝の折れる音や落石や道を塞ぐ木々に
緊張感とスリルを感じ出した






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アップダウンの林道はなかなかタフだが
風が吹き涼しくて思いのほか頑張れた







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震災で崖崩れで通行止めになっていたところは見事に復旧していた
道はアスファルト舗装になっているし
菊池側の終点である穴川まで難なく走れると明るい気持ちになった






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竜門ダムを見下ろしながら小便すると
放物線のおしっこが強風で直角に曲がり宙に消えた
ツールやジロで
いよいよ本格的な風になってきた

乗り始めるとランドナーに乗った見知らぬ40歳代の男性とすれ違った
ヘルメット無しでジャージも着ていない
いろんなものが飛んでくるのにサングラスもしていない
まずこの林道で自転車乗りと会うことは一度もなかったので驚いたが
その無防備な恰好が不思議だった
きっと菊池の方からだったら近いので車載か・・・

道案内の看板がある三叉路があった
上の道は急な上りが2キロほどあり登山道に続いてそこで終わっている
下の道が本道で下るとやがて穴川地区に着き林道の終点となる

下の道を下る






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1キロ先にまさかの土砂崩れ

震災によるものではなくその後の大雨で崩れたのだろう
せっかくここまで来たのに・・・心折れた
残念ながら引き返すしかない






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ペダルの重いこと、向かい風の上りのつらいこと
補給食を食べながら引き返す

ところでさっきのランドナーは何処から来たのか
わたしと同じように引き返していたのか
それにしかないのだが
台風だというのにここを走るか
軽装だしランドナーで走るような道でもないのに不思議・・・
ちょっとゾクゾク、まさかのまさか・・・

道案内の看板がある三叉路によく見ると通行止めの小さな案内看板があった
ここから1キロくらいだろうか一度通ったセメント道がありそこを下る
13%以上の長い急勾配は手の感覚が無くなるほど続き無事竜門ダムに着いた









矢谷渓谷から始まる八方ヶ岳林道は麓に下りる道がいくつもあり
このような通行止めや天候の急変があっても
すぐに集落があるところと結ばれているから安心だ
山の神からは9号線の山の神の看板のところに
あと山鹿側に3箇所あって
菊池側には小木、虎口、それにこの竜門ダムに続く道がある








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家に着くと娘夫婦が帰り支度をしているところだった
休日に走る朝食前のサイクリングはこのところ定番で
昼頃帰ってもまだ時間を使える
台風対策のあと母の実家に届け物をして
主のミッション終了
あとは愛犬ミラノと昼寝を貪った
ウトウトとランドナーの男性の顔が思い出しながら







FLUCTUAT NEC MERGITUR
--- 漂えど沈まず ---



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  1. 2017/08/08(火) 10:41:36|
  2. ロードバイク
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  4. | コメント:2
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コメント

コルナゴ部長

林道にてすれ違った方からコメントいただきました。
状況を確認すればするほど幻想のように思えたものですから大変失礼しました。

ランドナー(正確にはスポルティーフ)乗りの方は、やはり穴川に抜けられる予定が土砂崩れで行く手を阻まれ、引き返されているところすれ違ったものでした。ちなみに起点は熊本市からとの事、ただ、何故に台風の影響が出ているところに、八方ヶ岳林道を横断されようと思われたのか、そこも謎・・・まあ、わたしは物好きだから走りましたがね。
  1. 2017/08/09(水) 10:21:30 |
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  3. 林道ですれ違った方 #-
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  1. 2017/08/08(火) 18:38:34 |
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