コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

阿蘇くじゅう国立公園の中央に位置する阿蘇内牧温泉からロードバイクを通じて阿蘇の魅力を紹介します。

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2016 九州Heaven Ride

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「2016 九州Heaven Ride」ウェルカムパーティは会場いっぱいの盛況だった。そして、本番の大会は終日雨で気温10℃以下の極寒の中、こぶし大の石が転がる荒れた山道やぬかるみをロードバイクで走破する普通では絶対踏み入れない世界のものだった。昨年、初めて真冬の林道や未舗装路を繋ぎ合わせたルートをロードバイクで走るこの招待制の大会に参加した。その時の心境が懐かしい。

「色彩がまだ豊かな初冬の小国に選ばれしかっての少年少女が集結、苦楽と生きる喜びさえ交錯する大人の運動会は準備さえ整えば満面の笑顔で愉しめる。グラベルでさえスラローム、ディストピアはユートピア、『真冬の山にいったい何があるというんですか?』 という曇りのない答えがSNSに溢れている。九州Heaven Rideとは自転車乗りの通過儀礼なのである。」

通過儀礼に喩えたほど、この壁を越えるとそこには新たなサイクルスポーツの楽しみ方があるという発見に興奮した自分がいた。それは世界一ハードなアドベンチャーレースといわれていたラリーレイドであるキャメルトロフィーに現実として体験しているような気分でもあった。ただしエンジンはランドローバーではなく自分の足だが・・・








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写真提供chanokoさん

今年もchanokoチームからエントリーした。メンバーは昨年と同じ今年のTD100k3位、壱岐U49-30k1位の木村くんと3位の松岡くん、それに例年ボランティアで参加の台湾太魯閣エイジ50で1位の上原くんと初めてご一緒する北九州の谷村くんの5名で完走を目指した。








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写真提供chanokoさん

ところがである。わたしの勝手な思いこみにより、満願寺温泉から正規ルートの林道を通らず、ミルクロードまで3キロの地点で迷走に気づき、そこから引き返す誤ちを起こしてしまった。往復20キロ以上のハンディと満願寺の林道での慣れないガーミンで地図が読めず、迷走の迷走でCP1には最終通過チームに45分遅れて到着した。

ミルクロードからグラベルで212号に出た時点でコースクリエーターの宮本さんから草千里のCP2足切りに間に合いそうにないことを教えられ、阿蘇山に登らず一旦内牧に出て国造神社の登りのショートカットルートを選び完走を諦めた。国造神社の登りでは足が終わり、右膝痛と足攣りでミルクロードからやまなみ道路を登って変更となったCP3に辛うじて辿り着いた。そこでリーダーの上原さんに不調を告げ減速に合わせていただいて最短ルートで15時40分にゴールした。








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迷走の103kmの足跡

スタートしてゴールするまでどのチームとも出会うことはなかった。







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濡れて凍えながら走っている最中のチームの合言葉は温泉で凍りついた身体を温めること。その魂は繋がり極上の温泉をみんなで愉しむことができた。今回のわたしの勝手な思いこみは、宿でいろいろと説明して聞いていそうで聞いていない、理解しているようで理解していないシニアのお客と同じもの。一方的な考えだけで柔軟な情報の視野を失った、いわば老化現象。今後は常にアンテナを微調整し右肩下がりの老化の角度を緩めて行かねばと思っている。
家に着いて家内と居酒屋に行った。飲み物を注文する際に凍りついた記憶が抜けず生ビールではなく熱燗で通した。肴も馬刺しや刺し身を避け温かいものにした。ここで反省も終わりご機嫌で店を後にした。行きがけは雨だったが店のドアを開けると止んでいた。数歩歩き出すと右膝痛は確実に残っており傘を杖代わりに帰った。それは足が攣っても、膝が痛くても、限界まで走れた勲章のようにも自分には思えた。家内には今日の失敗は言わなかった。杖をつきながらヨタヨタ歩く後姿を見ても何も聞いてこなかった。2016年、わたしのHeaven Rideが終わった。








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幸せだと感じることをしなさい

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阿蘇駅でひとり自転車を組んでる女性を見かけた

バイクはBianchi

どう見ても弱虫ペダルファンなので行き先を尋ねると

「牧ノ戸峠です!」 

当たり!

「蘇山郷だよ」と、言ったら・・・・歓喜の様子

宿は満室だったので違うところを取られていたが

横浜からこんなところまでひとりで輪行で来て

ただで帰すわけにはいかない

そこで宿を案内したら自走でお越しになり

玄関を開けるなりすぐに涙腺が緩んだ・・・







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以前、泊まられた方々のお友達で

わたしとみなさんと一緒に走った丸山くんのことを含めて館内の情報は熟知済

チェックイン前だったので映画に出てくる杉の間や蘇峰

それに男性風呂を見学、ふらついて倒れそうな涙の喜びだった

ほとんど紙一重の出会いにわたしも大満足だった







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女性報道カメラマンのリンジー・アダリオの「愛は戦渦を駆け抜けて」に

「幸せだと感じることをしなさい、そうすればきっと人生はうまくいくから」

と、リンジーの母の言葉が印象的だった

今年もいろいろあったがうまくいった

これからもリンジーの母の言う通りにしていこう

明日は九州Heven ride、たとえ雨でも楽しいはずだ







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驚愕し、圧倒し、感動される三編の道

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昨日は久し振りに5時起きの竜門ダムコースを走ったみたが、汗で濡れたジャージでの気温1℃の下りは無謀だった。下りはアンダーを着替えウィンドブレーカー羽織らないと体調が悪くなる原因となる。それにまだ30℃近い沖縄を4日間走った慣れがあって、身体は厳冬期仕様にはなっていないのでボチボチと慣らしていかないと。取り敢えず4日の小国を万全の体調で迎えたいので早朝は走らないことにした。

12月3日は今年最後のサイクルイベント「2016九州Heaven Ride」の前夜祭に参加し木魂館に泊まリ翌日が大会。主催者招待制のこの大会は参加者も気心知れた方が多く忘年ライドの一面もあり年を締めくくるに相応しいサイクルイベントである。








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今年もchanokoチーム。今回は茶のこの松崎さんと産経デジタル「Cyclist」 の澤野さんに代わって台湾の太魯閣やTD沖縄を走った上原さんと、英彦山で一緒だった谷村さん、それと昨年に引き続き壱岐の表彰台の木村さんと松岡さん、木村さんは今年のTD沖縄市民100kOV40で3位だから凄い。そんなみなさんに囲まれて131kmを愉しんでくる。装備はホイールをESに、タイヤはグラベルキングに変えたHeaven Ride仕様。








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コースはクロスロードバイシクルの宮本利徳さんが引かれた今や心理的バイアスもない異端というより主流になりつつあるシングルトラックと、グラベルと、それを結ぶ穏やかな舗装道路を堪能できる王道の道。驚愕し、圧倒し、感動されるこの三編の道には阿蘇の豊かな自然が集約されており、点を線に、更に面に、そして視線とズームを変えると全く違った景色とパラダイムを見せてくれる。まさに穏やかなジオ・ライドでもある。









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紅葉の菊池と山鹿温泉を走る

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TDおきなわの5日前、自己流のスタイルを専門家に診断してもらい、矯正することは今の自分には必要なこととKinoFitを受け、姿勢やペダリングを理想的にするため自転車のポジションやクリートの位置を調整してもらった。攣りやすいペダリングといわれた自己流を、攣りにくいペダリングにするため1時間以上ローラーで学び本番のレースもそれを意識したペダリングで挑んだ。結果は足が攣ることもなく時間も短縮してゴールすることが出来た。たかがペダリング、されどである。レースからちょうど1週間経ち、サイクリングの姿勢とペダリングを復習するため、菊池渓谷麓の紅葉と情緒ある山鹿温泉を走ってきた。








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387号から菊池渓谷へ続く45号線は、念仏橋を渡ったところで通行止めになっているため、立門からはほとんどクルマは通らずサイクリング専用道のようだった。念仏橋から先は以前見た工事案内の看板には「12月1日開通」となっていたが、新たな案内には来年2月13日まで通行止めとあり、あと3ヶ月近くも朝夕渋滞する道を通勤しなければならないかと思うと愕然となった。









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右の迂回路から細い道を上ると菊池人吉林道に繋がる。周辺の紅葉はちょっと過ぎていた。








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林道の起点から12キロで震災後最近オープンした四季の里に着きトイレ・自販機のエイドとなる。ここから麓に降り、合志川沿いを下って泗水、植木、分田橋からサイクリング専用道を走って豊前街道、(八千代座の見学はお薦め)、一本松公園、城北方面を廻り、菊池プラザ駅近くの「手打ちうどんの夕立」でごぼう天うどん食べて帰った。このうどん店オーダーが入って麺を打ち、天ぷらも揚がるこだわり。その分時間は多少掛かるが当然ながら美味しくサイクリングの締めにはお薦めだ。このコースは最初に登りがあって以降はほとんど平坦だから走り慣れない方にもいいかも知れない。菊池物産館がある市民広場へクルマを置きスタート&ゴールにすると最後は温泉でさっぱりすることもできる。これから寒くなってからも楽しめるコースだ。






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第28回ツール・ド・おきなわ 2016 回復ライド

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沖縄最終日は8時30分キッズ店集合。恒例の安田さん案内の回復ライド。毎年魅力あるコースを愉しませてもらっており、今回は戦跡巡りと那覇空港近くの瀬長島に昨年できたアイランドリゾートのサイクリング。メンバーは安田さんのチームイトマンのみなさんと東京の律子さんのお友達、それにわたしと髙巣さんの9名。レースの緊張感の壁を超え、キッズ打ち上げに酔い、まさに抜け殻となって真っ青のOKINAWAを満喫した。







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旧海軍指令壕を見学。安田さんは大学で沖縄戦の研究を専攻されており判りやすく的確な解説をしてくれる。







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吉田君は昨年、安部の関門の赤旗仲間。今日のイトマンジャージのみなさんはTD沖縄のときは全員キッズジャージを着用。







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心地良い海沿いを走って瀬長島に向かう






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展望所から海沿いの「瀬長島ウミカジテラス」へ







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ここは昨年オープンした那覇空港から程近い瀬長島西海岸に隣接した商業施設で30店を越える飲食店等が海沿いに並ぶ。空港のすぐ近くだから爆音とともに離陸する自衛隊のF15戦闘機が真上を飛び交う。自転車はその地を巡るには絶好の足で、沖縄の場合はレンタカーと組み合わせると北部・中部・南部の風景を愉しむとともに現実の問題も垣間見ることが出来る。今回の210k・140k・100kを走った方は気付かれたと思うが、国頭村・東村の米軍北部訓練場のヘリパッド建設に反対する抗議活動により、レースコースの危険回避のための重々しい警備員の楯は、まさに南国沖縄の現実を象徴するものであり、走りながら複雑な思いにさせられた。







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フライトに間に合うギリギリまでサイクリングを愉しむいことが出来た。自転車の輪行袋への収納はキッズ店に頼んですぐ近くの奥館山武道館へ行きシャワーで汗を流し、輪行袋を受け取って空港へは安田さんに送ってもらった。

ここからはまたひとり旅。
今年、全国で33番目の国立公園に沖縄本島北部の国頭村・大宜味村・東村にまたがる地域が「やんばる国立公園」に指定され、初日と2日目は国頭村を走り、あわよくばヤンバルクイナやノグチゲラとの遭遇を期待したが、それは阿蘇の雲海遭遇以上に確率の低いものかも知れず目の当たりにすることは出来なかった。しかし、生息地に踏み入れただけでも大いなる収穫だった。1年間掛けてこの大会の準備をしてきたが、何とか上手く行ったものの今となっては肩透かしのように感動は薄れた。だが、川上の関門からゴールまで目一杯全力で走れたことは、まだ残っていた自身の突破能力として褒め称えたいものである。最後に今回も多くのみなさんに応援やサポートをしていただいた。心から感謝、お礼は阿蘇で返したい。






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第28回ツール・ド・おきなわ 2016 其のニ

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5時45分、宿を出発

3キロ程だが街灯のない真っ暗闇を走るため

フロントライトは必須

短い距離だし

いつも使っているVOLT800までの明るさは

いらないだろうと

昔使っていた軽くて小さいVOLT100を持参

しかし、1/8の暗さ

我が視力では道路の陥没が見えず

重たいリュックを背負ったまま

危うく落車しそうになった

セコい選択肢に

1年掛けて来た大会が台無しになるところだった

大事な時こそ、いつもの装備と、

いつものルーティングが大切と身にしみた

リゾートオクマから乗ったシャトルバスで

ウトウトしているうちにスタート地点

奥やんばるの里に到着

いつもの共同販売所に陣取る

しばらくすると東京の鳥生さんと久し振りの再会

上位入賞を目指され体調も万全の様子

今年から100kを走る満月さん

一段とシェイプアップした風の住処さんとも再会

国際女子の律子さんともお会いすることができた

鳥生さんと一緒に上りをアップしていたら

鳥生さんのチェーンが落ちた

ディレイラーの調子もよくなさそう

でも整備が出来る方なので

完全に元に戻ったようだ

スタート30分前にリアの空気が気になったので

宿で一緒だったキッズの平安山さんから

ポンプをお借りし空気を入れ

バルブチャックを外した瞬間・・・

「バーン!」と、音とともに

バルブのトップナットが吹っ飛んだ

そう言えば、沖縄の出発前に少し曲がっていたのをペンチで元に戻したがそれが原因だろう

トップナットを捜すも芝生の上なので見つからない

予備のチューブは、迷った挙句リゾートオクマの名護行きのリュックに入れたまま持って来ておらず、見つかれば奇跡の伸びきった芝生を当て所無く捜す・・・

数分後、平安山さんがキッズの大城店長を捜し出し

それからは店長の指令が飛び交い、予備ホィール持参の方を見つけ出してそのチューブを装着

ただ、1年以上交換していていないチューブなのでそこは承知をと、店長に念を押される

神業のような素早い対応で無事スタートライン着くことが出来た

猛省其のニ、レースでパンクは諦めるしか無いが

奥で預ける荷物にタイヤレバーと予備チューブ、

それに携帯ツールは必須








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後方からスタートする

数分、10分も経っていない2.5キロ地点で自転車を降りた鳥生さんが道路脇に・・・

走りながら、「どうしたの・・・?」

「チェーン切れ!」

即座に体中に電気が走り返事は返せない

 「・・・・・・・・・・・」

「僕の分まで、頑張って!」

その叫び声を聞きながら奥の坂を上り続けた





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レースの数日前、奥の下りでの試走で落車され、レースを欠場されたキッズ権藤さんの一枚

与那の入り口までは満月さんと同じ集団だったが上りで追い越しそのまま会うことはなかった

気付かなかったが後ろには平安山さんが見える









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調子はいい

暑くもない

与那、普久川を通過

12時50分関門の宮城でちょうど12時を知らせる音楽が流れていた







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キッズで唯一210k出場の澤成さんの娘さん撮影

キッズジャージを着ていると応援が有り難い

「キッズ!行け!」

「キッズ、頑張って~」

それに2回も名前を呼ばれて嬉しいこと!

ちょっと困惑するのは地元の人と思われて

「あと何キロくらいですか?」

「これが最後の坂ですよね」

とか聞かれること






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13時35分関門の安部は12時48分通過

14時00分、最後の関門の川上は13時24分に通過

拍手に送られ完走決定!

あとは国道58号を目一杯、力の限り走ること

完走の嬉しさに脳内物質も噴出して

興奮のまま爆走

川上からは一度も抜かれることなくゴール

風になれた瞬間・・・






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3時間43分54秒

珠玉の短編、読了。






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那覇に移動しチームキッズ打ち上げ






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情熱を持ち、

夢を自身に語り続けた1年間

それが完走の原動力

大切なのは

「ミッション(使命)」

「パッション(情熱)」

「アクション(行動)」の三つだ

なんて、島酒まみれのヤギ目には似合わない。









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第28回ツール・ド・おきなわ 2016 其の一

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大会史上最多の4741名が集まる「ツール・ド・おきなわ」へ4回目の挑戦に行ってきた。
今回も昨年と同じく前々泊となる11日より沖縄に単独入り。2日目の夕方まで沖縄北部の国頭村の民宿をベースにひとりで過ごす。那覇空港に着くとレンタカーに寄ってバイスクルキッズへ急いだ。直前にステムの裏側の腐食を発見、ネットで色違いの商品があったものの自宅へ送ると沖縄出発に間に合いそうになかったのでキッズ店に直送した。来店すると予定の時間通りに着いていたので装着点検してもらった。待っている間も続々とメンテナンスの依頼や注文品の受取の人がひっきりなしに来店されていた。点検完了すると早々に那覇を脱出して高速と国道58号で国頭村の民宿やんばるくいな荘を目指した。





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道の駅おおぎみに立ち寄ったら有機栽培の大宜味産島バナナを発見、買おうとすると食べ頃は3日後と言われたがいかにも美味そうなので交渉すると農園に連絡してもらい完熟のバナナを取り寄せてもらった。
宿で食べてみると、バナナ独特のヌルッとした食感でも、ボソッとした感じでもなく、ほとんど粘らない餅のような未経験の食感。味は上品なほのかな甘さと、僅かにバナナ風の香りがあるが、もはやバナナの域を超えている南国の極上フルーツだった。





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夕方、やんばるくいな荘に着くなりまずはサイクリング。亜熱帯の植物の森や、磯の香りがしない海岸線を走ると、やっと自分の影も追いついて来たような、身も心もヤンバルの地、国頭村に存在している気分になれた。
ひとっ走りしたらベランダにある洗濯機で着ていたものを全部洗う。荷物を最小限にするため、普段着・ジャージともツーペアで3泊目の那覇のホテルも洗濯機付きを例年選んでいる。沖縄は乾燥して暖かいから洗濯物もすぐ乾く。






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貸し切りの夕食。

今夜から2日間、夜と朝は丼飯で自前のカーボローディング。

この宿はご飯の盛りはこれが普通、薄味の味付けのおかずが美味しいから軽く食べてしまう。

丼でご飯を食べるのは例年ここに来た時だけ、と思っていたら

今年は震災直後に風の住処さんに久留米で御馳走してもらったカツ丼があった。

旨かったなあ

あの頃はまだまともな食事をしていなかったこともあって特に美味しかった

それに風の住処さんは糖質制限していたのに丼飯に付き合ってもらって・・・

震災があって、宿の温泉が絶えて、また復活して、いろんな人いろんなところを走って

そして7ヶ月後ここに来ることができた

そんな記憶を辿る離れでの静かな夕食だった。








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翌朝は58号線を北上し、市民100kのスタート地点となる「奥やんばるの里」まで走った。

早朝の海沿いのほとんどクルマが走らない道は絶好のサイクリングコースであり

早起き鳥や蝉の鳴き声、波の音が心地良い

往復53k走って宿に着くとシャワーの後の朝食が格別に旨かった

丼飯一杯がちょうどいい








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2日目12日は10時に宿をレンタカーで出て

途中寄り道しながら名護で昼ご飯食べて

受付を済ましたら港にレンタカーを置き35キロを自走して帰ってくる予定



島バナナを買った「道の駅おおぎみ」にもう一度立ち寄り

宅配で自宅用の土産を物色していると

昨日おばちゃんが大きなシークヮーサーのようなものを納品していた

尋ねると「島みかん」、こちらでは「タルガヨ-」と言って

「タ」は「誰」であり

「誰にも教えるな」という意味とのこと

試食すると

美味しい!

家人への土産は、島バナナと、島みかんと、シークヮーサーの大宜味産セットに決定

これで沖縄土産の買い物終了

あとは大会と自分の時間に集中






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名護の会場に到着

暑い

ギラギラと眩しくまるで真夏






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受付会場では福島雄二さんと銀輪の石本さんにお会いした

お二人も11日沖縄入りでそれぞれ愉しんでいらっしゃるようだった







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会場近くの「宮里そば」まで歩いて行く







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三枚肉そば

100kは名護ゴールのためレンタカーを港に置くため自走で宿まで帰る予定だったが

満腹感と真夏のような暑さ

それに朝50キロ走っているので疲労は残したくないこともあり

同宿の50kエントリーの高巣さんに連絡するとすぐ近くみたいなので

レンタカーに乗せてもらうことにした






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宿に着いたら一緒に海沿いをサイクリング

砂浜にはこの時期に海水浴・・・







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地元女子高生は元気一杯

海に入ってみると海水は暖かく

さすが沖縄沿岸の東シナ海だ







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キッズメンバーと夕食






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サクッと3回目の丼飯

食事の後は部屋に帰って明日の準備

やることが無くなると

布団に入っても寝れなくて

本も音楽もいらなくて

虫の音をぼんやり聞きながら

泡盛を飲んでも旨くなく

また布団に入り、窓のヤモリを眺める

嗚呼、この時間が堪らない

明日の陶酔が始まった・・・

4時半起床の5時朝食

5時50分ひとりでリゾートオクマのシャトルバス発着場へ自走

そこで名護受取のリュックを預け

奥のスタート地点まで持っていく小物の選別・・・

眠れない夜。







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黄金の価値

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阿蘇に元気を与えようとレッドブルエアフォースが阿蘇に舞い降りた。

上空3000メートルでヘリからダイブし

内牧の阿蘇中グランドに降下

お大喜びの生徒さんの代表が元気よく英語でお礼を述べていた。

生の英語を聞けてこちらもいい刺激になったのでは

この企画が実現したのは内牧温泉街繫栄会のみなさんによるものだが

なかでもサイクルショップ「Nao's BASE」の松山直樹君の頑張りが目立った

寄付を募ったり、当日は司会やレッドブルのみなさんのお世話など

店を閉めての奮闘だった

彼に大きな拍手を!








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KinoFitの木下智裕君のサイクリングエスコートは福島慎也君

同い年くらいかな、息もピッタリで茶のこへサイクリングへ

後で天気が怪しくなることを口にすると

「ヨーロッパでは雨はしょっちゅうで,濡れるのは慣れてますから大丈夫です」 と、木下君

見かけは普通の若き経験者に

思わず陶酔していると

彼らは目の前からあっという間に離陸していった








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2泊のプライベートの温泉旅を堪能した木下君

爽やかな朝に輪行で持ってきたマウンテンバイクの遊びは

ロードバイクのような長距離ライドではなく

無数にある畦道、農道、林道、河川敷の

クルマが通らないシングルトラックの道を選んで駆け回る

宿に帰ってきたら温泉と朝食

走ったあとのこの二つは黄金のような価値がある

そして部屋に入ると

朝寝?

読書?

パソコンで仕事?

そんな自由な時間を過ごすマウンテンバイクの自転車旅

ちょっと唆られたなあ

木下君にフィッティングをしてもらい明日から沖縄入り

わたしの黄金の価値は完走することだが

まあ結果はともかく、1年間の集大成を存分に愉しんでこよう。






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宿で明日の輪行の用意をしていたら小雨の中、自走でお越しの方がいらした

なるしまフレンド会長の鳴嶋英雄さんだった

昨日、夕刻に熊本入りし、今日は蘇山郷に2度目のご宿泊

明日は九重の赤川温泉泊、翌日は高千穂泊

それからは五木五家荘に2泊され紅葉サイクリングを愉しまれる九州旅だそうだ。

12月はいつも沖縄だったが

今年は、境港・出雲・倉敷から四国に渡る17泊の自転車旅に行かれる

これで年間目標にしている150泊をクリアされるという

御年八十一歳、すべてに到達した究極の遊びは眩しすぎるほどカッコイイ

レースを卒業したらこんな生き方が目標

そのためには今何をしなくてはならないか、だな







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訪れる力強い味方

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最低気温は零度に近い一桁の日が続き、すでに秋を超えて冬に入った阿蘇。国道57号線の迂回路となるミルクロードから二重の峠の道には電柱が設置され山道に街灯を灯す計画。車がよく脱輪していた蓋の無い側溝にはグレーチング設置が進み、上り坂途中にトラックが駐車できる安全地帯もやがて完成、冬期に備えるための出来得る限りの体制が進行中。12月には菊池渓谷付近で道路崩壊していた菊池から阿蘇へ通じる県道45号が開通、熊本市内と南阿蘇を結ぶ俵山トンネルも近々通れるようになり、陸の孤島化した阿蘇一帯にやっと光が見えてきたようだ。






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宿には力強いみなさんが応援に駆け付けていただいた。

群馬グルフィンキャプテンの狩野智也選手は土橋さんの紹介で今回二度目の来館

阿蘇サイクルツーリズムの素材を見ていただいた。






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レジェンド福島さんと清田あずささんは受け入れ側としてお越しいただき

今後はオール熊本の連携を話し合った。







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そして今日はこの方








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今、フィッティングで全国を駆け回り、ロードバイク乗りの視点で

マウンテンバイクの普及を説く・・・








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KinoFIT 木下智裕さん

今日から2泊の阿蘇自転車旅を体験

明日はマウンテンバイクによる早朝ライドからスタート

そして個人授業により

M10&戌年の男コルナゴ部長を改造

More Evolutionなのである。









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地の力、人の力

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11月1日発売の「婦人画報」






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プレミアム秘湯特集に掲載







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ロンドン・リオ五輪メダリストの松田丈志さんが実際に泊まられた取材記事






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プレミアム秘湯の「湯守の宿」として紹介された。
「湯守」とは、縁あって4年前に蘇山郷にお世話になり、館内を見渡したところ素晴らしい温泉が目に止まった。それは館主のお父さん(会長さん)が、昔ながらの湯量の調整だけで適温を保つ温泉に一番優しい方法をとられ、まさに湯を守っていらっしゃたことから名付けた。だが、そのことを紹介する案内はなく、ならばとわたしの最初の仕事にした。


蘇山郷の湯

内牧温泉は、阿蘇に降った雨が地下に浸透し
火山ガスに触れ温泉の成分を溶かします。
当館のすぐ近くの宝泉橋を中心とした
半径六〇〇m、地下二五〇mに熱源があり、
ここで温泉になります。

多様な鉱物が含まれた温泉(鉱泉)は、
空気に触れるとその成分が減ったり
消失したりしますが、この温泉は源泉四九度、
水で薄めたり沸かしたりせず、
湯量の調整により四季を通じて
地下のままの状態で利用でき、
タイル付着した成分が経年の跡を物語っています。

自然の恵みの恩恵は、神経痛・リュウマチや
飲み続けると胃にも良いと言われます。
温泉の持つ自然治癒力を生かすためには、
身体の芯まで暖まり湯から上がる際には
付着した成分を洗い流さず
軽く拭く程度で自然乾燥するのが一番です。
また、湯口と地下パイプが直結しているため
砂や粘土質の成分が湯船に入る場合もあります。

九万年前、四回の大噴火により、
陥没してできた阿蘇カルデラ、
その地下深く息づく火塊(マグマ)と交信した
貴重な湯を、朝な夕なご堪能くださいませ。


湯守館主







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内牧温泉は多くの陸上実業団チームが合宿される歴史がある。蘇山郷は旭化成陸上競技部さんが25年間連続でお越しになっており、現在宗総監督や選手のみなさんもこの温泉を楽しみにされている。それは合宿という厳しい練習における自然の治癒力を求めた究極のアスリートが通う昔ながらの湯治であり、その事実がこの宿の温泉が持つパワーであり確固たる証ではないかと思っている。
松田さんが泊まられた日には、たまたまSGホールディングスさんが合宿中で、同じロンドン五輪代表だった山本亮選手と話されている光景も目にした。SGホールディングスさんの早朝練習には松田さんもご一緒されたようだ。






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単に宿の取材だけなら興味は示さないが、「湯守の宿」として選ばれたことにやや有頂天。当然ながら現在湯守の丸山くんの取材時間が長く、それに伴うべく大きく紹介されておりみなさんには是非御一読していただきたい。







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丸山くんは風呂清掃が終わる午後からはフロントの仕事も兼ねる。趣味はロードバイクということもあり、弱虫ペダルファンが聖地巡礼たるミルクロードの早朝サイクリングに来られるとお供する場合もある。遠方からお越しになり暗い中を道に迷われて日の出のチャンスを逃されたら悲しいだろう。写真も自撮りしかできなくインパクトのある写真を残すこともできない。そこで道案内兼写真撮影という巡礼旅のお手伝いを業務としてではなく好意として行っている。






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昨日は自転車仲間の福岡の吉田さんからジオ・ライドの案内依頼があって阿蘇周辺を走って来た。集合場所に行くとほとんど知らない方が30名近くおられてちょっと圧倒されたが、活火山の恩恵の代償としての噴火や、日本全国どこにいても被災者となる地震の体験談などよく聞いていただいた。






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前半は平坦なジオ・ライドで後半は峠二つの山岳コース

最後はそば街道の頂上ゴールで競う大人の運動会でフルコース完走はこのメンバー17名。

楽しかったしいい体験もできた。

多少の迷走もあったが、どう動くべきかいろんな意見が出て

最終的には気持ちが通じ合え昔からの友人のような気分になれた。

このようなことはもちろん業務ではなく

好意でもなく単なる遊び

なのでまたお誘いください。







FLUCTUAT NEC MERGITUR 
--- 漂えど沈まず ---



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阿蘇内牧温泉の温泉旅館から欧州の山岳コースを彷彿させる阿蘇サイクリングの愉しみ方を紹介しています。

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