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コルナゴ部長の阿蘇天空の旅

Trip Tips in ASO Big Sky

これから、そして明日から

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道の駅阿蘇で開催している阿蘇満喫ライドは、その時の一番の旬のエリアや、中岳火口の状況を見て決めている。熊本地震で寸断された国道57号やJR豊肥線、崩壊した阿蘇大橋の復旧は、阿蘇における震災からの復興への象徴である。8月にJR豊肥線が全線開通し、10月3日には土砂に埋まっていた南阿蘇村立野の国道57号と、その代替道となる二重峠トンネルを通る北側復旧ルートが開通する。そこで開通の翌日の10月4日の阿蘇満喫ライドに、架け替え工事が進む阿蘇大橋付近を3箇所から眺めるコースを取り入れて開催することにした。

秋景色というか、最低気温がすでに10度前後の初冬のような阿蘇を走ったあと、まず最初に東海大学阿蘇キャンパス近くにある左の橋から来年3月に開通する新阿蘇大橋や、国道57号の南側迂回ルートになっている長陽大橋、それに南阿蘇鉄道の鉄橋というダイナミックな景色を眺める。次は崩壊した阿蘇大橋や新阿蘇大橋を不通になっていた区間の国道57号を走って眺め、最後にJR立野駅から輪行して豊肥線の車窓の、このアングルから眺めて阿蘇駅にゴールするライドだ。最後は輪行になるものの参加してみたいという方は、道の駅阿蘇のHPにエントリーサイトができるので、そちらから申し込んでいただきたい。



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前職でお越しいただいていた神戸の松本さんが阿蘇に来られて一緒に走った。夜はBBQやって、最後は坊中線の中腹までカルキさんに車で連れていってもらい星空と阿蘇の夜景を楽しんだ。小豆島に行った時には松本さんにいろんな情報を教えてもらって時間を無駄にせず島一周することができた。先輩だけど自転車のつながりは濃くて深くて、永遠の友の証のような方だ。
新潟のタネムラさんも道の駅阿蘇のサイクルラック前でお会いした。これからも前職の際に来てもらった方から連絡もらって一緒に走る機会があればとても嬉しいと思っている。なので「また阿蘇に」、という方は気兼ねなく連絡してもらったら有難い。くれぐれも泊りは予算に合わせてご自由にされたい。



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たまたま阿蘇駅前の信号でお会いした東京のマンダイさんは、会うなり私の名前を言われてびっくりした。よくブログを見ていたと言われて、私が紹介した記事をプリントアウトされており、それをもとに走ろうと思われているなんて感謝しかなくて、どこを走りたいか聞いたら垂玉温泉ということだったので、そのままサイクリングして帰路の空港までご一緒した。まったく初めての方だったが自転車の出会いなんてそんなものだ。多分、マンダイさんもこれからもご一緒していくだろう。そしてまた凄い出会いがあることが楽しみなので今のスタンスを続けていく。




FLUCTUAT NEC MERGITUR 
 --- 漂えど沈まず ---









  1. 2020/09/20(日) 10:25:18|
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熊本駅から輪行で阿蘇へ

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熊本地震で被災した豊肥本線の肥後大津駅から阿蘇駅間の工事が終わり8月8日に全線開通した。これによりサイクリストは、4年4ヶ月振りに輪行という自転車を入れた大きな荷物を持ち、新幹線や飛行機で遠くから阿蘇を訪れる安心のアクセスが復活した。
そこで列車に乗らないと見えない新阿蘇大橋や国道57号の工事現場、それに崩壊した阿蘇大橋が現在どうなっているのか、また阿蘇の田園風景、阿蘇五岳、北外輪山の車窓からの眺めや、この路線の名物である3段式スイッチバックなど、単なる列車の移動ではない魅力を確かめるため輪行体験をしてきた。

同行してくれたのは、阿蘇満喫モニターライドのガイドとしていつも一緒に走ってくれる井上君で、私は菊池から、井上君は阿蘇駅近くの自宅からリアル感を出すためにそれぞれ自走して熊本駅に集合し普通列車で輪行。阿蘇駅に降りてからは、道の駅阿蘇が輪行者用に豊肥線開通に合わせた始めた荷物預かりのサービスや、更衣室での着替えを体験してサイクリングをしてきた。




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JR熊本駅周辺は再開発工事の真っ最中で、自転車を輪行袋に入れる作業は、電車通り側の白川口は慌ただしく、駅の中を通り抜けて新幹線口の方が通行の邪魔にならない。




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乗車したのは熊本駅8時10分発の普通列車で肥後大津駅で乗り換える。ホームに行くと電車が来ていたので乗り込み、輪行袋は車椅子の方を確認してここに置き、倒れないように肩紐を手すりに結ぶことを忘れてはいけない。





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最初は空いていたが、高校生がどんどん乗り込んで、輪行袋が邪魔にならないかとやや肩身の狭い思いになった。学生で混み合うのは熊本駅から10分ほどの新水前寺・水前寺までで、ここから先は比較的ゆっくりしていたが、やはり輪行でおすすめなのは、特急の「あそぼーい!」や「阿蘇1号」がゆっくりできそうで次回は特急列車で体験しようと思う。




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肥後大津駅からは電車からディーゼル車へ乗り換えとなる。乗り換えといっても目の前に列車がいるから数メートル歩くだけである。いつもは2両編成じゃないかと思うがこの日は1両、当然乗客も少なくなってローカル線の味わいがある。





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肥後大津駅からの列車は古くて窓も黄ばんでおり、外の風景を見たり写真を撮るにはやはり特急がいい。




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立野駅から赤水駅まで200m近い標高差を走るため、列車の進行方向を2回変える「3段式スイッチバック」があるのが立野駅。ワンマンの列車だが、この日は進行方向の運転席に3名、後ろに1名の運転士で、この駅で前から2名の運転士が加わり、今までの進行方向とは逆に坂道を上るスイッチバックが始まるとディーゼルエンジンが唸りだした。




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スイッチバックが終わって後ろの運転席から前に行く運転士、以前見た時は列車のハンドルを外して持っていかれたようだったが今回は見逃した。




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山を越えたら、いよいよ阿蘇平野だ。




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熊本市内中心部に流れる白川、それを堰き止める立野ダムの工事現場




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国道57号と新阿蘇大橋の工事現場
崖落場所付近900mの工事ももうすぐ終わり国道57号の代替道となる北側復旧ルートと同じ10月3日開通の予定、新阿蘇大橋は2021年3月開通予定。




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ここが崩壊した阿蘇大橋、新しく架け替えられる新阿蘇大橋は600m下流になる。




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豊富な湧水源の白川に合流する阿蘇谷を流れてきた黒川



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二重の峠が見えてきた。




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駅舎が無くなった赤水駅、内牧駅も無くなっていた。




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在りし日の赤水駅




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内牧駅もこのようなレトロな雰囲気だった。
現在このような昔ながらの駅舎として残っているのは宮地駅になる。




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9時48分 阿蘇駅到着(1130円)
ここから隣の道の駅阿蘇にあるサイクルラック前で悠々と自転車を組み立てる。




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自転車の組み立てが終わったら道の駅阿蘇の中にある観光案内所へ




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道の駅阿蘇のサイトから無料でエントリーできる「とことん満喫阿蘇サイクリング」には無料駐車場が利用できる特典があるが、輪行者には便利な荷物の預かりサービスがスタートした。事前予約が基本だが当日でも空きがあれば対応可能、受付は館内の観光案内所にだから阿蘇の観光情報も仕入れることができる。
このプランには道の駅阿蘇のアイスの割引券や、阿蘇駅前にある「夢の湯温泉」の大浴場の割引券も付いているので、サイクリングが終わったらアイスを食べて汗を流すことで阿蘇ライドを完結できる。




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輪行する人に便利なのがサイクリスト専用の更衣室。ここでジャージに着替えて荷物を預け身軽になってサイクリングがスタートできる。リニューアルした別棟の冷暖房完備の快適なトイレ、飲用の水道、道の駅内には補給食・弁当、そして阿蘇の土産などサイクリング前後に必要なものはすべて揃っている。グループでお越しの方は「道の駅阿蘇のサイクルラック前に集合」としておけば、椅子テーブルもあるので待ち合わせには絶好の場所になる。




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阿蘇くまもと空港からは、JR肥後大津駅を15分おきにつなぐ予約不要で毎日無料で運行している「空港ライナー」が便利だ。ジャンボタクシーで現在はコロナの影響で定員は5名となっており、定員オーバーとなった際には応援便(10~15分)が手配される。輪行の方はフライトに合わせて予約すると優先乗車も可能とのことなので下記サイトから空港ライナーの時刻表を確認のこと。

空港ライナー
https://kukouliner.com/




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熊本駅から阿蘇駅まで輪行した感想として、自宅から自走して熊本駅から輪行を始めたので、自転車を輪行袋に入れる手間はあったが、車では味わえないちょっとした冒険旅行のようで単なる輪行ではなく「輪行旅」になった。阿蘇駅までの乗車時間は、普通列車で1時間38分、特急で1時間10分前後と距離の割には時間がかかるがスイッチバックがあるから仕方ない。通勤通学の人にはこの間やり過ごすか寝るしかないが、他所から来る人にとっては阿蘇の魅力のひとつになるだろう。
豊肥本線に乗らないと見えない新阿蘇大橋付近の光景は、熊本地震の遺構と復興の象徴であり、阿蘇ジオ・ライドとしてこの近くの震災の跡を案内してきた私たち2人には目に焼き付くようだった。この列車からの眺めはこれから阿蘇の観光スポットになるだろう。そしてサイクリストには阿蘇ジオ・ライドの新たなコースとして紹介していきたい。











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  1. 2020/09/08(火) 14:36:55|
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真夏の阿蘇を涼しく走る その2

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8月2回目の阿蘇満喫ライドは、悩んだ末に前回と同じコースが暑い夏はベストだろうと、回廊形式の熊本地震フィールドミュージアムの遺構である旧東海大学阿蘇キャンパスと、新阿蘇大橋の工事現場を見学するコースを取り入れて、10名募集のところオーバーブッキングで14名になった参加者をいつものガイドメンバー4人で案内してきた。

今回は九州各県から様々な脚力の方が来られて、早い方は退屈しないよう、そうでない方は完走してもらうように、先頭と最後尾が最長1kmほど離れた時もあったが大まか満足してもらえたようだった。早い方対策としては、最後の上りとなる吉田線のトンネルを過ぎて頂上までの日陰がない2.5kmを、上りが急になったらインターバルトレーニング的に、そっとスピードを増すことを繰り返した。後半の一番キツイところで脚を使うと走った気持ちになってもらえるだろうという作戦、10歳も20歳も若い人たちに歓迎の証は忘れてはいない。




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いつもは9時に道の駅阿蘇集合のところ、夏時間で1時間早めた結果、車で阿蘇に向かう途中に濃厚な雲海に遭遇することができた。参加された多くの方が神秘的な真夏の雲海に迎えられたようだった。




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ミルクロードから212号で下に降りると霧の世界となる。これが自転車だと爽やかな青空からダウンヒルで雲海の中に突入すると、サングラスもヘルメットもジャージも霧の湿気でビチャビチャに濡れてしまう。冬だとサングラスが凍って見えなくなることもある。雲海は眺めるだけでなく、自転車でこそ、その仕組みを体験することができる。




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続いて参加者が迎えられたのは、4年振りに阿蘇駅に姿を現した豪華寝台列車「ななつ星」だ。ミルクロードでは雲海見物の人の多さにびっくりだったがここも大賑わいだった。道の駅阿蘇のサイクルラック前に集まった頃、汽笛を鳴らして阿蘇駅を滑るように出ていった。




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ブリーフィング後、今回人数が多いので昼食がいつとれるか不明なため補給食を仕入れてスタートした。阿蘇駅前のローソンの右にある昔の登山道の西巌殿寺の参道から集落の中を通り、2か所の急坂でちょっと驚いてもらって、あそら食堂の横から坊中線に合流した。




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ご挨拶の短い急坂2本上って心拍上げると、そこから先は不思議と楽になるという、おもてなし。




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阿蘇坊釜から日陰の道になり快適




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青空の坊中線は適度の向かい風で今回も快適に上れた。




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赤水線を下りファームランドを過ぎて旧東海大学阿蘇キャンパスへ。
「記憶の廻廊」という熊本地震震災ミュージアムのこの遺構は、校舎の真下を断層が貫いており、断層の変位による建物への影響が分かりやすいという。





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ここでもマスクに検温




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ボランティアさんの案内をみなさん静かに聞いてもらった。この断層はカルデラの手前で止まっていたというのが定説だったが、校舎の真下を通って近くの集落を壊滅させ大観峰方面まで続いていたという。




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地表に現れた地震断層
校舎の先に阿蘇大橋があり地震で崩壊したが、その原因は山が崩れてその大量の土砂が原因とされていた。しかし、昨年4月に調査の結果、橋の真下に断層があり、地盤のずれにより右岸側から2m、左岸側から44cm、橋を両脇から圧縮するような力が働き、アーチ部が壊れて橋が落ちたと説明を聞いて知った。





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崩壊した阿蘇大橋の現場を見て、その下流600mに架橋されている新阿蘇大橋を見学。




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奥にあるのが長陽大橋、手前が来年3月に完成する新阿蘇大橋だ。




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長陽大橋側から見た新阿蘇大橋




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神楽の里公園でトイレ休憩したあと垂玉温泉の金龍の滝へ
かなり暑くなってきたので冷水の補給と身体を冷やすクールダウンに最適なところだ。




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最高!




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昼食を予定していた青風荘は案の定人が多く、今回の人数では無理なので自販機で飲み物だけの補給。ここから先に急坂が2カ所ある難所。




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坂を超えると日陰が無い牧野道を通り吉田線へ
吉田線は風が無く今回のコースで一番厳しいところだ。でも福岡や北九州方面から来られた方は、それでも大した暑さではなく走りやすいと言われていた。




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草千里到着
火の山トンネルからちょっと頑張ってみた。ニュー草千里で遅いランチ、でも私を含めて数名は阿部牧場のカフェのアイスやジェラートだけで補給、最後にマグナムサイズのコーラ300円で締める。ここから坊中線を下り阿蘇神社へ。




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門前町で休憩、ここから先に坂はない。
ほとんど全員が「ラ・ルーチェ」のレモネードと「たのや」は2人、桃子が1個だけあって幸運な1名とソフトクリームが1名、もう少し涼しくなったらシュークリームの季節か。




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最後は役犬原の湧水




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夏の阿蘇ライドの定番となった締めの水浴び




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あとは今日走ったことを思い出してゆっくりとサイクリング




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農道の突き当りの先が8月10日より宮地から移転した阿蘇警察署が見えてくると道の駅阿蘇は目の前だ。





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16時05分道の駅阿蘇へ到着、走行距離65km、獲得標高1260m。

今回のライドの途中毎回行っている清掃作業は草千里展望所、ここは人が多いのでタバコの吸い殻が多かったが、みなさんの協力で早く終わることができた。盆のこの時期、道路も混みあうので、道の駅阿蘇へゴールする時間を16時と決め、それに合わせたいと思っていたのでとても助かった。また、休憩のときや水場で話が盛り上がっていても切り上げて再スタートさせていただいた。

参加者の1人が火の山トンネルを過ぎたところで両足が攣ったため、道の駅阿蘇のスタッフに車で来てもらうことがあった。足攣りなのでしばらく休憩するとか、道の駅阿蘇へ行く阿蘇山西駅まで3~4キロなので歩いて行くという方法もあったが、あえて車で救助という初めてのこともサポートする側としていい経験になった。

こういうことがあると、2018年にセレクシオン南九州さんが玉名で開催された安藤隼人さんの「サイクル安全講習会」の必要性を強く感じた。落車や交通事故などアクシデントが発生してしまった場合のファーストエイドを座学と実習によって学ぶことだ。

自転車の安全確認からスタートして、ヘルメットの正しいかぶり方(上級者でも間違っている人が多い)、携行品リスト、落車リスクを減らすためのバランスの良い乗り方であるまっすぐ走る方法(意外と難しい)、や、落車してしまう時にとっさにとるべき姿勢など、レースによる事故の動画を見ながらより怪我のリスク減らすための気付きも多いはずだ。
自分の命を守る、メンバーを最善な方法で助けることは、現在のコロナによる社会的行事やサイクルイベントが少ない今こそ、サイクルスポーツの多様な学びとして絶好の機会ではないかと思う。

サイクル安全講習会
http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/blog-entry-1791.html



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  1. 2020/09/08(火) 13:48:26|
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無防備なサイクリストを守るプロテクター

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熊本地震で被災した豊肥本線の肥後大津~阿蘇駅間の工事が完了し全線開通したので輪行体験してきた。このことは後日レポートするが、菊池の自宅から熊本駅まで早朝自走した際に、車が急に飛び出して危ないと思ったことがあった。普段自転車に乗るときは車の少ない道ばかりだが、久し振りに交通量の多い道を走ると自転車の無防備さを強く感じた。

元ロードレーサーで現在は日本各地のサイクルアンバサダーや講習会など活躍されているシクロクロス日本代表チーム監督の三船雅彦さんが、見通しの悪い交差点で事故に遭い骨折や肺を損傷された。プライベートでも毎日半端ない距離を乗られ、ブルべでも驚異的な記録に挑戦されているサイクルスポーツを知り尽くしたあの三船さんが、事故に遭われたのである。事故の模様やリハビリのことなどポッドキャストで話された中に、車に当たって、かなり飛ばされ、背中から地面に落ちたため背骨側から肋骨が4本折れていたそうだ。激しく背中を打ち付けたのに、脊椎にはまったく損傷がなかったのは、リュックが衝撃を受け止めたのだろうと言われていた。

多分、三船さんのリュックは私のと同じドイターではないかと思う。このメーカーは脊椎を守る技術が搭載された転倒などの衝撃から脊椎を守る保護パッドとザツクが一体となっており、世界で初めて安全規格の認証を受けている。サイクリングの時はリュックは使わないものの、通勤等では事故を想定して中には何も入っていないにしても、背中を守るプレテクター入りのリュックは必要ではないかと三船さんの話と、早朝の熊本市内を走ってつくづく感じた。

昨日、朝練を終えた熊本のレジェンドが、自宅近くで急に右折してきた車にはねられる事故に遭われたことをフェイスブックで知った。幸い骨折はなく全身打撲と顔の擦過傷とのことだが、まだ新しいOGKのヘルメットの真っ二つに割れていた写真は事故の衝撃を物語っていた。事故後のレジェンドのコメントには「自転車は危険な乗り物ということを再認識し、皆さんも注意し過ぎるくらい気を付けて楽しみましょう」

製品安全協会と日本安全帽工業会では、ヘルメットは使っているうちに紫外線や汗によって衝撃吸収性が低下するため、その耐久性を考慮して有効期間を「購入後3年」と定めている。見た目は劣化していないように見えても、頭を守る衝撃吸収ライナーの材質は発泡スチロールである。また、頭にフィットするためのアジャスターは樹脂製であり、これで事故で跳ね飛ばされても頭をしっかりと守ることができる。発泡スチロールに薄いプラスチック、これでレジェンドは軽傷ですむことができた訳である。
それと、最も大事なことはヘルメットの正しいかぶり方だ。安藤隼人さんのサイクル安全講習会で学んだことは、参加者の多くが耳のところの紐が緩くて90度お辞儀をするとヘルメットがずれてしまい、せっかく高価なヘルメットをしていてもこれでは頭部を守ることはできないのである。

「注意し過ぎるくらい気を付けて楽しむ」ためには、もう一度振り返って考える安全な走行と、身を守るためのプロテクターの点検である。




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5日振りに五郎丸のブドウ畑に行ってきた。
台風のために慌てて収穫されていたら、そのまま手伝おうかとも考えながら、あんずの丘から五郎丸へ行った。近くに来ると「ゴー、ゴーッ」とうなり声のようなものが畑の方から聞こえていた。下に降りると古家夫妻の車も姿も見えず、ブドウを入れて運ぶ台車やコンテナが畑に散らばって、さも急いで畑を後にされたようだった。そして、轟音の原因は、はがれかけたビニールハウスだった。




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最初に収穫されたシャルドネの畑は無事だったが、あとで収穫されるシャルドネの2枚の畑のビニールハウスがはがれそうになって強風にためいていた。ハウスの中を見るとブドウは全部収穫されていたので一安心した。




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カベルネのハウスは無事でブドウは順調に育っているようだった。確か来月に収穫されるとお聞きしていたが、今から来る大型の台風に対して細い骨格のビニールハウスは貧弱に見えた。少しでも破れたらそこから風が吹き込み、あっという間にハウス全体が吹き飛ばされるのではないかと思った。ハウスはカラス対策だが強風に負けずブドウの房は残ってくれるのだろうか。




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家に帰って新聞を見ると五郎丸の古家さんの記事が載っていた。
飛ばされそうになっていたビニールハウスのシャルドネは昨日未明にナイトハーベストされていた。最初に収穫された畑では糖度が足らなかったが、昔からある2枚の畑では8月末の熊本ワインの糖度検査でナイトハーベストの基準に達し、熊本ワインの皆さんが来られて収穫されていた。2018年以来2年振りに五郎丸ナイトハーベストが誕生する。そして2022年、成長を見守ってきた五郎丸のシャルドネが、初代の吉里農園のナイトハーベストから、古家夫妻念願の五郎丸2代目「古家農園のナイトハーベスト」として誕生する。




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  1. 2020/09/02(水) 15:28:43|
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五郎丸収穫2日目と近日予定ライド

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今朝も五郎丸のブドウ畑ではシャルドネがコンテナに山積みされていた。
9時過ぎに収穫を終えたらコンテナを軽トラに積み、JAに運んでそこで待つ熊本ワインの方が糖度を計ると値段が決まり、菊鹿ワインを醸造するフードパルにある熊本ワインに運ばれていく。




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星が綺麗だったと古家さんの奥さん、
そういえばここには街灯がなく真っ暗、
夜空一杯に星が見えるのだろう。
菊鹿Chardonnayセクション五郎丸
名付けて「星空ハーベスト2020」




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五郎丸のシャルドネの丘の前にあるストラバのセグメント、あんずの丘の登りの「選抜ロード ゴール前」スタート地点、
距離 03km、上り 18m、平均勾配 4.9%
ここで毎朝、自分の記録に挑戦している。




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この看板が多分ゴール、
リーダボード1位の方は31秒
6位の白石真悟さんが33秒
私は今のスマホになって106回走って
ベスト記録は46秒




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熊本地震により通行不能となった国道57線の北側復旧ルートが今年の10月に開通する。
北側復旧ルートは阿蘇市赤水を起点として大津町引水までの延長13kmの自動車専用道路となり、熊本地震復興のシンボルのひとつと位置付けられている。なかでも難関工事だったのが二重峠トンネル、ここを開通前に自転車で走ろうというのが「ASO二重峠トンネルライド2020」だ。年内開催のサイクルイベントが軒並み中止、もしくは延期となっているなかで、九州在住者を対象に定員500名の大会は3日間で完売したという。

主催は阿蘇サイクルツーリズム学校コギダス、協力は阿蘇市、道の駅阿蘇を運営するASO田園空間博物館、熊本県サイクリング協会が、コロナ渦のなか二重峠トンネル開通前の一度だけの自転車で走るチャンスを提供する。私はスタッフとして駐車場の案内やスタート誘導を行い、スタート後は実走して参加者のサポートをする。





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孫と水遊びの中、毎月行っている阿蘇満喫モニターライドは、9月13日(日)と「ASO二重峠トンネルライド2020」の前日の26日(土)に予定している。トンネルライドは40kmと軽いライドになるので、参加される方は前日のモニターライド(70~80km)と合わせて参加されるのもいいかも知れない。こちらは近日中に道の駅阿蘇のサイトから募集を開始する。コロナ渦のため通常20名募集のところ9月も10名に縮小して行う。

8月29日(土)は熊本駅に7時30分くらいに集合して、熊本駅発8時10分の豊肥本線普通列車で輪行して阿蘇駅(9時48分着)からサイクリングをしようと思っている。私は菊池の自宅から自走して熊本駅へ、いつも満喫ライドで一緒に走る井上君は阿蘇から自走で熊本駅へ行き合流する予定だ。4年振りに開通した豊肥本線での輪行は、立野駅でのスイッチバック体験や、車窓から眺める阿蘇大橋崩壊の跡と新阿蘇大橋など列車から見る阿蘇の景色を楽しもうと思っている。一緒にと思う方がいらしたら熊本駅、もしくは阿蘇駅で気兼ねなくどうぞ、一緒に楽しみましょう。




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  1. 2020/08/26(水) 10:17:53|
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五郎丸の収穫

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朝もやの菊鹿ワイン五郎丸の畑。
年間通してここを訪ね、ブドウ栽培や成長を見るのが朝のサイクリングの日課となっている。今日から始まるシャルドネの収穫は月末まで続き、10月くらいからがカベルネの収穫になると言われ、新鮮なブドウの奥深い香りや美味しさのままの状態で搾汁するため、製造する熊本ワインの取り決めにより、収穫は朝9時30分までとされていることから、ヘッドライトを装着して収穫は夜中の12時からともお聞きしていた。




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収穫は南側の畑から始まっていた。
入口には投光器、軽トラの荷台には長時間の作業に必要な飲み物やお菓子、そしてその横にはコンテナに収穫されたばかりのシャルドが蒸れないよう大型の扇風機で風を送られていた。





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「食べてみらんですか」と、一粒頂いた。ワイン用ブドウの完熟したのは初めての経験だったが、食用に比べて小粒の割には大きな種が2個あり皮も厚い。しかし、甘味が濃くて爽やかな酸味も感じられた。五郎丸の畑は木野川沿いの山の南側斜面にあり、日当たりがいい割には朝夕は涼しく、朝もやの風景がここの第一印象だ。そのようなブドウに適した地形と、吉里さんから受け継がれた甥の家入さんご夫妻の愛情が特別なワインになるのだろう。





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また明日の朝、ご挨拶しよう・・・

このことが朝走れる理由でもある。




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今朝からカメラが変わった。
防水でタフなTG-6がジャージの右ポケットの定位置だ。
汗まみれでも、突然の雨でも、
水掛けはおろか、ドボンしても大丈夫、
老眼なので画質よりも迫力、
老脚なのでグラム単位の軽量化、
サイクリング用といっても最近は雪山スキー風や
自転車担いで登山的だったりで
普通のデジカメやスマホの圏外
耐衝撃、耐圧、防水機能の稀少なカメラで
シリーズとしてアップデートを重ねている信頼性
ブラックもあったけど、物忘れも多いので赤にした。




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  1. 2020/08/24(月) 14:40:48|
  2. こだわりの逸品
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盆の自遊亭

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どうしても自遊亭の料理を食べたくなって、電話で確認したら体温測定と入店者数の制限以外、通常営業とのことだったので実に数か月ぶりに行ってきた。例年、今の時期は帰省した家族グループで賑やかだが、コロナの影響で里帰りする人が少なく店にいる間客は数組だった。一人息子のコーヘイも書道家としてその道で就職したものの、食を扱う家業のため里帰りせず今年は会うことが出来なかった。




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菊池の居酒屋はコロナ渦によってどこも客が少ないようだ。
多分、田舎なので感染した時の世間体と、高齢の同居家族が多いため、感染させる怖さにより、行きたくてもいけないのが理由なのかも知れない。営業する店側はというと、田舎なので店から感染者を出しても自分たちが感染しても相当のダメージだと覚悟されているようだ。だから神経質なほど厳重に、国、県、市の要請を守って最近やっと店を開けたところが多いと聞く。しかし、このままでは感染には無関係でも終わってしまう店があるという現実を考えなくてはならないのではないだろうか。




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「アジのなめろう」
注文するとマスターの小気味よい包丁の音が調理場の奥から聞こえてくる。生姜やネギ、味噌に大葉にミョウガなど、細かく刻んで、叩いている。ルミちゃんが付け出しの料理を持ってくる。鯛のから揚げと煮物の二品。煮物に箸をつけると、友子さんのお母さんが盆のとき必ず作ってくれたタラと干しタケノコを思い出した。これだけでも自遊亭に来て良かったと、じわっと感動した。




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客が少ないと鮮度が限定される刺身の商売は難かしい。それよりマーケットにも売っていなくて、腕がものを言う「なめろう」は私にとってはすごく魅力的だし、店側は手間はかかるが客足の予測がつかない今はメニュのひとつにいいのかも知れない。酒が飲みたくなる料理というのも厳選した日本酒が揃う自遊亭ならではだ。



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「青菜炒め」はいつもの定番。中華の美味しさを極めた逸品で、青菜とキクラゲの薄い味付けと、絶妙な火加減による食感で庶民的な素材が大化けする。




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これも自遊亭の定番「タンドリーチキン」。
真夏のこの時期には、カレーのスパイスと、ヨーグルトのまったり感で、グッと旨味が引き締まるルミちゃんお手製の料理だ。
強炭酸と追加レモンのハイボールで決まり。



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「馬のヒモ肉焼き」
コロナ渦により、旅館やホテル、居酒屋で消費が激減した馬肉は流通が減って、ここ熊本・菊池でも稀少にさえなってしまった。
ヒモ肉は手頃な値段で馬特有の旨味が堪能できる部位で、おまけに低カロリーときており、これがメニュにあったら即注文しないと後悔する。




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締めに新メニュの「自遊亭のカレー」ご飯少な目。
ここでサラサラカレーは不要で、スパイシーも合わなく、具材もいらない。辛いなんてもってのほか、ココナッツミルクでもない。昔ながらのカレーに何か不思議な一手が加えられ、「飲んだあとにはこれだ!」と、納得のカレー2020。




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朝走るのは以前は5時スタートで1時間汗かいて家に着いたら速攻風呂に朝食だったが、時間がある最近は目覚めた時、6時前くらいが多いが静かにスタートして1時間20分、たまに2時間半走って、家に帰ってからもゆったりと構えている。





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朝は着る機会が少なくなったジャージで行くようにしている。そこで感じたのは昔のジャージは生地や作り方だろうか、何となく走りにくい。ゴワゴワして動き辛く涼しくない。その中で暑い今の時期に一番優秀なのがこのジャージ。ミラノの郊外にあるバッソの地元、ヴァーレーゼにあるサイクルショップで買ったチームジャージだ。鱗のような生地で肌にぴったりと張り付くが伸びがあり皮膚のような感触。汗の抜けが良く、乾きも早い。今持っているジャージの中で一番のお気に入りだ。これを買った時のブログがこれで2年前なのに実に懐かしい。http://kikuchinokoto.blog88.fc2.com/blog-entry-1826.html




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モノからコト、物欲はもういいから今年逃したジロは来年実現したい。しかし、コロナは終息しているだろうか、日本経済はどうなつているのだろうか、世界情勢の行方は、それより我が家は・・・ただはっきりしているのは、スタートラインにつくために、朝走ってジロの峠に備えること。この準備に早道はない。





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  1. 2020/08/17(月) 15:11:36|
  2. おすすめ食事処
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真夏の阿蘇を涼しく走る

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道の駅阿蘇や阿蘇駅周辺で例年清掃活動が行われる8月10日「道の日」の予定を、熊本地震によって不通になっていたJR豊肥線の肥後大津~阿蘇駅間の工事が終わり熊本から大分までの全線が8日に開通することに合わせて、清掃活動が7日に実施されることにから阿蘇満喫モニターライドもこの日に開催しスタート前に一緒に清掃活動を行った。(写真は道の駅阿蘇の新しいレストルーム 冷暖房完備で24時間利用可)

清掃後、小雨が降り出したが午前中に回復の予報だったので、しばらく待機して予定より30分遅れてスタートした。ライドに参加された3名の方と一緒に走ったのは、私と道の駅阿蘇の下城さん、それに阿蘇サイクルガイドで町古閑牧野組合のSho君19歳の3名で、天気が良さそうな南阿蘇方面へ向かった。スタート直後から雨に濡れ続けるのを避けるため時間調整を兼ねて自転車乗りには是非見て欲しいところへ立ち寄った。




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まずは阿蘇駅近くの精肉店のカルキさん宅に立ち寄り、自室のBarを見学、ちょっとだけギターの演奏をしてもらった。ここは自転車仲間と飲み会をしたりライブ演奏を聞いたりする秘密基地。目の前が酒屋、すぐ近くに「豆の木」という美味しいパン屋、格安で快適な一夜あ過ごせるゲストハウス、温泉、コインランドリー、それに馬刺しは塊で揃っている。

ストーブがあるが、阿蘇は6月と9月には10度近く冷え込む日があるので年間通して置いてある。暑いというのも今のうち、やがてアームカバーがアームウォーマーになり、ウィンドブレーカーが無いと坂が下れなくなるから。





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次にサイクリストに優しい「あそら食堂&カフェ」を見学。
朝7時からオープンの朝食が食べられる店で、阿蘇産コシヒカリを圧力釜で炊いた「玄米ごはん」と手作り味噌を使った味噌汁、それに阿蘇産の野菜など身体に優しい安心の店。自家製パンには玄米をそのまま混ぜた米粉パンの進化系、調味料は手作りの塩糀、醤油糀、熟成味噌、甘味はてん菜糖が使用されている。

店内はユースホステルを改装した店なので広くて解放感で密からほど遠く、グループでも1人でもゆっくり楽しめる。自転車の人にはうれしいドリンク休憩もOKで、フリーWi-Fi、充電も大丈夫な阿蘇ライドには貴重な食堂&カフェだ。

来店する人は、3時、4時に起きて車やバイクで早朝のドライブを楽しむ人が多いことから、朝からランチ風のニーズが高いため、サンド、カレー、から揚げ、コロッケがメインのセットメニュになっている。軽めが良ければ単品メニュの玄米おにぎり(2個200円)とみそ汁(150円)もおすすめだ。通常はオーナーのトモミさん1人で営業されているのでグループの場合は時間の余裕をもって来られるように。





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コースは道の駅阿蘇をスタートして坊中線で草千里方面に上り、途中で合流する赤水線を下って栃木線から149号で垂玉・地獄温泉に立ち寄り、吉田線の中腹に出て草千里に上るか、高森方面に下るか暑さと疲労度で判断する予定。走行距離は最短で45km、少し延ばして55km、65km、75kmで、獲得標高は1100mから1600m。コロナの影響によりみなさん外で走る機会は少ないと想定し、暑さによる体力の消耗など翌日に疲れを残さないよう頑張らずにゆっくり走るように心掛けた。

4日前に真夏の昼下がりに坊中線を走るとどんな感じがするのか試走をしてみた。多分、多くの人がここを真夏の昼間に走ることを尻込みしているように、猛暑での上りは厳しく、「まったく楽しくない」もしくは「気分が悪くなる前に引き返す」と考えていた。

ところが道の駅阿蘇から赤水線が合流する9.7kmで450m上る区間を実際に走ってみると、意外と快適で木陰の区間が終わり、開けた草原エリアになっても南からの向かい風が冷風扇のように心地よく、真夏の挫ける上りの追い風になって「これはいける」と、この日のコースにした。当日もあそら食堂から坊中線を走ってすぐに日陰に入ると、急に温度が下がりあまりの涼しさに参加された方はびっくりされていた。




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この日はミストのような濡れない雨と霧で向かい風はないが試走の時以上に涼しく、子牛の時期の草原には親子のあか牛が多く、気持ちの余裕もあってみなさん癒されているようだった。それにコロナの影響で車やバイクも少なくサイクリングに集中することもできた。

上っていると標高が高くになるにつれ「涼しい」が「涼し過ぎる」になっていた。参加された方は「8月の猛暑は覚悟の上」だったと思うが、気温を見るとなんと20度!まさかの驚きの展開に笑い声がずっと聞こえていた。

赤水線から気持ちのいいダウンヒルが楽しめるがこの日は霧で視界がなく残念だった。また、道路がウエットなので地震によるアスファルトのひび割れの修理箇所が濡れると滑りやすく危険なためゆっくり下るようにした。

下るうちにクーラーの部屋から出たようになり気温が徐々に上がって夏に戻っていった。トイレ休憩した神楽の里公園では30度くらいになっていたようだ。しかし、その先はすぐに日陰になり「涼しい!」、「気持ちいい!」という声がまた聞こえ、垂玉川の清涼感ある川の音も心地良さに拍車をかけた。




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神楽の里公園から3.2キロ上ると視界が開け滝の音が聞こえてきた。垂玉温泉に着いた。目の前の大滝の迫力。そう、これが見せたかった「金龍の滝」だ。




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岩の割れ目から流れ落ちる冷たい水でヘルメットのまま水浴び、次は温度計を持ってきて測ってみたい。




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ほとんど車が通らず観光客もいない迫力ある滝は自転車乗りにこそ楽しめる。滝の右側には赤茶けた筋があり岩から温泉が染み出していた。地震の前には創業当時から名物になっていた滝壺の露天風呂「滝の湯」があったはずだが今は無い。




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垂玉温泉といっても一軒の旅館があるだけだ。すぐ近くにはこちらも一軒だけの青風荘の地獄温泉があるが泉質が異なるため別の温泉となっている。ちょうど山口旅館のオーナーさんが来られていたのでお話することができた。

山口旅館は熊本地震で甚大な被害を受け現在も休館のままだが、地震で崩壊した道路や周辺の崖、河川工事などを終えたら明治19年創業の秘湯の宿が復活すると思っていた。しかし、自然環境や安全面の確保などにより、温泉・休憩・飲食・物販の立ち寄り湯の施設として来年の営業を目指されているそうだ。創業以来の垂玉の湯は湧出した。旅館は今後の楽しみとして、これからも自転車で時折訪ねて再建の様子を見守りたいと思っている。

明治40年(1907)、北原白秋、木下杢太郎、吉井勇、平野万里、与謝野鉄幹の五人が九州を旅し、その際に書かれた紀行文「五足の靴」に山口旅館に8月13日に宿泊した様子が記されている。
「後に滝の音面白き山を負ひ、右に切っ立ての岡を控え、左の谷川を流し、前はからりと明るく群山を見下し、遥かに有明の海が水平線にひかる。高く堅固な石垣の具合、黒く厳しい山門の様子、古めいた家の作り、辺の要害といひ如何見ても城郭である。天が下を震はせた昔の豪族の本陣らしい所に、一味の優しさを加えた趣がある。これが垂玉の湯である。名もいいが、じつに気に入った。」




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垂玉温泉「金龍の滝」は環境省認定平成の名水百選になっている。名前の由来は滝の周囲に鉄分を多く含む温泉が噴き出しており、温泉に含まれる鉄分が岩に付着し輝いて見え、特に夕方は夕陽に映えて金色の龍が天に昇っていくように見えることからこの名が付けられたという。




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山口旅館のすぐ上にある地獄温泉青風荘を訪ねると、左側に以前あった受付のプレハブはなく、案内看板の先には工事中の建物が数棟あり、見違えるようなコンクリートの建物が温泉の受付になっていた。隣にあるレストランが営業しているようなので受付に聞くと5月から営業しているとのこと、ならばとここで昼食することにした。




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お洒落なレストランでカレーセット(1320円)、鴨うどん(1650円)とあと2種類のランチメニュにあった。




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わたしは冷たい鴨うどんにした。出てきたのはこんな山奥でこのクオリティというもので抜群に美味しかった。特に何度もおかわりした「水」が素晴らしく上質で、もちろん水道水ではなく山水ゆえの甘さというかスルスルと飲める水だった。




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青風荘の上にある源泉付近では地下から温泉が沸々と湧出しまさに地獄温泉、ここは川の水と混ざり丁度いい湯加減になっていた。そしてこれから先が、真夏の道となった。




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吉田線に出て阿蘇山頂方面に行くことにした。理由は暑くて下界に降りたくない。涼しさを求めるなら上だ。気温は33度、ちょっと前は20度だったのに・・・




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上り始めるとすぐに涼しくなり火の山トンネルに向かった。
私たちはいつも見ているので普通の景色だが参加された方は阿蘇の眺めに感動されていた。




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車両が通ると轟音が響いて最も嫌なトンネルだが、夏は涼しくて別世界のように快適、生き返る3分間だった。このトンネルは暗いので前後のライトは最も明るい状態で点灯すること、視力に自信がない人はアイウェアは外したがいい。




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阿蘇山西駅へ
ここが火口から一番近い2km地点。阿蘇駅から往復する登山バスは、ちょっと前のインバンド全盛時には外国人で満席だったが、現在は一番の前のシートにくまもんが乗っているだけ。




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阿蘇山西駅から草千里展望所で景色を眺めて坊中線のダウンヒルを楽しんだ。行きには霧で視界がなかったので米塚を見てもらった。




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いこいの村、カップルズを過ぎて「護王さんの杉」へ。
「高森殿の杉」がパワースポットして有名のようだが、ここも密やかな存在感がある。




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阿蘇神社入口の地元で昔から人気の「たしろや」で万十を補給




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阿蘇の景色には驚かない私たちは阿蘇神社の楼門工事のビルのような巣屋根を最初に見たときはギョッとなった。しかし、元の楼門を知らない人は無反応、この日は後者だった。




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門前町で恒例の「ラ・ルーチェ」のレモネード炭酸割り300円。たっぷりのレモンが染みるライド後半一押しの飲み物だ。すぐ先にある「たのや」の前を通ると『桃子あります』の張り紙、思わず店に入ったが無念の売り切れだった。丸ごとの桃に種を取ったところにシュークリームというこの時期のスペシャルな逸品、800円と少しお高いが超限定品ゆえに食べないと後悔するモノからコトへの代表例。



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最後は威勢よく自噴する夏恒例の役犬原で水浴びして終了





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みなさんの体調と気候を考えてゆっくり走ったので少し物足らなかったかも知れないが現在の状況を考えると案内できるのはこのくらいの内容になる。コロナウイルスの感染拡大はご存じの通り地方にも及んでおり、刻々と変わる状況を見ながらではあるが、それぞれの居住地の移動制限の指示を従うことを前提に、新しい生活様式のもとで今後も阿蘇満喫モニターライドは開催の予定だ。阿蘇市ではサイクリストの受け入れについては特に条件を出されていないので、みなさんも黄色信号を念頭に安全に、健康的に、楽しく、あまり頑張らずに、そして小規模に阿蘇ライドに来られたと思う。燃え尽きたい人は早朝に産山や波野のアップダウンを3時間走れば気がおさまるだろうし、お腹一杯になるに違いない。




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道の駅阿蘇では阿蘇サイクリングをされる方を迎える「とことん満喫阿蘇サイクリング」というプランがある。こちらに申し込めば専用の無用駐車場や、8日に豊肥線が開通したこともあり輪行の方用に荷物無料預かりのサービスを提供するようになった。また、サイクリスト専用の更衣室も用意してあるので道の駅阿蘇をベースに阿蘇ライドを 『とことん』 楽しんでいただきたい。

「とことん満喫阿蘇サイクリング」
https://www.aso-denku.jp/recommend/2020/08/cycling321/





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  1. 2020/08/12(水) 15:46:19|
  2. ロードバイク
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真夏の昼下がりに走れるのか

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日陰がない阿蘇登山道の坊中線と吉田線を炎天下の真昼間に上ったらどうなるのか試してみた。
コースは道の駅阿蘇から坊中線を上り、赤水線・栃木線・149号で垂玉・地獄温泉に行き、吉田線の中腹に出て草千里に上る45km。獲得標高は1100mくらいの軽めのコースを頑張らずにゆっくりとサイクリングしてみた。

装備は疲労を押さえるため余計なものは外して軽量に、といってもいつもの装備にボトルも1本で地獄温泉の自販機で冷たい水分補給、3時間くらいの走行なので補給食は無し。最後は阿蘇駅近くの昔ながらの冷菓店のボンボンアイスでクールダウン。ウェアは半袖ジャージにアームカバーと下はレーパンだけでを露出した肌には日焼け止めを塗りたくり道の駅阿蘇を12時30分にスタート。気温は33度程で走りだすとすぐに汗が噴き出したが1km先からは木陰が続き、直射日光がないとこんなにも快適かというほど気持ち良かった。




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道の駅阿蘇から1.4km先にある「あそら食堂&カフェ」は元気にオープンしていた。
この店のメインは阿蘇産コシヒカリを圧力釜で炊いた「玄米ごはん」と手作り味噌を使った味噌汁、それに阿蘇山の野菜、自家製パンには玄米をそのまま混ぜてあり米粉パンの進化系、調味料は手作りの塩糀、醤油糀、熟成味噌、甘味はてん菜糖が使用されている。自転車の人にはうれしいドリンク休憩もOKで、フリーWi-Fi、充電も大丈夫だ。





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阿蘇には早朝に訪れる人が多いので、朝ごはんが食べられる7:00から営業の貴重な店。来店する人はバイクや車で走るために3時、4時起きしている人が多いために朝からランチ風の食事が好まれるという。よってセットメニュも、サンド、カレー、から揚げ、コロッケがメインになっている。軽めが良ければ単品メニュの玄米おにぎり(2個200円)とみそ汁(150円)もおすすめだ。

営業時間
平日  7:00~14:00
土日祝 7:00~12:00
定休日 水曜日





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いこいの村方面から合流する三叉路の手前から木陰はなくなり、これから先は暑くなると覚悟したら、適度の向かい風が吹いて思いのほか快適、普通は嫌になる向かい風だが今日は追い風になってくれて、ずっと冷風扇にあたっているようだった。草原には子牛の時期なのか親子のあか牛が多く、思わず癒される気持ちの余裕さえあった。





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馬も多くて、あの「ヒヒーン」という鳴き声や、気持ち良さそうに真横になって寝ている姿、やんちゃに走りまわる仔馬など阿蘇でも珍しい光景を眺めていると来てよかった思えた。それにコロナの影響で車やバイクも少なくて、静かな静かな坊中線だった。





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珍しくて涼しいといえば、道の駅阿蘇の隣に巨大な24時間利用できる冷暖房完備のトイレを主とする施設が完成した。多分、全国の道の駅に同じような施設が出来ていると思うがガラス張りで贅沢な造りが謎だが、多分インバウンドで日本中が溢れていた頃に東京オリンピックに合わせて外国人を想定して造られたのではと想像。指先でなくても触れるだけの自動ドア、赤ちゃん用・車いす用トイレは個別で、男女のトイレにはシニア、子供用などユニバーサルな使用で入口側全面ガラス張りは治安のためか。




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椅子テーブルはあるが飲食は不可




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もともとあったトイレの再利用検討中、自転車乗りは便利になると思う。




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坊中線から赤水線の前を通るダウンヒルが気持ちいい。
くまもと阿蘇カントリークラブが営業再開しており、レストランは外部からも利用できるようで人数が多い時の昼食場所にいいかも知れない。栃木線から149号に左折し神楽の里公園を過ぎると暑さを感じたが、すぐに木陰の上りになり涼しくて、地震や水害で傷んだ道路工事もほとんどが終わり見違えるようになってやがて地獄温泉に着いた。





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樹々が開けると目の前に垂玉温泉の金龍の滝の迫力は夏こそ旬のよう、流れ落ちる滝がミストとなって気持ちいい。





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しかし、垂玉温泉唯一の山口旅館は熊本地震以降未だ休館のままだが、まずは熊本地震で崩壊した周辺の崖や河川工事などを終え、明治19年創業の秘湯の宿の復活は来年を目標にされていると聞く。自転車で訪れることが可能ならば時折立ち寄って再建の様子を見守りたいと思っている。




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山口旅館のすぐ上にある地獄温泉清風荘を訪ねると、左側に以前あったプレハブの受付の建物が無く、案内看板を見ながら正面に進むと工事中の建物が数棟あり、立派なコンクリートの建物が温泉受付になっているようだった。




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コンクリートの建物の中は木造のお洒落な建物になって、テラス続きの隣には洒落たレストランの工事も進みオープンしたらエイドとして良さそうだった。ここの雰囲気と自販機の冷たい飲み物は極上品、接客も優しくてとても感じが良く、施設名は「カミオンヴィラージュ清風」に変わるらしい。





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ここから先はキツい上りが続くが見晴らしいい牧野が目の保養だ。





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吉田線に出ると流石に真夏の暑さを感じる。そして暗い火の山トンネルに入る前にライトを全開にホタルの用に点滅して前後の車両にアピールする。車両が通ると轟音が響いて最も嫌なトンネルだが、この日ばかりは涼しくて別世界のように快適、生き返る3分間だった。




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トンネルを過ぎると貸し切りの道のように静かで、上るにつれ涼しくなりも車もまばらな草千里では25度と汗がひんやりした。最後は坊中線のダウンヒルを思いっきり楽しんで今回とっておきのところへ。




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阿蘇駅手前の南冷菓店へ




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昔ながらの店内にはテーブルもあってかき氷も美味そう、でものボンボンアイスだ。





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おばちゃんから、
「どこから来たの?」、
「どこに行った?」、「暑くなかね?」など、
質問に10個答え100円のご馳走に頬ずりして真夏の阿蘇登山道と垂玉・地獄温泉の試走を終わった。

走行距離45km、実走3時間20分、平均速度13km、獲得標高1131m、
平均気温31度、坊中線の気温32~34度、地獄温泉付近27度~32度、吉田線28度~33度、草千里付近25度。

ゆっくり走ったので消耗はまったくなかった。坊中線の向かい風は冷風扇のようで快適だった。垂玉・地獄温泉から吉田線で火の山トンネルまで厳しい暑さを感じたが、風が抜けるトンネル内を通過する3分間は、走りながら体が冷却される不思議な回復力を感じた。止まってクールダウンとは違って、頭がシャキッとするような脳内ホルモンによる治癒・・・のようでもあった。今回のコースは起承転結があって面白く、次は一旦吉田線を下り日ノ尾を上って帰ってくるコースを走ろうかと思っている。あそこは日陰なので暑くなるほどいいはずだ。暑そうだからと尻込みしているともったいない。阿蘇は夏の次に秋はなく、初冬になるから。




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 --- 漂えど沈まず ---











  1. 2020/08/05(水) 10:56:57|
  2. ロードバイク
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前泊BBQ付き阿蘇ライド

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7月12日の第13回阿蘇満喫モニターライドは豪雨で中止、19日も前日の天気予報が降水率80%のため中止にした。梅雨の時期とはいえ月2回開催のライドの両方とも行えずエントリーされた方にはたいへん申し訳ないと思っていたところ、朝5時に雨が降った後は嘘のように天気が回復した。多少の雨ならプライベートで走ろうと前泊で来られたみなさんがいらしたので急きょ案内し梅雨の晴れ間に貴重なサイクリングを楽しむことができた。





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私を含めて山口、福岡、熊本から来られた5名の方が前泊した宿は道の駅阿蘇から車で5分(1.8km)のところにある「ゲストハウス阿蘇の森」だ。広い敷地には屋根付きのBBQハウスがあり、BBQ交流会に参加した地元ライダー5名を含めて賑やかで楽しい阿蘇の夜となった。




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私がゲストハウス阿蘇の森に泊まるのは今回で2回目、実際に利用して感じた自転車乗り目線としての感想を紹介したい。テラス付きの一軒家には洋室と2つの和室、リビング、浴室、2つの洗面所、ウォシュレットトイレ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、食器など普通の家にあるものは全て揃っている。




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ここまでは普通のゲストハウスだが、広い駐車場には2台のキャンピングトレーラーがありこれも宿泊施設になる。キャンピングトレーラーはキャンピングカーと違い車と切り離したベッドやトイレなどの設備を備えたもので移動は車にけん引されることになる。よって通常は家の敷地内などに停めて仕事部屋や書斎など家の一部として使うことができる。また、昨今の多発する災害時に備える移動できる家としての価値も高く、阿蘇では水害や地震、火山活動の影響を経験したことにより、今後の災害に備えるために家の横に停めてあるのをよく見かける。このようなことを視野に入れて宿泊してみるのもいいのかも知れない。





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そしてスペシャルなのが大きなBBQハウスだ。




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3区画に仕切られたBBQコーナーには薪や炭、食器も付いて、事前にお願いした食事時間に肉や野菜、ご飯、それに宿のお母さん手作りの汁物、漬物まで用意されるので飲み物だけ持ってくればあとは何もいらない。BBQハウス内にはトイレと着替えができる広い洗面所があるので食事のみの参加者やチェックイン・アウト前後の走行に有難い。またここにも洗濯機があるので、洗濯ネットや洗剤を持参すれば、輪行旅や連泊の合宿などに便利だ。





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地元肉屋さんから馬刺しを買って持ち込むことも出来る。また、ゲストハウスのオーナーさんの本業はトウモロコシ農家なので、注文しておけば生でも食べられるスィートコーンが抜群に美味しい。留守を預かる家族への土産に最適で私を含め利用した人のほとんどが買って帰る。




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ツール・ド・フランス開催を願うトリコロールはためくBBQハウスには階段があって、




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こんな素敵な展望スポットもある。
阿蘇山や外輪山を眺めて飲むコーヒーやビールは最高に美味しい。星空を眺めながらシングルモルトで乾杯、なんて特別な体験も可能だ。




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敷地内に2つ目のゲストハウスが建築中でもうすぐオープンする。真正面に大観峰が見える広いテラスは多目的な利用ができそうだ。部屋はトイレとシャワー付きの3室でリビング、キッチン、それに薪ストーブも置かれるので冬の楽しみも視野に入る。

ゲストハウス阿蘇の森
宿泊:1名3,500円~4,000円 新築棟1部屋10,000円(予定)
BBQ:3,000円~
住所:阿蘇市黒川225-2
TEL:0967-34-0865
携帯:090-3661-8171




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翌朝、阿蘇満喫モニターライドは前日中止にしていたが、天気が回復したので誰かいるかも知れないと道の駅阿蘇のサイクルラック前に行くと数名来られており、前泊組と合わせて9名でスタートした。午前中は大丈夫と思っていたら終日のサイクリング日和となり、みなさん雨を想定して携帯された大きく膨らんだジャージのポケットの雨具の出番はなかった。




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午前中は適度に心地よい風が吹いて実に快適なサイクリングで話もはずんだ。小嵐山の上りもなんのその、爽やかに草原を駆け抜けた。




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途中まで橋本君が車でサポートしてくれた。




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所々の道路の土砂崩れはすでに整備されていた。枝や小石など大雨の痕跡があったので下りは注意して走った。




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ランチは産山のやまなみハイウェイ沿いでゲストハウス阿蘇の森が経営されている「阿蘇の森」でスィートコーン入りのホットドッグを補給した。いつもは車やバイクの多いやまなみハイウェイだがこの日は天気予報を信じたせいか閑散としていた。




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ここにもゲストハウスと同じように屋根の上に展望スポットがある。




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ここもコギダスのサイクルステーションとなる。




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やまなみハイウェイを下って大蘇ダムまでのアップダウンではオチマサさんに遊んでもらった。この日は雨と道路状況を想定して太いタイヤのCXバイクで来られていたので飛車角落ちでちょうどよかった。




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うぶやま牧場でアイスの補給、このあたりから今年初めてのアスファルトの照り返しを感じる暑さになり真夏ライドの厳しさを思い出した。ボトルの水がすぐになくなるので梅雨明けまでには水を補給する「水場マップ」を作ろうと思った。




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町古閑牧野は涼しくて真夏でもおすすめの峠道だ。




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ここから日ノ尾峠の予定だったが時間も押していたので265号で阿蘇神社へ行った。




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途中に「阿蘇天然アイス」で身体の冷却
オーナーのお子さんがアレルギー体質で食に苦労したため、美味しくて安心して食べられるものをと、アイスのフレーバーにこだわり生まれたアイスレシピだそうだ。おすすめは阿蘇のブルーベリーアイス、柔らかいブルーベリーの食感がそのまま活かされている。




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遠雷が聞こえると思ったら今年初の入道雲だった。
先を急ごう。




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阿蘇神社の楼門の工事風景にみなさんびっくりされた。
ビルかと思うのは楼門を風雨から守り全天候型で工事をするための鉄骨の巣屋根である。
2023年12月まで高さ25mのベールに包まれる。




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前回来た時にはなかったが巣屋根の正面には崩壊前の楼門が描かれていた。




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ここから道の駅阿蘇へ帰る途中雨が降り出したが濡れる間もなくすぐに止んで清められたような気分だった。スタートからゴールまで予想に反して終日太陽に照らされ、参加者のまだ日焼け前の肌が艶々と光沢が出たようだった。




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今回のようなグループの自転車乗りの宿の選択肢には一般の観光客と違う条件がある。まず参加者を募集するため宿泊費が負担にならないリーズナブルであることが第一だ。そもそもサイクリングや合宿が目的なので施設のクォリテイは求めない。入浴はシャワーで十分で利用したいタイミングにサッパリできればいい。温泉に入りたければ近くに立ち寄り湯が可能なホテルや温泉施設もある。食事は四季の移ろい感じる繊細な会席料理よりもワイルドなBBQで旨い肉を食べたい。飲み物は冷えた缶ビールや紙コップで飲むワインや日本酒でいい。浴衣もはいらないしアメニティも不要だ。代わりに連泊する場合は洗濯機を使いたい。洗ったものはどこでもいいから風の当たるところで干したい。このような自転車乗りの利用条件を満たす施設のひとつとして「ゲストハウス阿蘇の森」はおすすめだ。

今回、天気の急変に対して参加された方はよく知る人ばかりではあるが臨機応変に開催し、走れば快適、行けば絶景、話せば愉快、終われば感動、と私が一番満足したのかも知れない。
同じように大満足したことが、星野村、北九州、下関、沖縄、台湾に遠征した際がそうだった。地元の自転車乗りの方に案内してもらい、迷うことなく定められた時間内に、その時一番条件のいいディープなコースを走ることができた。そのことが縁で相互交流することになり自転車を介したコミュニティに膨らんでいった。

阿蘇で出会ったサイクリストのコミュニティは繋がりが深く相互間の信頼も厚くなった。そして、家族や友人など自転車なしでも当地を訪ね親睦を深まって互いにリピーターになっている。私たちが取り組む次のステップは、サイクリストに自治体の枠は関係ないので、阿蘇だけにとどまらず境界線を乗り越えた上での他の地域と交流と連携を標榜する自転車活動をしていかなければならないことだろう。阿蘇という点だけではなく他の地域と線で結んでいくことが希求されているのでないかと思っている。




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  1. 2020/07/28(火) 08:51:18|
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2019年6月1日より道の駅阿蘇サイクルアドバイザーに就任しました。
菊池温泉と2012年から阿蘇内牧温泉で旅館業の傍ら、2007年からロードバイクとブログを同時に始めて多くの自転車乗りの方と接することができました。この経験を生かし阿蘇で楽しむサイクルスポーツの魅力を発信しています。

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